paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

旅行に行って思うこと

2 月・・・、秒で終わった感じです。

「寒いなあ、早く暖かくならないかなあ」という現状否定

+特に何も忙しくないが年度末が近いので気ばかりが焦る

+実際、日数が短い

という相乗効果によるものなのでしょう。だからというわけではないのですが、結局先月は一度もバイクに乗らずじまいでした。もしかしたらチェーン、錆びてるかも。次の週末は動かしてやりましょう。お散歩ツーリングになるかな。

 

そんな短い月だったのですが、お出かけは派手でした。それもこれも 3 連休が 2 回もあったからです。そんなオイシイ時に家でじっとしていられるはずがありません。北海道へ行ってから 1 週空けて次は東京へ行くというフットワ-クの軽さは周囲から 「バカ?」「元気だねえ」「ヒマなの?」 賞賛を受けています。おかげで財布も軽くなりましたが、 2 回とも行ってよかったと思えるものでした。その時のレポートは過去ブログをご覧ください。

 

移動手段が異なると感じることも違います。なので、こうやって飛行機で行くと、バイクやクルマを使っての旅行とはまた一味違う物の見方をしているように思えるのです。なので今回は2回の遠出中に見たことや感じたこと、思いついたことについて、つらつらと述べてみます。どーでもいい個人的な見方や考え方になっていると思いますが、何卒ご容赦の程を。

 

 

・飛行機の客室持ち込み荷物について

以前よりキャリーケースを機内へ持ち込む人が増えたように思います。到着後、 回転寿司 ベルトコンベアでの荷物待ちが嫌だからでしょうか。でもそのおかげで他の客がヘッドビンを使おうとしてもスペースが足りないというシーンをよく見かけました。コロナの時なら搭乗客が少なかったので問題なかったのですが、現在のように旅行客が戻り満席近い状態だと荷物収納で困る人も増えています。CA さんは他の席の収容棚に入れるように案内してくれますが、それがイヤな人もいるでしょうね。なので今の状況が続くとキャリーケースの機内持ち込みは NG になるかもしれません。コワレモノや精密機械が入っている場合以外は、預け入れをしてほしいなあ。

 

 

・親子の態度

あくまでもワタシの経験ですが、欧米人の子供が騒いでいるのを見たことがありません。街や店の中、公共交通機関で大声を出しているのはアジア系(日本人を含む)がほとんどです。これは良し悪しの問題ではなく、しつけに対する考えの違いでしょう。例えば日英比較では

日本人:犬と子供はかわいいから可愛がる

英国人:犬と子供は何をしでかすかわからないのできっちり躾ける 

という違いがあると聞いたことがあります。

 

また、親の態度も違います。おとなしい子どもは常に親がかまっています。そうすることで親が行動のイニシアチブをとり、子どもの暴走を防ぐ効果があるのでしょう。ほとんどの欧米人家族はこのパターンですね。日本人を始めとする、親の意識が子供から離れスマホに向かっているところの子どもは、たいていうるさいです。そりゃかまってくれないんだから騒ぎますよね。

 

文化の違いによるものでしょうが、騒ぐ子供とほったらかしの親は、欧米人の目にはどう映っているんでしょうねえ・・・。馬鹿にされているような気がしないでもありません。

 

 

・気温の感じ方

今回の札幌の気温は高くても 4 ℃。ワタシの地元に比べると十分以上に寒いのですが、太陽が出ているとあまり寒さは感じませんでした。地下道は暖かいくらいだし、雪まつり中は歩き回っているので汗がにじむほど。天気が不安定だった開拓の村での撮影においてさえ手袋やマフラー要らずで済みました。おかしいですね、氷点下の時間がほとんどだったはずなのですが。いかにも「寒そう」な、「寒々とした」景色を見ることはなかったので、実際の気温より、目に見える景色の情報で温度を認識(誤解?)する方が優先されるのかも。

 

