paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

3.11 その2

 

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請戸漁港にて

前回の続きです。

 

2011年は夏に、2020年は秋に訪れましたが、それ以外はGWに行っています。

 

その場の空気や雰囲気をできるだけ直接感じたいので、メインの交通手段バイク。前日の夜に出発し、9時ごろ「いわき」に到着。それから北上というルートを使います。

 

宿は福島か郡山に取り、内陸部と海岸部を連日往復します。これは毎年ほぼ決まったル-トなので、どのように風景が変化しているかがよくわかります。

 

この数年は復興にもスピ-ド感があり、力強ささえ感じます。もちろん手つかずのところも残っていますが、方向性が定まった感があるのでさらに加速されていくでしょう。

 

 

 

この変化を生で見たいという気持ちで福島を訪れるようになったのですが、この気持ちを絶対的にした出来事があります。

 

 

2012年のことです。海沿いの道を走っていると、遠くの内陸側に大きな建物が。近づいてみるとそれは学校でした。問題はその隣。校舎と同じ高さかそれ以上のがれきが積み上げられていたのです。まるで校舎がもう一つあるように見えました。

 

当時の豊間中学校です

paradoxrider.hatenablog.com

 

 

バイクを停めて近づこうとすると、校舎入り口近くの詰所にいた警備員から制止されたため外から見るにとどめましたが、ひどい有様でした。まともそうに見えるのはコンクリ-トの外壁だけ。窓や校内、屋外の付属物などは完全に破壊されていました。

 

警備員に聞いたところ、犠牲になった生徒はいなかったということで安心しましたが、これほどの力で押し寄せた津波で誰も亡くならなかったのは、よほど避難がうまくいったのかタイミングがよかったのか、はたまた強運だったのか。

 

それでも第2の生活の場ともいえる学校がこのように破壊の限りを尽くされたというのは、生徒たちにPTSD並みの傷を与えてしまったことでしょう。

 

何とも言えない気持ちでバイクに戻ろうとすると、近くに車が停車。2人の若い女性が降りてきて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校舎を背景に、ピースしながら並んで自撮り。

 

 

 

 

自分の髪の毛が逆立つのがわかりました。

 

こんな状況下でこんなことをする輩がいたのです。

 

 

腹立たしさ悲しさ情けなさ辛さ苦しさ情けなさ恥ずかしさもどかしさやるせなさ

 

たくさんの感情が一瞬で押し寄せてきたため、数秒間ではありますが思考が洗い流されてしまいました。そう、この津波のように。

 

怒鳴ろうとしましたが、思考が身体についてきません。「記念撮影」の後すぐ、彼女らはこちらも見ずにその場から撤収。

 

彼女たちにとってはこの震災は「イベント」、そしてアイコン的な被災地を巡るのは「アトラクション」だったのかもしれません。

 

爆発しそうな心を抑えられず、しばらく道端にうずくまって泣きました。

 

 

 

この年、あちこちで似たようなことを見てしまいました。そいつらの多くは SNS で情報を発信しているようです。この時から震災の情報が信用できなくなってしまいました。だって、あんな「ひとでなし」が振りまいているのですから。

 

こういうことがあったので、「自分の目で見て考えよう。そしてどの情報が正しいか見極めよう。思考誘導や手垢のついた言葉にはだまされんぞ。」と強く考えるようになり、福島詣でを続けています。

 

時々「今年はもういいかな」と思うこともありますが、実際に行ってみると毎年新しい景色や発見があります。今後も、力を取り戻しつつある人の力や町の力を見せてもらいに行くつもりです。

 

 

 

 

もう一つの出来事。これはうまく表現できないので、短く書きます。

あとは読んだ方の想像にお任せします。

 

 

2012年。更地にぽつんと小さなお地蔵さん。新しいものでした。その近くには大きなこいのぼり。でも見渡す限り家はありません。例年そこに寄ってお地蔵さんに手を合わせ、風になびくこいのぼりを見ながら一服するようになりました。

 

 

4回目にその地を訪れると、こいのぼりはありませんでした。

 

 

その意味を理解しました。

 

 

涙が止まりませんでした。

 

 

 

 

では。

3.11  その1

3.11の時期です。

 

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ある年の小高地区(がれき撤去後) 

 

