今日も最高気温は 35℃ 越えでしたが、午後に通り雨がありました。さ-っと降ってすぐ止みましたが、湿っぽくほこりっぽい匂いが今さらながら夏を感じさせてくれました。
よく考えてみると、30年以上もの間、海外旅行やらツ-リングやらで地元での夏を体験していなかったのです。なのでこの暑さを感じるのは高校生の時以来。「ここはこんなにも暑かったのか-」と再認識するのと同時に、「来年こそ北海道へツーリングに行って快適に過ごそう」と固く心に決めました。
さて、11台目の機種選定作業です。
とは言っても、急ぐ理由もないし FZS はまだ充分に乗れるので、そんなにガツガツした気持ちにはならない中での選定作業です。
条件としては、
・大型車 → 見栄(バカ)
・存在感のあるもの → 見栄(バカ)
・ツーリングに最適 → 楽に長距離を走りたい(ジジイ)
・使いやすい・扱いやすいもの → 身体に負担をかけたくない(ジジイ)
という、ざっくりしたものからのスタ-トでした。
ですが、長い間買い替える気は無かったし、定期購読していたバイク雑誌もツ-リング情報メインのものだったので、ニュ-モデルにはとんと疎くなっていました。とりあえず情報収集を開始したところ、愕然としました。
乗れる(乗りたい)バイクがない・・・!
ちょうどリーマンショックから始まる経済成長減退期だったのでバイク業界も元気がなく、以前と比べて機種数が大幅に少なくなっていました。バイクブ-ムの時にはラインナップカタログが 10 ページを超えるのが当たり前だったのに、1社で1枚物に収まってしまう少なさ!東京モータ-サイクルショウで配布されるノベルティグッズの質と量がマイナス成長を始めたのもこの頃だったと思います。
当時の国内販売車にはワタシの条件にあうものはありませんでした。
ならば逆輸入車ではどうだろう?
ありました。
雑誌評曰く、ZRX1200 DAEG と ZZR1400 の2台の味をこの1台で味わえる、とのことでした。「KAWASAKI 」だし「 Ninja 」だし、パニア付けられるしコンパクトだし、と文句なし。条件を余裕で飛び越えて世界新を出す勢い。「やっぱり『漢KAWASAKI』のNinja 正常進化版を買うのが妥当だな」と思い、翌日にはさっそく赤男爵へ突撃しました。
鼻息荒く Z1000SX の購入希望を伝えると、セ-ルスの人が在庫確認のために席を立ちました。
その時です。急に心に引っかかるものを感じました。そして私の中のゴ-ストがささやいたのです。
コレジャナイ!
と。私以上の鼻息で席に戻ってきたセ-ルスの人としばらく話し、支払金額を聞いてその日はなんとか帰りました。禿げるのではないかと心配するほど後ろ髪を引っ張った「欲望」に「直感」が勝った瞬間でした。
モヤモヤした気持ちをもったまま数日経った頃、大学のバイクサ-クルの先輩が遊びに来ました。そこでこの顛末を話したところ、彼が一言。
Z1000SX って FZS と路線が同じじゃね?
モヤモヤの原因が一瞬で解明しました。同じ立ち位置のバイクだったら、なぜ買い替える必要があるのか。赤男爵の店で引っかかりを感じたのはこれだったのです。そういえば以前も同じことがありました(私的バイク遍歴10.7/11 参照)。一気に購入熱が冷め、平熱にもどってしまいましたとさ。
はい、選定作業やり直し。
候補車2台目は次回。
では。