paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

秋の三連休 いざ東京へ Vol.1 2022/9/23

9月には三連休が2回ありました。くっついていればどーんと長距離を行けるのですが、贅沢を言ったらバチが当たります。

 

ということで前半はツーリングを企てていたのですが、台風No.14のために中止。後半は恒例の東京行き。これも台風No.15が近づいて来たのですが、今度は大丈夫だろうと思い決行しました。

 

北海道ツーリングレポートに割り込む形になりますが、その様子をお伝えします。

 

 

9/23

 

朝5時起床。荷物は昨日のうちにスタンバイ完了しているので、余裕の身支度。

 

出発時は雨。このくらいなら飛行機は飛ぶので空港へ。三連休なのでそこそこ人は多い。特に家族連れが目立つ。ネズミの国行きかな?台風接近中で三日間とも雨らしいが、まああそこなら楽しめるだろう。

 

喫煙所で「今日は渋谷のスタバでごはん♪」と嬉しそうに連れに話す女性がいた。わかります、その気持ち。イナカの人間にとっては渋谷ってキラキラの地なので、そこで食事なんてセレブになった気分になるのだろう(ワタシだけ?)。

 

今日の気温は全国的に低めらしい。北海道では0.1℃まで下がったところもあったそう。1ヶ月前はそこまで低くなかったのにこの気温差。さすが北海道。

 

飛行機は満席。コロナ騒動は一段落した感があるが、機内アナウンスではマスクのお願いをしていた。やはり現実ではまだまだかな。

 

雲たっぷりのため、外は白一色。着陸間際に陸地が見える程度。富士山鑑賞は当然ムリだった。

出発時

 

行ってくるぜ!

 

ANAエアバス機に乗るのは珍しい

 

さあ、出発だ


羽田には定刻に到着。こちらは曇り。

見えてきた、羽田空港

 

Touch Down!


空港内がここまで混んでいるのを見るのは久しぶりだがモノレールは混んでいない。やはり大部分は舞浜行きか。それでもネズミの国行きバスには空席があった。通常なら三連休の初日なら満席のはず。やはりコロナはまだのさばっているようだ。

 

 

浜松町の大江戸そばで朝食。これで東京モードに切り替わった。

冷たい蕎麦で目が覚める

 

 

まずは東京都写真美術館へ行く。

東京都写真美術館


メメント・モリには考えさせられた。日常で「死」を意識することはほとんどないので、あえて意識すると物の見方や考え方が変わるのではないだろうか。楽しい時にそんなことを意識すると水を注されると感じるか、より楽しんでおこうと気持ちに深みが増すかはその時次第。でも「死」に対してアンタッチャブルな姿勢をとる現代だからこそ、それに気づくことで後者の状態になることが多いような気がする。気持ちの絶対値が増えるというか・・・。ちょっと意識してみよう。

展示の一部

なかなか見応えがあった



たっぷり鑑賞した後で中野へ移動し昼食。いつものわしやへ行く。まぐろステーキうまし。

たまには他のを食べてみてもいいんだが・・・

 

その後中野ブロードウエイをうろうろ。お値打ちフィギュア(志摩リン)をひとつ、カメラ関係の古本3冊、ガチャを一回(トウカイテイオー)をゲット。どれも満足。その後三代目茂蔵で宿で食べるスイーツを購入し、ちょっと早いが宿に向かう。

今日の収穫

購入したスイーツ3つ チーズケーキ1、プリン2



御徒町駅を降りると雨。今日は夕方にまた出かけるので、早い夕食を摂るためアメ横へ行こうと思ったが、人が多かったので回り道をした。

 

その途中、路地を入った所にとんかつ まんぷくという看板を見つけた。小さい店でお世辞にもきちんとした店構えには見えなかったが、とんかつはご無沙汰だったので入ってみた。

店の外見


とんかつ定食
をオーダーして調理を見ていると、「おや?二度揚げしてる?」これはひょっとすると・・・。

 

出された品の見た目はぶ厚いとんかつ。

厚みたっぷり


一口食べると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うまい!

 

本当に驚いた。こんな旨いとんかつは食べたことがない。ありきたりの表現だが、火が通っているのに柔らかくジューシーで、肉がしっかり味を主張している。さらに油を感じさせないコロモはサクサクで、食感を見事にサポート。ソースをかけるのがもったいなくて、軽く塩を振ってあっという間に完食した。

 

あとでネットで調べると、ここは超人気店だった。さもありなん。並ばずに入れたのは中途半端な時間だったためのようだ。空いている時間がわかったので、今度はロースかつ定食+ごはん大を食べてみたい。

 

今まで御徒町ではみなとやがワタシ的にはキングだったが、クイーンができてどちらに行くか迷うようになるだろう。嬉しい悩みだ。

 

 

二木の菓子でおやつを買い込みR&Bホテル上野広小路にチェックイン。コロナ禍のため長い間宿泊予約を停止していたので、ここに泊まるのは久しぶり。

 

 

一服してから外出。鈴本演芸場へ。

入り口は狭い 隣は福神漬けの発祥の店


ここも久しぶりだったが、たまたま落語家の真打昇進襲名披露興行をやっており、落語を堪能した。こういうハレの場なので、出演者も一流。やはり上手い落語家の噺は、聴いているうちにスッとその世界に入れるのでラクだ。¥3500 のモトは十分以上に取れた。

本日のプログラム

 

落語を聞いていると、こちらのアタマも試されるような気がしてくる。歴史や風俗、雑学や言葉の言い回しなどを理解していなければ楽しめないだろうなあと思うことが多いからだ。

 

知識だけでなく「間」や「仕草」を含めた言葉の運用能力を強く求められる仕事に就いているワタシにとっては、落語から学ぶことや刺激を受けることが多いので、コロナ禍前まではよく行っていた。今回久しぶりに楽しめたことは純粋に嬉しい。

 

 

宿に戻り、今日一日の出来事を反芻しながら就寝。

 

 

本日の歩行距離: 8.7km

 

 

本日の振り返り

 

写真美術館では作品の前でメールを打って他の客の邪魔になっている人が何人かいました。急ぎのものなら、数歩移動し人のいないところでやればいいのに。「今その場所でその行動をすれば、他にどんな影響を与えるか」ということを考え(られ)ない、想像力が欠如している人達なのでしょう。クルマの運転だけでなく、他の状況下でもそんな人が増えている気がします。

 

見た目は善良な人なので周囲から注意もされず、もしされたとしても迷惑をかけている意識がないので、「優しくない」「ゆとりがない」「何がいけないのか」と不満をもつのでしょう。現代のギスギス感を創り出しているのは、案外このような無自覚な大多数の、自称「善良な一般市民」なのかもしれませんし、ワタシもそのひとりなのかもしれません。

 

意識して「気をつける余裕」を持とうと、今日改めて思いました。

 

 

続きは今度。

では。