やっと1週間が終わりました。週末は雨の予報ですが、バイクは修理待ちで出られないので残念さも半減。明日は録りためたアニメでも見て過ごすとしましょう。
さて、Ninja 最終章です。
ツ-リングの手段として大活躍だった Ninja 。私にとってはとてもしっくりくるバイクだったのですが、気になるところが出てきました。
まずひとつめ。
秋田 飽きた。
とても使いやすく、整備もしやすく、かっこいい。確かにそうなのですが、「Ninja 」というブランドに10年以上ひたっていると新しい発見があまりなくなってきたのです。どんな走り方をしても何が起こっても「ああ、そうだろうね」という気持ちが先に立ち、気持ちが盛り上がりません。
これは安心感につながり、余裕が生まれてツ-リングそのものを楽しめたのですが、やはり趣味である以上ワクワク感がなければ物足りなさを感じてしまいます。まるで長く苦楽を共にした恋人に飽きてしまったかのよう。
ええ、そうですとも。私はひどい男です。
ふたつめ。
立ち位置にうっとうしさを感じるようになった。
Ninja は名車で人気車です。それゆえにいろんなパーツが出ています。だからといってそのパ-ツに換装しなければいけないわけではありません。私はノ-マルのフォルムが好きなので外見は一切変えませんでした。
ところが、県内外を問わずツ-リングしていると、必ずと言っていいほど「○○は変えないの?」だの「▽△を付けないの?」とか言ってくる輩に出くわします。特に
アップハンと集合管。
ったく、どいつもこいつも馬鹿の一つ覚えみたいに、特性やバランスもわかってないくせにしたり顔で言いやがって。そんな金があるんだったらガソリン代に使うわぁ!そしたらテメ-のなんちゃって改造 Ninja より速く走れるようになるんだよ、ボケェ!!
とは言わず、「いや-、この形に慣れてるもんで、ははは。」と返していました。それでも食い下がってくる 奴 人には「そんなに速くなるんですかぁ。一緒に走って見せてくれませんかぁ。」と言って、後方への置き去りの刑に処していました。ある時などは、追いついてきた先で「キャブがど-たら、サスがど-たら」と、延々と言い訳を並べた 奴 人もいました。同じ A8 だったのでよほど悔しかったのでしょう。馬鹿みたい。
一時のビグスクブ-ムのように、流行のアイテム感覚で乗っている連中が目立ち、そんな奴らからご高説を垂れられるのがうっとうしくなってきました。
ええ、そうですとも。私はめんどくさい男です。
みっつめ。
もっと効率的に走りたくなった。
結婚したので自由な休日が減りました。ならば、もっと移動スピ-ドを高めるとツーリングの日数を減らせられると思いついたのです。
しかしNinja の高速道路での快適な巡航は「ピ- km 」。でも当時であってもその速度ではどんどん追い抜かれていました。だからといって 「ブ- km 」に上げると風圧が強くなり疲れが増します。「ピンポン km 」にすると、ヨーイングが出てきます。
環境も変わったことだし、ケジメをつける意味でも買い替えてもいいかな。ヨメにはナイショの口座を召喚するのは今!
ええ、そうですとも。私は短絡的な男です。
ちょうど大型二輪免許をとった同僚がいて、Ninja を欲しがっていたので譲ることにしました。「いい子にしてろよ。大切にしてもらえよ。お前のことは忘れない。」と涙があふれる前に、諭吉軍団が入った封筒を受け取ってめっちゃ笑顔になりましたとさ。
ええ、そうですとも。私は薄情な男です。
続きは今度。
では。