paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

北国の夏を満喫、北海道ツーリング 2022 thanks to TIGER EXPLORER 第4話

先日、北海道行きの直前に壊れたブ-ツが修理できるかどうか聞くために販売店に行ってきました。可能性に賭けて一応現物も持って行って聞いてみたのですが・・・

 

 

ワタシ:すめません、以前こちらで買ったブーツですが、修理はできますか?

店 員:どこのメーカ-ですか?

ワタシ:(袋から出しながら)シンプソ・・・

店 員:あ、それ、うちではやってないです。

 

以上。

 

 

う-ん、まあムリだろうとは思っていたのですが・・・。言い方・・・。

 

そのブ-ツについての情報や代替案、代用品の紹介など、もう少し客側に歩み寄って、専門店ならではの情報を出してくれてもいいんじゃないかと思いました。

 

対面販売のメリットは、「地に足の着いた情報提供」「アフタ-サ-ビス」だと思っています。ネット情報では得られないリアルな生身の人から得られる実体験的な情報や買ってからの安心保証があるからこそ、多少値が張ってもわざわざ店舗まで足を運び購入するのです。それがわかっていない店がいかに増えたことか! そりゃインタ-ネット通販の店に客を取られても文句は言えませんな。

 

イナカのバイク用品専門店ならではの、殿様商売の姿を久しぶりに見ることができました。しばらくは行かないでいいかな。行くのはセールの時だけにしよう。

 

 

北海道ツ-リング、4日目です。

 

 

8/21

 

5時起床。長距離ツーリングの時は気分が昂って寝つきは悪いのだが、いつも通りに起きられた。歳のせい? 老人の朝は早いというし。準備はあえてゆっくりと。早く出発したいとあせる気持ちを落ち着かせてチョンボを減らすための有効な手段だと思っている。

 

出待ち中の Tiger  切り返しのスペ-ス上、CRF のトナラ-に


6時出発。しかし外は一面の濃霧で5m先すら見えないため、ペースを上げられない。ゆっくり行けという天の配慮か。

 

ちょっと霧が晴れた瞬間を狙って 滝川駅にて

 

いつもなら西進して海へ出て北上というコースだが今年は内陸の道を使ってみよう。

 

新十津川へ抜けて R275 。北秩父別までずっと霧。北竜のひまわり畑に寄ろうかとも思ったが、この霧ではなぁ。てことで素通り。

 

この道沿いの家の造りは北海道ならでは。玄関を開けるとすぐ歩道。普通なら数メートルの間隔があるのだが。この「いきなり感」の不自然さは他所で感じることはできないものだ。北海道ではよく見かけるが、どんな意味があるのだろう? 除雪の手間を省くためかな?

 

R275 にて ここもド直線  カッパを脱いで記念撮影

 

幌加内でそばの花を鑑賞。この時期ではもうだいぶ減っているが、場所によっては白い絨毯が楽しめる。

さすが北海道、スケ-ルが違う

 

途中、鹿と遭遇。前走車の前に飛び出してきた。危ういところで衝突は免れたが、すぐにもう一頭出てきた。鹿は連続して飛び出して来るというのは本当なんだなあ。気ィつけとこ。

 

さらに北上し朱鞠内湖へ行ってみる。ここはワタシのソロキャンプデビューの地。大雨が降って散々だったが、今となってはいい思い出。

展望台より 下まで降りてもよかったかな

 

美深で R40 に合流し、稚内へ向かう。が、オトンルイ風力発電所の林立するプロペラは今年が見納めというのを思い出し、途中から D119 にスイッチ。日本最北の水田を見てからそのまま日本海側へ。

最北の水田 コメに対する日本人の執念を見た


R232 、 D106 と走り北海道ならではの風景を堪能。写真もたくさん撮れた。風が強かったが、走行には問題無し。

まず「道の駅 てしお」でトイレ休憩

 

今年で見納めか? オトンルイ風力発電所

 

オロロンライン 直線路では思わず記念撮影

 

利尻が近くに見える



北緯45度モニュメント  あれ?横に建物がなかったっけ?

 

日本最北の無人駅、抜海駅を見学する。ここって乗降客いるのかな?見に来る人は割といたが。

抜海駅 見物客が次から次へと

 

トイレもレトロ

 

ミルクロード経由で

さすがミルクロ-ド 道路標識にもウシが

 

途中の景色 見事な牧草地


R40 を北上するが、まだ13時。宗谷岬に行っとくか。

 

お約束写真


Tシャツなどの自分土産を買って

ステッカ- 同じデザインのTシャツもゲット

 

この文字に惹かれて、観光客は買うんだろうなぁ
ワタシ?もちろん買いましたが、なにか?



稚内市内に戻りウロウロ。

稚内防波堤ドーム でかい!

 

根室 終着駅はロマン

 

サハリンに行ける国際旅客タ-ミナル 時間外だったのか閉鎖中

 

稚内根室にはロシア語表記が多い 読めんけど

 

空に そびえる 開基百年記念塔

 

稚内公園より市街地を望む

 

北の防人の目と耳

 

ノシャップ岬 なぜイルカ?

 

弓道場とアーチェリ-場 自衛隊の基地の近くになんでこれが?
はっ!(察し)


4時過ぎに今日の泊地北乃宿へ。

3年ぶりかな


ご主人はワタシを覚えていてくれた。珍しいバイクと苗字はこんな時にはありがたい。リピーターがもらえる利尻昆布がかなり大きなものになっていたのもうれしい。旅装を解き早速風呂へ。

片づけはあと! 風呂ふろフロ~!


ここの湯は温度は高くなくぬるつるなので、長く浸かれる。疲れと緊張がほどけていくのがわかる。十分楽しんでから部屋に戻って荷物の整理。

その前に喫煙室で一服


そうこうしていると夕食。毎度の海の幸オンパレード。

ご飯は3杯頂いた ここに泊まるといつもそうなる


風呂よし飯よしのいい宿だ。部屋に戻り、今日の反芻と明日のプランニングをして就寝。

 

本日の走行距離:397.5km

もうすこし回り道をしてもよかったかも

 

 

本日の振り返り

 

R275 はいい道でした。緩いカーブが続いたと思ったら景色のいい直線路が現れたりして退屈しません。原生林の中、白樺林の中、畑の中と、風景のバリエーションも豊富。途中から霧も晴れ、いい天気になったこともあり、ライディング中は恍惚状態になって気持ちが完全にもっていかれました。

 

交通量の少ない道ではクマとの遭遇が怖かったですが、シカとリスとキタキツネに出会っただけでした。今回のこのルート選択ははからずも大正解となりました。

 

北海道に来たらつい最北端と最東端へ行ってしまいます。日程的に可能なのだからいいのですが、最近ではそんなシンボリックな場所にこだわっているようではまだまだ北海道ツアラ-とは言えないのではないかと思うようになってきました。宗谷岬納沙布岬に対する執着を捨てた時、はじめてもっとディ-プな北海道の旅を味わえるのではないでしょうか。でも行っちゃうんですよねぇ、つい。

 

 

 

ではまた。