paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

息抜き東京行脚 最終日

最近物忘れがダイナミックになった母に振り回されています。できるだけ穏やかに対応したいのですが、これがなかなか・・・。老人相手に声を荒げるのも大人げないので、修行だと思うようにしました。おかげでストレスは急上昇。発散するためにはもっと念をいれて遊ばなきゃ。

 

 

東京行、最終日です。どうぞ。

 

 

7 時起床。今日も遠出はしないので、9 時前までダラダラして過ごす。思えばこんな時間の使い方って日常ではしていないので、贅沢に感じる。見るテレビはもっぱらNHK。天気やら交通情報がわかるので旅先ではありがたい。

 

 

御徒町から浜松町へ移動。この時間はまだ通勤客でいっぱい。申し訳なさ半分、優越感半分で満員電車に揺られる。バッグが重いので薄い本は駅のコインロッカーへ入れておく。今日もたくさん歩くだろうから紙の重さを侮ってはいけない。朝食の蕎麦を食べて

2回も食べられるとは(喜)

大江戸線で六本木へ行き森美術館を目指す。

途中にあるオブジェ(?) これは何を表しているのだろう?といつも思う


今回はアスターゲイツ展:アフロ民藝

先頭に並んで買った


隣接の東京シティビュ-では花とゆめをやっており、そちらは開館前から大行列。少女漫画なので縁がないと思っていたのだが、パタリロ!の存在を忘れていた。しまった、行きゃよかったかな。でもこの行列(女性ばっかり)に並ぶ勇気はないな。

 

シアスタ-・ゲイツ氏の芸術表現は初めて見た。迫害や差別のいきさつがあるのでそれに対抗する姿勢が感じられ、どうしても戦闘的な自己表現になっているように見えてしまう。そうなるとこちらは「な、あいつらひでぇだろ?だからオレたちはこんな活動をしてるんだ。間違ってないだろ?」というメッセージが聞こえるみたいで強制力を感じることになる。 そんな形で表現するほどに根深い問題が内包されているのだろうが、芸術作品を見て起こる自由であるはずの感情や発想が限定的になってしまうことに窮屈さを感じてしまい、2 時間ほどで観覧終了。んー、ワタシ好みではなかったようだ。

「見ごたえ」という意味では十分以上だったのだが

 

 

12 時近いのでメシだ。日高屋バクダン定食(ご飯大)+餃子 を食べる。ちょっとは野菜も食っとかなきゃな。

地元に無い店なのでついつい寄っちゃう


満腹になり支払いはカードで・・・あれ、カードケースがない???

 

森美術館で入館料を払った時に使っただけだよな?ということはそこでで落としたか。小雨が降る中足早に戻り事情を説明すると、防災センターにそれらしきものが届いているとのこと。すぐ行くと係員の机上には見慣れたさをり織のカードケースが!心の底から安心した。だってクレカとポイントカード、免許証が入っていたのだから。

神様、ありがとうございます。

 

警備員に対して昨日の寄せ書きにあったことを実践してみた。

納得させられる

そうするとワタシの気持ちが伝わったのか、それまで無表情だった警備員の顔に笑顔が浮かんだ。なるほど、やってみるもんだ。

 

 

13 時を回った。アキバや中野に行っても特に買うものはないだろう。ではこの近くにあるサントリー美術館へ行ってみよう。

10 年ぶりかな

東京ミッドタウンの中 ハイソな雰囲気に思わず背筋が伸びる


日本の美術・工芸品が展示の中心だがあまり興味がないので足が遠のいていた。今回は面白そうな題だったので来てみたというわけ。

テ-マに惹かれた

では入館

 

驚くほど細かい細工や美しい色付けがあり、現代では人の手ではもう作ることはできないだろうと思われる作品がたくさん。

美術工芸品の数々 全部で幾らぐらいになるんだろうと考えるのは無粋


それらは美しさだけでなく凄みすら感させられるもので、それにあてられてクタクタになった。15 時を過ぎていて中途半端な時間なので、もう空港へ行こう。

 

大江戸線で大門下車、浜松町駅からはモノレールに乗る。羽田空港では手荷物検査を早めにクリアして、ラウンジでゆっくり過ごすのがワタシの楽しみ方。今回の旅行の反芻や次回の予定をチェックするまでが東京旅行なのだ。

かなりの雨



今年は東神田バザールというのをやっていた。その存在を知らなかったのだが、もし知っていたら今回の行程は違ったものになっていただろう。次回( 7 月)はもっと細かいところまで調べておこうと思った。

 

 

ラウンジで 2 時間弱を過ごす。さて、搭乗口へ行くか。今回はサテライトからだな。あれ、変更してる?でも搭乗口は隣だから問題ないか。バスに乗ってから念のためもう一度確認すると、あれ、また変わってる? HP 表示とスマホで見るチケット、変更板に書かれたものが全部違う。ANA の職員さんに聞いて正しい搭乗口を知る。搭乗口がコロコロ変わったり出発時刻が変わったり座席が変わったりで、今日はなんかバタバタしてるな。

誤表示に反省しているのか?

 

読書をしてさらに時間を過ごし、搭乗。767 だが国際線の機材だった。

おなじみの 767 だが

お、これはプレミアムエコノミ-席だな ラッキ-


座席が広いのでトクした気分 でも代わりの国内線用機材が間に合わなかったなんて。何があったんだろ?

さらば、東京!

 

22 時前に無事着陸。雨の中帰宅し、無事に旅行が終わったことを安堵しつつ荷物を片付けて倒れるように就寝。

 

 

今回の振り返り

 

毎回書いていますが、今回も人が多かったです。でも気になるのは混雑の中での日本人の動きです。特に駅の中。

1. 数人のグループが通路の真ん中で輪になって行き先の確認

2. 両手に大荷物を持った男性が改札通過と同時に荷物を地面に置いて急停止

3. スマホ片手の青年が改札直前で行先変更のため急に列から離れ、再び急に復帰

 

2 と 3 はワタシのすぐ目の前で起こりました。後ろからどんどん人が来ているので立ち止まることができず、やむなく

2 の人の荷物はワタシの右足が一閃して排除、

3 の人はワタシの左腕が一閃して排除

という結果になりました。

 

しかしこの 1 〜 3 の動きって車の運転でもよく見かけるようになってませんか?

「交通の流れはオレの都合に合わせてくれよ。オレに優しくしてくれよ。してもらってもしてあげる気はないけどな。」

という社会的未成熟児の運転を。

 

周囲の状況を鑑みて自己の行動を起こすという当たり前であるはずの能力が欠如している日本人が確実に増えていると感じます。「上」と「下」はあまり変わってないと思います。問題は「中」。この層は母数が大きいのでレベル低下が目立ちます。結果「格差」が広がり、「補助ガー!」、「支援ガー!」と大声をあげ、それらをもらってなだめられのさばり続けることの繰り返しで、ますます日本人アホ化政策が進んでいくことでしょう。

 

クルマは自動運転が進むでしょうからコンピュータ様にお任せするとして、人間はどうしたもんでしょうかねぇ???、どうなっていくんでしょうかねぇ???

 

 

マナー低下の犯人のラスボスは日本人自身だった、それに気付いてちょっとショックを受けた今回の旅行でした。

 

では。