paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

お散歩ツ-リング 2024/1/13

「あけましておめでとうございます」と言ってはや 3 週間弱。いやはや、時間が経つのは速いものです。年取ったというのもあるのでしょうが、やはり正月から立て続けに起こった大きな災いの存在が大きいと思います。次々に知らされる事実に触れ、それらについて考えていくうちに時間が過ぎていったのでしょう。

 

災害や事故というのは必ず起こるもので、全て防ぐことは無理です。なので怖れるべきは「起こる」ことではなく「学ばないで悲劇を繰り返すこと」だと思います。せめて被害を軽減するために用心と心構え、そこに覚悟をひとつまみ。そうやって後悔や涙が少しでも少なくなるように心がけておいた方がいいのでしょうね。

 

 

で、気になるのが災害時の備えです。先日見た新聞には「 1 週間分の水と食料が必要」とありました。

 

いやいやいや。水は 1 日 2L 必要と言われているので、それだけで 14 kg になります。それに食料等を加えると優に 20 kg を越えるでしょう。1 週間もの間避難が必要な災害が起こるということは、そんな重いものを持って避難できるような状況ではないのでは? マッソ-な人ならできるでしょうが、避難所に来る人はそんな人たちばかりではありません。たとえ持ち出せたとしても、命からがら身一つで逃げた人の前で自分だけ飲み食いできますか?

 

災害のたびに持ち出す物の話を評論家のセンセイがしていますが、どうも現実離れしているような気がします。東日本大震災の時、TV のキャスタ-が被災地の町長に取材していた報道が印象に残っています。キャスタ-は持って逃げる物の話をしつこいぐらい何度も何度も振っていたのですが、そのたびに町長は「そんなものありません。荷物を持ち出す暇があるならすぐに逃げてください」と語気強く答えていました。これが現実の対処なんだろうなと思ったことを記憶しています。

 

 

被災者の方々に掛ける言葉があるとすれば、

『とりあえず今日と明日は生きよう』と思って生きていってください」

しか思いつきません。

 

せめて我々ブログ書きの駄文が心を紛らわせることができればと思います。

 

 

ではお題のツ-レポをお届けします。

 

朝は寒くなかった。かといって早く布団から出られるかというと、それはそれ、これはこれ。この季節、あったかい布団は最高のごちそうだ。なので 6 時には目が覚めたのだがゆっくりとデザ-トを頂いてしまい、服を着替えたのは 7 時半。あらら、ちょっと急ごう。室内着程度の服の上にワークマンのジャケットとゴールドウインのオーバ-パンツを装着して準備完了。

 

次はガレ-ジでの発進シークエンス。10 日余り乗っていないだけで空気圧は 0.1 ダウン。冬場の方が落ちやすいのかな。空気を入れて鍵を外してカバ-をはぐってと、割にやることは多い。

さあ、外に出すか

ガレ-ジから出す時は「 GT を買ってよかったなあ」と思う。怯えることがないからだ。40 kg 軽い( TIGER 比 )とここまで違うのかと実感できる。もちろん重心の高さやハンドル位置という問題もあるのだろうが、200 kg オーバ-の車重であるにもかかわらず、慣れてしまうと押し引きは軽い。かといって油断するとコイツも寝っ転がってパニアにその痕を印してしまうだろうな。気ィつけとこ。

 

しかしいくら軽いとはいえガレ-ジ前の傾斜を押して上がることはできない。この程度の勾配なら GPZ や ZZR 、FZS なら上げられていたが、今はエンジンの力を借りないと無理だ。「もっと軽いのでないと乗れない」と感じる時が来るんだろうなと思うと、今更ながら残された自分の時間はそんなには長くないということに気付く。まあそうなれば最後は 125 cc のバイクかな。何かのネット記事に

バイク乗りの一生は原付1種に始まり原付2種で終わる。

大型二輪は通過点。

とあった。けだし名言なり。

 

 

では行くか。いつもの道を軽快に走る。この日は交通量も少なく快適そのもの。しかし正月も終わり、パンダくんたちは本来の業務にいそしみ始める時期。そう思うと右手首の角度も浅くなり、周辺鑑賞モードで走った。R193 に入っても同じ。ここは交通量は少ない・ほぼ黄線・脇道も多いという、彼らの稼ぎにはもってこいの道だ。それがわかっている場所で吹っ飛んで走るという馬鹿な真似はしない。

 

「すいすい」という程度で走っていると、路面が黒くなってくる。あれっと思っているうちに路面は薄いウエットになった。バイクの下が汚れるなあと思っているうちに、今度は路側が白くなってきた。凍っている! 先へ進むとその白い部分が車線にまで入ってくるようになった。

 

退却! 転進!

