こちらもようやく秋っぽくなりました。夜になると虫も鳴き出しています。
てことは快適なツーリングの季節ということですね!
てことで土曜日はバイクで出かけました。といってもいつものコ-スを走って
・王王軒でラーメンを食べて
帰って来るという、いつもの巡回ル-トです。
ただ、この日は久しぶりに
乗れていない
日でした。
どうやら夏に痛めた腰の影響が大きいようです。だいぶ痛みはおさまったのですが、同じ姿勢を続けているとすぐに固くなってしまうという症状が治りません。たぶん腰に負担をかけないよう無意識に筋肉を緊張させているのでしょう。
それが股関節周りの動きを渋くさせてしまい、リーンさせる時の下半身の動きがどうもスム-ズに動きません。さらに、停車時には足をキレイにまっすぐ伸ばせないものですから、着地点が思った所と違っていて「おっとっと」状態になってしまいます。
山道でも市街地でも、きょうはちょっとストレスを感じました。せっかくのツーリング日和だったのに、残念です。やはり健康は大切なんだなぁと実感した一日でした。
では3日目、最終日です。
10/11
5時半起床。今日の予定は帰るだけ。全くのノープランなので、チェックアウトまでには立ち寄り場所を考えておこう。
あいかわらず朝は体が固い。クルマは運転時の姿勢がほとんど変わらないのでこうなってしまうのだろう。一日中運転するとバイクの方がよほど楽に感じる。少しでもいいから常に体を動かすほうが疲労度は低いのかもしれない。実際、福島まで一気走りをする時も、バイクの方が疲れが残らない。まあクルマなら「車内で仮眠ができる」というのが大きなメリットではあるが。
6時半朝食。ルートインの朝食はおいしいのでたくさん食べてしまう。ご飯はいつも大盛(時には『日本昔話盛り』)。でもご飯を置いている場所はいつも混雑しているので、あまりたくさんよそえない時もある。そんな悩みをルートイン鯖江は解決してくれた。
一見コーヒ-メ-カ-のように見え、扱い方も同じだ。茶碗を置いてご飯の量を3種類から選びボタンを押すと、「どさっ」と落ちてくる。
今までだと
トレイを置く → 茶碗だけを持つ → 炊飯器のふたを開ける → しゃもじを手に取る → しゃもじでよそう → しゃもじを戻す → 炊飯器のふたを閉じる → 茶碗をトレイに置く
というアクションが、
茶碗を器械に置く → ボタンを押す → 茶碗をトレイに置く
だけで終わる。なんと効率的!
たぶん人流をスム-ズにするためだろうが、ちょっと味気ない。メンテナンスも大変だろうに。コストがかさむ世の中になってきたなぁ。
食事を終えて、ルートを考える。こちら方面に来たのだから琵琶湖へ行き、湖岸を走ってみようかと考えていたが、思いついたことがあり地図を見ながらルート検索。距離・時間共に問題はないのでそれに決定する。
7時出発。R8 を使って敦賀へ。これまでは途中から R365 に入って南下していたため、 R8 で敦賀方面には行ったことがない。なので遠回りにはなるがこのコ-スにしてみた。
途中に敦賀港があった。ここからも新日本海フェリ-が北海道行きの便を出している。でもこの便も北海道につくのは 20 時過ぎなんだよなぁ。やっぱり使うなら新潟発の便かなぁ。
目的地に到着。
ここは「けいおん!」の聖地。主人公たちが通う学校のモデルとなった所だ。このアニメが一世風靡していた頃から時々来ていたが、5 年あまりご無沙汰だったので久しぶりにやってきたというわけ。
回想~
このアニメ(漫画)は、今で言うところの「日常系」。このジャンルは「けいおん!」が初めてメジャ-にしたのではないかな。
知り合いに勧められた時は、「女子高生」「バンド活動」というキーワ-ドから、汗臭いスポコン的な(オーディションに受かるぞ-、メジャ-デビュ-するぞー、彼氏つくるぞ-、みたいな)作品かと思ったのだが、さらに聞くと「日常を描いたゆるゆるとしたアニメ」と言うではないか。イメ-ジが湧かずに「????????」となってしまったが、とりあえず観てみた。
どハマり!
なに、このアニメ!?
あまりにもフツ-であり不自然さや鼻につく場面が全くなく、それでいて仕草や表情を含む人物描写が他作品と比べても群を抜いてきめ細かい。いわゆる「クオリティが非常に高い」のだ。原作の面白さをアニメ化することでさらに磨きをかけている。さすが京都アニメ-ション!としか言いようがない。
異性との恋愛話や「怒」のシーンはないが、そんなブースタ-が必要ないくらい心に沁み込んでくる作品だ。考えさせられたり笑わされたり、時には号泣させられたりで、アニメ放送が終わった時は見事に「けいおんロス」になったワタシ。その後、全 41 話+劇場版を何度観たことか・・・。
声優さんがはまり役だったことや音楽のクオリティが高かったこと、多くのコラボがあったこともあり社会現象となったが、その盛り上がりを超える作品は未だに出てきていないと思う。
ラブライブ? ソードア-トオンライン? ウマ娘? まだまだだな・・・。
この作品に魅せられた結果、軽自動車なら余裕で買えるぐらいのカネをグッズ購入のために使ってしまったことは内密にしておいてほしい。
~回想
京アニ作品の特徴として、部分的にかいつまんで観てもあまり面白さは感じられないということがある。他話とのつながりや伏線の回収が物語の進行と同時に行われているからだ。それだけに、最終話まで通して見終わった時に押し寄せる充実感と喪失感のダブルパンチは強烈で、またすぐもう一度観たくなるという中毒性すらあるように感じる。
そんな作品を作っていたスタッフさんの中にも、「あの事件」で犠牲になった方々がいる。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
久しぶりにここにやってきた。さっそく中に入る。
中に入ると
講堂に行ってみる。
以前に来た時はもっとたくさん展示があったと思うが、今はだいぶ「けいおん色」が薄れていた。でもこの建物は「けいおん!」だけに頼っているわけではないのでしょうがないか。実はこの建物は単なる聖地ではなく、歴史的に価値のあるものだ。
歴史的建造物でありながら無料で中に入って見られるというありがたい計らい。そのためこんなお客さんも。
彼と少し話をしたが、やはり無料で届け出も要らず、学校というシチュの中で撮影できるのでよく来ると言っていた。ドールかぁ・・・。興味はあるが使う金額がフィギュアとは桁が違うのでワタシにはムリかな。
場所を変えて観光案内書へ。ここはまだ「けいおん!」臭がぷんぷん。
さあ、もうおなかいっぱい。帰るか。
途中で昼食を摂り
ぶらぶらと国道を南下して
本日の走行距離:429.4km
3日間の走行距離:1450.5km
今回の振り返り
本来の目的であった紅葉は完全に空振りでした。おまけに天気も悪くドライブ日和には恵まれませんでしたが、ひとりで黙って長距離を運転することで心の「アク抜き」ができました。
運転中はいろいろと考え事をするのですが、時々意図せずに心が「無」になる時があり、今回もそういう状態を何度も体験しました。精神は集中しているけれど特定の考えにとらわれているわけではない、たぶんそんな時には α 波が全開で出ているのだと思います。これは「癒されている」状態に近いのではないでしょうか。
やはりワタシにとって、ドライブやツーリングは精神衛生上欠かせないものなのかもしれません。
ではまた。