最近仕事が立て込んでいます。今までも気分的に慌ただしいことはありましたが、今回は心身ともに運動量が多いのです。というのも週末に年に一度の大きなイベントがあるから。
その準備のため立っぱなしでの作業が多いので、さすがにちょっと疲れています。腰が痛かった時は立っている方が楽だったのですが、痛みが落ち着くと座りたくなっています。勝手なものですね。
本番近くになっているので、職場全体がどこか落ち着かない雰囲気です。テンションが上がりソワソワした感じなのですが、ワタシは嫌いではありません。緊張感と高揚感、そこに不安感と期待感をひとつまみ。今の部署はこのバランスがうまくとれています。
去年の職場ときたら(怒りながら以下略)。
ということで、あと数日はこの状態が続いてしんどいですが、終わってしまうのがもったいない感じもします。土曜日が本番。月曜が代休になるので、それを目指してもう少しの間頑張ってみるとしましょう。
さて、北海道ツーリングの総括をしてこの話題を締めくくろうと思います。
もう今は11月の下旬。8月のツーリングレポ-トをここまで引っ張ってしまうとは予想外でした。というのも秋は出かけるには絶好のシ-ズンなので、ついついほかのトピックが増えてしまい、このような結果になってしまったのです。さらにコロナ騒動が下火になった上、ワクチン接種も4回終了。これで「出かけるな!」というのは土台無理な話。この2年余りの鬱憤を晴らすがごとく頻繁に遊びに行って満足しました。
ですが不満要素もあります。それは
大幅に目減りした銀行口座残高
です。まあ自分への投資と思って諦めていますが。
そんなこんなで約3か月にわたるツーリングレポ-トとなりました。前回バイクで北海道に行ったのは 2018 年。ですから 4 年ぶりになるので、出発前は緊張を感じるとともに楽しみにもしていました。そして振り返ってみると印象に残る、充実した2週間の旅でした。時間が経つにつれ思い出は熟成し消化できたのでまとめてみます。でも旅の思い出が大きすぎて字数が増えてしまったため、2回に分けてお送りします。
今回はその上巻、「よかったこと」について。
・なにはともあれ、またバイクで北海道に来られたこと
この2年間、何度か飛行機で行って数日北海道に滞在する旅行をしましたが、そうしているとなにもしんどい思いをしてバイクで走らなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。
2020、2021 と2年連続で北海道行きを中止した時、「もしかしたらバイクではもう来られないかもしれない」と思いました。暑さや危険、旅の不確定要素を楽しめるだけのパワ-やバイタリティを、3年のブランクを乗り越えて維持し続ける自信が持てなくなったのです。もうこのまま楽な方法に流れていってしまうのかなと覚悟を決めたのを覚えています。
それでも最後のひと頑張りとばかり自分にハッパをかけながら計画や準備をし、今回のツーリングに行ったのです。
結果はレポ-トを読んでいただければお分かりの通り充実したものになったと同時に、まだこれだけの一人旅を続けることができるという自信もつきました。
バイク乗りにとっては、やはりバイクを通じて北海道を感じるというのが至高のやり方だと思います。その経験ができたことに大満足です。
・再会
よく行く場所やそこの景色、道、空気などなど、ワタシの中で「ザ・北海道」ともいうべき対象に再び会えました。「ここは見覚え・聞き覚え・嗅ぎ覚えがあるぞ?」と気付くと、その場所からも「よく覚えていたな。久しぶり、元気だったか?」と歓迎されている気がして嬉しくなってしまいます。
そのなかでも、毎回泊まっている宿の御主人と久しぶりに会えたことは最高でした。特に仲良くなって話し込む、ということはないのですが、非常に 癖のある 個性的な方なので会うのが楽しみなくらいです。その魅力とは・・・すみません、ワタシの語彙力では表現できません。お互いが軽口をたたき合い、豪華な朝食を頂き、「これ」とこっそり差し出してくれるバイク乗り特典のおにぎりを頂き、「また来年!」とあいさつをして出発する。そうすると北海道ツ-リングも終盤に入ったなぁと感じるほど、北海道旅行の節目の宿になっています。
「この数年、お互いにいろいろあっただろうけど、またこうして会えた。それでいいじゃないか。で、今度はいつ来るんだ?」
北海道からこう言われたような気がしました。
・旗とステッカー、コンプ!
