2023 年も押し詰まってまいりました。なんか、「いつの間に?」って感じです。この歳になると時間が経つのは本当に速く感じます。今年は秋が短かった(無かった?)ので特にそう感じるのかもしれません。1 年の 1/4 が無いのと同じですからねえ。
それでも 11 月の後半から 12 月の上旬までは秋らしい天候だったように思います。なのでバイクで走るのはもってこいの状況だったのですが、既ブログでお伝えしたように、東京、福岡、沖縄と飛び回っていたため、GT はガレ-ジでステイホ-ム。その後も雨だとか異常な寒さとかで出撃の機会を失ったまま、結局 1 カ月以上も放置プレイに。
いやさすがにこれはマズいと思い、週末に雨は降らないようなので、ご機嫌伺いも兼ねて GT を走らせることにしました。ということでお散歩ツ-リングにいざ出発!
6:00 起床。外は暗い、寒い。遠出をするわけではないのでもうちょっと・・・と思っているうちに意識を失い、目覚めれば 8:00 。外は明るい、寒い。では行きますか。
天気予報での最高気温は 8℃。なので今回の服装は、
上:フリ-ス+イージス 360
下:ジーンズ+オーバ-パンツ
といういで立ち。これ以上寒くなると、インナ-をヒートテックに、ソックスを二重履きに、加えてネックウォ-マ-の着用となる。これでもダメな場合は・・・行かない。そもそもこの装備でも寒いとなると、電熱グロ-ブを持たない私の手が一番に限界をむかえる。
学生時代は今とは比較にならないくらい貧弱な装備しか持っていなかった。厳寒時の工夫と言えば、身体に新聞紙を巻くことかジャケットのファスナ-をガムテでふさぐくらい。それでも路面が凍結するくらい冷え込む夜でもフツ-にツーリングをしていた。
信号ごとにエンジンに手をくっつけて感覚を取り戻したりしても、連続走行は 1 時間が限界。休憩ごとに自販機で缶コ-ヒ-で暖を取るのだが、ゆっくり飲んでいると冷めてしまうので、あちあち言いながらさっさと飲んで再出発。そうすると今度はトイレが手招きする。自販機-トイレー自販機-トイレ・・・の無限ル-プを繰り返しながら走っていた。
そんなことを思い出すと、あの頃はバカだったなあとつくづく思う。当時の自分にはあきれるやら愛おしいやら・・・。でもそんな修行僧のような走りはさすがにもう無理だ。現在のライディングでの注意点は、体重移動やらブレ-キのタイミングやらよりもっと重要なこと、
無理をしない
ということだ。残念ながらできないんだからしょうがない。背伸びをしてもいい歳はとっくに過ぎた。今後もバイクで楽しむためには、安全に楽しくというのがモット-だ。
でも時々我を忘れることがあるのだが。
さて、ガレ-ジへ行き 1 カ月半ぶりのご対面。
空気圧をチェックすると前後共に 1 割ぐらい落ちていた。やっぱりそうなるか。エアポンプで F:2.5 、R:2.9 に戻す。フロントはもう少し高い方が好みなのだが。次は上げてみよう。
ガレ-ジから引っ張り出しセルを回すと、ちょっと元気がない。やっぱり放置期間が長かったせいか。まあ、走っていれば復活するだろう。
天気もいいし風もないので、シーサイドランを楽しむ。海岸線に沿った道なので、右に左に道は続くのだが、久しぶりなので体重移動とバンクのバランスがイマイチ。以前のブログでも述べたが、アクセルワ-ク中心で向き変えをしていた習慣をまだ体が覚えていて、身体とバイクの動きのタイミングがずれるのだ。なのでバンクさせることを優先して乗ると、イイ具合に以前の習慣とバランスが取れて走りやすくなった。やってみるもんだなあ。でもやりすぎには注意しなくちゃ。
1 時間弱走って着いたのがこちら。
暑い時にはよく来ていたが、最近ではとんとご無沙汰。寒い時にあのラ-メンを食べるとどんな味がするかを確かめたくて。
今回頂いたのはコレ。
オ-ソドックスなラーメンはまだ食べていなかったので。いただきまーす。
おお、オーソドックス!!
