paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

この週末・・・ 2023/6/3,4

6 月も 2 週目に突入しました。

 

思えば 10 年近く前まではこの時期は超多忙で大変でした。勤務時間中に仕事が終わるはずもなく、持ち帰りは当たり前、さらに 1 カ月前からは土日もすべてつぶれる始末。「 GW ? なにそれおいしいの?」という状態を 20 年以上続けていたので、現在の仕事に変わったときはもう戸惑いの連続でした。なかでも、「車のヘッドライトを点けずに帰れる」ことと「休日は休日」ということはほぼ経験がなかったので、最初はどうやって時間を使ったらいいかわからずに戸惑ったものです。

 

現在では今の業務状況にすっかり馴染み、さらに自分の時間は(たくさん)ある、自分で使えるお金は(多少)あるという状態なので、ON と OFF の切り替えがバッチリできて健全な生活を送れています。

 

以前の業務に戻らなければならない可能性もゼロではありません。でも不思議なことに、それほどイヤだとは感じないのです。というのも、あのヒリヒリとした緊張感が今となっては懐かしく、客観的に振り返るとそんな中で日々を過ごしていたことで今の自分の「余裕」や「自信」というものができてきたのだから、あれはあれで充実したいい経験だったんだなあと思えるようになったからです。

 

まあ戻る可能性は低いし、戻っちゃうと北海道ツ-リングは退職までお預けになりますので、自分から進んで戻る、ということはありませんが、少なくとも「戻れと言われたらどうしよう(怖)」という後ろ向きの気持ちにはなっていません。もし異動が発令されたらそれまでのこと、ワタシを必要としている所があったと考えて淡々と転勤することでしょう。

 

でもそうすると 11 箇所目の職場になります。ワタシの業種だと、もはやレアケ-スですな・・・。

 

この数年は自由な時間を楽しめています。いつまでこんな気ままな生活を続けられるかわかりませんが、できるだけ細く長く楽しんでいきたいものです。

 

 

ということで、前回の週末も屋内でじっとしているわけがありません。とはいえ緊縮経済発動中なのでちょっと控えめに過ごしました。

 

 

まず 3日(土)

 

前日は台風接近のためお仕事は開店休業状態で、書類を作ったり翌週の準備をしたりして時間を過ごしていた。ほとんど人がいない建物の中で黙々と仕事をするのは普段と違って新鮮だった。職場を出るころには雨も小降りになっており、翌日のお出かけはできそうだ。

 

明けて当日。昨日はこれでもかと言わんばかりに雨が降ったので、まだ路面状態は悪いだろう、ならばクルマで行くかな、だったらもうちょっとだらだらできるな、と思ってさらに 1 時間ほど寝っ転がって読書(艦これ漫画)。

 

さて、そろそろ行くかな。カーテンをオープン!

 

うをっ、晴天・・・

 

まさかここまで晴れているとは。太陽の光と熱で路面の水は完全蒸発しており、バイクでの走行は全く問題ない。が、しかし、いかんせん出発時間が遅すぎる。もっとはやくこの状態に気付いていればバイクで行く段取りをしておけたのに。やむをえん、当初の予定通り、WRXSTI 発進だ。

 

土曜の朝の交通量は侮れない。平日ほどではないが 7 割はいるかな。ちょうど通勤時間だったのでそこそこのスピ-ドで流れている。自分が普段使う道ではないが、不思議なことに混んでる道ってどこもあまり変わり映えがしないんだなあということに気付く。そりゃ面白くないわけだわ。

 

1時間ぐらい走って目的地、いりこセンタ-に到着。もっと早い時間だったらお得メニュ-があるらしいが、今回は食べたいものがあるのでこの時間でも問題ない。むしろ中途半端な時間の方が空いてていいかも。

「漁港にある食い物屋」という風情がいとをかし

 

ラ-メンを食べるために 1 時間かけて来ることにあきれる人もいたが、ケンタウロスの伝説を知る者にとってはこの程度は日常。手作りのおにぎりを食べたいがために北海道へバイクで行くバカ、しろくま(かき氷)を食べるためだけに鹿児島まで行くバカからしてみれば、こんなことは戯れのレベルだ。

 

我ながら本当に頭悪いなと思う・・・。

 

 

「昭和の食堂」って感じ

 

で注文したのはコレ。今までに濃厚伊吹そばというドッカン系と大盛ぶっかけというサッパリ系という両極端を味わったので、今回はど真ん中を狙ってみた。

伊吹そば(大)(冷)

 

気温が高かったのと、冷やすとどうしても生臭さがでてくる魚系スープのラーメンはどんなものかというのを知りたかったのが選んだ理由だ。

 

では、いっただっきま―す!