例年の GS でのフラッグ販売に加え、ステッカ-も仲間入りしました。ホクレン様には感謝です。
北海道へは盆明けに行くので売り切れとなっている GS も多く、いつもヒヤヒヤさせられます。今年は実用性を考えてステッカ-狙いだったのですが、ワタシが立ち寄った店の多くは「ステッカ-の方が人気がある」と言っていました。ステッカ-ならバイクに貼れるけれど、フラッグはいつもバイクに付けておくわけにはいきませんし、半額だし、そりゃステッカ-は売れるわな。
ということで探し回った結果、両方ともコンプできました(バンザ-イ)。ただ残念だったのは、種類が減ったことです。昨年までは道北・道東・道央・道南の4種類だったのですが、今年から道央と道南がひとつになり3種類になりました。買う方からすれば集めるのが楽になってよかったのですが、ちょっと物足りない気がします。
以前はホクレンフラッグをバイクにつけて走り回っていました。そうすればどの地域を走ったかがわかるので、それをもとに他のバイク乗りたちと情報交換ができたものです。走行距離が伸びるに従って旗が増え、4本揃うと周囲から一目置かれていました。それをつけたまま凱旋するがごとく帰宅すると、その頃には旗はボロボロに。それを見ると、本当に北海道を走り回ったんだなあと実感できました。念のために買っておいたもう 1 セットは旅の思い出として家に保管しています。
今はそんな人たちが減ってきているので、今年の旗の売れ行き次第ではもしかしたらステッカーだけになるかも。そうならないように来年も頑張って旗(もちろんステッカーも)を買うつもりです。
・宿が安かった
こんな時期なのでまだ宿泊代は安かったです。まあ半年以上前から予約していたので当たり前かもしれません。
その時期はまだコロナの脅威が大きかったためお値段はさらにお安くなっており、今がチャンスとばかりに即予約しておきました。以前 GoTo キャンペーンがあった頃、そのキャンペーン開始と同時に宿泊料金が上がったのを知っているだけに、コロナの影響の変化を待たずにとりあえず宿を押さえたのですが、その作戦は成功でした。
今年の秋以降も同じようなことが起こっています。お買い物クーポンもつくので旅行代が安くなったと喜んでいる人も多いですが、騙されないでくださいね、使うお金の総額はそんなに下がっていませんよ。
なかなかにお安い宿泊費で収まったので、オトク感でも実際の出費減の面でも満足です。ちょっとリッチな宿に泊まろうかとも考えましたが、そんなセレブなステイにはあまり興味がないので自己却下。それに、「安くなっているからという理由でお高い宿に泊まるのは、逆に貧乏臭くないか?」という「気にしぃ」のワタシの美学がそれを許しませんでしたし。やはり身の丈にあった宿に泊るのが気楽で快適です。
ということで、12 月になったら来夏の泊地の予約ミッション、始動です。もう今から楽しみです。
と、上巻はざっとこんな感じです。「あの景色がよかった」とか「あれがおいしかった」とか、そういう個別のことについてはワタシの今までのブログを読んでいただければわかると思います。今回はそのようなもの全部ひっくるめて、今回の北海道ツ-リングで「よかったなあ」と感じられたことをまとめてみました。
「景色や食、人との出会いを楽しんだことで、自分がどう思ったのか、どう感じたのか、どう変わったのか、あるいは変わらなかったのかということを自覚することで、それが自分を見つめなおすきっかけとなる」というのが旅の醍醐味だと思っています。「きれいだったぁ!」、「おいしかったぁ!」「おもしろかったぁ!」というだけではモッタイナイ!、と貧乏性のワタシは思うわけです。そういう意味では、今年の夏ツ-リングも大成功でした。
とはいうものの、やはり「残念!」と思うこともあったわけで・・・。それについては下巻でお伝えします。
ですが、次のアップは遊びに行くためお休みします。その内容については次回報告します。ということは・・・下巻は 12 月になりますね。
いつまで引っ張るんじゃい!!!
ではまた。