今回はちょっと遠出して長崎へ行ってきました。四国の人間は、九州は隣なので近いと思いがちですが、長崎まで行くとなると信州まで行くよりも距離があるんですよねえ。
今回のウエアは気温差に対応するため、
アウター:R&R スリーシーズンジャケット(インナー無し)
インナー:ワークシャツ
アンダー:冷感長袖Tシャツ+ドライ半袖Tシャツ
ボトム:児島ジーンズ 23oz
で行く。あれ?これってほぼ 8 月の北海道ツーリングとほぼ同じですね。
ではそのスタートからです。どうぞ。
10/9-10
帰宅後 3 時間ほど寝てから 23 時に出発。夜を徹して走るのは 5 月以来なのでちょっと緊張する。しばらくはスピードを抑えて、心と体を慣らそう。
山陽道に入ってからペースアップ。時間には余裕をもたせているが、仮眠の時間が必要になるかもなので、覚醒している間に距離を稼いでおこう。どこかから金木犀の香りがする。待ちきれなかった秋が、ひょいと顔を覗かせたようだ。
下松SA まで一気に走る。九州に行く時はいつもここで給油と休憩をとることにしている。
九州へ向かう実感が湧く
今回は栄養補給も。気温が低く体が冷えたということもあり、ラーメンをいただく。おいしかったけど、値段の割に量が、なぁ・・・。
腹八分目とは言うけれど・・・
なぜキミがここにいる?
給油を済ませ、再び高速道路上へ。4 時過ぎに古河SA に入る。本当はもう少し先で休憩するつもりだったが、睡魔が忍び寄ってきたのでここで仮眠をとる。そんなに強い眠気ではなかったので眠れるかどうかわからなかったが、ものの数分で意識が飛んだ。
目覚めたら 5 時半。だいぶスッキリした。その覚醒を維持するために、1 本ヤっとくか(言い方!)。春の福島ツーリングでも、これをヤると眠気を感じる事はなくなった。気持ちの問題なのかもしれないが、私としては居眠り運転を避けられれば万々歳。
これで夜まで大丈夫
駐車場はほぼ満車
金立SAでラストストップ。
やっとここまで来た
給油時にスタンドの人と話をしたら、西へ行くのならこのまま高速に乗っているよりも佐賀大和か武雄北方で降りた方が、高速代が安いし到着時間もそう変わらないという情報を得た。ではそうしよう。武雄北方で降りる。
そこからは下道。R 498、204と走り継ぐ。これがまた良い道!幹線道路というものではなく、集落を結んで既に出来ていた道を国道に昇格したという感じで、一つ一つの街を丁寧に繋いでいる。なので道の形が地形にぴったりあっていて、走っていて楽しい。時間はかかるが、楽しめる時間が長いのでとても満足だ。地方の 3 ケタ国道、バンザイ!
途中で雨が降ってきた。降水確率は 40% だったので覚悟はしていた。20 分走ってもまだ止まなければカッパを着よう。すると 3 分ほどで止んで青空が見え始めた。え、これで終わり?ラッキーじゃん、このまま先へ進もう。
松浦の名前は今も残る
キリスト教弾圧で神父が火刑に処せられた場所
対岸に平戸城
平戸大橋
初めて見たので一袋購入
平戸大橋を渡る。前回走った時は確か有料だったはず。もう20年以上前の話だ。平戸島では R383を南下。途中で K60 にも入ったが、全行程で楽しめた。緩く優しいワインディングが続き、交通量も極少。遅い車がいても譲ってくれるので、ノーストレスで時間を忘れて楽しめた。
K19 に入る。この道を行くと、いよいよ今日の第一の目的地であり、今回のツーリングのメインの場所へ行く道が出てくる。行くぞ、車で行ける本土最西端 へ!ネットで調べると、バイクが小排気量のオフ車ならいいが大型車ではかなり厳しいとか、バイクでも対向車が来ると大変なことになるという記事が多かった。途中でUターンできる場所もないらしい。行くべきか行かざるべきか。ええい、行かずに後悔より行って後悔 だ。行ったれ行ったれ!
いざ、突撃!
