paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

北の国から2019再訪 第7話

この土日は外出しない安息日です。月に1回はこのような日もあっていいんじゃないかと設定していますが、まあだるいことだるいこと!

 

特に何かしたいわけではないのですが、どこにも出かけない閉塞感や息詰まり感、休みなのに何もできなかった後悔などがあり、気分は下がり気味。お金を使わなくて済むので財布の負担はゼロですが、気晴らしができないという心の負担は大きいようです。

 

来週はどこかへ出かけよう・・・。

 

 

 

さて、北海道7日目です。

 

5 時半起床。予約通り 6 時半朝食。ここは 30 分刻みで朝食の時間が決められている。というのも食事スぺ-スが狭いから。この状況を「不便」ととるか「アットホ-ム」ととるかは自分次第。ワタシは後者。

 

今日の同席者はCB400氏と鹿の解体屋さん。ご主人も含め4人で雑談しながら美味しく頂く。今不漁のはずのサンマの塩焼きやいくらごはんなど、宿代を考えると超お値打ちの朝食である。

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朝食 なんと贅沢な・・・

バイク乗りには例年通りおにぎり(奥さん作)を持たせてくれる。これがまたうまいのなんの。「フツ-だよ。バイクで走る途中に食べるからおいしいんじゃないの?」とご主人は言うが、このおにぎりは掛け値なしの絶品である。コンビニのおにぎりは固く締めているが、アルミホイルでくるまれた手作りのおにぎりは、絶妙なコメの結合具合を誇る。それをご主人に説明すると「まあ、プロだから」と嬉しそう。奥さんが称賛されてのその態度がちょっとかわいい。

 

今年は車での来訪だったので当然もらえない。今回の車での北海道旅行で一番残念に感じるのがこれ。来年は必ずバイクで来ると伝えてから 7:15 に出発。

 


R38 , R237 で富良野のファーム冨田へ。狩勝峠で豪雨にあうが、越えたら晴天。今年は雨が多いな。まだ早かったのか、ファーム富田は珍しく客が少ない。

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ファ-ム冨田

 

写真を撮っていると中韓の団体様がご到着。混んできたので隣のとみたメロンハウスへ移り、メロンの食べ比べやソフトクリームを楽しむ。メロンパンを買って出発。

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どちらかというと赤があっさり系(パンは宿でいただいた)




太平洋を目指して R237 を南下。この道はあまり通ったことがないが、アップダウンがきつい上にトラックが多い。あまりいい環境ではないな。

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どこかの交通公園 D51 はロマン

 

二風谷でアイヌのお勉強。アイヌの服が欲しかったが、お値段は10万から、ちょっといいのになると40万くらいは必要と聞き断念。あの手間を考えるとそのくらいはするかな。来年は白老に大きな博物館ができるので行ってみようと思う(2019当時)。

 

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アイヌの建物


R235 , R36 を走り、途中でお宝ショップに寄りながら今日のお宿「ホテル室蘭ヒルズ」に 19:00 到着。

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途中で見た店 讃岐か伊予か、どっちだ?!


夕食を食べに「蘭たん亭」へ。今年もカレーラーメン。美味し。

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やはりうまい!


本日の走行距離:355.2km

 


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今日の振り返り

 

昨日に続きアイヌの資料館を見ましたが、当然言葉はさっぱりわかりません。でも、歌を聴いていると妙に引き込まれます。単純なメロディーの繰り返しに、こちらの心の原始的な一点が連打されているような気がするのです。案外、現代音楽は余計なものを身にまといすぎているのかもしれません。

 

2020年に白老に「ウポポイ」ができました。アイヌの文化を紹介する施設ですが、これができることによって二風谷のアイヌ関連の施設群がどうなっていくのかが少し気になります。

 

味のある展示を持つ町立や私立のこれらの施設が、大規模な国立のウポポイとどう棲み分けをしていくのでしょうか。日高アイヌの資料を中心に揃えて差別化していくのでしょうか。それともどちらかが観光資源としては淘汰されるのでしょうか。双方の施設の工夫や生き残り策が楽しみです。

 

 

続きは今度。

では。

私的バイク遍歴 11.15/11 最終章③ タイガ-を称えよ その1

年始から入院していた兄が、ようやく快方に向かいました。エコノミ-症候群による発作のため、一時は心肺停止状態になったのですが、あと10日余りで退院できる見込みだそうです。

 

意識を回復した記念に撮った写真を奥さんが送ってくれたのですが、そこにはうつろな目をしてピ-スサインをする兄の姿が・・・。

 

こどもか!

