paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

私的バイク遍歴 3/11

世の中では 「Stay Home 」と言われていますが、最近まで「三密」って言ってませんでしたっけ?キャッチ-な言葉を連発して状況が変化したことを誤魔化す気でしょうか?

 

予定を変更し、2台目の続きです。

 

入学して念願のバイクサ-クルに入り、大学近くのバイク屋でGPz400 ( F ではない)

を購入。いや-、うれしかったですねぇ。意味もなく乗り回していました。

 

初心者のため怖くてアクセルを開けられなかったから、信号ごとにエンスト。「評判通り、低速トルクがないなぁ」とほざいていた自分に、今なら顔面に

ダイダロス・アタック

をお見舞いしたいです。

 

で、1週間後に我がサ-クル恒例の

「バイク購入おめでとう

(見せてもらおうか、そのバイクの性能とやらを)

 ツ-リング」

が挙行されました。目的地は赤城山

 

そうです、あの豆腐屋たちが車を横に向けながら走るのに適した曲率の山道が続くあの

赤城山です。西日本から来た私は「赤城の山も今宵限り」という情報しかなく、「景色がいいところなんだろうなぁ」と軽い気持ちで参加しました。

 

甘かった。

 

出発前ミーティングでは先輩方は「このサ-クルの中では最新型だな」とか「俺たち、ついていけっかなー」とか言って盛り上げてくれます。こちらも調子に乗って

「いや-、ジブンまだ初心者ですから皆さんついてこれるでしょう」

と返していました。

 

バカバカバカ、俺のバカ。今なら顔面に

ギャラクティカ・マグナム

をお見舞いしたでしょう。

 

「じゃあ、行ぐか~」という、先輩の千葉なまりの号令とともにスタ-ト。

 

みなさん、あっという間に点になりました。

 

たまに OB 会などで一緒に走ることもありますが、今でも「速いなぁ」と思います。

まして当時の私は初心者で、バイクは卸してまだ1週間。

ついていけるはずがありません。

 

皆さんよく考えておられて、姿が見えなくなるほどには引き離しません。常に点の位置をキープします。いっそ見えなくなったら諦められるのですが、見えているのです。

 

追いかけるしかないでしょう? 景色?なにそれおいしいの?

 

赤城山についた時には、幽体離脱が始まりかけていました。神社の駐車場で休憩30分。

 

「じゃあ、行ぐか~」という、先輩の千葉なまりの号令とともに帰路に。

 

帰りの記憶はありません。休憩のたびに

 

あと何時間ですかぁ・・・」「あと何キロですかぁ・・・

 

と、うわごとのように先輩に聞いていました。そんな私に先輩方は

 

「遅せーよ!」

「うるせ-よ!」

「はぐれても待たね-ぞ!」

 

と、私を鼓舞してくれました。鼓舞ですよね、先輩方?

 

このネタで卒業までイジられることになる話はまた後日。

 

このツ-リング後に決意したことは3つ。

 

・練習して速くなろう

・もっとバイクのことを勉強しよう

・先輩達には逆らってはいけない

 

こんな感じでソロやマスツ-リングをして日々過ごしていました。毎週洗車をするほどにGPz が大好きで、エボ二-ブラック×ファイアクラッカ-レッドのタンクにワックスをかけたり、エンジンに耐熱ワックスをかけてフィンを一枚一枚拭き上げて、いつもピカピカ。

 

1年2か月の付き合いで、別れは突然にやってきました。

 

帰省する日の朝、アパ-トのドアの前の駐車場にはバイクカバ-がこんもり。

 

盗まれました。

 

尾崎豊が大嫌いになりました。

 

「盗んだバイクで走り出す♪」

 

お前か-!!!

 

次回こそ3台目のことを。

では。