paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

GT、お泊まりツーリングデビュー 2/2

昼間の最高気温は変わりませんが、朝夕は明らかに涼しくなってきました。暑さにトゲがなくなってきたというか。こうなるともう少しの辛抱です。エアコンからの涼しい風に感謝しつつ、今は来たるべき秋のお楽しみ計画を煮詰めるとしますか。

 

 

早速ですが 2 日目の行動です。どうぞ。

 

 

6 時過ぎに起床。5 時に目覚ましをセットしていたのに、全く気がつかなかった。久しぶりのお泊りツーリングなので疲れていたのかな。北海道ドライブの疲れも残っているようだし。

朝の天気はいまひとつ



朝食は 6 時からなので遅れて行くと混むと思ったが、イベントのない日曜なので早朝需要はないのだろう、ガラガラだった。月末には艦これのリアイベが舞鶴で行われる。その時はこのホテルも高機動提督で大混雑になるんだろうな。

 

朝食は昔ながらのビジホの朝食。最近は豪華さや品数を売りにするホテルも増えたが、ここはベーシックなメニューで昭和的。でもご飯を入れる椀はたっぷりサイズ。「そら、コメのメシだ、しっかり食って仕事に励め」と言われているようだ。

朝から腹いっぱい


それに応えるべくガッツリ食べてから出発する。

 

でも今日は特に寄るところもなく帰るだけだから、 7 時をまわってのゆっくり出発となった。ケースを3つ付けているので荷物の積載は余裕だが、かといって意識せずぽんぽんと放り込んでいくと割とすぐに一杯になる。気をつけておこう。

 

 

すぐ帰ってしまうのももったいないので、街なかを意味なく走り回ってみた。で思ったのは、舞鶴を含めて若狭湾周辺にはレトロなところがたくさんあるということだ。それらは行政が主体となった保存という名目での半ば無理やりなものではなく、「素」で残っているのだ。なので生活感や使い倒し感がビンビンに感じられ、それゆえに安っぽさや貧乏臭さを全く感じることなく、「そういやこういうもの、あったよなあ」とか「そうそう、こんなのよく見かけたわ」と思える。流行とか見栄に縛られずに悠々と生きているのだろうか、街や人の器の大きさを感じる。

おわっ、映画のポスター? こんなの見るの、いつぶりだろう?

 

それだけではなく、幹線道路沿いには地元の店や工場が多く、それぞれの街に独自性を感じる。多くの地方都市では全国チェーンの店が立ち並び、街独自の表情は薄いが、こちらは違う。街ごとに表情が違うので走っていて退屈しないというだけでなく寄り道をするという余裕も生まれ、より街を楽しめる。

 

という大上段な構えからの街評価に依らずとも、舞鶴やその近辺の地域は面白いし、もっと面白いかもしれない。これまではフェリーに乗るための街、自衛隊の街という認識しかなかったが、この辺りは眺めてうろつくには絶好のエリアだということがよくわかった。いいツーリングエリアを見つけることができてうれしい。

 

 

天気予報では雨ということだったが、早朝に降ってからはもう心配しなくてもよさそうだ。なので下道で福知山経由で帰ろうと思っていたら、今度は気温がぐんぐん上がってきた。うーん、今回はコレぐらいで勘弁してやろう。高速を使って直帰することにする。来た時と同じ、綾部IC から IN。ガソリンを入れたのでここからなら無給油で帰れるはず。

 

舞鶴若狭自動車道中国道山陽道と快走。クルーズコントロールが大活躍して体の負担も少ない。坂の部分などで細かく加減速をする際の制御は TIGER よりスムーズだ。やはり10 年の差というのは大きいな。でもウインドプロテクションは当然 TIGER のほうが上。シールドの汚れ具合が全然違う。これだと福島行きぐらいの距離を走ったら疲れ具合は全然違うかも。

 

 

神戸淡路鳴門道に入っても状況は同じ。ただ往路でも通った大鳴門橋を走るときは身構える。ここは横風が強いことが多く、二輪通行止めになっていなくてもスリルある走りを楽しまざるを得ない時がある。以前には、総重量 300kg 以上の TIGER が文字通り一車線以上真横にふっとばされたことがあり、それ以来怖くて走れなかったのだ。今回は山陽道が姫路付近で通行止めになっていたので鳴門経由のルートを「勝負!」というつもりで選んだが、往復ともに穏やかな天気の中、海を見ながらのんびり走った。

 

 

四国に入ったらもう自分のテリトリーだ。どんどん行こう。まだ 10 時台なので、混む前のうどん屋に行ける! そう思ってちょーっと、ほんのちょーっとアクセルを開け気味にして走っていたら、そんなワタシや GT がよほどイケてたのか、途中で話しかけられ、サインをねだられた。さらさらっと書いて渡したら、こんなものをくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

がっでむ・・・

数多の経験上、覆面の見分け方は学んでおり、最近では後方からのロックオンをかわせるようになっていた。「いや、彼らの動きはもうわかってるし」というその慢心が生んだ結果がこれ。一体どこにいたんだろうという疑問と、いつの間にか後ろについていたというプロの技への尊敬、チェックシックスを怠った後悔で放心状態なった。

 

 

それでも空腹感は抑えきれず、うどん屋に寄って少し早い昼食。

ぶっかけ大(3玉)+かきあげ+高野豆腐 のヤケ食い


このころから降りだした雨の中、無事家に帰還した。

 

 

2日間の総走行距離:755.9km

全く疲れなし やはり GT はいい買い物だった

 

 

今回の振り返り

 

2 日間という短いツーリングでしたが、思った以上に充実したものになりました。こんな一泊ツーリング、寒くなる前にまた行きたいですね。紅葉の時期の高野山あたりが次の候補にあがっています。

 

今回のツーリングで GT の能力を実感することができました。動的性能の高さや身構えずに済む扱い易さ、デザイン、全てにおいて非常に満足度が高いです。この高速巡洋艦とは長い付き合いができそうです。

 

ツーリングの翌日、すぐに郵便局に行って ¥15,000 を納めて来ました。青い紙と領収書はお守りとして財布に入れています。十分に注意・確認ができないくせにスピードを出すんじゃない!という戒めを込めて。

 

ではまた。