 

 

 

さて、Tiger Explorer の話です。

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飛騨まんが王国にて

 

足が着くのに気をよくした私は、言われた通りクラッチレバ-を握り、大きく息を吸ってセルモ-タ-を回しま・・・

 

っとその前にチョ-ク引かなきゃ・・・・

 

あれ?チョ-クレバ-はいずこ???

 

 

ワタシ:「あの、、、チョ-クレバ-はどこです?」

店 員:「(化石を見る目で)燃料噴射なのでチョ-クレバ-はありません(半笑)

 

 

ずっとバイクはキャブ車ばかりだったので、チョ-クなしでエンジンがかかるなんて驚きでした。チョ-クの加減次第でエンジンがかかるかどうかが決まるのを経験した世代にとっては、そんなことを気にせずスイッチポンでエンジンをかけられるなんて夢のよう。まるで車みたい! 未来ずら~!(by花丸ちゃん)

 

ということを今の若いモンに言っても意味が分からないでしょうなぁ・・・

 

 

気を取り直して、スタ-タボタンを ON ! ちょっとカンに障る金属音のような音を立ててセルが回り、エンジンに火が入ります。

 

エンジン音は並列エンジンらしい腹に響く音ですが、国産エンジンのような収束した重低音というほどではありません。一応音にまとまりはあるけれど、ところどころ違う音が混じっています。こんな感じの音、どっかで聞いたことあるな-と思っていたら、GPz900R のエンジン音とイメ-ジがかぶっていることに気づきました。

 

昔の TRIDENT900 の血統がまだつながっているのでしょうか? あれも3発だったし。

(このバイクのエンジンはカワサキからの技術協力があったと言われています)

 

この音を聞いて、シュンシュン回るエンジンではないなと思いました。

 

 

さあ、それではいよいよ路上に出ます。ギアをロ-に入れるとショックはやや大きめ。「気をつけて~」という店員の声に見送られておっかなびっくりのスタ-トです。

 

ライド・バイ・ワイヤ-は未知の世界でしたが全く問題ナシ! むしろスロットルコントロ-ルは極めてスム-ズ。これは ZZR 1100 とよく似ていて、低速域でも微妙な加減速が可能です。世界初の導入とのことですが、よくここまで味付け出来たなあと感心しました。

 

この日は乗って帰るだけと思っていましたが、ガソリンも満タンなことだし(私的バイク遍歴 11.13/11  参照)ちょっと走ってみよう! あまりこのバイクのインプレッション情報がないので、自分で体験するのが一番です。

 

 

幹線道路

とにかく「走りやすい!」の一言に尽きます。先行車との車間距離調整や追い越しをするときになんのストレスも感じません。それほど右手のスロットルの動きとパワ-の出方の関係が自然なのです。出すぎず遅れずで見事な調律と言うしかありません。加減速がシビアな FZS から乗り換えた私からすれば、このパワ-デリバリ-はまさに愉悦でした。 

 

 

かと言って非力なわけではありません。アクセル開度を大きくすると、質量感を伴いながら豪快に加速していきます。エンジンのフィ-リングは初期の水冷エンジンのよう。ゴリゴリ感を感じさせながらもよどみなく回転計の針は上がっていきます。このあたり、先述した GPz900R と同系統の感覚です。さらに回し、5000rpm を超えるとゴリゴリ感が消え、さらにスム-ズに回ってアブナイ領域まで連れて行ってくれます。

 

走りやすいだけに、調子に乗らない自制心と冷静さはマストアイテムですね。

 

 

