今日病院に行った帰りに薬局に寄ると、偶然マスクが売られていました。久しぶりに見る新品マスク。それもサ-ジカル7枚入り!
「お前はこれまでどこにいたんだぁっ」と思いつつ震える手でマスクを手にすると、店員がす-っと寄ってきて「今入ったばかりですよ」とささやいた。何かイケナイ物を買ったような気がしました。
さて、2台目です。受験勉強の休憩時はバイク雑誌でお勉強。「どれがいいかな♪」と写真やスペックを見て品定めする日々でした。時折入試勉強の時間を上回るほど熱中したのもご愛敬。
さんざん悩み、決めたのがコレ ↓
英 special : 特別な
見た目もワイルドそうだし、まさにオレのマシン!バイク無知な親に見せては「これ、え-やろ-」と洗脳し続けていました。
ある日雑誌を読んでいると、そこにはこんな記事が・・・
「日本のアメリカンタイプのバイクは『プアマンズ・ハ-レ-』と呼ばれ・・・」
プアマンズ? プアマンズ? プアマンズ?
英 poorman :貧乏人
光の速度で気持ちが萎えました。
では次はヨ-ロピアンタイプでいこう。ツ-リングに似合いそうなのは・・・っと。
これならどうだ。ヤマハはカッコいいし。 ↓
まずキャッチフレ-ズが気に入った!
「今、異次元へ加速する。ス-パ-VツインXZ400 」
どうです?男心(厨二)をくすぐるでしょう?
そしてデカイのが気に入った!
同意してくださらない人もいると思いますが、
「オレのはデカイ」
と男は言いたがるものなのです。
でも後に超不人気車でタマ数があまりにも少ないという噂を聞き、油をなめながら首を伸ばし、そこからさらに手が出るくらいバイク欲しい病になっていた私は「手に入んないんじゃな-」とあっさり進路変更。
デザインや大きさはイイ線行ってたんだし、こんな感じのバイクで似たようなのはないか?当時は4メ-カ-が4気筒を出してしのぎを削っていた時代。性能はほぼ同じ。では違いは?イメ-ジではなかろうか?
男(漢)心をくすぐるメーカ-がありますよね?イメ-ジ戦略としては大正解でしたし、実際くすぐられました。 ↓
はい、決まり。志望バイクが決まり、志望大学も決め、あとは修羅のごとく勉強し、大学に合格しました。5月に中免を取り、「バイクを買う約束?そんなん知らん」とおっしゃる親を論理的に口説き落とし、無事購入。
雑誌では「癖がある」とか「リアブレ-キ効きすぎ」、「メカノイズうるさい」とか言われていましたが、とても乗りやすいバイクでした。タンク上のインジケ-タ-も未来的でカッコイイ!!
首都高で転倒したり、峠道でシグナスにぶち抜かれたりなど、乗り手の未熟さをかばおうとしない姿勢にも好感が持てます。「オメ-のせいだ」とバイクに言われているような気がして、大学の授業を サボり 自己研修に代え、一生懸命練習する気にもなれました。下道800km一気乗りとかしてもほとんど疲れず(若かったから?)、燃費もよくてツーリングバイクとしても優秀でした。ただ、当時はパーツの入手には手を焼かされましたが。
なにはともあれ、現在の私のバイク選びの基準となった、最高のバイクでした。
続きは次回。
では。