昨日、ブル-レイレコ-ダ-が急逝しました。パネルには「Err FAN」の表示が。もう10 年近く使っているので仕方ないのですが、ショックだったのはデータが取り出せなくなったことです。DVD に焼こうと思ってまだ見ていないアニメがたくさん。秋アニメの終盤が見られなくなってしまいました。つらみの極みです(号泣)。
でも嘆いてもどうしようもないので、冬アニメに備えるべく新しいのを買ったのですが、わが家のテレビはいまだにブラウン管仕様。なので HDMI 接続はできないのでアダプタ-も併せて購入したのですが、接続しているうちに配線がわからなくなってしまい、2 時間かけて悪戦苦闘した結果、余計に悪化しました。現在は何も映らない状態になり、途方に暮れています・・・。
さて、前回に引き続きBRZのインプレッションを続けて書こうと思います。今回も発見や誤解について自分の意見を述べてみます。
視界の悪さ
やっぱりリアトランクの高さとルーフの低さが相まって、広々とした視界は期待できません。これでリアスポイラーなんか付けたら絶望的になるでしょう。さらに左後方の視界も、助手席シートが邪魔になって実質ゼロです。
まあスポーツカーなのでハナから期待してませんでしたけどね。それに隣り車線に接近中の車両があればセンサーが教えてくれるし、バックのときにはリアカメラで後ろを映してくれるので、特に不自由は感じなくなりました。むしろ WRXSTI の方がそそり立つリアスポイラーに気を取られ、見にくかったように感じます。
やはり、視界の確保と言うのが安全運転の第一歩だと思います。さすがスバル&トヨタ、抜かりはないですね。でも視点が低いので視界の広々感はなく、他車の見え方が違うのでその動きを捉えることにまだ慣れなくて、ヒャッとすることが何度かありました。まだしばらくは用心して走ろうと思います。
シート高の低さと乗降性
低いです。乗ってしまえばなんてことありませんが、問題は乗り降り。今までよりずっと足を奥まで突っ込まないとシートに乗り込めませんし、降りる時は意識的に体を捻らないと足でドアを蹴飛ばすことになります。さらに中途半端な角度で車外に出ようとすると頭をぶつけます。つまり、体の柔軟性と足腰の健康さが試される車です。
シートに乗ったまま、地面でタバコを消せると言う話を聞きましたが、これは本当でした(やってみた)。
さらにツードアなので、乗り降りは気を使います。ドアを大きく開けなければいけないので隣との車間を十分に空けることは必須。右側にベッタリ他車に停められると乗降ができなくなるので、駐車場では端っこに停めるなどしてトラブル回避をしています。あとは身体が固くならないように常にストレッチを続けることも忘れてはいけません。
リアシート
リアシート? あそこに人を乗せるのは罰ゲームの時でしょう。シートの形をした物置き場です。それにしても狭いのでそんなに荷物も積めません。だからと言ってそこを広げるとホイールベースが延びてしまうので、今の広さが正解なのでしょう。大きい荷物はトランクに入れればいいやと思って開けてみると、そこにあったのは狭い空間・・・。
でもこれはスポーツカー。前席が快適ならその他の場所はどーでもいいんです。「何人か人を乗せて荷物も乗せて、それでも広々快適!ということを望むのなら、他車をどうぞ」という、潔いまでの割り切り、これがあるのがスポーツカーだと思います。ユーティリティー重視の現代のクルマの中では異端児ですね。令和の現在、昭和の価値観の残るこのような車を作ったスバルとトヨタに惜しみない拍手を!
ボディカラー
レガシィGT(BG, BH)、WRXSTI と 3 台続けてシルバーでした。やはり機械モノは金属色がいいと思ったからです(なので現行GSX-S1000GTの銀色追加はウラヤマシイ!)。それに、汚れや傷が目立たないので気を遣わなくていいという不精者の動機もありました。
なので今回もシルバーにしました。ディーラーのサービスの方にはマグネタイトグレーを勧められましたが、この色は埃が目立つだろうと思いパス。洗車する時間があれば走っていたいので。
で、実車を見ると大正解でした。このボディは躍動感があり抑揚が効いているので、シルバーならその陰影がはっきり出てグラマラス感が強調され、とってもセクシー。個人的にはスープラよりもまとまったデザインだとおもいます。あれはやりすぎ。
深く考えずに決めたボディカラーでしたが、非常に満足しています。ただ車高が低いこともあり被視認性は低いかもしれません。
メーター
カッコいいし未来的なデザインです。それはいいのですが、表示が小さいのはいただけません。まず文字が小さいのです。ROGAN のジジイにはちょっと厳しいくらいです。パッと見るくらいでは読み取れないこともしばしば。トリップ/オドメーターや時計の表示は走行中に視認するのはかなりの慣れが必要な気がします。
タコメーターもそうです。WRXSTI はドーンと大きく真ん中にありましたし、GSX-S1000GTも6.5インチモニターの半分以上の面積を占めているので、自然に視線が向かいます。でもBRZのそれは凝ったデザインのため、大きさが犠牲になっているように見えます。商品価値を高めるために必要なデザインだったのでしょうが、クルマの特徴上、パッと見でわかるコンサバデザインの方が良かったんじゃないかと思います。ワタシは ZC6 のメーターの方が好きです。
小物入れ
これは絶望的です。ワタシの場合は独り者ですから細々したものは助手席に置けますが、同乗者がいる時はどうすればいいんでしょうか?カップホルダーはドアにあるのだから、センターコンソールは物入れにして欲しかったです。仕方ないので小ぶりのコンテナでも買って物入れにしようかとも思っています。
と、いろいろと書きましたが、総合的には大満足のクルマです。価格的にはバーゲンなのではないでしょうか。買い換える気はなかったのに、やむを得ず、その場の勢いで決めてしまったのにも関わらず、これほど満足度が高いとは驚きです。これを「クルマが呼んだ」と言うんでしょうね。
契約してからネットでいろいろ調べましたが、GT の時と同じようにネットでのインプレは参考程度にしか考えませんでした。素人が試乗程度でわかることなんかたかが知れているし、技量や経験もバラバラ。ましてやその人の車歴によって運転した印象も変わります。なのでワタシのインプレも「13 年間 WRXSTI に乗っていた人」のものだということをお忘れ無く。「8年間GT-Rに乗っていた」、「20年間ランクルに乗っていた」、「先月免許を取った」などの人たちのインプレがあれば、それらと読み比べるのも面白いかもしれません。
とりあえず BRZ のまとまったインプレは以上です。今後もちょくちょく気付いたことやロングラン、高速道路での印象などをゲリラ的に書いていこうと思います。
次回のアップはお休みして、12/11 の予定です。
では。