市街地

とにかく「走りやすい!」の一言に尽きます。乗車姿勢の関係もあって視界が広く、周囲に意識を向けやすいので的確な状況確認ができます。また、渋滞や信号待ちがあっても、滑らかな加減速が可能なためストレスは最小限で済みます。交差点で曲がったり路地に入る場合の低速でのバンキングも極めて素直。「虎」というよりも「穏やかな猫」と言いたいくらい、とっつきやすい一面を見せます。

 

やや腰高なため足つきに注意しなければなりませんが、車体を直立させて制動をかけ、完全停止してから足をつくという練習をしておけばいいだけのこと。ストップ&ゴ-が多い場合はどうしても停止動作が雑になります。そんなときに「おっとっと」状態になれば重心の高いこのバイクは転倒する可能性が高くなります。この日何度かそのような目にあい、丁寧な制動&停止をするよう心に誓いました。

 

 

 

続きは次回に。

では。

ちよっとおでかけ

3連休が終わりました。どうして休みの日はこうも時間が経つのが速いのでしょうか。

 

この3日間で成人式が行われたところもあり、いろいろと物議をかもしています。

ワタシの疑問は

 

なぜ行政が成人式を開催するのか?

 

ということです。税金を使ってまでやることなのでしょうか?そりゃあ着物屋さんとか美容師さんは儲かるでしょう。議員のセンセイ方も票が欲しいので名前を売るいい機会になるでしょう。

 

でも20歳前後の人たちの半数近くはまだ学生です。高校を卒業して就職した人はすでに社会人になっています。では20歳で成人式をする意義とは何でしょう?

 

単なる同窓会や、着物と車の見せびらかしあいっこになっていませんか?そんなもののために税金を使わないでほしいと思います。

 

「子どもに着物を着せてやりたい」?「久しぶりにみんなに会いたい」?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人なんでしょう?自分でやったら?

 

 

 

という出来事はさておき、この休み中に岡山に行ってきました。目的は「ホキ美術館名品展@岡山シティミュ-ジアム」です。

 

ホキ美術館は千葉県にありますが、駅から離れたところにあるので東京からでもなかなか行けず、ずっと気になっていました。次のGWの福島ツ-リングの帰りに寄ろうと思っていたのですが、作品の一部が岡山に来ると聞き、見に行きました。

 

JR で瀬戸内海を渡るのは久しぶりです。土曜の9時過ぎという時間帯のため乗客も少なく、窓側の席のゲットに成功。かぶりつきで瀬戸大橋からの眺めを満喫しようとしましたが・・・

 

 

橋桁が多く、写真が撮れない・・・。

 

それまでは橋桁の存在が気にならなかったのに、いざカメラのファインダ-を覗くと橋桁の多さに驚きます。たぶん肉眼で見ている時は無意識に補正して、景色から橋桁を除いていたのでしょう。目で見る光景と、それを写真で写したものは違うものなのだなぁと改めて実感しました。この感覚があったので「ホキ美術館名品展」で作品を見た時、その凄味と意図が「すとん」と入ってきました。

 

岡山駅に着き、数分歩いて会場に行くとちょうど開場時間でした。

 

ほとんど誰もいない会場に入ると、写真かと見まがうほどの写実的な絵画がずらり。その緻密に描く画家のテクニックもさることながら、写真とはどこか違う雰囲気を感じます。

 

現在のカメラは高画素化しており、そのため毛穴や目の血管まで写ってしまい、修正が必要になるくらい完璧に対象のあるがままを描き切ります。

 

ですがこの作品群は違います。9割以上写真並みの精度で対象を描いているのですが、最後のところで「あそび」や「ゆらぎ」を感じさせてくれます。

 

つまり、眼で見た対象が写真眼を閉じてその対象の記憶に脳内補正を加えたものがこれらの作品なのではないでしょうか。

 

写真そっくりに描くだけなら、もう写真でいいわけです。ですがこの作品展の作品群は、見る者が補正を加えることで写真並みのリアルさに一皮イマジネ-ションが加わり、かえってよりリアリティ-が増す画になっている気がします。

イカに塩を加えると甘みが増す、みたいな。

 

それを意図して描く作家もすごいなあと思います。

 

陳腐な言葉ですが、とても心が揺さぶられました。

やはり5月には千葉の本館に行くことにします。

 

