paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

お散歩ツ-リング(GSX-S1000GT 公試運転)  2023/8/5

ちょっと暑さが落ち着きましたが、それは台風接近による雨のせいです。神様が今までのあまりの暑さを見かねて、雲をシールドとして差し込んでくれたのでしょう。でもその上では、おひさまはヤル気マンマンで待機中。被害を起こさない程度に雲さんには頑張って欲しいと思います。

 

 

さあ、週末の話です。

 

予想最高気温は 36℃ 。お、おう、上等だ、その暑さの中に突っ込んでやる! と決意を固め、前日に冷感アンダ-ウエアなどを用意していると、ふと思いつきました。

 

最高気温になるのは昼過ぎ。てことは、それまでに帰ってくればそんなにキツくないのでは?

 

なるほど。では明るくなったらすぐ出発しましょう。では行ってきたレポ-トをどうぞ。

 

 

5:00 起床。まあこれはいつも通り。ただこの日はパソコンをいじったりテレビを見ることはせず、そのまま黙々と準備をした。誘惑を振り切ることができたのは、GT の馴らしを早く終わらせたいため。なんとかお盆前には 1000km 点検に出したいものだ。

 

 

6:00 出発。だいぶ日の出が遅くなったように感じる。最近までこの時間ならすでに太陽が全力運転をしていたのだが、この日は暖機運転程度。夏本番なのに日が短くなっているのはちょっと不思議。

この重装備 今から北海道へでも行けるな

 

いやいやいや、まだそんなに気温は高くないはずだよ?

 

GT の温度計はイマイチ信用できない。平気で 50 ℃ 以上の数字を出すし。センサ-の位置が悪いのか、単に装置がボロなのか。このあたり、Tiger に比べると見劣りするなぁ。

 

 

早朝に走るのは久しぶりだ。海沿いのワインディングだったので、景色はいいし気温もちょうどいい、おまけに車の数も少ないときたもんだ。なので一応回転数の上限には気を付けて、少々 GT に鞭を入れてみる。

 

いやあ、キモチいいなぁ!

 

「速い」とか「バンクさせるのが楽しい」とかのひとつひとつの要素ではなく、

操るのが楽しい

ということなのだ。クセがなく思ったように動く、パワ-や制動力が過不足なくデリバリ-される、アップライトなポジションで周囲を把握できる、などなど、ハイパワ-なバイクの動きの御し方がわかっている人が作ったんだなあということがよくわかるバイクだ。たぶんレーサ-が「ツーリングするのならこんなので走りたい」と思って作ったのではなかろうか。ツアラ-が作っちゃうとここまでビビッドさを出せなかったと思う。七味を少し多めに入れたうどんのようなテイストだ。

 

 

土曜なのでさほど渋滞はないが、市街地は避けたい。ということで、その手前で南下して山越えのルートをチョイス。今度は山中のワインディングだが、これもまた楽しい。海沿いルートよりもアップダウンがあるので加減速が多くなるが、まったくもって不満ナシ。速度が落ちてもシフトダウンをする必要があまり感じられないケースが多かった。高めのギアで同じ速度なら、Tiger が「ずもももも」と加速していくのに対し、GT は「しゅいーん」と加速する。つまり、トルク「感」がないまま涼しい顔のままで速度が上がっていくのだ。とても楽でいいのだが、実感が伴わない分、ある意味危険だな。メーターをよく見ていないとヤバイことになりそう。気ぃつけとこ。

 

 

真夏で久しく雨が降っていないのにもかかわらず、走っているとの山の匂いがする。まだ早朝だからかもしれない。この時期にこの香りを楽しめるとは思わなかった。それにつられて細い道や田舎道を選んで走っていたが、気付くとすでに暑くなってきている。なのでさらに道を選んでできるだけ木陰の中を走っていると、前方路上に長いロープが。風で動いているのかと思っていたら、ヘビだった。それがまたえらく速いスピードで道を横断している。この路面温度じゃそうしないとタマランわな。その蛇からは

「熱っ、あっつ!!!」

という声が聞こえてくるようだった。

山の香り満喫ロード

 

もっと涼しくなりたい、そんな貴方に「首切峠」

 

更に走り山を越えて吉野川沿いへ下り、

池田ダム 水を見ていると涼しくなる


R192 で西へ向かい、 K8 から再び山越え。昔この山の中に五郷渓温泉というのがあり、テレビでもよく CM をやるほどのメジャーな観光地だった。行ってみたかったのだが知らないうちに廃業しており、せめてもと思いその廃墟を見に行くためにこの道を走るようになった。いまではその建物もなくなっているが、なかなかに趣のある道なのでよく利用している。でも趣がありすぎるので、用心のため夜には走ったことはない。

 

 

かれこれ3時間ほど走ったら、腹が減った。ヨシ、店を探そう。(@孤独のグルメ

 

とはならずに、伊吹いりこセンタ-へ。ここからなら近いし。

ここのラーメンにプチ中毒かも


行ってみると 8 割の入り。 9 時過ぎなので観光客が動き始める時間だからか。

伊吹そば(冷)(大)

麺は平打ちだった。以前は違ったと思うのだが、今度のほうが好み。スープにもよく合っていると思う。近くのテーブルにはオバサン 3 人組が話に花を咲かせている。でもね、オバサン、ラーメン屋ではあまり長居をするのは野暮なんじゃない?

 

 

おいしく頂いたあとは白栄堂に寄りお買い物。

店の前

 

しばらく走ると祭りの準備をしている町があった。どうも雨乞いに由来するものらしい。この季節、この県ならではの行事だな。

仁尾竜まつり 暑い中ご苦労様です



そのあと海沿い山腹のワインディングを走る。この道は起伏と道幅の変化に富むが景色もいいので、つい注意をそらしてしまうとゲリラ的に現れる対向車の餌食になるか曲がりきれずに山腹の壁画になるかというスリリングな道でもあるので、いい練習になる。

 

 

ここを過ぎるとあとは落ち着いたシーサイドロード。昔はいくつも海水浴場があり、こんな所を走ると目の保養ができたものだが、最近ではほとんど見なくなった。安全性や収益性、塩でベトつくのが嫌だという意識の高まりのせいらしい。嗚呼、暑さを我慢してバイクで走る理由がまたひとつ減った・・・。

 

 

と思っていると突然の渋滞。ここは津嶋神社。 2日間だけ島へ渡れる、今日はその2日目。数年ぶりにこの行事が開かれ、さらに土曜日ということもあり沢山の観光客が来ていた。この時には臨時駅も開かれ列車も止まるので、鉄ちゃんたちも多数いることだろう。ワタシも見たかったが、すごい人の数!

あの橋の上、ずーーーーっと人


駐車場も 10 時で満車。パスだな、これは。

 

 

結局帰宅は 11 時。結局 5 時間走ったが、まだ午前中。このショートツーリングのやり方、時間をトクした気分になる。またやろう。

 

本日の走行距離:201.2km

うーむ、20km/L の壁は高くて厚い


帰宅してからはアニメ三昧。白栄堂で買ったお菓子

銘菓観音寺(観饅)

と無糖紅茶の組み合わせは、アニメ鑑賞に危険すぎるほどベストマッチということを発見してしまったのが今日の収穫。

 

 

では。