 

うむ、おいしかった。いりこのだしが香るス-プは生臭さが出てくる直前でバランスをとっており、いい味を出していると思う。熱くないし細麺だし、味わいながらもズビズバと一気にのどを駆け抜けていった。

 

ただ、残ったスープだけを飲んでみるとちょっと魚臭さを感じた。で、前回の大盛ぶっかけを参考にしてコショ-を入れると、あーら不思議、コショ-がいりこの臭さの暴走を止めてくれたおかげで、その味わいだけを楽しむことができた。なので最後の1滴までしっかり飲み干すことができ、「ごちそうさま」となった。めでたしめでたし。

 

で、冷たいラ-メンとして伊吹そばと大盛ぶっかけ、どちらに軍配が上がるかというと、ワタシ的には大盛ぶっかけが好みかな。いりこ&コショ-というタッグに対し、面が太麺ならではの「歯ごたえ」という武器を使うことでガチンコ勝負ができている気がするのだ。細麺だとどうも個性的なスープに押されているような印象かな。ま、どちらもおいしかったので、あくまでも「個人の好み」としての意見だが。

 

 

食べ終わって駐車場に戻る途中で、伊吹島行きの船の待合所があった。ちょっと寄ってみると、そこは「昭和」だった。

現代ではまず見かけなくなった、交通機関のゆる~い待合所

 

現代では顧客サ-ビスという掛け声のもと、過剰なまでの「おもてなし」感を演出する待合室が多い。しかしここは昭和、そんなこってり系の装飾はない。ちょっとかび臭い、ちょっとタバコが匂う、でも人が使うのを拒まない気配。いいなあ、落ち着くなあ、なつかしいなあ。しばらくここで座ってぼーっとしていた。

 

いや、装飾、あったわ・・・ 

 

トイレのドア

何の変哲もないトイレのドア。でも、お気づきになっただろうか?このドア、低いのだ。日本人の平均身長が高くなったのと開放感の確保のため、現代のドアは広め高めで作ってあるが、これは違う。身長173 cm のワタシでも「低っ!」と思ったほどだ。多分数十年前の基準のドアなのだろう。「ここはまだ昭和だよお」と話しかけられた気がした。

 

 

ラ-メンと待合室で満足したので、今日のミッションはこれで終わり。徳島ラ-メン?それはまた今度。すべては夏の北海道満喫プランのため、倹約倹約。

 

 

でも 1 軒ぐらいはいいだろうと思ってお宝ショップへ立ち寄る。その結果、

うぉいっ!

買ってしまった・・・。徳島ラ-メン、食べられたな・・・。

 

 

続いて 4 日(日)

 

前日気付いたのだが、あまりにも車が汚い。

 

「どーせ手放すつもりなんでしょ!いいわ、そっちがその気なら私にだって考えがあるわ。えーい、壊れちゃえ!」 プスン・・・

 

となっては困る。へそを曲げられないよう、きれいにしてやろう。

 

ということで、この日は洗車をすることに決定。丁寧に数回水洗いをして汚れを洗い落としてから、これまた丁寧にワックスがけ。えーい、オマケだ、ホイ-ルの汚れも徹底的に落としてやれ! おっ、ボンネットに飛び石の傷が! タッチペンで補修補修っと。

気合を入れて 3 時間以上洗車にいそしんだ。

 

シルバ-という色は汚れや傷があまり目立たない。それはいいのだが、逆に洗車をしてもあまり変わり映えがしない。なのでモチベ-ションが上がらない。しかし今回はいつもの洗車に丁寧というキーワ-ドを加えて行ってみたら、思った以上にペカペカになった。

いやあ、車体にキレイに映り込むようになったなあ(驚)

今までゴメン、手抜きの洗車だったようだ・・・。今度から気を付けるから。 8 月の北海道旅行、気を取り直してよろしく頼むよ。

 

もしかして 6 月も、かも・・・。

 

 

ということで、それなりに充実した週末でした。

おしまい。