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唯一撮影が許された作品 写真並みの絵画を写真で撮るという不思議さ

 

 

残念なことがひとつ。それは客のマナ-です。大声でしゃべる人、騒ぐ子供をたしなめない親が少なからずいたことです。係員はといえば見て見ぬふり。日本の美術館・博物館にはこのような輩が必ずいます。文化の違いか、イギリスではどこの美術館・博物館に行っても大きな声を出す人は一人もいませんでした。

 

作品だけでなく、雰囲気も含めて美術展だと思います。その雰囲気を壊すのは作品を壊すのと同じなのではないでしょうか。もうすこし芸術を大切に扱ってほしいと思います。

 

今回はそれを想定しており、開館一番に入ったので被害は少なかったのでラッキ-でした。こんなことを想定しなければならないくらい、日本人の芸術に対する姿勢はお粗末なものなのかもしれません。

 

 

満足して会場を出て駅へ。時間があるので駅前をぶらぶらしていたら

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岡山駅

見つけちゃいました。

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「animate」「らしんばん」の看板が!

 

光に誘われる蛾のようにふらふらと入店。フィギュアと薄い本(全年齢対象)で、一葉さんとその一味が財布からさようなら。いい買い物だったので後悔はナシ!

 

非常に満足度の高い一日でした。

 

 

買ったもの

額絵×6 ポストカ-ド×1

フィギュア(小)×9 薄い本×6

 

 

ではまた。

北の国から2019再訪 第6話

とうとう緊急事態宣言が再び発令されましたね。とりあえず一都三県ですが今後増えて来るでしょう。年末年始で陽性者数が増えるのは予測していたとはいえ、現実にそうなると危機感を感じます。

 

本来であれば3連休で東京へ行く予定でしたが、さすがに行けませんね。昨日飛行機と宿をキャンセルしました。飛行機のキャンセルは電話で行いましたが、問い合わせが多いらしくてなかなかつながらず、30分ほど待たされました。

 

結局キャンセル料も手数料も無料でしたが、航空会社の負担を考えると手放しでは喜べません。コロナ騒動が一段落したらどんどん利用しようと思います。それまで持ちこたえてくれ、ANA

 

 

 

北海道紀行6日目です。

 

 

5時半に起きたが朝食は6時半から。テレビを見て時間を潰し、朝食会場へ。平日でも多数の宿泊客。前日、街ではほとんど人を見かけなかったのだけれど。炉端焼きを楽しんでいたのかな?

 

ル-トインでは朝食を腹一杯食べるのがワタシの仕様。満足してから 7 時半出発。

 


今回はレンタカ-なのでナビに頼れるが、それでもなぜか市内で迷う。やはりこの街との相性が悪いのか? なんとか市街地から脱出して D53 を北上するも雨と霧で湿原は見えず。昨日行っておいてよかった。

 


雨が止んだので900草原へ行ってみる。開陽台のような広々感はないが、山々の連なりが美しい。晴天ならこちらの景色の方が飽きないかも。

 

道の駅摩周温泉」で買い物(アイヌ文様のバンダナ)をして、R241 を西進。北海道らしからぬタイトな山岳道路を楽しむ。非力なAT車だが、失速しないように工夫して走るとそこそこ楽しい。

 

 

阿寒のアイヌコタンで古式舞踊を見る。今まで時間の都合上見られなかったが、今年は到着してすぐの時間で開演だったのでラッキー。沖縄と北海道の舞踊は、祈りや奉納の要素を強く残しており、その厳かさにしみじみ感動する。30分で終わるのが残念。

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単調なメロディだが、なぜか心に沁みる

 

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おや?アシリパと杉元が?




