paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

GT、お泊まりツーリングデビュー 1/2

慣らし運転が無事終わり、やっと本格的にツーリングに出られるようになりました。10 月に 3 日間九州に行くつもりですが、待ちきれません。ということで、そのツーリングの前菜、北海道ドライブのデザートとして、1 泊 2 日で 出かけてきました。久しぶりというのと、時間と見どころのバランスがとれているという理由で、行き先は京都の日本海側。さあ、 GT でのツーリング、どんなものになるでしょうか? ではどうぞ。

 

 

 

まだ暗い中( 4 時すぎ )でのツーリング出発は久しぶり。

今回はビーストモード(タンクバッグ+パニア+ 42Lトップケース)で


この時間のこの街の景色はこんなだったのか。新しい発見ができてトクした気分になり、もうちょっと見てみようとしばらく下道を走る。

BGM は佐野元春でお願いしたい

 

ヘッドライトは明るく、照射された所ははっきりくっきり。でもそれだけに光が当たっていない所との差は激しく、特に車体の直前が暗いのはちょっと不安だな。

 

 

30 分くらい走って高速に入り、SDMS は B モード、クルーズコントロールは ON に。いやあ、快適快適。ただ速度変更のレスポンスは悪いかな。加減速のボタンを押しても「あれ?」と思うことがしばしば。TIGER は瞬時に反応したのだが。これは仕様かな?

 

それでもあまりに楽すぎて眠くなり、6時すぎ淡路SAで休憩。

まだバイクは少ない

恋人たちの聖地? 爆発しろ!

日本国の聖地なんだからもっとPRすればいいのに 

この時期の早朝は気持ちいい

対空警戒を厳とせよ


景色を見たりトイレに行ったりして歩いていると眠気は退散。やっぱり息が詰まって酸欠だったのかも。

 

 

タバコを吸って完全に目を覚まし、再び高速で北上する。山陽道中国道舞鶴若狭自動車道は空いていて快走。追わず追われずの独走状態だし、天気はいいし、暑すぎないという、絶好のシチュエーションだ。

 

 

西紀SA で給油。TIGER なら無給油で着けるのだが、燃費が 3km/L 以上劣るGT では無理なので。それにしてもガソリン代、高いなあ!リッター¥200 を超えている。それを抑えるために減税ではなく補助金でなんとかしようとする政府の姿勢には、なんかウラがあるように思えてならない。純ガソリン車が減りガソリン消費が減ったため収益が下がった企業を救う(保護する?)ためとか。

 

 

綾部IC で下道に下りてからR27 に入り舞鶴へ向かう。この道は北海道へ行くフェリーに乗るため何度か通ったなあ。街中は渋滞していたが、GT の低速域での走り易さに助けられ、特に苦痛もなくクリア。

 

 

R175,178 で伊根に向かう。その途中で丹後由良駅に寄る。

土曜の 9 時過ぎの丹後由良駅前 誰もいない


ここは艦隊これくしょんの聖地のひとつ。駅舎内は由良のイラストがたくさんあった。

軽巡洋艦 由良 のイラスト なんのこっちゃわからない人が多いだろうな

 

コラボは終わったがまだこうして残っているのは嬉しい。で、現在のコラボはコレ。

鉄道に心臓を捧げるのはいかがなものか

 

駅の周辺だけでなく街全体も魅力的だった。酒造や醸造所があったりレトロな建物があったりで、田舎の正しい重厚さが残っている。時間があれば歩き回りたいと感じさせる街だった。

 

 

先へ進もう。次の目的地の伊根には数年前に大学のツーリングクラブの OB 会で泊まったことがある。舟屋で有名な所だが街並みにも風情があり、湾内遊覧を楽しんだあと、夕食前の時間に散策したのを覚えている。その後の酒豪の集いでの狂乱については思い出したくない覚えていない。

 

で、今回行ってみると、車も人もたくさん。そりゃ駐車場がすべて有料になるわけだ。ゆっくり回れないのは残念だが、所々でバイクを停めて景色を堪能して写真を撮る。

遠景

舟屋の造りがよくわかる

ん?バス停が舳先についている?

