paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

毎年恒例、 「こちらは夏だがあちらは初秋(笑)、季節を先取り北海道の旅 2023」 8/25

今年度も後半戦に入りました。前半は福島や北海道を走るという長距離イベントがありましたが、毎年後半は中・短距離のものが多いです。そのかわり飛行機利用がぐっと増えます。そのぶん航空機搭乗や買い物でマイルがぐんぐん増えていきますが、そのぶん預金残高がぐんぐん減ってきます(涙)。

 

今年は過去最高のお出かけ頻度になる予定ですが、先日も 8,9 月分のクレジットカードの請求を見てびっくり。年度後半、ワタシの通帳がその負荷に耐えられるかどうか、自分でも不安です。それでも「行かずに後悔より行って後悔」です。このブログを読んでいただいている方々が楽しんでいただけるよう、お出かけレポートを書いていこうと思っています。

 

 

では 8/25 のレポ-トです。

 

 

5:30 に起床すると外は真っ白。まあ根室ではよくあることだ。でもこれが釧路まで続くとちょっと困るなあ、今年こそ昆布干しを見たいので。と先のことを心配してもしょうがない。夜は暑くて寝苦しかったのだが無事に早朝に起きられただけでもラッキ-だ。さっさと準備をして出発しよう。

 

 

6:00 スタート。早出なので朝食は頼んでいない。途中でセイコマに寄るのは確定だな。

途中の道 霧で幻想的

一軒目のセイコマで購入

 


まずは車石に寄る。初めて北海道に来て民宿(民宿たかの)に泊まった時、そこの(名物)ご主人に勧められて来たのが初めて。その時は「変わった石だなあ」という感想しかなかったが、見る回数を重ねるにつれ自然の厳しさとそれが作った偶然の造形が気に入ってきたので、時間があれば立ち寄っている。

灯台 霧の中

寒そう 実は蒸し暑いが

車石

野鳥観測舎 納沙布にもあったな

 

 

さらに西進し、花咲港横を走る。漁港といってもものすごく広い。ここはサンマの水揚げ日本一じゃなかったかな? となると外国船も入ることがあるはず。なので当然こういう看板も。

あれ、前にも撮ったかな?

 

 

そこから D142 を東へ。路面はいいし交通量は極少。最高だねぇ。でもこんな時に限って鹿やパンダが飛び出してくるので、気を引き締めて走ろう。ここらには熊はいないのかな? 出没の看板も見かけない。でももし出たら一巻の終わりだな。助けてくれる人、いなさそうだし。

 

 

途中、あちこちで鉄道写真。ここいらの駅は、いわゆる「駅」のイメ-ジとはかけ離れていて面白い、というか、なんでここに作ったの?と聞きたくなるものが多い。でも最果ての地として絵になるのは確かだ。

駅 え?これが?

集落の中にぽつんと

こんな駅(失礼)に快速列車が止まった!

 

このあたりの人に「駅前の賑わい」とか「駅から〇〇分の好立地」とか言っても意味が通じないだろうな。「環境が概念をつくる」という言葉を聞いたことがあるが、まさにその通りだと思う。

 

 

D123 に入り、霧多布で休憩。だが濃い霧で視界悪し。霧多布の名前は伊逹ではない。むしろここで霧があるのは当たり前だ。よし、今回は霧に好かれているようだ。これなら摩周湖は期待できる!

本来は眼下に海 これでは単なる高台

 

駐車場で朝に買ったおにぎりをほおばる。霧を見ながらのおにぎりはおいしいなあ(ヤケクソ)

 

 

先へ進んで琵琶瀬展望台から霧多布湿原を見ようとしたが・・・

ここでも霧 何も見えない


 まあいいや、本日のメインイベントの昆布干しを見に行こう、としたがどこもやっていない。

な-んにもない


気温が高過ぎるのかな?仕方ない、来年の宿題としておこう。今年観られなかった残念さと来年は観られるかもという期待感のバランスがイイ感じで取れたため、ガッカリ感はなかった。人生、前向きに生きなきゃね♬。

 

 

先へ進み厚岸へ。ここでも野良の鹿が徘徊していた。これが当たり前なのか?