この時期になると気持ちがざわつきます。今年もメディアがいろいろと特集を組んでいましたが、それを視る気にはなれません。

 

「まだつらいんだよ」と「がんばっているんだよ」の両極端にスポットライトを当てているため、どうしても報道機関の「視聴率」を意識したバイアスを感じてしまうからです。

 

 

10年前のこの時、私はひと仕事終えて同僚達のいる部屋に戻って来ると、みんなでテレビを囲んでひそひそ声でしゃべっていました。そこに映っていたのは燃える工場でした。

 

「なにか特撮映画でも観ているのかな?」と思って近くの人に聞くと、「なにか災害が起こったらしい」とのこと。しばらくすると津波警報が太平洋沿岸に出たので、見に行こうかなとも思ったのですが、あまりにも切迫した様子のニュ-スを見て「これはふざけている場合ではないな」と思い、その部屋を出て仕事を続けました。

 

勤務時間が終わり家に帰ってテレビをつけると、信じられない映像が次々と目に入ってきました。阪神淡路大震災と同じかそれ以上の災害が起こったことを夜になって初めて知り、一人でうろたえていたことを覚えています。

 

その後、震災・津波原発トラブルという情報が入り始め、東日本全体に被害が広がっているという事実がはっきりと認識できました。

 

この年も「東京モ-タ-サイクルショウ」に行くつもりでしたが、開催中止のためやむをえず5月に東京行きを延期。

 

東京に行ってみて驚きました。暗いのです、あの東京が。

 

上野駅なんかは印象として半分くらいの明るさしかありませんでした。普通の時なら「イギリスの駅みたいに落ち着いた照明で趣がある」と喜べたのですが、「電力供給不足だったため」という事実を突きつけられ、初めてこの災害の甚大さを実感させられたのです。

 

 

それまでも報道からこの事態の深刻さを「知って」いたのですが、実際は「わかって」いなかったのです。ちょうど夏に山形の友人宅に行く予定だったので、回り道をして現場近くに行ってみることにしました。

 

夏。R6を北上して福島県に向かいました。徐々に交通量が減り、先行車も後続車もいなくなり、対向車はバスばっかり。不思議に思ってすれ違いざまに乗っている人を見ると、防護服を着ている人たちでした。

 

「いかん、危ない所へむかっているのか」と思い、道端に停止。外に出てみて驚きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「音がしない」のです。

 

 

明騒音も、暗騒音も、何も。

 

 

ここは人が生活している/生活できるエリアではなかったのです。ふと道の反対側を見ると、コンビニが。この時初めて知りました、24時間営業のコンビニにもシャッタ-があることを。

 

尋常ではない人気の無さに怖くなって行く先を見ると、遠くの道の上に何かあるのが見えました。「人がいる!」と思いそちらまで車を走らせると・・・

 

 

警察車両のバスでした。う回路を聞こうと近づくと、あっという間にたくさんの機動隊員に囲まれてしまいました。どうやら泥棒、またはテロリストに間違われたようです。

 

誤解が解けた後、地図を見せながら丁寧に教えてくれましたが、他県からの応援警官だった(肩のワッペンが他県のもの)ためか、彼らも間違えていました。う回路に入るたびに通行止め。その都度警官に道を聞き、タイムロスをしながら何とか内陸に入ることができました。

 

この時に、震災と原発事故のダブルパンチがこの地に与えた被害の大きさが理解できました。

 

 

 

翌年。徐々に「復興」という言葉が使われ始めました。「そうか、復興が始まったか。どうなっているのか見に行こう。」と思い、GWは福島ツーリングに決定。

 

あちこちで工事が行われている中、県南部の海岸沿いの道を北上していた時のこと。

 

右側はダメ-ジを受けた防潮堤、左側は2m弱の高台でその向こうに丘がある所を走っていました。「防潮堤はあるからこのあたりは被害がなかったのだろう。この高台の上に家を建てていれば流されることも無かったろうになあ。」と思って走っていたのですが、どうも不自然さを感じてバイクを停め、その高台に上がってみると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一面、家の基礎。

 

 

まるで家の白骨のようでした。

 

ここに家があったのです。ここに人がいたのです。ここに「生活」があったのです。

 

身体が固まりました。動けませんでした。呼吸もできませんでした。

 

 

 

「復興」という希望の言葉が空々しく感じ、無性に腹が立ちました。

 

