この週末は自宅警備員となっていました。天気が今一つだったのと、月に一度の安息日になっていたためです。毎週出かけているとさすがに財布の中身が厳しくなってきますし。
たぶん来年には車を買うことになるだろうというのも一つの理由です。今 2 車種にまで絞っていますが、それぞれに厳しい欠点があるので決めかねています。この辺のことは購入の際のブログに書くつもり、とはいっても 4 月以降になりそうですが。
先日のお出かけレポ-ト、最終回です。今回は写真がたくさんあります。
6 時起床。今朝は急がないのでゆっくりめ。コートとベストはキャリーケースに後戻りさせたりして身支度を整え、7 時出発。
山手線、モノレールで羽田空港へ。
といっても帰るわけではない。東京ビッグサイトへ行くので、キャリーケースは邪魔だしそこでの滞在時間が読めないので、念のため荷物だけは先に搭乗手続きを済ませておく。もし空港に着くのが遅くなれば、連休の最終日なので手続きが間に合わないかもしれないと思っての対処。交通費が余計にかかるがやむを得ない。乗り遅れたほうが出費はデカい。
空港に着くと私服の高校生でいっぱい。修学旅行かな。テンションが上がっているようだが、服装は大人しめ。まあ集団での旅行で気合の入った奇抜な格好をしていたら真性のバカだからな。
フレッシュな陽気さだったので今から出発か。休日出発とは珍しい。最近では代休のいらない平日日程がほとんどなのだが。
しかし修学旅行って、現代に必要なのかな? 個人で行くほうが安いのだが。(親が)高い金を払って(税金から)補助をもらって、それでも自由には動けない。喜ぶのは旅行業関係者と土産物屋ぐらいだろうに。思い出づくり?コスパ悪すぎだろ。そもそも「修学」旅行らしからぬ旅程が多くないか?
再びモノレールで戻り、今度は新橋からゆりかもめで東京ビッグサイトへ。うわあ、たくさんの人!
今年からモーターショーからモビリティショーと名前が変わった。つまり自動車にこだわらず移動に関するものならなんでもアリというショーになったわけだ。こうやって間口を広げたので、大行列になっていてもマニア臭は少なく、子連れや健全カップルが多い。ゴリゴリのクルマ好きはオートサロンへどうぞということだろう。
さて、見てみると、本当にいろんな分野がこのショーに参入している。多数の来場に備えて通路を広めに取っているのでゆっくり見られたのはいいのだが、東京ビッグサイトの東、西、南館を使っても手狭に感じた。 シャトルバスとかで繋いで幕張メッセとの 2 会場開催とはならないものか? 以前は幕張メッセでやってたことだし。
回想〜
幕張メッセ開催の最終年、初日の 11 時くらいに会場に着くと、外には誰もいない。中止になったのかと思っておそるおそる中に入ると、あきれるほどガラガラ。幕張メッセでこんなに人がいないのなんて見たことがなかったほどだった。若者のクルマ離れが言われていたりワールドプレミアや輸入車がほとんどなかったりという理由があるにせよあまりにも酷い状態で、すでにクルマ産業の中心は日本ではなくなっているということを実感させられた。
〜回想
その後のトヨタ(豊田章男氏)の奮戦でなんとか立て直したことは記憶に新しい。そういえばこのショーの方針転換と改名は彼によるものだ。すでに社長ではなくなったが、そのスピリットを受け継いだ人たちや影響を受けた他社が、今後どのようなクルマを造るのかは見ものだな。
で、その写真群。
ん?海系が無かったような・・・。
10 時に入館して全館見て回り、人混みの多さと足の痛みが限界を迎えたこととで 3 時過ぎに退館。なんのかんの言いながら 5 時間もいたことになるのか。たっぷりいろんなものを見たので満足できた。タイミングよくちょうどバスが来たので、それに乗って羽田空港まで。出発まで 4 時間近くあるが、ラウンジでゆったり過ごせばいいや。
飛行機は定刻通りに出発の予定。大型機だと搭乗は 30 分前だが、中型機なら 15 分前なので慌てなくて済む。で、見ていると、対象でもないのに優先搭乗で乗り込む人が多かった。グランドスタッフは確認していないようなのでバレることはないのだろうが、あんな浅ましい姿は見たくなかったな。あれが我が県民のデフォだとしたら、痛くて恥ずかしくてゲロりそうだ。
フライトは何事もなく終わり、無事帰宅。そこから夕食、入浴、洗濯、片付けを済ませると日付は変わっていた。やっぱり最終便で帰るとこうなるよなあ。
次の日の仕事はしんどかった・・・。
本日の歩行距離:14.3km
今回の使用機材
SONY DSC-RX100M3
本日の振り返り
お目当てのスバル WRXS4 は出ていませんでした。MT 仕様を参考出品すると踏んでいたのですが、SUV とショーモデルだけで STI もナシ。今回はスバルが一番特徴や目玉が無かったと思います。日産ですらスポーツ色を出しているのに・・・。
それにしても、毒気なし色気なしのショーでした。集客数を稼ぐのならいいやり方だと思うのですが、なんか学校に来る出前授業みたいな印象です。見応えはあるけど「ふーん、そうなんだー(棒)」的な。こちらに響いてこない感じというか、別に楽しみだとは思えない未来感というか・・・。
ふと思ったのですが、自動運転化とか電制化と言われる以前は、実はメーカーは車の性能を把握しきれていなかったのではないでしょうか。なぜならドライバーという変数が大き過ぎるからです。
もちろん馬力とか空力などの単体の性能は数値で出ますか、さまざまな技量の人が乗る車では、車の能力を引き出せる人とそうでない人が運転すると全く違う車のようになります。
メーカーはその変数を排除しようとしているように思えます。全てクルマに任せてしまえばメーカーが設定した性能を誰もが出すことができ、車に余計な負担をかけることがなくなるため設計や生産において余計なマージンを減らすことができます。制御さえできれば、ドライバーがいないということは車にとってはメリットしかありません。
ワタシはもっと人間に「運転」の関与をさせて欲しいと思っていますが、大多数の消費者は、クルマなんて楽できて見栄えがいいなら何でもいい、スマホの機種選定のほうが大事、と思っています。今後は移動手段の一つでしかなくなることでしょう。白物家電化、決定ですね。これがクルマの終わり、モビリティの始まりってわけですか、章男さん?
クルマの未来はわかりました。でもそれはワタシの望む未来ではないし、自分がそこにいるとは思えない未来でした。決めました、次の車検までにはクルマを買おうと思います。もうガソリンエンジン、MT車は出ないでしょうから。今後は、そんなものに乗っている人間はレコードで音楽を聴く人と同じレベルになるかも。ん?それもいいかも。高尚な趣味を持っている粋な人と見られるかもしれません。下手すりゃ酔狂な人と思われるかもしれませんが、そこはワタシの立ち居振る舞い次第でしょうね。
では。