不思議な光景 誰も何もしない

 

そういえば数年前にも厚岸で鹿と遭遇したなあ。あの時、TIGER で走っていたらいきなり左から飛び出してきたのだが、しばらく並走してからヤツは林に消えた。何しに出てきたのか、いまだに謎。

 


道の駅厚岸グルメパークで休憩。家族連れがたくさん来ていた。

道の駅より海岸部を臨む


ここの牡蠣は夏でも食べられるそうだが、ちょっと怖いのでパス。お土産屋を冷やかしてから再出発した。

 

 

R44 をしばらく西に走り再び D142 に入る。こちら側の方は霧も薄く、景色が楽しめた。東側区間よりも道はダイナミックなので走りも楽しい。順調に走り過ぎて釧路に入るもまだお昼。よし、今から摩周湖へ行ってみよう。今日はここまで霧まみれ。ならば今回こそは霧の摩周湖が見られるか?

結果はご覧の通り。

カムイシュ島が見えた率100% を継続(泣)!

 

あ-、はいはい。そうだろうともさ。わかってたけどね。

 

今まで 20 回以上来てるのに一度も霧を見たことがない。偶然にしては出来過ぎだ。よほど神様はワタシの成功を望んでいらっしゃらないようだ。

 

 

気を取り直して道の駅摩周温泉でお買い物。また鹿缶を買ってしまった。家に帰ったら食べ比べをしよう。ちょっとここでは長居。

暑いわっ!

こんな時は冷たいものを ラベンダ-&バニラ



釧路市内に戻り、本日のお宿東横INN釧路十字街に早めのチェックイン。

便利な立地にある


前夜の寝不足が効いてきたため大事をとってのこと。部屋で一服した後、夕食を食べに外出。ヨソの街をぶらぶら歩くのはいいものだ。

この寂れ具合、大好き



もちろん釧路での目的地は泉屋

泉屋本店

もう地図無しでも寄り道しながらでもたどり着ける。こういうの、なんかうれしい。

 

注文は当然「スパカツ」。年に一度はこれを食べなきゃ。一度家で作ってみたが、やはりハチのソースとスーパ-のお惣菜トンカツではこの店には敵わないな(アタリマエ)。

ワタシにとっての「釧路定食」

ごちそうさまでした!

「大」を頼みたかったが、カツ 2 枚はもう無理な年齢。ちょっと寂しいな。

 

この店はエアコンがないらしく、暑い中熱いものを食べるのはちょっとキツかった。ゆっくり味わえないしね。そんな店内でもビシッと制服を着て働く店員さんたち、カッコいいねぇ。

 

 

食後は幣舞橋へ行って写真を撮った。食後の撮影は釧路でのルーティンだが、今回は気温が高めで空気も澄んでいなかったので、イマイチだった。

海の近くによくある映え文字

幣舞橋

道東に新幹線?本気か?

夕暮れの釧路港

フィッシャーマンズワーフで「さをり織」の小銭入れをゲット。12年前に買ったものがボロボロになっていたので、ちょうどよかった。

この大きさのものを探していたのでラッキ-

昨年同様、ビアガ-デン(?)になっていた
こんな時、酒が飲めたらいいなあと思う

街灯もロマンティック

 

 

セイコマートに寄って飲み物を買い、

これもおすすめ 濃厚な味


あとは部屋でダラダラ。

 

 

本日の走行距離:356.7km

おお、いい数字!

 

 

本日の振り返り

 

ワタシにとって、根室から釧路というルートは距離的・時間的に遠くないのですが、どうしても時間にかなりの余裕を持たせてしまいます。というのも 20 年以上前に走った記憶がこびりついているからです。当時は D142 は一部しか舗装しておらず、ましてや濃い霧。入れませんでしたが、ムツゴロウさんの動物王国(当時)に立ち寄ったりしてえらく時間がかかり、非常に焦ったのが印象に残り過ぎているようです。

 

でも結果として内陸部を回る時間もできるので、怪我の功名といったところですかね。それに昆布干しをやっていれば写真を撮る時間も十分にあるわけですから、今後もこの時間で動くことでしょう。

 

ただ、バイクで来た時にはここまで時間が余ることはほとんどありません。なぜなら「車の方が飛ばしている」から。対パンダ対策ができている動物の飛び出しもバイクほどには恐れなくて済む、さらに航続距離の長さ休憩の少なさによるものです。

 

来年は GT で行くので、時間の感覚はまた違ったものになるでしょう。40 年のバイクキャリアがあるといってもこのバイクで行くのは初めて。気を引き締めながらツーリングを楽しもうと思いました。もう来年の夏が待ち遠しくなった一日でした。それほどにいい道なのですよ、北太平洋シ-サイドラインは!

 

 

続く。