そんな言葉を使った報道機関に対して。

安易に信じ、「よかったね」と思った自分に対して。

 

 

 

北上を続けるに従ってそんな景色が増えてきました。次々に目に入ってくる想像もしていなかった景色に感情をコントロ-ルできず、知らないうちにヘルメットの中で大泣きしていました。

 

 

 

「何ができるわけでもない。自分にできるのはこの状況を直視し、咀嚼し、誰かに伝えることぐらいしかない。」

 

そう思ってこのツ-リングを続けながら、その一方で、復興を進めているのも事実なので、この先この地域がどう変わっていくのかというのも見届けるため、毎年ここへ来たいと思うようになりました。

 

今まで年に1回はこの地を訪れています。いろいろな変化が見られてとても興味深く思っています。毎回心を揺さぶられるのですが、次回はその中でも2つの出来事をお伝えします。

 

 

では。

Tiger Explorer トラブル備忘録 第1章 その1

 

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わたらせ渓谷鐵道 沢入駅

こちらは冬期間を脱出し、最低気温が2ケタという過ごしやすい気候になってきました。週末の土曜は買い物があったため車で外出しましたが、バイクで出かけなかったことが悔やまれます。

 

ついでにいつものラーメン屋(王王軒)に行った時のこと。ワタシの後ろに常連の老夫婦らしきペアがいました。食べている途中に旦那さんが

 

「あぁ、おいしいねぇ・・・・・」

 

と奥さんに言っているのが聞こえました。文字でしか表せないのが残念ですが、自分の正直な気持ちを心の底から相方に伝えているのが、その声のしみじみ具合からよく伝わってきました。

 

「客が店を作る」という言葉があります。あんな声でおいしさを伝える客が常連でいるなんて。そりゃ王王軒、美味しいわけだわ。

 

 

 

さて、Tiger Explorer のトラブル記録です。

 

2012 年 10月 に乗り始めました。今までこのブログに書いてきた通り、気持ちよい走りにすっかり心を奪われ、気温的にはツ-リング向きではない季節でも日帰りであちこち出かけていました。

 

桜が咲く頃には、夏にはこのバイクで北海道を走りたい!と思うようになり、ならばと身体を慣らすために走行距離を伸ばしている(約4000km)と、あることに気づきました。

 

 

「エンジン、うるさくね?」

 

 

もともと静かなエンジンではないのですが、4 月頃には気になるメカノイズが・・・

 

 

ペタペタカタカタペタペタペタペタカタペタカタペタカタカタカタペタペタペタ

 

 

という音がはっきりと聞こえ出したのです。

 

 

 

「この音、どっかで聞いたことがあるなぁ?」

と記憶を探っていたところ、脳内検索でヒットしました! タペット音です!

 

学生の頃、バイクサ-クルの友人が XT 125 (HONDA) に乗っていまして、その彼が「バルブクリアランスがしょっちゅう狂う。」とぼやきながら調整をしていたのを思い出したのです。

 

 

「いや-、あれから 30 年以上たってるし。現代のバイクは 4000km 程度ではそんなトラブルは起きんだろう」

 

と思ったのですが、念のためサークルOB会のメーリングリストで尋ねてみました。

結果、

 

「たかが走行距離4000km でタペット音? んなはずあるかい!」

「今の機械の精度はすごいぞ。甘く見るな。」

「外車ならフツ-だろ? 気にしたら負け。」

「耳鼻科へ行け。」

 

など、自分のバイクに関係が無いとみるやテキト-なことを言う方々が多数。

 

 

でもまあ、

・保証期間だから言わなきゃソン

・ワタシの見立てが正しいか確認したい

・北海道ツ-リングで不安を持ちたくない

という理由で、とりあえず赤男爵に持っていきました。

 

 

ワタシ:あの-、エンジンから気になる音がするんですが・・・

店 員:どんな音です?

ワタシ:タペット音みたいな、ペタペタカタカタ という音なんですが・・・。

店 員:ふうむ・・・(エンジン始動)・・・ 、あー、確かに。シムの手配をします 

    ので、届いたら連絡します。

 

 

ほらぁ、やっぱりぃ!

 

 

 

でも 4000 km ぐらいでシムの交換って・・・。

 

この日が外車トラブルの洗礼初体験になりました。

 

ここで気になる問題がひとつ。

 

 

 

部品はいつ来るんだ???

