彼岸だというのに最高気温は未だ 30℃ オーバ-。日差しにあたるとまだ暑いですが、空気が乾燥し始めたからか快適に感じます。でもそろそろツーリングのベストシ-ズンの始まりですね。月末には外出規制も緩和されそうなので、来月が楽しみです。ツーリングの予定は立てていますが、自分の中では
瀬戸内海を越えるのは月に2回まで
という縛りをつけているので、どこに行こうか厳選中です。
9月の月例ツーリングをしてきました。とはいえ特に目的地もなかったので、いきあたりばったりチョイ乗りツーリングにしてみました。
AM7:20 に出発。いつもは仕事に行く時間なのですが、心の軽さは全くの別物です。ガレ-ジからそろりそろりとバイクを引きずり出します。
何の気なしにこのバイクを押し引きすることはもうできません。
1.心の準備
2.足裏のグリップ確認
3.周辺の路面状況の確認
4.車体の直立確認
5.腕や腰の入力確認
をしないと危なっかしくてしょうがない・・・。
無事に出庫した後は、信号が青だったので西へ。メッシュジャケットを通り抜ける風は、暑くもなく寒くもなく、かと言って涼しくもなく、何も感じない不思議なほどバランスの取れた温度でした。
いつものお散歩ツ-リングのように、幹線道路は避けて旧道や田舎道を選んで走り継いでいきました。こんな道を走っても、この季節はあまり匂いを感じません。土や水、植物が匂いを発するのは、気温や湿度がニュ-トラルではない時なのでしょう。
それでも走っていると気持ちがいいので、いつものように走ったことのない道に入りましょう。
県道6号線の看板がありました。
ん?この道は走ったことがないなあ?1桁県道だし、方角的には山越えの道のようなので、景色もきれいだろう。行くか。
ということで、K6 に入ります。初めのうちは民家が並ぶ通りを走っていましたが、そのうち家が点在する渓谷沿いのワインディングになりましたが、交通量はほぼ皆無で貸し切り状態。かといって飛ばしずぎないのが大人のたしなみ。道の佇まいをしみじみ味わいながら楽しみました。
徐々に高度が上がっていきます。やまりこの道は山越えの道だったのです。この先続くワインディングと景色の良さを期待していると・・・
センタ-ライン付きの2車線道路(ガードレ-ル、カーブミラ-あり)
↓
センタ-ライン無しの2車線道路(ガードレ-ル、カーブミラ-あり)
↓
センタ-ライン無しの1車線道路(ガードレ-ル、カーブミラ-あり)
になりました。
いちおうガードレ-ルやミラ-もあるくらいだから交通量も多いのだろう、もう少し行くと幅員も広がるだろう、いざとなったらUターンしよう。
と思っていたら・・・
↓
センタ-ライン無しの 0.8 車線道路(ガードレ-ル、カーブミラ-あり)
↓
センタ-ライン無しの 0.8 車線道路(ガードレ-ル、カーブミラ-、穴あり)
に変わり、そのうち
センタ-ライン無しの 0.6 車線道路(ガードレ-ル、カーブミラ-、穴あり)
になり、県境の峠に到着です。
こんな状態の道で Tiger のUターンは不可能なので先に進むしかありません。この先の県なら道路を整備しているはず。そこまで何とか頑張ろう!
と思って峠を越えたワタシの目に入った道は・・・
0.6 車線道路
・ガードレ-ルなし
・カーブミラ-なし
・舗装なし
・穴多数
・ぬかるみ多数
・落石多数
・落ち葉大量
あ、詰んだ・・・
アドベンチャ-にもほどがある道でした。でも戻れないし、行くしかあるまい。もう家には帰れないかもしれないという覚悟を決めました。ギアは 1速固定+クラッチ操作でそろそろと下ります。
こんな時はニーグリップと呼吸のコントロ-ルが大事です。これをきっちりしておくと車体が振られても身体を安定させることができるし、パニックから来る操作ミスも減少させられます。
ヘルメットの中でわーわ-言いながら、何とか無事に切り抜けることができました。広い道に出るとうれしくなり、ついかっ飛んでしまいました。
ビバ!舗装路!!
そのあと、広いワインディングロードに入り、お買い物のため
へ。
ここは「霧の森大福」が有名なのですが、今回の目的はソフトクリ-ムと羊羹。ほうじ茶味のものが絶品なのです。写真を撮ろうと思ったのですが、カウンタ-で受け取るとすぐに口をつけてしまったので、今回はナシ。また来週にでも行こうかなぁ・・・。
昼過ぎになり人も増えてきたので撤収。その後、またテキト-に道を変えて走りを楽しみながら帰宅しました。
ああよかった、無事に帰れて・・・。
本日の走行距離:218.4km
ではまた。