paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

日本紀行 第30回 兵庫

いよいよ来ました、兵庫県。さて書くぞと勢い込んだら・・・写真がない! DVD に焼いていたはずなのだが見当たりません。手元に残っているデ-タは

 

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この時のだけ・・・。ということは今までにも写真が無かった県のはその DVD が入っているスピンドルの中にあるのでしょう。ちょっと探すのは大仕事になりそうなので、申し訳ありませんが今回も写真ナシで書かせていただきます。ついでに調べたところ今後の他のいくつかの県の写真データも当たりませんでした。

 

記憶には残っていますが、写真がないとあとから見て記憶がビビッドに戻るということができなくなります。  本腰入れて捜索を開始するか、どこかからひょっこり出てくる幸運に身を任せるか・・・。めんどくさがり屋のワタシは後者になりそうです。

 

 

愛想のないブログになりますが、想像の翼を広げて読んでいただければ幸いです。ではどうぞ。

 

とは言ってもこの県へ遊びに行きだしたのは大学を卒業してからです。それまでは帰省やツーリングの途中で通過する県でしかなかったのは他の県と同様。大学が関東だったので、わざわざ地元に近い関西圏をツーリングエリアにする気はありませんでした。

 

当時はまだ山陽道が全通しておらず、姫路バイパスや加古川バイパス、竜野バイパス、R2 などを走り継いていたものです。東へ向かって走るときは、早くも四国に近いこのあたりで時間と体力が削られることに相当イライラしたことを覚えています。特に夏はなおさらでした。その後瀬戸大橋や淡路鳴門海峡大橋の開通、山陽道の延伸が続き、そのストレスはなくなりました。

 

地元に戻ってからは、バイクで淡路島一周をしたり垂水のアウトレットモールに買い物に行ったりとかして兵庫の端っこへはよく訪れていましたが、兵庫の本陣「神戸」に行くようになったのはずっと後のこと。やっぱり「オシャレでシュッとしているブルジョアの街」というイメージが強かったため、田舎者を自覚するワタシは遊びに行くことに腰が引けていたのです。

 

 

そうこうしているうちに阪神・淡路大震災が起きました。地震発生時、ワタシはインフルエンザで唸っていましたがかなりの揺れで目が覚め、天井からぶら下がるライトが落ちやしないかと手で支え、揺れが収まるとホッとして再び夢の中へ。高熱のため時々目が覚めて点けっぱなしのテレビを見ると、そのたびに画面に映る死者数情報にぞっとしたことをはっきり覚えています。

 

この後の報道各社の取材姿勢を見て、ワタシのマスコミに対する不信感が確定しました。

 

 

神戸に行き始めたのはその数年後、復興が進んでからのことです。当時の相方が神戸によく行ってたので、それに付いて行ったのが始まりでした。行き始めた頃はまだ震災被害があちこちに残っており、そのリアルな姿は私が認識している常識からあまりにも程遠く、現実離れした光景にまるで映画のセットを見ているかのようにさえ感じました。

 

 

それ以来ちょくちょく行くようになりました。初めはおっかなびっくりで遊びに行っていたのですが、行くたびに印象は右肩上がりの急上昇。思った通りオシャレでバタ臭い街ではあったが、大阪の影響もあってかお好み焼きソースの香りが加わったような親しみやすさを感じました。このあたり、横浜とは違いますね。

 

それに味をしめ、数カ月に一度のペースで行くようになりました。交通手段はもっぱらバス(カワサキワ-ルドに行くときはさすがにバイクですが)。神戸行の路線には 4 社 が参入していて運賃が安く、パークアンドライドが充実していて余分なお金もかからないというのが一番の理由です。それをいいことに往復回数券を買ってもすぐになくなってしまうぐらいのピッチで遊びに行っていたものです。

 

 

現地では、湾内観光船(かなり揺れる!)で潜水艦を見学、南京町で食べ歩き、元町でショッピング、山の手では異人館を見ながら歩くというお決まりプランも出来上がり、夜はポートタワーあたりで夜景撮影をして一日を締めくくっていました。じっくり楽しみたければ泊数を増やし、大阪行きをプラスしたこともあります。

 

その中でもいちばん力を入れていたのはショッピング。他の地域に比べて紳士物の服の種類とサイズ揃えが豊富だと思います。ちょっとおしゃれな服を手に入れたいと思っても地元のデパ-トではサイズが合わない場合が多い上に、落ち着いた、年齢相応の服を買おうと思うと冗談のような値札が付いているものばかり。なのでそのテの服はすべて神戸で買っています。よく行く所は大丸神戸店モトコ-(元町高架下商店街)かな。特に後者では、掘り出し物や見たことのないものが売られていることが多いので外せません。駅から離れるにしたがってちょっと怪しい雰囲気になる所もワタシ好みです。 

 

「食」といえば「神戸牛!」と言いたいところですが、食べたことはありません。ちょっとお値段が・・・。ワタシの大好物は「そばめし」です。あのジャンク感がたまりません。神戸のオシャレな香りにソース味をぶっ込み一気に大阪側に引き戻すことで、田舎者に対して敷居を下げてくれる優しい奴なのです。他にはモトコー内とか駅近くとかにある小さな店に行くことも多いですね。シュッとした感のない店で食事をして、華やかさとのギャップを楽しんでいます。その後南京町で軽く食べ歩きをするのがルーティンですかね。

 

 

コロナ禍で足が遠のいたということとバイクや車でのお出かけが増えたことで、行くチャンスが減ってしまい、今では神戸(三宮?)とは少し距離をおいた間柄になっています。しばらくご無沙汰なのでそろそろ行きたいとは思っています。街歩きがメインなので、暑くなる前がいいかな。 6月あたりどうでしょう?

 

 

高校時代に行きたいと思っていた大学が兵庫(西宮)にあったのですが、諸般の事情によりそこへの進学は断念しました。なのでこの県はワタシにとって未だに「憧れが届かなかった県」なのです。そこへ敢えて行くのはリベンジという気持ちがあるのかもしれません。とは言ってもワタシが主に行っているのは神戸がほとんどなので、近い県ではありますがよく知っているとは言えません。なので他の地域、特に内陸側にバイクで行ってみたいと思っています。日帰りでも行けそうですしね。実行できたらブログに載せます。今度は写真付きで。

 

 

では。

 

補足

漫画うちのトコではの「夢の架け橋」では泣けました。ぜひご一読を。