また降り出した雨の中オンネトーへ。晴れていたらもっと綺麗だったろうに。

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雨のオンネト- 晴れていてほしかった

 

そのままD664を西進。細くハードな未舗装路なので対向車がないのが助かる。鹿はたくさん見かけたが。考えてみれはここは彼らの領域。ゆっくり走る。

 

R241に再入し、足寄へ。例年だとここの道の駅にはバイクがたくさんいるのだが、今年はなんと0台。雨だしみんなルートを変えたのかも。



休憩の後西進して D88 , D468 , R273 を通りタウシュベツ展望台へ。望遠レンズを覗くと、橋梁の傷みが以前より酷くなっているのが見えた。

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タウシュベツ橋梁 ここで「どんぐり小隊」大活躍(劇場版ガルパン

 

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近くの線路跡

 

 

撮影をして駐車場へ戻る途中、狭い道で高齢者を含む家族連れ(8人)に道を譲ったが、誰も礼を言わない。やれやれ。無礼が当たり前にまかり通りつつある。年寄りが敬われなくやるのもやむを得ないな。

 


R273 , R241 , R236 で日が暮れた帯広へ。ここでいきなりの豪雨。いくら車でも視界が最悪で、運転が怖かった。なんとか「インデアン」にたどりつき、カツカレー(今回はインデアンルー)を楽しみ、

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いや-、やっぱうまいわ!


今日のお宿「ビジネスインこやど」へ。

 

ワタシ:「今年もお世話になります。」

ご主人:「あれ?今年はバイクじゃないの?」

ワタシ:「いやぁ、日程や諸々の事情で・・・」

ご主人:「根性無くなってきたんじゃないの?」

ワタシ:「来年はバイクで来ます、ゼッタイ!!」

ご主人:「いいねぇ。待ってるよ。」

 

出先でのこういう会話、大好物です。

 



本日の走行距離:334.6km

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今日の振り返り

 

見かけるバイクが少ないと感じたのですが、考えてみればバイク乗りの年齢層のボリュームゾーンにいる人達は今日は働いているんですね。社会人ライダーが多数を占めるようになったので、バイクも高価格化がもっと進んでいくでしょう。Tigerも 80諭吉以上値上がりしています。オプション付けて乗り出し300?ご冗談を、、、。


それと、相変わらずライダー同士で話す姿もあまり見ませんね。駐輪場では皆さんスマホやナビの操作に忙しく、知らない同士で話す暇も無いのでしょう。電子ガジェットのおかげで便利になり、他者と話す必要がなくなって自己完結できてしまうようになりました。たしかに効率的ではありますが、「無駄」や「余分」の要素があってもいいんじゃないかと思います。仕事じゃないんだから。

 


続きは今度。

では。

私的バイク遍歴 11.15/11 最終章② ポジ

一都三県、大変なことになってますね。三連休は東京へ行くつもりでしたが、ちょっと無理そうです。具体的な規制は飲食店に対してだけのようですが、他種の店も自粛する可能性はあります。春の時と同様、これだけ騒がれるとやむを得ないでしょう。

 

地元から出なければ安全という保証もないし、今の仕事は感染のリスクが高いので、東京で三密を避けながら観光をする方がよほど安全とも思えます。ですがもし旅行後に発症したら、東京行が原因でなくてもそのせいにされるのは目に見えています。そしてご近所や職場から冷たい目で見られることでしょう。

 

やはり今回もパスかな・・・。あ、みんなこうやって引きこもって、経済が回らなくなっていくのですね。なんとかならないものか・・・。

 

 

 

 

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宗谷岬にて


前回の続き、「そして僕は途方に暮れる」ところからです。

 

 

笑顔で見送ろうとしている店員。助けを求めるようなワタシの表情には気付いていないようでした。イイ歳をしてビビっているのがバレなくて、まずは一安心。でもいつまでも隠し通せるわけではありません。バレる前にとにかくこの場を立ち去りましょう。

 

気持ちを落ち着かせるために「臨兵闘者皆陣列在前!そして輝くウルトラソウッ!!」と唱えながら、ゆっくりとヘルメットをかぶりグロ-ブを着けてバイクに近づきます。ぶつぶつ言いながらロボットのように動くワタシを見る店員は、上半身が引けていました。

 

 

 

でかい巨大と言ってもいいぐらいです。こんなバイクにまたがる時に、はたしてワタシの脚はリアシ-トの上を無事通過できるのか?

