早速ですが前回の続きです。脳内選考の模様をお伝えします。
SUZUKI V-STROM 1050 XT
・乗り慣れたアドベンチャータイプを継続。ゆっくり走っても楽しめることに味をしめたので。
・ライディングポジションが楽なので、長距離走行もバッチリ。一日 1000km 走行もどんとこい。
・さすがスズキ、コストパフォーマンスが高い。
・専売店扱いではないので、購入も出先でのトラブル対処も不安無し。
・新型になり、キャストホイ-ル車の装備のグレ-ドアップはありがたい。
・Vツインエンジン車は乗ったことがないので新鮮
TRIUMPH TIGER 900 GT(GT Pro ではない 追加装備はワタシには必要ないから)
・乗り慣れたアドベンチャータイプを継続。ゆっくり走っても楽しめることに味をしめたので。
・ライディングポジションが楽なので、長距離走行もバッチリ。一日 1000km 走行もどんとこい。
・Tiger Explorer と同系列なので、全方位での性能の高さが期待できる。
・外車と尻込みをする必要がないくらいコストパフォーマンスが高い。
・ネットでのインプレッションでは、「ビッグタイガーを含めた中でも歴代最高の TIGER」、「ツーリングでは無敵」と書かれていた。(大人の事情のため)雑誌には載せられないであろう良い点のコメントもたくさんあり、ベタ褒めされていた。トライアンフさん、もうちょっとメディア対策に力から入れたら?もったいない!
SUZUKI GSX-S1000GT
・ライディングポジションが楽そうなので、長距離走行もバッチリ。一日 1000km 走行も(たぶん)どんとこい。
・さすがスズキ、コストパフォーマンスが高い。
・え?これがスズキ? まさかのシュッとしたデザイン。やればできるじゃん。
・純正パニアがあり、それをつけてもデザインは破綻しない。
・トップケースも装着可でフルパニアにできる。
・専売店ではないので、購入も出先でのトラブル対処も不安無し。
・心臓部は GSX-R K5 のエンジンのため、出力や信頼性の面での不安がない。
・ハンドルはアップ気味で乗車姿勢は浅い前傾にとどまるので楽。かつて何台か乗っていた「ツーリングスポ-ツ」のジャンルの系譜にあるので馴染みがある。
KAWASAKI NINJA1000SX
・ライディングポジションが楽そうなので、長距離走行もバッチリ。一日 1000km 走行も(たぶん)どんとこい。
・やっぱり漢カワサキのイメージ。
・ボディデザインがかっこいい。ツーリングスポーツを作らせるとカワサキって上手。
・ふっといマフラー。男子なら円柱形のものには太さと長さを求めるのでは?異論は認める。
・純正パニアがあり、それをつけてもデザインは破綻しない。
・トップケースも装着可でフルパニアにできる。
・県内にカワサキプラザができた。
・ワタシの大型車の初めては NINJA。 これが最後の大型車になるかもしれないので、NINJA 回帰もいいかも。
・ハンドルはアップ気味で乗車姿勢は浅い前傾にとどまるので楽。かつて何台か乗っていた「ツーリングスポ-ツ」のジャンルの系譜にあるので馴染みがある。
とまあ、購入希望車の魅力を考えました。でも真っ先に落選したのは、自分でも意外でしたが
KAWASAKI NINJA1000SX
でした。理由は
・県内には取扱店が 1 軒しかないので、アフターサービスが不安。
・フルパニアにするためのトップケースステーはヘプコ&ベッカーのものではないので、今あるものが使えない。
というものでした。バイク本体の問題でないのに早々に落選させるのはもったいなかったですが、県外長距離ツーリングであれこれ煩わされるのはイヤなので、コレもまた運命と割りきっておとなしく従いました。
その後は簡単には決められそうになかったので、とりあえず第一希望の一台だけ仮契約で押さえておいてから本腰を入れて選定作業に入りました。
残ったのは 3 台ですが、今度は自分にとってのマイナス面を探して、それらが除外条件となるかどうか考えてみると、案外あっさり決まりました。
SUZUKI V-STROM 1050 XT
ワタシの身長と体重をもってしても足つき極悪。 東京MCショ-でまたがってみて断念しました。ローシ-トを付ければいいのでしょうが、自分自身の見栄とプライドがそれを許しませんでした。
→落選
TRIUMPH TIGER 900 GT
やはり故障とアフタ-サ-ビスの面で不安が残ります。ワタシの TIGER も初めの 2 年は地獄でしたから。とどめは、赤男爵では新車が入らないと言われたことでした。あとから分かったのですが、県内の他の赤男爵店なら入手できたみたいです。店によって方針が違うのかな?結局縁がなかったのだとすっぱり諦めました。
→落選
SUZUKI GSX-S1000GT
このバイクは、今のワタシがバイクに求める要素がてんこ盛りです。細かいところでは不足に思えるところもありますが、「あったらいいな」がほとんど揃っているので、ちょい乗りから一週間を超えるツーリングまで、不安なしで快適に楽しめることでしょう。
クイックシフタ-や mySPIN などの先進装備を売りにしているようですが、使うことはないでしょうからそれらはどうでもいいです。最大の決め手はデザインですかねぇ。高いカネを出すならやっぱり自分で「カッコイイ」と思えるバイクに乗りたいじゃないですか?
約 40 年間の潜伏期間を終えた鈴菌のせいかもしれませんが。
→当選
このように、悩み苦しんだ割にはあっさり結果が出てしまった選考により、FX 機が決定しました。なにはともあれ、これに決まってよかったです。なんといっても第一希望でしたから。初めて写真で見た時の衝撃たるや・・・。
以下、独り言〜
「スーパーツーリングバイク」といわれ、強心臓と親しみやすさを共存させた傑作機、GSX-S1000F を産みだしたものの、ツーリング仕様としては不釣り合いなショートテールにしてしまって中途半端な存在になり、ついたあだ名が「文鳥」。スズキの十八番、デザインのせいでフルスイングの空振りという好例になったのは記憶に新しい。
「カタナ復活!」といわれ、強心臓と往年のビッグネームを受け継いだ傑作機、KATANA を産みだしたものの、オリジナルの伸びやかなフォルムを全く彷彿とさせないガソリンタンク。容量はなんと 12L !!! さらにコイツもショートテール。スズキの十八番、デザインのせいでフルスイングの空振りという好例になったのは記憶に新しい。
GSX-S1000GT はこれらの 失敗 素材を活かして、 ヤマハのような 新しいスズキを感じさせるデザインを持っているのではないだろうか。
「いや、これではおもしろくない、今までのスズキが本当にスズキらしいバイクなんだ」という声もあるが、それは重度の鈴菌感染者のうわ言なのでほっといてよろしい。
以上、独りg... 、うわあ、保菌者がこっち見てるぅ! 逃げr・・・・・
でも実際に手元に来るまでには、長い長い長い長い道のりを越えなければならないということに気づいたのはもっと後の話。
次回に続く。