今年は桜が咲くのが早いですね。なんとか地元と東京では楽しむことができましたが、予定していた他の地域の桜は見ることができませんでした。中でも残念なのは高遠の桜に間に合わなかったことです。 今はもう桜吹雪。ということは予定していた来週の週末に行ってもすでに終わっていますね。
早朝に着いて午前中は花見に没頭し、そのあとは開田高原でそばを食べてから高山に行って 1 泊。翌日は関市まで下道を楽しみ、高速で帰宅
というお楽しみ企画を立てていたのですが、メインイベントがボツのようなので今回は中止、宿もキャンセルしました。まあそんな時もあるでしょう。がっかりしすぎないで、浮いたお金は GW の福島行のための貯金と思っておきます。
それにしても、桜っていつから3月に咲き始めるのが当たり前になったのでしょう?昔は4月に咲きましたよね? 入学式とのコラボなんて定番だし。季節がズレてきているのか、それともどれかの季節が短くなったのか・・・。
2日目のレポートです。どうぞ。
6:00 起床。体が硬くなっているのがわかる。昨日はよく歩いた割にろくに身体ほぐしもせず寝てしまったからだろう。ストレッチをゆっくり 30 分あまりすると、ちょっと楽になった。
7 時過ぎにチェックアウト。荷物を預かってもらおうとすると、フロントのお姉さんは手荷物預かりは当日のみという。 2 日間預けるという話は通してあると言うと不審そうに了承。そういや前回もダメって言ったのはこのお姉さんだったな。荷物を預かることになにかこだわりでもあるのか?
天気予報通り外は雨、それもかなりの。
ぶらぶら不忍池まで歩いて撮影開始。天気が悪い中、レンズに雨がかからないよう、傘が飛ばされないよう、自分がびしょ濡れにならないよう、力と技を駆使して桜の写真をカメラに収めた。最初はイヤになりかけたが、不思議なもので慣れてくると気にならなくなり、最後には「強雨の中、自分が濡れるのを厭わずシャッターを押し続けるオレ、スゲエ!」と、ワタシの中の厨二が顔をのぞかせてきた。
そんな妄想を吹き飛ばして我に返らせてくれたのは、中華の方々の、雑巾を引き裂くような絶叫の嬌声だった。まだ 9 時だったが、既に彼ら彼女らのテンションはピークに達していたのか、それともあの程度ではまだ序の口だったのか、答えは全て闇の中。じっちゃんの名にかけるほどのことではないので、考えるのをやめた。とにかくうるさかったと言っておく。
それでも爆買いシーズンだった頃よりかなりマシだ。あの頃は傍若無人さといったら・・・。いかにも「お里が知れる成金」といった感じの人が多かったが、今ではそんな輩をあまり見かけない。リピーターになるほどの客ではなかったのだろう。代わりに今では自制のきいた「わきまえている」人が増えてきている。
そうなると今度は試されるのは日本人だ。もう「金持ってるだけだろ?」という負け惜しみは通用しない。彼の国の人々と比較され、等身大の自分の能力や器量を直視させられるようになるだろう。さて、何割の人がそれに耐えられるか? 「身の丈に合った」とか「分相応」という言葉が問題発言扱いになっちゃう、生ぬるいこの国で。
なんて事まで考えてしまうのも、桜の妖艶さに当てられて落ち着かないせいか。雨に濡れてもその魅力は失われる事なく、むしろ増しているようにさえ思う。その佇まいは人の気持ちを和ませるだけでなく、時には不安定にもさせる。そんな安定剤と興奮剤の二面性を持った桜、見過ごすことなんてできやしない。今日の花見は30 分ぐらいで済ませるつもりだったが、結局 2 時間以上楽しんでしまった。
傘をさしていたがかなり濡れてしまった。そろそろ限界を感じたので、上野公園をあとにする。4 日後にまた来るが、もう桜は終わっているかな。
京浜東北線で浜松町、モノレールで羽田空港へ。 2 月と同様、今回も北海道行きをぶっ込んでいる。ただし目的地は札幌。雪景色を見るのが目的だ。
ラウンジで 1 時間ほど過ごしてから
搭乗口カウンターへ行くと、出発は15分遅れだそうな。待ちきれないお子様たちは絶賛大絶叫中だが、親は無反応。ちょっとは躾けろよと思うが、もしかしたら我が子の大声は気にならないのかもしれない。自分のバイクの大音量の排気音が気にならない奴らと同じか。
新千歳空港には20 分遅れで到着。JR で札幌へ行くが、特にこのあとはすることがない。なので小樽まで足を延ばしてみた。
列車が混んでいたので目的地にも人がたくさんいるだろうと思っていたら、大当たり。久しぶりに混雑する小樽運河を見た。家族連れをよく見かけたが、それより多かったのはカップルだ。ライトが灯る運河の景色はロマンチックだもんなあ。そんな中、一人で写真を撮るワタシは 邪魔な 寂しい 場違いな 孤高の存在。
日没過ぎまで粘ってからバスで札幌へ戻る
・・・途中で下車。メシ食ってからホテルに行こう。目的地はいつもの五丈原。
途中にこれまた人気店の信玄があるのでそこでもよかったのだが、大行列を見てやめにした。札幌雪まつりの時は 4 時間待ちだったらしい。そうまでして多くの人が食べたいラーメンの味には興味がある。今度中途半端な時間に行ってみよう。
五丈原に着いた、が、店内で待つ人が数人いた。土曜日だし仕方ないか。 実際おいしいし、待ったのは 15 分くらいだし。
チャーシューおにぎりを食べながら待つこと数分、出てきたのは味噌ラーメン(大)。いつもはとんしおだったが、札幌ラーメンの王道を試してみたかったので。
ミルキーなスープのため、味噌の味は前面にでてこないが、それがまたウマイ! 背脂入りの大盛りだったが、くどくないのでスルスルと食べることができ、あっという間に完食。美味しゅうございました。今度は見た目が豪快なますらおを食べてみよう。
食後は運動を兼ねて宿まで歩く。その際すすきのを通ったが、酔っぱらいや若い衆の大声が響いていた。ちょっと前の渋谷によく似ているが、酒を飲めないワタシはちょっと苦手。
そんな人ゴミをかき分け、セイコマで買い物をし、この日のお宿 R&Bホテル札幌北3西2 にチェックイン。
風呂に入ったり写真の整理をしているうちに寝落ち。
本日の歩行距離:15.2 km
本日の振り返り
午前中は上野で花見をしてから夕方には小樽で写真を撮るという、主役級のイベントを 1 日の内にダブルヘッダーで組むという贅沢さ。何回かやっているのですか、初めはもったいない感が強くて慣れませんでした。でもやればできるもんだと分かればあとはもう実行に躊躇がなくなりました。
ただ今回はちょっと問題が。それは「気温差」です。20℃ 近い差というのは季節が違うのと同じ。それに対応するには服のチョイスにかかっています。結局北海道の気温に合わせるために重ね着を基本とし、気温が高ければ玉ねぎのように 1 枚ずつ脱いでいくという、野球拳方式をとりました。
でもそれぞれの服は冬物だったので単品でも十分暖かく、さらには歩き回るので 3 月とは思えないほど大汗をかきました。そのため、気付かないうちに脱水症状のような状態を何度か経験をする羽目に。
旅先でも健康管理をしなくてはならないとは。もしかしたら歳のせい?
ではまた。