いりこのだしが香るスープがうまい。いりこそばに比べるとその香りは奥ゆかしいが、決して味が薄いというのではない。いりこが前面に出てくるのではなく後ろからラーメンの旨さを押し出しているという感じかな。なのでしっかりいりこのうまみは感じられる。魚系スープの王道の、さらにセンターラインを行くような味だった。これはもうスバラシイというしかない、
不思議なことに、食べ進めていると風味が強いいりこそばよりも香りが気になってきたが、コショーを振りかけると気にならなくなり、味だけを楽しめるようになった。他の店なら「コショ-味」になってしまうのだが。やはりこの店、タダモノではないな。
満足して退店。早朝に来ると煮干しそばというのがあるらしいのだが、煮干しっていりこのことだよね?何が違うんだろ?
さて、観音寺に来たらお茶菓子を買わなくては。これもいつもの店で。
さて、用事は済んだ。ここからはお散歩ツ-リングの神髄、テキト-に走る。心の向くまま気の向くまま、走り曲がり停まる。なんとも贅沢でわがままなショ-トツ-リングだ。県西部にはあまり来ることが無いので、こんな走り方をしたら必ず迷う。でもワタシには方位磁石という アバウトな 信頼のおけるツールがある。これを頼りに右へ左へ、東へ西へ。ギアは使っても 4 速まで。知らない住宅地や田んぼの中の道を気ままに走るのは、気軽に非日常を味わえてとても面白い。
2 時間ぐらい走っていると、なんかよさげな道を見つけたので左折。すると聞き覚えのあるファンファ-レのような音が。ん? 背後から迫るは ウマ娘、ではなく、パンダ!
「前のバイク、左によって停まってくださ~い」、だってさ・・・。
ワタシが走っていた道からは左折はできなかったらしい。そうなっているからあのパンダは獲物が網にかかるのを待ってたんだな。くっそ-、ぬかったわ。9 月の減点が消えたと思っていたのに、さらに 1 年間も無駄に窮屈な思いが続くのか。ゴールド免許は夢のまた夢になってしまった・・・。
地元だと思って漫然と運転していた自分に喝!
一つ悪いことがあって気にしすぎると、注意散漫になってさらに悪いことが起こるという。なので気を取り直してお散歩ツ-リングを続ける。
ようやく知った道に戻り家に向かっていると蕎麦屋を見つけた。ほほう、香川県で蕎麦屋とな?それって大阪にある広島焼き屋みたいなもんだぞ?大丈夫か?
でも蕎麦喰いのワタシはふらふらと吸い寄せられていった。
メニュ-をみて少し驚いた。高いのだ。たしかにそれだけのクオリティはあるのかもしれない。しかしここは香川、うどん王国だ。一食あたりワンコインで済む場合が多いのだが、この店ではその常識は通用しない。
それでも奮発してこれをオーダ-。
で、待つことしばし。
アツアツで食べた。麺は田舎そばで、味良し、具良し、量良しだった。これならまた来たいと思わせてくれる蕎麦だ。しかし日常使いだとどうかなあ。ワタシが常に食べているうどんの 3 倍の価格だ。それでもワタシが食べている間も次々に客がやってきて入店待ちをしていた。それほどの人気店なのだろう。この出来なら納得できるので、今後も頑張って生き残ってほしい。
空腹が収まり体もぬくもったので、自宅に向かう。途中給油すると
となっていた。今回は高いギアをあまり使わずトロトロと走ることが多かったからかな。でも今まで乗った大型車の中では一番大喰らいのようだ。
実家によってお茶菓子を進呈してから帰宅。今回も(いろんな意味で)充実したショ-トツ-リングだった。
月曜に郵便局へ行って反則金を振り込んできた。局員はこちらと目を合わせようとしない。察してくれたようだった。
今回の走行距離:123km
では。