お、おう、なかなかのハードな道だ。確かに普通のバイク乗りなら行かないほうがいいだろう。
・道幅は、軽自動車1台分
・路面は、舗装はしていますが、何か? と言わんばかりに、落石はあるわ木の枝は落ち放題だわ陥没はあるわで、前輪も後輪も暴れる
・木が生い茂っているのでコーナーの先は見えない。当然ミラーは無い
・ガードレールはないし谷側にも落ち葉が積もっているので、道の端っこは見えない。落ちたらオワリ
という道だ。
このあたりは序の口 この先路面が荒れ始めて写真を撮る余裕はなくなった
しかし昭和のバイク乗りなら、こんな道は何度も走ったことがあるはずだ。当時は山中の県道ならこんな道幅、こんな路面は珍しくはない。ワタシも GPZ900R でのツーリングで散々出くわした。そういう経験に鍛えられた身なので、簡単ではなかったが問題なく走破。終点の平戸最西端の地 にたどり着いた。
つ、着いたぞ(ゼイゼイ)
記念品、ゲット!
この場所の存在を初めて知った時、今まで本土最西端だった神崎鼻 のレゾンデートルが揺らぐのではないかと思った。ちょうど王位に就いたらいきなり兄の存在が明らかになって、その地位が奪われるみたいに。でも行ってみて、あ、これなら大丈夫だ と思った。それほどまでに辺鄙な場所にある。
私が着いた時には軽トラが10台ぐらい止まっていて、地元のボランティアが海岸のゴミ掃除をしていた。かなりの量のゴミが岸に打ち上げられており、それを集めたゴミ袋が次々に軽トラに積み込まれている。皆様方、ありがとうございます、お疲れ様です。そんな中で三脚を立てて碑とともに写真を撮る事は憚られるので、海と島の景色を満喫するに留めた。
沢山の人が作業中
あれ?もう少し時間が遅ければ、 この人たちが帰路につく十数台の軽トラを避けながらここまで来なくてはいけなかったのか?それは勘弁だ。時間的にも運が良かったな。
帰り際、1人のボランティアのおっちゃんに話しかけられた。走ってきたハードな道の途中に、手作りの階段をつけた展望台があると言う。どのぐらい走ったところにあるかと聞くと、バイクでなら 1 分ぐらいのところだと答えてくれた。ならば再び過酷な道と戦いながらちょっと立ち寄ってみるか。でもどこにも見当たらない。5 分ぐらい先に進むとようやく見つけた。おっちゃん、この道でここまで来るのは 1 分じゃ無理だよ と独り言を言いながら丘に登ると、絶景が広がっていた。うん、これは立ち寄ってみる価値はあったぞ。
立ち寄って正解だった
おっちゃんに感謝しながら写真を撮ってからバイクに戻ると、1台の軽トラが荷台にゴミを満載して猛スピードで駆け降りて行った。なんだ?WRCに軽自動車クラスってあったっけ?と思わせるくらいすごい走りだった。もう一度言おう。この道は
・道幅は、軽自動車1台分
・路面は、舗装はしていますが、何か? と、言わんばかりに落石はあるわ、木の枝は落ち放題だわ、陥没はあるわで、前輪も後輪も暴れる
・木が生い茂っているのでコーナーの先は見えない。当然、ミラーは無い
・ガードレールはないし、谷側にも落ち葉が積もっているので、道の端っこは見えない
という状態なのだ。ドアにとうふ店の文字はなかったはずだが・・・。彼らは長崎最強チームだったのかもしれない。そりゃあ 1 分あれば着くわな・・・・
K19 に戻って一安心。本土に戻る道はちょっと変えよう。
栄西の地 日本最古の茶畑がここにある
川内峠 に行ってみる。あれ?ここへはGPz900R で来たことあるぞ?平戸市街でちゃんぽんと皿うどんを食べてカスドースを買ってから、南下して川内峠で阿蘇のような景色を満喫してから最西端の何かを見たことを思い出した。今日のようなハードな道を走った記憶はないので、多分、最西端の漁港を見に行ったのだろう。30年以上前も同じようなことをやっていたのか。いや、30年以上経っても同じことをしているのか。 相変わらず、苦労してまでそんなバカなことをやっている自分が大好きだ。
昔もここで写真をとった気が・・・
その後本土に戻り、一般的な本土最西端である神崎鼻 へ行った。
駐車場はほぼ満車
心の中で
大丈夫、君の最西端の地位は問題ないよ
と伝えて安心させた。
モニュメントのところにバイク乗りがいたので写真を撮ってもらった。
モニュメントとともに