 

この道はこの先でもっと冷えるので今のうちに戻らなければ。氷上ダンスはごめんだ。温度計を見ると 5℃。いや、絶対ウソだ。夏にも思ったが、GT の温度計は高く表示されるので信用できない。TIGER の温度計は、路肩にある温度計とほぼ同じ数値を毎回示していたのでアテになった。センサ-の精度なのかその設置場所なのか。いずれにしてもこういう細かいところが日本車の弱点なのかも。

 

 

後戻りしてリル-ト。30 年近く前に徳島へ行き始めた頃の道を通ってみる。R11 を鳴門まで走り、そこから K12 で後戻りをして目的地へ行っていたのだが、所要時間は今の 1.5 倍。それでも当時は退屈もせず、むしろ楽しかった。あの時はまだピュアだったのかなあ(遠い目)。久しぶりに走ると見える景色が変わっていたが、時折当時と同じ建物を見かけていろんな記憶を思い出すことができた。ああ、平成は遠くなりにけり。

 

 

さて何とか開店 15 分後にいつものお宝ショップ到着。普通の土曜日だったので、客は少なくお宝も少ない。それでもお値打ち品を一つ見っけ。

他店はもっと高い

からかい上手の高木さんと同様、サエない男子生徒が人気者の女子生徒に翻弄される学園ラブコメだが、このテの話がウケるのも時代の流れなんだろうな。数年前までは男子と女子の立場が逆だったのだが。非モテだった身としては、今の展開の方が馴染みがあって親近感が湧く。

 

 

で次は本日のメインイベント、マンスリ-王王軒だ。2024 初でもあるので、一番乗りは外せない。20 分前に着いたら当然先頭に。

 

待っている間はスマホとにらめっこ。あれ?これ退屈しないで済むけど何も考えなくなるな。「退屈だ」とか「早く開かないかな」、「寒い」、「あ、飛行機飛んでる」などの心の声と向き合うことなく、ただ単に時間をすり潰しているだけだ。不満が噴出するほどの長時間待機ならまだしも、少しでも時間があるとスマホを見るという習慣がワタシにもつき始めているのかと思うとぞっとして、すぐポケットにしまった。

 

 

定時に開店。いつもの席へ。1 番に行くとラーメンが出てくるのも早い。つまり食後の時間も長くなるといういいことずくめなのだ。

いつもの(肉玉大+めし大) あれ、今日のご飯、多くない?(嬉)

 

そのままで1/3、卵を崩して1/3、一味を入れて1/3 というワタシ風の食べ方で完食。スープも当然飲み干す。「健康に悪い!」という人よ、だったら味噌汁も具だけ食って汁は飲むなよ?

 

 

ワ-クマンに寄るがサイズが合うのが無かったのでスル-し、次のお宝ショップへ 300 円の割引券を握りしめて急ぐ。この店は商品の回転が速いので、いいのを見つけたら即買いだ。1/2 には「推しの子」フィギュアが全種類山のように積んでいたのに、この日は 1 つしか残っていなかった(アイ)。前回 MEMちょ は買っておいて正解だったな。お目当ての「ウマ娘」はまだ残っていたので、ちょっと安心。

ミスタ-シービ-、キタサンブラックマチカネタンホイザ   ようこそ我が家へ

 

満足満足。では戻ろう。

 

 

とはいっても今回はお散歩ツ-リング。脇道に入ったり寄り道しなけりゃ意味がない。ということで知らない道を方位磁石だけを頼りに適当に走ってみた。

こんな道ばっか でも 6 月には来てみたいかも


こういう道は練習になる。落石や対向車、イノシシには用心しないといけないので予測運転の癖がつくし、見通しや路面コンディションが悪い上に単なるカーブではなく切り返しが多いので、ブレ-キングも含めたライディングの流れを考える機会も与えられる。知らないところを走る長距離ツ-リングを楽しむためには、このようなトレ-ニングは必要だと思う。いや、むしろ楽しんでやっている。でも B モードならもっと楽だったかも。次の課題だな。

 

 

こんな山道ばかりを走っているとあの店を思い出す。行くか。

村瀬食品

14 時過ぎで混んでいなかったのでラッキ-。甘納豆をお買い上げ。

右端はママン用

 

走って食って買って。今回も三拍子そろった楽しいお散歩ツ-リングだった。

 

 

本日の走行距離:235.9 km

20km/L 、いかないなぁ・・・

 

 

ではまた。