paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

お散歩ツ-リング(GSX-S1000GT 公試運転) 2023/8/12

新しい台風が接近中です。前のヤツは遠くに逸れていきましたが、次のは近い所をかすめるようで、週明けの天気予報では雨。では走っておきますか。

 

本当は三連休には走りたくありませんでした。お盆も近いということで、

ナビなしでは走ることができないペーパ-ドライバ-が乗るミニバン

帰省してきた友達を乗せて会話に注意を持っていかれている軽

孫を乗せて喜ぶジジババが運転するファミリ-カ-(特にプ〇ウス)

など、行く手にはモンスタ-があちこちに潜伏しているからです。でも下手すりゃ来月までバイクに乗れないかもなので、前回と同じように早朝に出て、モンスタ-の動きが活発化するまでには帰るという方法をとりましょう。

 

 

ということで、5:00 起床で 6 時過ぎに出発。準備をしている時に GT を見るとカウルが視線よりも下にあるので「小さいなあ」と思う。タイガ-は横だったので、その感覚がまだ抜けていないのだろう。

小さく見えるのは、前のが大きすぎたため、か?

 

目線で撮ると見下ろしてしまいがちなので、近くの時は中腰で撮影

 

 

ふと、ラジオ体操が行われていないことに気付いた。例年は家の横の広場でやっていたのだが。「朝からうるさい」とか「防犯上問題がある」とかいう意見が出たのだろう、この夏はあの音楽を一回も聞いていない。でも運営する方はほっとしたんじゃないかな。あれ、手間だもの。中止にすることでお互い win-win の結果になったのだろうと思う。

 

でもこれで夏の風物詩がまたひとつ消えてしまった。「効率化」や「快適さ」を求めるたびに伝統や歴史が消えていく、そんな仕組みの中で我々は生きているということを忘れてはならないと思う。

 

 

走りだしてまず初めは海沿いのワインディング。「朝の光まぶしくて♪(@艦これ)」と歌いたくなるほど快適なシーサイドランを楽しんだ。三連休の中日で混むと思ったが、早朝なのでそんなに交通量は多くない。ここを滑るように走ると GT の乗り味は爽快の一言。

見よ、見事なド逆光!


海を見ながら流し、それが見えなくなったらバイクに鞭を入れるという走りを 10 km ほど続けると、市街地に入る。

 

中心部は混雑一歩手前。7 時ちょっと前なので早起き組が動き出す時間だ。実際、フェリ-乗り場近くはすでに人がたくさん。観光客かな?帰省客かな?

朝のフェリ― ん、ノーズア-トがあるぞ?

 

おお、からかい上手の高木さんだ!

 

気温に注目 ちょっと停めるとすぐこれだ

 

 

そこを過ぎて再び海沿いワインディング。なぜかあちこちでカニが道路を横断していた。みんなハサミを上げているのは、手を挙げているつもりか?日陰を走っていると、一歩先は日向というところでカニが止まっており危うく轢きそうになった。まあ気持ちはわかるが、危ないよ。

お気に入りのポイント ガードレ-ル沿いに停めるときはパニアに留意のこと!

 

昔の街道に入ってみる。4速でのアイドリングでもギクシャクせずに26km/h。ヒョロヒョロ音を出しながら GT は進む。こうやって走っていてもアクセルを開けるとすーっと加速するのがスゴイところ。趣がある通りですぐに通り過ぎるのは惜しいとおもっていたところなので、ちょうどよかった。

かつての街道 ここは歩いてみるのもよさそうだ

 

 

再び海沿いワインディング。こちらは先ほどのに比べると曲率、勾配ともキツいのでちょっと気合を入れて走ってみる。

 

アクセルを開けて曲がる、重心移動はスム-ズで正確にということを守れば GSX-R の風味を十二分に味わうことができる。特にブレ-キが秀逸。ガツンとは効かないもののスム-ズにかつ確実に効いてくれるので荒っぽい挙動変化がなく、安心して思いっきりかけることができる。初期制動が強く立ち上がる方が効いた感じはするのだが、姿勢変化が大きいのでツーリングでは疲れる。このセッティングには何度乗っても感心させられるなあ。

 

が、気を付けなければいけないのは、アクセルを開ける、速度にあったバンク角をとるという2つのことをしなければ、思った以上に曲がらない。たら-っと走って形だけリーンインなんてしようものなら、「あらら?」状態になる。

 

今まで乗ったバイクだと「しょうがないなぁ、今度だけだよ♡」と保健委員(女子)のように言ってなんとか曲がってくれていたのだが、GT は風紀委員(女子)のように「は?ダメに決まってんじゃん」と言いたげに直進していく。やっぱりコレ、レーサ-が作ったなと確信した。でも一方で、市街地での低速の異様なほどの粘りとスム-ズさを見せるときは「べっ、別に無理してやってるんじゃないんだからねっ!」と言ってそう。そうか、GT はツンデレさんだったのか!!!

山頂の駐車場で一服 ワイナリ-があるが下戸には 洋梨 用なし



 

このツンデレさんには SDMS ってのがついてたな。いつも A モ-ドばっかりで B モ-ドにしたのは納車してから数分のみ。帰りの郊外路では B モ-ドにして走ってみよう。

ザ・夏の道

 

ネットでは皆さんいろいろとおっしゃられているが、ワタシの感想も「うん、まあ、速くてスム-ズ」というもの。アドベンチャ-バイク的な快適さがあり、十二分に早いのだがシャ-プさがトレ-ドオフになっている。初見のワインディングや雨の日にはいいと思う。フィーリングは「牙が犬歯になった」という感じ。C モードは長く続く未舗装路で使えるかな。とりあえずデフォでは A モードだな。

 

 

さあ、9 時を過ぎると太陽が本気出してきた。すでに温度計では 34 ℃。帰ろ帰ろ。

 

 

帰りは敢えての市街地走行。ファンは一生懸命回っているが、熱くはない。やはり 21oz のジ-ンズは無敵だ。生地がゴツイからといって暑いわけではなく、むしろ涼しいぐらい。今度東京へ行ったらもう1本買っとくかな。

 

 

市街地では青信号で発進するたびエンストの恐怖と戦っていたが、なんとかコツがつかめた。アシストが効いて回転が上がってもすぐにはクラッチをつながず、半クラッチを気持ち長くしてじらしプレイをしてやればちょっと身震いする感じが左手に伝わり、その後完全につなげば問題なしということが分かった。あとは慣れかな。結局一度もエンストさせないで済んだ。

 

 

帰りにうどんでもと思い店に行くと、10 時という中途半端な時間なのにもかかわらず駐車場は満車。値上がりしたとはいえ他県よりは安いので観光客は来るわな。以前は県が「(名物は)うどんだけではない」とアピ-ルしていたが、やはり主力の地位は盤石なようだ。仕方ないので家へ帰って冷やし中華を頂いた。

やっぱり夏はこれだよなっ!!!

 

 

本日の走行距離:110.7 km

ワインディング中心で 4 時間ならこんなものかな

 

次で慣らし運転は終わり、だといいなあ。


では。