 

気合一閃、「破ッ!!」。右脚が弧を描きま、、、す? あれ? リアシ-トの上にふくらはぎが乗っかっちゃいました・・・。

 

ワタシ:「(涙目)

店 員:「(視線が進路変更)

 

お気遣い、感謝します(照)。

 

 

まあ、シートを蹴っ飛ばさなくてよかった。右脚をにじにじと動かし、車体の向こう側に送って一息。幅広のハンドルバ-を両手でがっしりつかみ、直進状態へ。大径のフロントタイヤを高い位置から動かしているので重いのは当然なのですが、その時の私にとっては不安材料がまた一つ積み上げられた気分でした。ハンドルをまっすぐにするだけでこんなに重いのか?

 

そしていよいよバイクを直立させようとすると重い!

 

今までのバイクと同じ力をかけても、Tiger はサイドスタンドにもたれたまま動こうとしません。気合を入れて「せーの!」と心の中で掛け声をかけてようやく直立しました。重心の高い、250kg級のバイクだけのことはあります。

 

 

これでは支えられないかも・・・・・・・???いや????あれ????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足が普通に地面についている!

 

むしろ FZS より良いくらい! シートに座って足を降ろすと、両足の親指の付け根まで地面に着きます。ケツを数センチずらしただけで片足べったりという足つき性には心底驚きました。

 

このシ-トは高さ調整ができ、850mm ⇄ 830mm と変えられることを思い出し、「低いほうにセットしました?」と聞くと「いいえ、高いままにしています。」と言われ、またびっくり。タイ製だけあって、アジア人の脚の長さを考慮して車体を作ったのでしょうか?当時の BMW-GS とは比較にならないぐらい良好な足つきでした。

 

調子に乗って、「足つき、いいですねえ」と両手を離して股下で左右に振ってみると「おっとっと」状態に。店員が電光石火の速さで手を伸ばして支えてくれました。

 

「重いので気をつけて下さい」と言った彼の眼はもう笑っていませんでした・・・。

 

 

 

でもこれで一気に気持ちが楽になりました。足さえ着けられさえすれば、あとはなんとかなる!大きなハ-ドルが目の前から消え去った気分です。

 

 

では、とエンジン始動!回れ、セルモ-タ-!

 

 

 

 

 

し-ん‥‥

 

 

 

 

あれ?メインエンジン、始動!

 

 

 

 

 

し-ん‥‥

 

 

 

 

ああ、「宇宙戦艦ヤマト」の波動エンジン始動の時のように、間があってからかかるのか、と思い耳をすませていると

 

 

店員「先程言ったように、エンジンをかける時はクラッチを切ってください。」

 

 

すみません、聞いていませんでした。というか、余裕がありませんでした。

 

 

では、改めて。

 

油圧クラッチを握ります。おぉ、軽い! 同じ油圧クラッチの GPz や ZZR より軽い!ワイヤ-クラッチだった FZS と同じかすこし軽いくらいでした。これは助かります。握力養成クラッチはツ-リングでは疲れますからね。

 

いざ、セルモ-タ-回転開始っ!!!

 

 

 

続きは今度。

では。

北の国から2019再訪 第5話


休みに入る前は、あれもしたいこれもしたいと思っていたのに、終わってみればアニメ→パソコン→食事のローテ-ションという、いつもの土日の延長で冬休みが終了してしました。毎年のことですが、贅沢に時間を使ってしまったなぁと反省しています。

 

でもその合間で、夏の北海道ツ-リングの計画を立てました。宿も日程の半分ぐらいは予約完了です。今度はだいじょうぶだろうな?おとなしくしてろよ、コロ助

 

で、今日から仕事が再開しました。休みボケのためか、頭の回転がよくありません。低回転でぎくしゃくしている感じです。

 

この数年、ON と OFF の頭の切り替えがスム-ズにできなくなっていて、仕事のパフォ-マンスの低下につながるのではないかと心配なので、意識してケジメをつけるように心がけようと思います。仕事あっての遊びですからね。

 

 

 

5日目です。

 


5時半起床、6時半出発。朝食はどこかのセイコマでとればいいや。

 

D69 , D8 , R243 で南下。奥行臼駅跡に立ち寄る。早朝で誰もおらず、小雨に煙る古い駅舎はイイ味を出していたので撮影タイム。

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奥行臼駅跡 うちすてられ感がたまらない

 