 

 

 

以下「その2」に続く。

 

では。

今年の夏ツーリング!

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名鉄 美濃駅跡

 

 

緊急事態宣言解除が延期になりましたね。まあ、感染者数が減った今だからこそ、徹底して感染予防をして抑え込むやり方はアリだと思います。

 

でも「2週間」というのは中途半端な気がしますね。この際だから3月いっぱいは宣言を継続し、年度が替わってから仕切り直しにした方がすっきりするのでは?

 

2週間後には何かあるんですかね?

 

あ、花見か・・・・。

我々の「桜を見る会」が引き起こす第4波、待ったなしですね(オイオイ)

 

 

 

国を挙げての活動自粛とワクチン接種開始のかいあって、少しは未来が明るくなってきています。このままいくとオリンピックは開催されるでしょう。ならば個人が旅行することに関しても、とやかく言われる筋合いはありません。

 

ということで、今年の夏は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道ツ-リング

 

に決めました。

 

 

宿も GoTo 再開を待たず、キッチリ予約完了です。

 

以前の GoToキャンペ-ンでは、割引があるからおトクといいつつも宿泊代を値上げしたホテルも多く、割引で恩恵を受けるより早めの予約の方がおトク度が増す可能性が高いとわかりました。ということで、今年に入ってからずっと宿を吟味していました。

 

まあ、走りたいル-トが例年とあまり変わらないので、結局 2018 年の時と大体同じ宿になりました。

 

「毎年同じところを走ってると、つまらないんじゃない?」と聞かれることもしばしば。でもそういうルートで走るからこそ得られる「楽しみ」というのもあるのです。

 

例えば

・未知のところではないので、余裕をもって楽しめる。

・所要時間がわかっているので、やりくりして大胆な寄り道ができる。

・道に迷う可能性が少ないので、タイムロスが防げる。

・同じ道を走り同じ所へ行くことによって、新しい発見ができたり変化に気づく。

・そもそも北海道ツーリングは飽きない。

などなど。

 

楽しみ方は人それぞれ。ワタシは毎回1つか2つは新しい立ち寄りポイントを加えていきますが、原則は同じ地域を走り、その風景や空気感を肌感覚として記憶にとどめていくというやり方です(福島ツ-リングも同じ)。なかなか味わい深いですよ。

 

泊地(お楽しみ企画)は

 

滝川松尾ジンギスカン本店でおいしい夕食)

稚内(最北探訪)

網走(超ド級の夕食)

中標津(近辺の景色を堪能)

釧路(スパカツと夕日を堪能)

帯広六花亭本店サクサクパイとインデアンカレ-を賞味、おむすびをゲット)

旭川(梅光軒のラーメン)

苫小牧(ウポポイ探訪のための前泊)

室蘭(ウポポイ探訪のための後泊)

函館(夜景堪能)

 

です。

 

いや-、書いてると期待が高まりますねぇ。

 

 

懸念することは、

 

・フェリ-が予約がとれるかどうか

 →とれなきゃ自走上等! 一番安価な方法だと割り切って頑張ります!

  体力つけとこ・・・。

 

・転勤していないか

 →年度末に転勤が決まれば・・・ツーリングは断念、かな・・・。

それだけは勘弁してつかぁさい!!!

 

・バイクが壊れないか

 →バイクがダメなら飛行機+レンタカ-。出発直前なら WRX STI 発進!

 

 

まあ心配事をあげつらっても仕方ありません。楽しいことだけを考えていきましょう。

 

長丁場になるので、その準備運動としてGWにツーリングをしています。今年も福島に行きます。

 

こちらの泊地は郡山(3泊)、土浦(1泊)、市原(1泊)、焼津(1泊)です。

これはこれで楽しみです。

 

 

 

さあ、暖かくなるのが楽しみだ!

さようならコロナ、こんにちはバイクシ-ズン!

 

となるのを期待しています。

 

 

がんばれファイザ-、アストラゼネカ!!!

 

 

ではまた。

観梅・・・

この数日、不気味なくらい暖かいです。暖房をかけることなく過ごしているのですが、全然問題ありません。2月から3月にかけてはもっと寒かったはずですが、今年は暖冬ですかね?

