paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

毎年恒例、 「こちらは夏だがあちらは初秋(笑)、季節を先取り北海道の旅 2023」 8/31

冬になりました。「いきなり?」というか「やっと?」というか。やはり今年も秋がなかったですねぇ。涼しくなり虫が鳴き始め、その音がやんだら冬のはずなんですが今年はそれが無く、セミが沈黙して少し経ったら急に寒くなったような気がします。

 

あの夏のだらだらした暑さが今となっては恋しいです。全く人間って勝手なものですね。暑ければ暑い、寒ければ寒いというし・・・。でもこの時期からはお楽しみ企画が連発します。年末までがんばって駆け抜けるとしますか。

 

 

さて、過ぎ去りし夏の思い出、最終日での出来事です。どうぞ。

 

5:30 起床。さあ、今日は淡々々々々々と走る耐久走行の一日。朝食を食べてから 24 時間以内に帰らなければ仕事に行けなくなる。走行距離は約 1200 km。平均時速を 90 km と考えると 14 時間で着く、はず。ということは 21 時には家にいる、はず。なんだ、余裕じゃん。

 

長丁場に備えて朝食はたっぷりと。

体を動かしていないので、この食事はちょっと重かった


満腹感に満足して駐車場へ向かう。飲み物も車内にたくさんある。いざとなれば給油とトイレ休憩だけで走りきれるぞ。さあ、行こうか。その前に左後輪のタイヤチェック。

 

 

あ”、やっぱり空気抜けてる・・・。

 

 

これで高速を走るのはダメだろうな。テンパータイヤでも距離が距離だけに危険だ。前日に買ったパンク修理剤を使うかとも思ったが、コレを使っちゃうと次に空気が抜けた時には対処のしようがなくなるので、高速道路走行では逆にヤバい。ではなぜ買ったのか?そのときは「いっぱいいっぱい」だったのだろうな。

 

 

ということで、 修理してもらえるところを探しつつ R7 を南下する。 まだ朝早いのでタイヤ屋が開くまで下道を走り距離を稼いでおこうと走っていると、20 分位で割と大きな GS を発見。ダメ元で聞いてみると、診てくれるという。タイヤ専門店ではないのでちょっと不安だったが、かなり手慣れた様子でホイールを外す。おお、やるな GS のおっちゃん。

 

チェックすると、やはり前回のパンク時に差していたプラグが削れ、そこから空気が漏れていた。GS マンは腕を組んで難しい顔。 あ、、、修理はムリか?

 

トレッドの端ギリギリのところなので修理は難しいけれど、やってみましょう」

 

おお、おっちゃん 神よっ! 感謝します。

 

入渠


早速修理開始。やはり手際が良い。タイヤ屋での勤務経験があるのかな。トータルで 1 時間半ぐらいかかったが、とにかく穴は塞がった。しかし おっちゃん 神曰く、「家に着いたらタイヤを買い換えたほうがいいですよ」。 タイヤの残り溝のこともあるが、ひとつのパンク箇所に2本のプラグを埋め込んでいるわけだから、タイヤに負担をかけ過ぎると裂ける可能性がある。その上、高速を長距離走るのだから危険だ、ということだ。あーあ、また諭吉ズが旅立っていく・・・。

応急修理完了!

 

1 時間ほど下道を走ってパンク修理の結果を見る。特にスピードダウンはしていない。そもそもその必要があるなら 1000km 以上なんて走れないので、あえてタイヤには試練を課してみた。エアゲージを見る時はドキドキしたが、減っていなかった! よし、もういいだろう。大鰐弘前 IC からIN し、東北道を南下。小坂IC で降りて空気圧を確認してK2 を西進。大館からは日本海東北自動車道に入り、時々 R7 を走ってひたすら南下。

 

こういう所を走る時はラジオを聴くことにしている。地元FM を聞いているとその地方の特徴が出ていて面白い。独自の CM や地方局のパーソナリティの語りは聞いていて飽きないので、居眠り防止にはもってこいだ。実際、今回もラジオが大活躍。周波数を合わせつつそれぞれの地方局の番組を聞きながら走ると時間を忘れることができたので、こんな長距離ランでも精神的疲労はかなり低減された。

 

 

順調に走り北陸道へ。タイヤへの負担、サイフへの負担を考慮してエコ運転にする。免許にも優しいしね。以前であればこの走り方は退屈だろうと思っていたが、なかなかどうして、いいものだ。焦らないので意識が先走らないので、「えー、こんなに頑張ったのにコレだけしか走ってないの?」とも思うこともなく、結果として気付かない間に相当な距離を走っていることが多い。

 

TIGER に乗っている時に会得した技だが、クルマでも応用できるのがよくわかった。でもバイクにしてもクルマにしても、いざという時には爆走できるという余裕の裏付けがあるからだろう。やっぱりハイパワー車のほうがいいな。

 

 

名立谷浜SA で給油。レギュラーガソリンは¥200/L。いやあ、カネが飛ぶ飛ぶ。WRXSTI はハイオク仕様だがずっとレギュラーを入れていて、 200000km 走ってもなんの異常もない。そもそもハイオクはノッキング回避のために「燃えにくい」燃料なのだから、常時 6000rpm 以上回すわけではない日常使用では特にメリットはない。

 

そもそも市販車であれば燃調マップはハイオク用とレギュラー用の 2 つが入っているはずなので、エンジンへのダメージもない。それなのになんでみんなハイオクを入れてるんだろ? 常にレッドゾーンまでぶん回しているのかな?

 

でもバイクはにはちゃんとハイオクを入れている。TIGER の時にはレギュラーを入れるとアフターファイアがひどかった。もしかしたらバイクには燃調マップはひとつしか入ってないのかもしれないと思って今に至っている。

 

そうすると、WRXSTI と GSX-S1000GT の比較では、燃費とガソリン単価、給油頻度とその手間を合わせて考えるとそんなには差がないんだよなあ。今後ガソリン代のエンゲル係数が上がっていくのが怖い。

 

 

不動寺PAでは芭蕉の句碑を見て

風雅なり

日本海 遠くの島はロマン

 

ひたすら走る。北陸道から名神と乗り継ぐと、もうこっちのものという気になる。

 

が、まさかの名神通行止め。栗東あたりで一般道走行を余儀なくされる。ここらあたりは土地勘、無いんだよなあ。まして平日の夕方で猛渋滞。信号待ちのたびにGoogle MAP のお世話になり、再び高速に復帰するまで 2 時間を要した。しかし下道を走ったおかげで安い GS に巡り合うことができたので、ヨシとする。

 

知らない道での緊張と焦りで一気に疲れが出たのか、SA や PA での休憩が増えた。その結果、帰宅したのは 2 時ごろ。結局 19 時間もかかってしまった。ヘロヘロになりながら荷物の片付け、同僚への土産を整理し、5 時間後には職場にいた。

 

「いつ帰って来たの?」

「5 時間前♬」

「どうやって?」

「車で自走♬♪」

「は?」

 

この一言が聞きたかった! 満足!

 

 

本日の走行距離:1272.3km

距離を見るまではあまり疲れを感じなかったのだが・・・

 

今回の北海道旅行の全走行距離:6401.7km

自宅ー北海道間の距離があるからなあ

 

帰宅時の積算距離:200572km

買い替えの目標距離、クリア! でもクルマはまだ元気

 

 

次回、振り返りです。

所用のため 1 回休みとさせていただきます。

 

では。