道の駅 舟屋の里伊根より

道端より

 

 

うろうろと回って 1 時間ほど過ごし、舞鶴へは来た道を戻る。その途中でドライブインを発見。11 時を過ぎているのでメシにしよう。朝食も食べてないし。

ドライブイン ダルマ

昔、喫茶店にあったよなあ

ひれカツ定食をいただく。味濃いめの、まさにドライブインのメシ。ご飯大盛りがプラス 50 円というのもうれしい。今じゃ ¥100 が普通だもの。ごちそうさまでした。

ドライブイン飯、久しぶりに食べた たまにはこういうの、いいな

 

店を出て気づいたのだが、この建物、やけに長い?

こっちにも入口が


もう一つの入り口から入ってみると、そこには「昭和」があった

高校生の時はよく食べてたものが、今、目の前に(感動)

しまった、こっちで食べてもよかったな。今度、これ食べるためだけに来てみようかな。

 

 

舞鶴市内に戻ってきた。五老ヶ岳公園に寄ってから

リアス式海岸かな?

五老スカイタワ- 壁面の模様はデジカメのイタズラ 


海軍記念館に行ってみると、駐車は不可。前来た時は停められたんだけどなあ。しかたない、自衛隊桟橋へ行って自衛艦を見ようかと思って行くと、非公開日だった。おや、時間が余ってしまったぞ?なら舞鶴赤れんがパークへ行くか。

 

駐車場はほぼ満車。観光地だから当たり前か。ここも久しぶりなので入ってみる。冷房もあるしね。

2号館入口

やっぱり艦これキャラがお出迎え(左:酒匂 右:由良)

赤レンガ倉庫

重要文化財らしい


でもあまり充実した施設ではないなあ。外から見るれんがの建物は興味深かったが、中はあまり見るものがない。今後の施設の充実を期待しよう。

 

 

また時間が余ってしまった。では K21 を走って舞鶴引揚記念館に行こう。

前に来た時とは変わっていた

ラ-ゲリ内部の様子

クロはシベリアからついてきたそうだ

引揚船 長鯨だけでなく軍艦はもっといたはずだが・・・?

 

 

以前より展示が充実しており、かなり見応えがあっただけでなく、いろいろと考えさせられた。

 

「平和がイチバン、戦争はダメ」というのはよく見聞きすることだが、その言葉って当たり前のことをふんわりした気持ちで使われているのではないだろうか。だって、「なぜ?」とか「どういうこと?」と聞いても納得いく答えが得られたことがないもの。

 

でも、「戦争に負けたら想像や常識の遥か上をいく酷い目にあう」というこの施設の展示を見た後では、反戦平和という言葉が俄然説得力をもってくる。最後の引揚船が舞鶴に来たのは昭和 33 年だという。戦争に負けてから 13 年間も帰ることが許されなかった日本人がいるのだ。自己卑下の歴史観だけでなく、戦後引揚のことについてももっと平和教育の中で触れておくべきだろう。

 

 

入り口近くの喫茶コーナーではプロによるバイオリンの生演奏がされていた。音に表情があるアクティブな演奏で思わず聞き惚れてしまったが、テーブル席は埋まっていたので入れなかったのが残念だ。しばらく聴いた後、復元された引揚桟橋に行ってから

引揚桟橋(復元) こちらにはひと気ナシ

宿へ向かう。

 

 

本日の宿、シーサイドホテルパルコに到着。

1F の屋根下にバイクが停められるのはうれしい

 

ホテルの向こうには新日本海フェリーの文字が。

向こうでフェリ-が呼んでいるような気がする オタルハコッチダヨ-、オイデ-・・・


リゾートホテルのような名前だが、ビジネスホテル。普通の土曜日なのでお値打ち価格だった。部屋で一服してから夕食にする。隣のコンビニで弁当でもよかったが、GTの初お泊まりツーリングを記念して贅沢をしようと決めていた。

 

ということで、ホテルの近くの魚源特上握り十貫をいただく。

ちょっと奮発


こんな店で酒も飲まずに食事だけというのも尻の座りが良くないが、旨いものを食べられたので不満はない。これからのツーリングでもこの手の店に入ってみてもいいな。

 

 

食事から帰ると先ほどのバイオリニストがいた。お付きの人がいたので話しかけられなかったのが、またしても残念だ。

 

 

あとは部屋でだらだらと。

 

 

本日の走行距離:435.3km

 

これだけ走って疲れや痛みナシ GT はツアラーとしてすぐれモノ

 

続きは今度。

では。