 

こんな時に限って外出を思う存分楽しめないとは・・・。皮肉なものです。

 

とはいえ、週末ぐらいは出かけたいという願望に打ち勝てず、週末に梅を見に行きました。ネット情報によれば「見頃」だそうで、早めに行けば人も少ないだろうと予想しての出動です。2週連続でバイクでお出かけをしたので、今回は車で。

 

 

暖かいうどんを腹に収めてから 7:00 に第1目的地の美郷(徳島県へ向けて発進です。国道を通りましたが交通量も少なく、ドライブにはサイコ-の状態でした。

 

10年15万キロ走った WRX STI は快調そのもので、思った通りに走り、曲がり、止まります。動力性能のレベルはバカ高いのに扱いにくいところは全くなく、長距離ドライブからお買い物、眼を▽にしてのワインディングから眼を*にしての市街地までそつなくこなす、まさに万能選手。欠点は・・・ちょっと食欲旺盛なくらいですかね。

 

 

気軽に楽しく走って美郷に到着。梅は・・・と・・・

 

 

 

 

 

 

3分咲き(OH・・・)

 

 

え”え”え”!見頃って言ってたじゃん!!

 

当然人は誰もおらず、無限のソ-シャルディスタンスでした・・・。

 

 

気を取り直して第2目的地阿川梅の里へ!

 

これは神山町というところにあり、地図では美郷から R193 を南下すれば行けそうです。では行ってみましょう。

 

山の中を走る典型的な田舎国道です。カーブが連続し、周囲には「ザ・日本の村」という景色が広がっていて、「走って楽しい、見て楽しい」という素敵なルートです。

 

 

 

が、

 

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It’s show time!

出ました、四国の3ケタ国道!いよいよ本領発揮です。

 

 

対向車に気を遣い、ペースダウンしながらぐんぐん標高を上げていきます。やがて路肩に雪がちらほらと・・・。行く先の山の上の方は真っ白・・・。

 

まあ山のてっぺんに行くわけではないし、と思い、先に進みます。

 

やがて法面が真っ白に・・・

 

まあ路面に雪がないなら大丈夫だろう、と思い、先に進みます。

 

やがて路面に積雪が・・・

 

まあ、全面積雪じゃなければ大丈夫だろう、と思い、先に進みます。

 

やがて路面が白(積雪)と黒(アイスバ-ン)のツートンに・・・

 

 

 

あ”、詰んだ・・・

 

写真の通り、1車線の道ですので転回はできません。狭い道で急カ-ブが多いため、バックで戻るのは非現実的。さらに4WDとはいえ冬用タイヤを履かせていません。この時「絶望」という2文字が頭の中で陽気にダンシング。

 

 

 

しかし、神はいたのです。数十メートル先の路肩が1mぐらい広くなっている!

 

 

とりあえずデフロックして少しずつ前に進み、そこまで行ってみました。路肩部分は土ですが、何とかなりそう。でもできるだけそこにはタイヤを落とさないように転回開始!cm単位で切り返し、10回を超える頃になんとか成功しました(汗)。放心状態で来た道を戻り、無事帰還を祝して一服。こういう時のタバコはうまい!

 

 

 

かといってこのまま帰るのはしゃくなので、R192 から K20 を南下して阿川梅の里を再び目指します。

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 途中の看板 なに?「アイドル」って? まさか「坂」だから?

 

 

今度こそ目的地に到着しましたが、ここも5分咲き程度かな。入り口付近は周囲の景色と相まってイイ感じでした。

 

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さあ、ここまで来たらもう一つ。勝浦へ。雛飾りが圧巻の「ビッグひなまつり」というのをやっていますが、今回はその西にある坂本地区へ行ってみます。ここでは家の前や畑の中に雛飾りを置いているため、散策しながら写真を撮るにはもってこいの場所なのです。例年来ているので、今年も楽しみにして行ったのですが・・・

 

今年はほとんど雛飾りがありませんでした。残念・・・。来年に期待しましょう。

 

 

 

さんざん走って満足したので帰路につきますが、途中でお買い物。以前徳島に来た時、ある和菓子屋に「コロッケまんじゅう」というお品書きが貼られているのを見ました。

 

「コロッケ+まんじゅう」??? 