「重ね着」で細かい温度調整をする寒さ対策をしていたのですが、2 月であるにも関わらずいい汗をかきました。 8 月に続いて今回の北海道旅行でも気温にやられる結果となってしまったので、 8 月の北海道ツーリングの時にはいつもの北海道に戻っておいて欲しいと切に願います。



 

 

・他人との会話

旅先での会話が充実していたのは大満足です。ワタシの旅の一番の目的は、気づかないでいたことに気づくこと。美味しいものを食べる、綺麗な景色を見る、ただそれだけであればあまり価値を感じません。それで自分の心がどう動いたのかというのが大切なのです。心が動かされるのは人との会話がトリガーになることが多いので、言葉が通じない場所には、わざわざカネと時間を使っていこうとは思えません。世界を旅するのもいいとは思いますが、ワタシは国内の同じところでも何度も行って、人と話しいろいろ考える機会を得ることを重視します。スタンプラリーをしているわけではないので、1 回行ってはい終わりで済ませる気はありません。同じ場所でも行くたびにその土地の人と話し、何かを発見し、前回よりも深くその土地に思いを寄せる、それができた時の気分はまた格別なのです。

 

 

・体調

この数年、少し変化が出てきました。といっても良い方にではありませんが。飛行機が高度を下げた時の気圧変化で耳がおかしくなってもなかなか治らないし、酔うんじゃないかと不安になったりしす。なので最近では搭乗までの 5 時間以内の食事は控える、酔い止めや飴の準備しておく、ゆったりとした服を着るなどの対策をするようになりました。今はうまく対応できていますが、それが難しくなった時が旅行の控えどきだろうと思っています。制約や不安が多い旅行なんてストレスのもとですから。さて、あと何年空の旅が楽しめるかな。

 

 

・カメラ

以前のブログでカメラの買い替えを考えていることを書きましたが、どうもそれが D750 の耳に入ったらしく、今回の 2 回の旅行で使ったら、いい絵を吐き出すこと!まるで別れ話の気配に気付いて一生懸命尽くす恋人のよう。こういうのに弱いんですよ、ワタシは。ミラーレスなら必要のないレンズのピント調整にうんざりしかけていたのですが、性能やハンドリングには不満はないので、当分使うとしましようか。でもダメだと分かったらすぐに買い替えるからな! 聞こえてるか、 D750 !

 

DSC-RX100Ⅲ も長い間一眼レフのサブカメラ、お出かけやツーリング時のメインカメラとして酷使されてきたので傷が目立ってきました。ぼちぼち買い換えようかと価格を見るとワタシが買った時の倍近い価格に! どうして 5 年前の旧型カメラがこんなに値上がりするのでしょう???

 

コロナ禍後、「機能や材料をレベルアップしたから価格を上げる」というより「高くしても売れるから価格を上げる」という、安易な方法で儲けを取り戻そうとするどこぞのインバウン丼のような売り方をしている商品が目立ちます。そんな方法だと、一般人にそっぽを向かれた結果先細りになった市場が価格競争で新興国に持っていかれるかもしれないのに。

 

日本の工業の先行きがかなり心配になりました。

 

 

・・・思いつくまま気の向くまま書いてみました。普段の生活では仕事や日々のことを考えることで頭がいっぱいになってしまうのですが、その必要が無い「旅行」というハレの場においては思考までが自由になるようで、ついついそれで遊んでしまいます。でもこんな風に頭を使うことで気が紛れてリラックスできたり、事象に対する視点の幅や深さが増すように感じています。ワタシが旅行に行く一番の理由は、この感覚を味わうためです。60 近いオッサンの考えとしては少々青臭いかもしれませんが、まあそれは「気が若い」ということで・・・。

 

 

今のところ 11 月までの予定はすべて組み終わりました。次の旅行は 3月下旬、例年通りの東京モータ-サイクルショ-観覧と桜撮影の豪華二本立て。今から楽しみでしょうがありません。

 

 

では。