彼は 1 型の 750 カタナに油冷エンジンを乗せたりホイールを変えたりして、オリジナル部分はフレームだけという変態オリジナリティーの強いバイクに乗っている人だ。さっき私が行った車で行ける最西端 に行こうかどうか迷っていた。これだけの猛者だから大丈夫だろうと思い、行けますよと軽く答えてしまった。もしダメだったらすみません。あのライポジでは、ちょっとキツいかもしれないかな。
その後佐世保に戻り、フェリー乗り場の近くにある複合施設へハンバーガーを食べに行った(ヒカリ )。ちょうどキッズダンスのイベントがあって、子供たちやママたちで大賑わい。15時位だったが、その頃には気温がかなり高くなっていて、大汗をかきながらハンバーガーとアイスコーヒーをいただいた。これで佐世保バーガー を食べるというミッションもクリア。今回は順調に回れているな。
佐世保港
久しぶりの佐世保バーガー
では、ついでにもう1カ所行ってみよう。その前に GT の腹も満たせてやる。gogogsアプリで調べると安いスタンドがあった。そこはハイオクがなんと ¥156/L ! よっしゃよっしゃと思って満タンにしてみると、税抜き価格だった。税込みにすると ¥171/L 。なんだ他のGSより高いじゃん。いまだにこんな商売をしているところもあるんだな。
他のものでも税抜き価格を表示している店はまだ多い。あれ、何の意味があるんだろう?客からしてみれば、支払い金額がいくらかという方が問題なのに。表示の際は、まず税込み価格を前面に出して欲しい。
次の目的地は片島魚雷発射試験場跡 。バイクを駐めて見学に行く。このような遺構は風化されるまま放置されている。維持管理には大変な労力と費用がかかるだろうが、戦争は本当にあったのだという自覚を持たせ続けるためにも、このような施設は残し続けてほしいと思う。意味不明のバラマキや手厚過ぎる補助を減らせば何とかなるんじゃないの?
見学者がちらほら 若い女の子たちもいた なぜ?
16 時半を過ぎた。もう太陽の光が力を失いつつある。宿に行こう。いやその前に、晩飯を食っておきたいな。ようし、あそこへ行こう。R205、K142、R202 を走り継ぐ。ここも快走ロードだ。楽しみながら走り開店 10 分後に時代屋 に到着。すると駐車場はほぼ満車で、待っている人たちも多い。ダメ元で店に入ると、1人ならすぐ入れると言われて待ち時間 0。こういう時、ソロツーリングは便利だな。
開店間もないのにすでに満席
オーダーは決まっている。スペシャルレモンステーキ+セット+ご飯大盛り だ。今回は前回と違ってサラダがついていなかった。うーん、サラダがないとちょっと味がしつこいかな。ま、いいか、その分、肉の味を楽しめるんだから。しばし待って出てきたのがこちら。
ひたすら肉米肉米とかき込んでいった。うまいなあ。うまいんだけどちょっと甘すぎるかな。子供でも食べやすくしているのかもしれないが、舌に残る甘さがちょっと強すぎる。
また、ご飯や肉汁が熱いうちの方がよく馴染むと言われ、早めに肉の入った鉄板にご飯を入れるように言われたのは意外だった。前回はそんなこと言わなかったのにな。早く席を空けたかったのか?この混み具合だとしょうがないかもしれない。案内されたのは 6 人席で、1人で使うと客の回転は悪くなる。ちょっと急かされたた感じがしたのは否めない。次は他の店に行って食べ比べをしてみようと思う。
ご飯がかき氷のようになっている
見た目がちょっとアレだが、これがオススメの食べ方
途中のスーパーで飲み物を買って、HOTEL AZ 長崎波佐見店 にチェックイン。ベッドに横になると何度も足がつった。すぐさまペットボトルを2本を空にする。しばらくするとウソのように治った。やはり脱水症状になっていたのか。10 月だというのに今日は猛暑日一歩手前だったらしい。でもまあ雨に降られて新しく買ったカッパを試さなければならないよりはマシかな。贅沢を言ってたらバチが当たる。
後は買った柿を食べたりテレビを見たりして、ぜいたくなダラダラタイム。
今回の使用カメラ:SONY DSC-RX100M3
出発してからの走行距離:841.3km
さすがにちょっと腰に違和感はある
仮眠の後に飲んだモンエナのおかげか、全く眠くなかった。このやり方、やっぱり効くなあ。
つづく
次回は東京おでかけ編の続きをお伝えします。