30分くらい楽しんでから R243 , R44 で根室方面へ。目的は東根室駅。最東端の駅だが行ったことはなかった。これまでは場所がわからずあきらめていたが、今回はナビ様のおかげで着くことができた。でも駅を見てびっくり。住宅地の中にあり、駅としての存在感がない。こういう放ったらかし感、大好物。

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最東端の駅にて やっと来られた



満喫した後、D142 で西へ。例年ここを走っているが、全く飽きない。雨も上がり原生林や海沿いの景色を楽しみながら快走。それに加え、先行車無し、後続車無しという最高のシチュエ-ション。用心すべきは野生動物の飛び出しとパンダの待ち伏せのみ。

 

厚岸で R44 に一時入り、再び D142 へ。こちらのほうが道がダイナミック。道沿いの集落は読めない地名ばかり。そういえば仙鳳趾という地名は霧多布の近くにもあったが、別々の場所に同じ地名(文字も読み方も同じ)が存在するのは何か意味でもあるのだろうか?

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絶景なり

 

 

途中、キタキツネが道の真ん中で食事をしており、退いてくれず困った。

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ちょ―っとすまんが、どいてくれんか?



昆布干しの作業を見つつ、釧路へ。

 

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昆布干し絶賛作業中


 

大幅に時間が余ったので、R391 , D1060 でコッタロ湿原展望台へ。今年は車なので熊を恐れる必要がなく、湿原の中を突っ切るこのル-トを選んだ。D1060 は展望台までほとんど未舗装路だが、バイクでも余裕で走れる程度。でも時々ふかふかの砂利の部分があるので油断は禁物。

 

前年同様展望台に登るのはキツかったが、その分絶景が楽しめるので行く価値はある。

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今年も来ましたコッタロ展望台 息上がりMAX



それでもまだ時間があるので細岡展望台へ。行きやすさではこちらだが、見晴らしのよさはコッタロに軍配が上がる。

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細岡展望台 ここも十分楽しめるが

 


釧路湿原駅でノロッコ号を見てから出発。ここから再び雨が降り始める。

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釧路湿原駅 オシャレな山小屋風

 

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ノロッコ号 たくさんの人が乗っていた

 

今日のお宿、ルートイン釧路駅前にチェックインの後、街散策。

 

泉屋でスパカツを堪能して

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このために釧路に来ていると言っても過言ではない

 

幣舞橋あたりをうろつく。

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幣舞橋より 雨風、相当強し 

 

 

 

本日の走行距離:337.7km

 

 

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今日の振り返り

 

ザ・道東という道でした。これで天気が良ければ文句なしです。昨日以外毎日雨。そういう意味では車は快適です。燃費もバイクと同じだし。でも次はバイクで来ます。

 

釧路の街並みは面白いです。駅前通りは個人商店が多く、他の地方都市とは違う風景なので、歩いてみても飽きません。よく言えば個性的、悪く言えば古臭いのですか、懐かしい感じがします。駅といい街といい、程よく寂れています。でもホテルは多いんですよねぇ。

 

 

続きは今度。

では。

2020年走り納め(お散歩ツ-リング) 12/29

今日は午前中に、近所のス-パ-へ行ってきました。大混雑でしたが、見る限りでは店員さんやお客さんは全員マスク着用です。海外のように強制されているわけでもないのに、ここまで徹底するとは。

 

ただ、マスクをしたままで大きな声でしゃべっている人たちがたくさんいました。

 

キミのマスクでは、霧状唾液の拡散は止められないのだよ・・・。

 

 

「マスクをしていれば大丈夫」とか「手指消毒をしておけば問題ない」と思ってしまう傾向があるようです。たぶん「○○するには△△すればいい」とか「▢▢さえしておけば大丈夫」とかいう安直なノウハウ本セオリ-に毒されているのでしょう。

 

マスクは「必要条件」です。「十分条件」ではありません。これを理解していなければ、コロ助に隙をみせてしまうのではないでしょうか。

 