たぶんまんじゅうの皮の中にコロッケの中身がはいっているのだろう、とも思ったのですが、和菓子屋が?? とずっと気になっていたので、店に寄って買いました。

 

で、出てきたのがこれ。

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まんまコロッケ。なーんだ、やっぱコロッケじゃんと思って一口食べると

 

 

 

 

 

 

 

 

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中は白あん!!!

予想のナナメ上を行きました。おそるべし、徳島・・・

 

2個食べてたっぷり糖分を摂取したため眠気も飛び、安全運転で帰宅しました。

 

 

次の週末は、「観梅チャレンジリベンジマッチ」をする予定です。

 

 

今回の走行距離:343.2km

 

 

 

ではまた。

Tiger Explorer トラブル備忘録 0

ノ-トパソコンが壊れました。今朝画面をのぞき込むと、一面グリ-ン・・・。以前のパソコンは一面赤紫になって昇天したので、色は違えど同じ道をたどってしまったようです。

 

・・・あ~あ、また出費か・・・

 

 

あれ、そういえば10年ほど前に買ったパソコンのモニタ-があるのでは・・・?

 

 

ありましたありました。納戸の奥から引っ張り出し、紙のようになっていた梱包用のビニ-ルテープをはがして箱から取り出すと、新品(当時)のモニタ-がこんにちわ。

 

さっそくつなげると、代替モニタ-としての役割としては十分すぎるほど、キレイに画面が出ました。よかったよかった、出費ナシで復旧完了です。

 

 

ノ-トパソコンは、本体かモニタ-かどちらかがやられると使い物にならなくなります。かといって修理すると高くつくので、結局は買い替えてしまいます。デジタル製品とはそういうものなのでしょうが、でもやっぱりモッタイナイ・・・。

 

そういうところは倹約して、バイクや車にお金をつぎ込みたいものです。来年あたり何か買おうかと画策中です。

 

 

 

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国道352号の洗い越し 水が少なかったのが残念

 

以前に述べたように、2012 年の秋に Triumph Tiger Explorer を購入しました。

 

デザインと立ち位置(対BMW-RGS!)にホレ込んだのが始まりです。それからというもの、このバイクについての情報を得るために雑誌やネットをくまなく探し、そこから得られた断片的な知識をもとにジグソ-パズルをつくりあげるがごとくバイクの全体像を想像していました。

 

そこに自分の期待(ツーリングが楽そう)と未知のジャンル(アドベンチャ-タイプ)に対する期待感を加えてひと煮立ちさせ、テンションを上げていったのです。

 

 

その一方で、身近に相談できる人がおらず、大学のバイクサ-クルOB会にはサプライズ狙いで秘密にしていたため、先達からの有益な情報があまり得られなかったことには引っ掛かりを感じていました。

 

 

先達からの有益な情報とは?

 

 

 

 

 

 

 

トラブル例です。

 

「私的バイク遍歴」で書いてきました通り、多少の情報は持っていました。でも実際のところ、

 

「トラブルが起こった時、どう対処したか」

「どの程度の深刻さのトラブルか」

「原因は何か」

「修理費用はどれぐらいかかったか」

 

などについての知識はほぼゼロ。メディアのインプレにもまず出て来ませんしね。

 

 

 

まあそれでも外車乗りの方々からは口々に

 

「大丈夫、ダイジョ~ブ!」

 

「気にしすぎだよ♬」

 

「どこで壊れても日本語は通じる!」

 

などと、問題の本質から外れた返事ばかり。やはり好き好んで外車に乗る連中は頭の回路がアレなんだろうな、と一人で納得していたものです。

 

 

結局「信頼性」と「魅力」の要素を頭の中で考えて考えて考えて考えて考えて考えて、一馬身の差で「魅力」の勝利となり、購入に至りました。

 

正直、買った後でも不安は残っていたのですが、店員の一声(私的バイク遍歴 11.14/11 参照)で気が楽になりました。

 

「壊れるかもしれない」と思うから不安になるのです。むしろ「壊れる!」と思っていた方が開き直れるってもんです。「よーし、トラブルどんとこい!」という心境になり、Tiger Explorer とのバイクライフが始まりました。

 

 

でも現実はキビシイ・・・。やはりトラブルは発生しました。エンジンや F フォークからのオイル漏れという経年劣化によるもの以外に、大きなトラブルを3つ経験してしまったのです。どれも「日頃のメンテナンスで対処」という生易しいものではありませんでした。今となったら「いい経験だった」と言えるのですが、当時は

 

 

「はぁ?」

 

と言いたいような心境でした。その内容については次の機会から紹介していきます。外車オ-ナ-になりたい方々、乞うご期待!

