paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

Tiger Explorerトラブル備忘録 第2章 その2

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セイバ-さんによる自粛強制フォト

 

んんん、、、GW のツーリングがなかなか決まりません。というのも、天気とネモフィラ( in 国営ひたち海浜公園)とシン・コロナの状態によって、「バイクで行く」、「車で行く」、「やめる」の3つが想定されてしまうのです。

 

楽しさでバイク、便利さで、安全度で中止という、まあどれをとっても自分に対する言い訳としては成り立つので困りものです。出発は10日後。できればバイクで行きたいものです。

 

 

さて、Tiger のトラブルについてです。

 

前回書いたように、雄冬岬でトラブル発生です。

 

自宅から新潟のフェリ-乗り場まで 800km 、小樽のフェリ-タ-ミナルから 100km 走ったところで突然の

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジン停止 

 

です。それまでは快調無比で、トラブルの気配も全くありませんでした。

 

ああ、それなのにそれなのに・・・・・

 

前触れも予兆も神のお告げも全くなく、エンジンが突然止まったのです。まるでスイッチを切ったかのように、本当に突然に。

 

 

わけがわからないままとりあえずクラッチを切り、惰性で路肩に寄せて停止。

 

 

メ-タ-を見ると、電気系は健在。ただ、エンジンのチェックランプとトラクションコントロ-ルのランプが点灯していました。再始動させようとしましたが、セルボタンを押しても、うんともすんとも・・・。モ-タ-はだんまりを決め込んでいます。

 

雨の中、タバコに火をつけて考えることしばし。

 

「外見上、破損やオイル漏れはない。ということはトラブルは電気系。エンジンチェックランプとトラクションコントロ-ルのランプが点灯してエンジン停止ということは、燃料噴射系の不具合か、どこかのセンサ-の接触不良かだろう」

 

Tiger は、エンジンのチェックランプが点灯してもパワ-セーブモ-ドになるだけで、エンジンが急に停止することはありません。ということは、実際にエンジンにトラブルが生じたわけではなく、電気系が何か悪さをしたかカン違いをしたのかもしれないと想像しました。でもこのままでは先に進めないのでツーリングはここで終了???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでひらめいたことがひとつ。

 

「エンジンがかからないからワーニングランプが点灯した」のではなく、「ワーニングランプが点灯しちゃったからエンジンがかからない」のではないか?

 

という、コペルニクス的転回です。

 

 

ならばワーニングランプ点灯を無かったことにしよう!

 

物は試し、ダメなら赤男爵に救援コ-ルだ! 雨の中荷物を降ろし、バッテリ-端子を外して10 分ぐらい放置し、再接続。

 

おお、ワーニングランプが消えている! セルモ-タ- ON!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Vooooooooooooooooooooo」

 

やった-! やってみるものですね。何事もなかったかのように、しれっとエンジンは回っています。

 

「オレすごい! オレ天才! やっぱオレもってるわぁ!」

 

と、安堵と喜びに内心狂喜しました。ワタシの周りでは天使がラッパを吹きながらぐるぐる回っていたことでしょう。

 

 

「よかった、ツーリングは続けられる。初日リタイヤなんて悪夢だぜ」

 

と思いながら荷物を再び取り付け、北上を再開しました。

 

 

やがて増毛の町内に差し掛かりました。ここは以前 500 円ハゲになった時に立ち寄った、ワタシの救済ポイント。やはり素通りはできないので駅に寄ってみましょう。

 

ゆる-い坂道を登りきると、あとは下って海側まで出られる・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずが、ここで再度エンジン停止

 

坂の頂上付近でエンジン音は 0db に・・・・

 

そこにあったバス停の待合客の前を、足こぎしてヨタヨタ進む大型バイク。

 

かっこわる・・・。

 

 

彼らの視線を背中のセンサ-で感じながら、絶望的な気分になりました。

 

「ツーリング、終わった・・・・」

 

 

 

続きは今度。

では。