暑い日が続いています。でも腹立たしいくらいの快晴なので、先週の土曜日には GT の慣らし運転第 3 弾を行おうと思っていました、金曜の夜までは。
すぐに出発できるようにメッシュジャケット、ジーンズ、上下の冷感アンダーウエアをベッドの横に置いて寝たのですが、起きたのが 7:00 。すでに暑い! ワタシの市内では、熱中症が危険レベルになっているではないですかっ!
やめとこ。
慣らし運転ツーリングは来週に持ち越すことにしたので、この週末は久しぶりの2日間ステイホームとなってしまいました。それでも日曜には知人が訪ねてきて数時間にもわたる歓談を楽しみ、充実感を感じることができて満足です。やっぱり「話す」という行動は退屈さを紛らわせ脳の活性化を促すいい手段なんだなあと思いました。老人でも、家族と一緒に暮らす家からホームに移ると、一発でボケる人がいますしね(ワタシの祖母)。
今後も「話す」ことは意識して続けていこうと思っています。まあワタシの仕事は半分以上が「しゃべる」仕事なので平日の日中は大丈夫かな? それ以外は siri さんとちょっとイカした茶飲み話でもしましょうかね。
では 3 日めです。
5:00 起床。前日は一日中クルマに揺られていたのだが疲れはない。でもずっとしゃべっていたのでちょっと喉がいがらっぽい。以前なら助手席でちょくちょく夢の世界に入っていたのだが、今回はずっとステイアップ。特に頑張ったつもりはないのだが。
いつものようにストレッチをして身体を揺り起こす。6:30 にフロント集合だったので、テレビを見たり煙草を吸ったりして朝の優雅な時間を過ごし、 待たせちゃ悪いので 10 分前には 1F へ。すると友人はすでにスタンバイ。聞けば「朝練」と称してひと撮影済ませてきたという。「その情熱、仕事にも活かしてるか?」とは聞かないのがオトナの作法。
この日も鉄道写真撮影行脚。まずはホテルから数分の踏切へ。すぐ近くの松阪駅を始発とする列車がターゲットだというが何だろう? と思っていると、程なく通過。
魚の行商人専用のラッピング車両「伊勢志摩お魚図鑑」というらしい。以前は「鮮魚列車」という専用列車があったのだが、需要の減少のため廃止されてこの車両に替わったそうだ。派手なイベントやコラボの列車だけでなく、ここならではのラッピング車両も撮らせてくれるとは。テツヲタの度量の深さを思い知った。
さて、冒険を続けよう。松坂から伊勢に向かうが参拝はパス。車内での神宮のネタ話をもって参拝に代えさせてもらった。このクソ暑い中たくさんの人に混じって外宮と内宮を回るのは御免こうむる 時間がなかったからだ。アマテラス様、素通りしてゴメンナサイ。今度改めてお参りさせていただくので、バチは当てないでね。
で、鳥羽駅まで行ってみる。ここは JR と近鉄の駅が線路を挟んで立っているが、格差がすごい。近鉄が立派でキレイなのに対して、JR のときたら・・・。
人通りも殆ど無い。便数や運賃が近鉄に比べると圧倒的に不利だから利用者も少ないのだろうが、改善する様子もなく、まるで「近鉄さん、任せた!」と言っているよう。 JR 東海はあまり在来線に力を入れていないとは聞いていたが、それを目の当たりにした気分になった。
こういうのが JR の赤字の原因なのだろう。国鉄時代からある都市間路線なので、利用者が少なくても周辺住民たちの反対のため廃線にするのは難しく、今後も利用者が少ないまま細々と営業を続け、最後は代替バスの運行になるのかな。ヨソ者としては「赤字続きならやめりゃいいのに」と思うが、その理屈で言うと JR 四国は全滅してしまう。うーむ、やっぱりそれは困るな。
どうするJR
後戻りして R368 を通って
名松線を見て
津を通って高速に乗り、
を写真に収めて全てのミッションをクリア。東名から圏央道を通って埼玉へ戻る。帰りに友人宅で夕食をごちそうになったのだが、一品目のインパクトがあまりにも強すぎて、他に何を食べたか全く覚えていないのが驚きでもあり残念でもあり。まさかアルツィーが始まったのか?(ガクブル)
本日の歩行距離:3.2km
本日の振り返り
前日もそうでしたが、移動中はずっと会話。トシがトシだけに、「今後どうするか」という話で盛り上がってしまいました。未来のことを語るのは若者のすることだと思っていたのですが、どうもそうではないようです。未知の状況に飛び込む不安というのはいくつになっても感じるもので、それに対する対処のパターンを少しばかり知っているに過ぎないのです。40 年前の自分に言ってやりたいです、
「新しい世界に行くのはいくつになっても不安だよ。どうせ不安からは逃れられないのだから、逆に思う存分不安を感じて楽しみなよ」
と。
入学するのも退職するのも、今までいた世界に別れを告げて新しい価値観の場で生きていくという意味では同じことだと思います。40 年経っても、表面上は変わっても本質的なところでは同じことで心をざわつかせてしまっています。 「まだまだ若い」と思うべきか、「進歩がない」と思うべきか。
会話は弾み、プライベートなことから天下国家のことまで話は広がりました。さすがに意見が完全に一致することはありませんが、それがまた心地よく感じます。そもそも全く同じなら会話は終わってしまいますし。
意見の違いを自覚する楽しさを久々に感じた 1 日でした。
次回、最終話です。
では。