 

 

では。

お散歩ツーリング 2021/2/20

今日は一日中家でのんびり。たまにぽっかり穴が開いたような、何もすることがない、何もしたくない休日があります。24時間だらだら過ごす満足感と罪悪感をたっぷり味わいました。

 

で、スマホでネットニュ-スをたらたら見ていたのですが、森さんが会長を辞めてからコロナ関連のニュ-スが減ったように思えます。

 

あ・・・、(察し)

 

 

 

金曜日に天気を確認すると、土日は好天で気温も上がるとのこと。先週と同じようなので、今回もバイクで出かけましょう!前回は寝過ごしたので、目覚まし2連掛けで対策バッチリ。

 

で、土曜日。無事に早朝に起床。8時出発の予定で身支度。着ていくジャケットに悩みましたが、暖かさと汎用性でワークマンに決定。チンガ-ドっぽいフェイスマスクがあるため口から首にかけて暖かく、とてもいい仕事をしてくれます。背中の丈も長くなっていて風の巻き込みも皆無。こんな優れものが¥6000台なんて・・・。素晴らしすぎる!

 

下半身はデニムの上にゴールドウィンのオーバ-パンツをはきます。厳寒時なら防寒タイツをはきますが、最高気温が17℃らしいのでこれで十分でしょう。どうしても寒ければ、スピ-ドを下げればよいのです。

 

では発進しましょう。

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ロック解除 発進準備完了!

 

今日もタイガ-は元気です。そろそろ洗車をしてやらなければと思いつつ、つい走りに行ってしまいます。ごめんよぉ、また今度なぁ!

 

で、どこへ走りに行くかというと、「お買い物」です。以前エヴァマスクを買った(ちょっとおでかけ 2/7 参照)のは「白」と「グレ-」。

 

 

あ”、黒買ってない!!!

 

 

ということで、ソレを買いに。でも哀しいかな、Mac House はワタシの県にはありません。なので越県して買いに行きましょう!というのが今回の目的です。

 

目的地までの道のりは何度も走ったことがあるので地図は不要だし、気負うほどの距離でもないので気楽なものです。

 

そちら方面に行くには、時間短縮のためいつも裏道やう回路を通っていました。なので今回は数十年ぶりに幹線路をべったり走って行くことにしました。

 

結果・・・後悔しました。土曜日なので道は空いていると思ったのですが、あちこちでかなりの渋滞。そりゃあ街をつなぐ幹線国道がガラガラのはずはないですよね・・・。

 

それでも郊外地域を走っていると、いろいろな匂いがしてきました。1月はほとんど何も匂いません。寒いので匂いに気づかないのか、匂いの素が無いのかはわかりませんが、とにかく無臭です。でも暖かくなってくると、花の匂いから肥料の匂いまで漂ってきて「春だなぁ」と感じます。

 

いや、待てよ。まだ2月だぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

メータ-内の温度計を見ると「19.5℃」

 

梅を飛び越えて桜が咲くぞ・・・。

 

 

途中のトイレ休憩とか入れて、4時間で店に到着。最後の一品となっていた黒マスクのゲット完了!

 

 

 

さて、帰りますか。来た道を変えるのも芸がありませんし、またあの渋滞を走るのはメンドクサイので、いつも通る裏道&う回路を走ることにしましょう。

 

結果・・・快適でした。すいすい進みます。右車線を走る遅い車は道を譲ってくれるので、こちらもストレスフリ-。彼らの爪の垢を煎じずにそのままワタシの県のドライバ-に飲ませてやりたい気分です。ときどき四輪車が挑んできますが、「先に行かせてついていく」走法でやり過ごします。ネズミ捕り対策にも有効ですしね。

 

 

行きは4時間、帰りは2時間半でした。でもどちらも楽しめて走れたので満足です。

 

買ったマスクはこちら。

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NERVバージョン、コンプリ-ト! 

 

本日の走行距離:259.6km

 

来週は洗車かなぁ・・・

 

 

では、また。