先日ようやく時間が空いたので、Tiger Explore の洗車をしました。北海道の土やホコリをひと月経ってやっと洗い流すことができたわけです。
でもその時に否応なく目に入ってくるのが、左シュラウドの痛々しい傷。でもこれがガソリンタンクを守ってくれたのですね。「なんでこんな張り出しが?」と以前から思っていたのですが、トライアンフの意図にようやく気づきました。
改めてシュラウドに感謝、不注意だった自分に喝!
ちょっと時間が空きましたが、北海道ツーリング8日目です。
8/25
5時半起床。ストレッチなぞしながら眠っていた体を叩き起こす。疲れも溜まって全身が少し固くなっているようだ。
朝食は6時半から。数分前に食事スペースに行くとすでに長蛇の列。団体さんかな?しっかりと朝食をいただき、
7時過ぎに出発。
が、いつものごとく道がわからなくなる。今年もか。思いこみからか、どうもワタシの頭の中では市内の地図が南北反転しているようだ。釧路市街地での迷子率100%を絶賛更新中。20分くらいうろうろして、なんとか脱出できた。
この日は内陸オンリー。とにかく山道を楽しもう。
R391 を北上。釧路湿原を左手に見ながら
標茶へ。
駅でトイレ休憩をとってD13 を北上。途中多和平に寄って景色を堪能する。それだけではなく、牧場地は嗅覚をも楽しませてくれる。ワインのような香りから鼻をつんざくような匂いまで場所によってさまざま。こんなことまで楽しめるのはバイク乗りの特権か。チャリダーはそれどころではなさそうだし。
R243 を西進、 D885 を東進、 D150 を北進する。このあたりの交通量はほとんどなし。そういう所を走っていると不思議な感覚に襲われる。実はバイクは走っておらず倒れないようにワタシがバランスをとっているだけで、道や風景が勝手にこちらに巻き取られていると感じてしまい、とても不安定な気分になる。これは一体どういうわけだろうか?
そうこうしているうちに裏摩周展望台に着く。いつもはガラガラだがこの日は中学生の団体がおり賑やか。さあ、今度こそ「霧の摩周湖」が見られるか?
本当に摩周湖に霧は出るのか?みんなでワタシを騙してるんじゃないのか?一度くらい霧に沈む摩周湖を見てみたいものだ。カムイシュ島が見えた率100%を絶賛更新中。
来た道を戻り摩周から R391、 D102 で藻琴山展望台へ行き屈斜路湖を眺める。美幌峠からの方がまとまりがあっていいかな。
来た道を戻ろうとも思ったのだが、せっかくなので湖畔の D52 を経由し R243 で摩周に戻り R241 を西進。この道はおおらかな山岳ワインディング。とは言ってもトラックやレンタカーが多いので、あまりはっちゃけることはできない。阿寒湖ではアイヌコタンの舞踊をもう一度観たかったが、1時間待ちだったのでパスしてオンネトーへ向かう。
今日もいい天気だったので、きれいな景色が楽しめた。
再び R241 で足寄を通過し先を急ぐ。途中でナイタイ高原の看板発見。「ナイタイ高原だ!」「ソフトクリームがある!」「急制動し進路を右へ!」と脳が瞬時に判断し命令を下した。景色を楽しみ、ソフトクリームを楽しみ満足。寄って良かった。
しかしまだ物足りない。
そんなワタシに大脳が次のミッションを指示。「六花亭へ行け!」。
いやいや、その前に見たいものがあるので、それが終わってからね。平地に下りてから R274 、 D771 で珍しい看板を見に行く。
では大脳さんの指示に従うとしますか。 D54 、 D133 、R241 、 D26で帯広駅近の六花亭本店へ。途中でお宝ショップを見つけてしまうが、先を急ぐので今回はパス。
目的はこれ。
無料のコーヒーと一緒に頂く。美味しゅうございました。もう1本食べても良かったかな。
では本日の宿「ビジネスインこやど」に向かおう。
宿のご主人はあいかわらず飄々としており、3年前と変わらないのが嬉しい。あんな風に歳をとりたいものだ。ちょっとおしゃべりしてから夕食へ。目的地は3年ぶりの「インデアン」。今日もカツカレーにするかな、ルーはインデアンだろう、当然大盛りだな、と思って歩くこと数分。あれ?電気消えてる??
25日まで3日間臨時休業、だってさ・・・。3年ぶりで楽しみにしてたのにぃ・・・。膝から崩れ落ちそうになった。
しかし、全店臨時休業というのはただごとではない。何か理由があるのだろう。しょうがない、来年の楽しみにしておくか。スーパーで買った豚丼と寿司を夕食として食べた。
本日の走行距離:481.0km
本日の振り返り
道東の大地を堪能できた一日でした。天気も良かったし。この釧路一帯広間は寂寥感のない広々とした土地で、「いかにも北海道」と感じさせる景色の中でもCMの映像で使えそうな「陽」の部分だと思います。
なので毎年考えます。
「日程を短縮するために、道央と道東のこのあたりだけを回るようにしようかな」
と。
でも厳しい面を見てこそ穏やかな面が引き立ち、その逆も起こります。片面だけを見ると魅力も半減するような気がします。雨の日があるから晴れの日の有り難みがわかる、未舗装路があるから舗装路の有り難みがわかる、一般道があるから高速道路の有り難みが分かる、などなど。
なのでやっぱり来年も今年のようなコースを取ろうかな。来年はもう少し寄り道して、バイクから降りる回数を増やしてみようかなとも思っています。
3連休は出かけますので、アップは一回お休みします。次のアップ時にはその3日間のことをお伝えします。
ではまた。