実家の庭の沈丁花が香り立っています。
秋になる時の空気は、鼻から吸い込むと最後に奥のほうで「ひやっ」と感じます。今の時期の空気もまだ冷たいのですが、吸いきった空気の冷たさに身構えていると肩透かしを食らった気になります。
感じる温度と香りで季節の変わり目に気付く時期になりました。これからさらにずるずると春へ移っていくことでしょう。それを実感できることが楽しみです。
先週末、鉄ヲタの友人が来ました。目的は鉄道写真を撮ること。仕事が終わったあと夜行列車に乗り、岡山・香川で一日中撮影をしてから、ワタシの家に立ち寄ってくれました。仕事帰りに彼をピックアップして夕食を食べに行きましたが、彼の酒量の減少には驚きました。八代亜紀と同じ難病を患ったものの、奇跡の復活を遂げて以降自重したのと、体質が変わって「飲みたい」という気持ちも減ったそうです。健康のためにはいいことなのですが、「トシ、とったなあ」とも思います。まあワタシも喫煙本数が減ったので「トシ、とったなあ」と思いますが。
彼とは大学のバイクのツーリングクラブで一緒でした。当時の彼の愛車は GSX250L (ご存知?)で、後に CX CUSTOM (ご存知?x2)に変わりました。ちょっと切り口の違う人物で、ツーリングでも隊列から抜け出して行方不明になったかと思ったら、高速を走り先回りしてみんなを驚かせたり、借り切った筑波サーキットでみんなが目を三角にしてタイムを削っている中でひとりコースを使ってツーリングを楽しんだりするちょっとおかしい豪の者です。
卒業後は全く違う進路を進みましたが、ワタシが東京へ行く頻度が増えてからは連絡を取り合い、一緒に鉄道絡みのお出かけをするようになり現在に至っています。
夕食の場では昔話( 40 年前! )やお互いの近況、カメラの話などなどの話に花を咲かせ、その夜はワタシん家に泊。翌日は WRXSTI を使ってお出かけです。
3/2
8:00 出発なのにいつものように 5:00 起床。年寄りの朝は早い。パソコンで遊んで時間を過ごし 1 F へ降りてみると友人もスタンバイOK 状態。さらには使った布団をきっちり畳んでいたというおまけ付き。大胆な性格だが細かいことにも気を配れるという、理想の上司のような人間だ。病気さえしなければもっと上に進めたのにと思うが、本人は「鉄道を見に行く時間が減るから昇進にはあまり興味がない」とおっしゃる。さすが鉄分過多の人間、言うことが違う。
まずは香川の正しい朝食、うどんを食べに行ってから
では鉄分摂取の行程スタ-ト。本日の彼の主な目的は、取り損ねていだ駅のデジタルスタンプを集めること。おもしろそうなので私が運転手を買って出たというわけ。
最初の目的地は多度津駅。ここでは出発前の特別列車ロイヤルエクスプレスを拝謁。友人はもうさんざん見ているが、ついでなので。
今日のうちに松山から飛行機で帰るというので、ちょくちょく駅に寄りながら西に向かって走る。まずは 1 年に 2 日のみ営業の津島ノ宮駅、
ちょっと寄り道して観音寺の銭形、
ここでは四国鉄道文化館に寄ってみた。新幹線の生みの親と言われる十河信二氏の故郷だけあって、地方の割には立派な施設である。
その後、車内でおしゃべりを続けながら壬生川駅、松山駅、伊予駅と回り、ミッションコンプリート。といってもデジタルスタンプは駅舎まで行く必要がないので楽勝だったのだが。
昼食をとっていなかったので、早めの夕食を松山分校でラーメン(写真撮り忘れ)。久しぶりに食べたが美味しかった。ここのは久留米とんこつラーメンなのだが臭みはなくするするいけるし、高菜を投入してスープにムチを入れながら食べると、美味しさにブーストがかかる。美味しゅうございました。
満足してから松山空港へ。めったに乗らない飛行機、LCC、深夜到着という三重苦のプレッシャーを感じて緊張しているようだったので、大丈夫、もし何かあっても日本語は通じる! と無責任なアドバイスを贈り、5 月に上京した時に会う約束をして別れた。
帰りにホビーオフに寄るがボウズ。この店に来るのは久しぶりなので期待していたのに手ぶらで帰ることになった上に、このあとの松山市内は大渋滞。下道で帰るつもりだったのだが、早々に心が折れ、19 時過ぎに川内 IC から高速に乗り、無事帰宅。
本日の走行距離: 401.6km
では。