paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

冬、北へ 3/3

こちらの最高気温は毎日2ケタ。桜の時期の暖かさで、北海道での気温がウソのようです。沖縄なんか最高気温が 20 度半ばですって。やっぱり日本は広いんですね。でもまた気温は下がる見込みです。このように三寒四温が繰り返されることで春になっていくんでしょう。暖かさが待ち遠しくもあり、寒さが名残惜しくもあり、です。なんともわがままな・・・。

 

 

さて、最終日です。

 

2/12

 

今日も元気に 5:00 起床。遊びの時は早く目が覚める。荷物の片付けと着替えを済ませ、6:30 に朝食。今日は昼食は摂らないので朝はガッツリめで。

朝から満腹コース 朝食がウマイのは元気な証拠!

 

食後は部屋に戻り荷物を持ってそのままチェックアウト。タッチアンドゴーみたいだな。朝食会場に荷物を持っていってもよかったのだが、混んでいるだろうからやめておいた。実際混んでいたので、この判断は正解だった。

 

 

7 時前に出発し、

昨日よりはマシかな


キャリーケースはコインロッカーに。駅から少し先に行った所の方が¥100 安かったのでトクした気分になったが、もっと先のコインロッカーはさらに¥100 安かったのでソンした気分になった。こうしたちょっとしたことで1日の運勢を予想しがちなのでモヤモヤした気持ちになるので、「¥100ぐらいくれてやる!」ぐらいの気持ちでいる方が健康的なのかもしれない。

駅や地下街は人がまばら 雪まつりが終わったからかな

 

大通まで地下道を歩いて体温を上げてから地上に出ると、冷やっこくて気持ちいい。サウナの後の冷水と同じかな。

 

 

さて、雪像の解体を見に行こう、と思ったらすでに始まっていた。小さいものは撤去済みだったが、大きいものは今が盛りとばかり重機がショベルを振るっている。一月近くかけて作ったものを本番終了翌日には取り壊す(すすきの会場の氷像は当日)のはもったいないと思うが、安全性や維持費のことを考えるとやむを得ないのだろう。

淡々と解体 その後は単なる雪の塊



撤去待ちの雪像を見ている間、隣の人と話す機会があった。 2 年前に亡くされた奥様が見たがっていた雪まつりを、大阪から見に来たという。雪像の制作中から、春になる節目としての雪像撤去(そういう考えがあったのか!)までの記録を取ることで、約束を果たしたことになるかな、と寂しそうに微笑んでいた。

 

・・・返す言葉もなく、「いい供養になりましたね」と言うのが精一杯。その後もぽつぽつと亡くなった経過や現状のことを話してくれた。半端な慰めや励ましの言葉をかけるのは失礼だと思ったので、聞くしかできなかった自分がもどかしく腹立たしかった。

 

起こってしまったことを飲み込み、あるいは飲み込もうとし、感情を乱さないようにして今自分ができることに注力する「まっすぐな強さ」を感じることができた。年齢は多分ワタシより少し上だろう。あの人のような強さを今の自分は持っているだろうか?今後持てるだろうか?指針となる人を旅先で見つけることができた。

 

でも、見ず知らずの人間にあれだけ話すなんて、溜まっていたものがあったのだろうな。あの場で少しでも吐き出すことができたのならうれしいのだが。

 

これからもお元気で。奥様によろしくお伝えください。

出来上がったものに容赦なく爪が立てられていく
我々の人生でも同じことが起こる

 

場所を変え次の雪像を見に行く。

自衛隊の「雪像解体ミッション」発動 
2枚目:お神酒をあげる
3枚目:敬礼!

ミッション、スタート! さすが自衛隊、手際がいい

 

二本の通路の間には大人の方の高さぐらいの積雪があったので、ワタシは外側から見ていたのだが、そんな雪をものともせず前に出ていく猛者が。足元を踏み固めながらわっしわっしと進んでいき、後方のワタシたちのカメラの射線上に立って仁王立ち。いい歳をしたおっさんだったが、彼のバッグにはヘルプマークが。ああ、カメレオン弱者か。都合に合わせて弱者に早変わりする輩だ。あんな輩がいるからヘルプマークを持っていても大したことないと思われるんだろうな。

カバンに輝くヘルプマーク

この親子連れも割り込み組 周りが見えない(見ようとしない)人が増えたな

 

 

大きな雪像の撤去作業をひととおり見たが、時間はまだ 10 時前。そうだ、札幌市資料館へ行ってみよう。12 丁目の横に歴史を感じさせる立派な建物があったので気になっていたのだ。

重厚な建物


ここは元は控訴院だったので、再現された法廷がある。悪いことをしていなくても、警察と裁判所に行く時は腰が引けるのはなぜ?