コロ助がきっかけで、我々の思考の安直さや危機意識の低さを意識、自戒することができたのは収穫でした。あとはなんとか切り抜けるだけです。もう少し頑張ってみましょう。

 

 

 

今日は天気が下り坂になることは知っていたので、昨日(29 日)に今年のバイクの走り納めをしてきました。とはいっても泊りがけというわけにはいかず、いつものお散歩ツ-リングです。

 

何にも考えずに走るというのも楽しいのですが、目的地がない場合はちょっとしたルールを決めています。それは

 

 

往路

・2時間走る(休憩時間を含む)

   *2時間を超えないこと。中途半端な場所で時間がきてもそこで終了。

・地図は使わない

   *あえて迷う。

・高速は使わない

   *あくまでも「お散歩」だから。

・できるだけ幹線道は避ける

   *信号停止時間がもったいない。

・目を△にして走らない

   *お・さ・ん・ぽ!

 

 

復路

2時間以上走る(休憩時間含む)

   *途中での買物や立ち寄りは積極的に

・地図は使用可

   *できるだけ使わずに、標識とカンをメインに

・高速は使わない

   *緊急時は使用可

・必要に応じて幹線道は使用可

   *基本的には使わない

・目を△にして走ってもよい

   *まあ、そのテの道なら仕方ない

 

というものです。せっかく走りに行くのに、見た景色が前車の後ろ姿と路面だけというのではもったいないと思うのです。なので、できるだけウロウロキョロキョロできるような方法として考えてみました。

 

 

では行ってみよう!

 

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車庫前にて 今日も無事に出せた(ホッ)


何の気なしにこの方向に向けて出してしまいました。なので今日は → の方向へ進みます。10分ほど広い道を走った後、旧道に突入です。

 

旧道を走るのは楽しいです。新道沿いにあるような、紳士服店や車のディ-ラ-、ファミレスを見かけることはありません。代わりにあるのは洋品店やモータ-ス、定食屋です。なのでその町の個性が見られたり、時には町の歴史や事情まで推察できることもあります(「この山村は小さいが和服店が複数ある」、「こんな小さな港町に造り酒屋がある」など)。

 

点と点をつなぐために広い道を速く駆け抜けるのも楽しいですが、今は「線上キョロキョロ走り」が気に入っています。そして Tiger Explorer もこのような走りを苦にしません。このバイクの低速トルクは強すぎないので、半クラを多用しなくてもギクシャクせずにゆっくり走ることができます。長距離ツーリングでも近場のウロウロ走りでも、このバイクはいい仕事をしてくれます。出先での押し歩きを除けば。

 

走っているうちに海に出ました。この道は山の中腹沿いに走っているため、海が見える絶景ツ-リングコ-スです。ただし道幅は2車線から0.8車線までとバラエティに富んでおり、「ヤッホ-♬」と叫んで走れる道と「う“ぁ”-」とうめくしかない道がランダムに続きます。なかなかスリリングな上に「自転車」と「路線バス」というキャラが突然現れるので気が抜けません。全集中の練習にはもってこいの道です。

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ここは「ヤッホ-」区間



2時間近く走ったので、道沿いの本屋に入り往路終了です。正月に読むための雑誌を物色したりして30分の休憩を取りました。

 

では復路です。往路は海沿いだったので今度は山道。幹線道路から離れて県境越えの峠道へ。ここも往路と同じような道でした。初めは紅葉が残る山々を見ながら走っていたのですが、高度が上がっていくにつれて道の難度も上がってきます。ブラインドとヘアピンが続く典型的な山間部の県道です。バイクを直立させるよりバンクさせている時間の方が長い、なかなか骨のある道でした。こんな道ではアクセルを積極的に開けた方が 安定して速く走れますが、調子に乗ると重量級の車体が牙を剥くので、我を忘れた走りは厳禁です。

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難所を無事通過 一服中

この山道も無事通過できました。あとはまた旧道をメイン、幹線道をツナギとして走り、無事帰宅。復路の所要時間は2時間40分でした。

 

 

使用カメラ : SONY DSC-RX100M3

 

本日の走行距離:169.3 km

 

 

 

では、よいお年を。