裁判所みたいなところ?

楽しいところではないだろうな

 

他の部屋ではアートの展示などがあったが、

市民ギャラリー的なところ


一番興味が惹かれたのはコレ。

かなり興味深い展示 さすがは大学の研究

北海道大学の研究展示だったが、北海道に対して持っているイメージとは違う視点から再認識してみるというものだ。確かに「北海道の街」といえば「札幌」という人もいるが、ラブライバーなら「函館」を挙げるだろうし、ワタシなら「帯広」という。ステレオタイプな「北海道」像から離れるといろいろと発見があるのは間違いない。知っているようでその知識にはバイアスがかかっていることも多いのだから。実際、10 回以上バイクで回っているワタシも北海道の形を正しく描けなかった。まだまだ北海道愛は浅かったな。係の人(学生?)といろいろ話せたのも楽しく、いい時間を過ごした。今回は会話に恵まれているな。

 

カフェでうまいアイスコーヒーを飲んでひと休み。

濃いめだが後味すっきり ワタシ好み

コートを着て歩き回ったおかげでかいた汗も引っ込み、クールダウン終了。さあ、最後のミッションに出発だ。

いい天気で雪解け開始

中島みゆきの歌に「南3条」って歌があったな なーきながーらはーしった🎵



徒歩 20 分で到着、駿河屋(@ノルベサに。お宝がないか探したが、残念ながらボウズ。掘り出し物はなかった。続いてまんだらけ。ここでは薄い本を数冊ゲットできた。でもやっぱり充実度や価格では東京の圧勝だな。その後の BOOK OFF は店内散歩に終わった。

 

そろそろ札幌観光は終わりにするか。大通公園雪像の残骸を見て自分を納得させ、荷物をピックアップしてから駅に向かう。

気温、たっかいなあ

 

14 時過ぎだが大混雑。帰る人が多いのだろう、快速エアポートも人でいっぱい。でも半分くらいの人が南千歳で下車。釧路行きかな?

 

空港に着くと、当然人でいっぱい。新千歳空港にはオフシーズンってあるのだろうか?季節を問わず年中観光客が来ているイメージなのだが。お、いかんいかん、これもワタシの思い込みかも。

 

HTBショップ雪ミクスカイタウンに寄って自分土産を購入。よし、これで今回の札幌旅行はカンペキになった。

水曜どうでしょう」の丼とカレンダー

雪ミクスカイタウンではコインとメダル



少し早いが手荷物検査をクリアして、搭乗口前で読書して時間を過ごす。

北海道ともお別れか

 

飛行機に搭乗すると、今日は満席だという。機体は 737。とどうなるか。みなさんお土産が多いので荷物が入り切らないのだ。それを警戒して搭乗の早い窓際席にしたのだが正解だった。札幌便と沖縄便は早く機内に入った者勝ちだな。荷物の整理に手間取り、羽田への到着は 10 分遅れ。乗継に余裕を持たせておいてよかった。

次に飛行機で来るのは 11 月だな

また 737 だった

 

穏やかな飛行で羽田着、そのまま乗継だ。連続で飛べるなんて、なんかトクした気分。いや、金は払っているのでトクしたわけじゃないんだけどね。20 分ほど歩いて搭乗口へ。さすがに服が汗臭くなってきた。

え?また?

おお、4度のフライトがすべて 737。 さすがはボーイングカローラだな。でも羽田ー新千歳でこの機材を使ったのは初めてだ。いつもなら大型機を使っていたはずだが。連休中なのに珍しいな。

さらば、羽田 2週間後にまた来るけどね

 

フライトは順調で、無事帰宅。

 

 

本日の歩行距離:16.8km

 

 

次回のアップはまたお出かけのため、 2/27 を予定しています。

 

では。