コロナ感染者が過去最多の数を叩き出した日から東京に行ってきました。「ぼくのなつやすみ」第一弾です。
感染増大は数日前から言われていましたが、ワクチンを3回接種しているし、マスク着用は当たり前、さらに大勢がツバを飛ばして騒ぐ飲み屋には行きませんので、密を避ければ大丈夫だという判断をしての旅行です。
でも最大の理由は、「おいコロナ、ええ加減にせえよ、ゴルァ !こちらが我慢していればいい気になりやがって! !いつまでもお前に気を遣っていられるか! !!ふざけんな、バカヤロー!!!!」という気持ちからでした。
こんな啖呵を切った限りは感染したら負けです。充分用心しながら楽しむつもりです。
ではレポートをどうぞ。
早起きして 6 時に家を出る。空港の駐車場は 7 割の入り。久しぶりの三連休でもあるし、出かけたくてうずうずしていた人が多かったのだろう。空港ビルの中にも人がいっぱい。これだけの人、特に家族連れを見たのは久しぶりだ。
雨の中飛行機は離陸したが、機内は静か。会話を控えているのだろうが、子ども達も静かだったのは意外だ。躾が行き届いているご家族ばかりだったのか? おかげでよく眠れた。
着陸の衝撃で目が覚めて外を見ると雨。天気予報通りなのだが、やはり残念だ。モノレールで浜松町へ行ったが、車両内には家族連れは皆無。やはり彼らは舞浜へ向かったのだろう。
駅ソバを食べて心を東京モードにチェンジし、
大江戸線で六本木へ。地上に出ると新型クラウンの展示会をしていた。内外装共に未来的なデザインで、トヨタ渾身の意欲作というのがよくわかる。でも・・・
これ、カムリでいいんじゃね?
というのが偽らざる感想。
クラウンとしては一気に冒険しすぎだろう。ユーザーはそこまでラジカルではないと思う。クラウンにはコンサバを徹底的に磨き上げて欲しかった。
ひと通り見てから森美術館へ。「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング現代芸術」を見るため。10 時過ぎに到着すると大行列。とはいえほとんどの客は「百鬼夜行展」へ。あちらはお子様連れが多かった。子どもはああいうの、好きだよね。
ワタシは現代芸術はあまり好きではない。一発屋的であったり、作品を無理矢理コンセプトに合わせようとしたり、無駄に哲学的なのでスノッブの香りがぷんぷんしたりするからだ。
しかしここの企画展示ではそのようなことを感じない。決して薄味ではなく、とんがった切迫感や緊張感、ギリギリ感を感じさせてくれる展示が多い。大袈裟に言うと、汗と血を感じさせる、土臭く肉厚な作品が並べられているのだ。なので観たあとの満足感は高く、作品に「当てられて」心地よい疲れを感じる。ネタバレになるので内容には触れないが、今回も観終わった後は心がザワつく充実した展示だった。 4 時間かけて鑑賞したが、もう一度観てもいいかな。
15 時前に美術館を出て、次のターゲット、うえの夏祭りに行ってみる。日比谷線に乗り仲御徒町で下車。遅くなったが昼食を食べよう。目的地は当然みなとや。「いつもの」をいっただっきまーす。
ごちそうさまでした。
満足したあと、不忍池へ行く。時期的にハスの花が見頃のはず。ただ午後なので花の開きがイマイチ。やはり朝に来るべきだな。とりあえず写真は撮っとこう。
ここで雨が強くなってきた。賑わうはずの骨董市がこのありさま
では他のイベントも推して知るべし。宿に向かおう。
定宿は現在コロナ患者の宿泊所になっているので、今回は東日本橋の系列ホテルを予約した。山手線、総武線と乗り継いで浅草橋で下車。雨の中ぶらぶら歩いて 5 時過ぎに宿へ。
あとは宿でまったりして、今日のミッション終了。
本日の歩行距離: 9.3km
本日の振り返り
当日の東京の最高気温は 23.8 ℃。過ごしやすい気温のはずですが、じっとりとした湿気があり蒸し暑く、歩き回るには厳しい天気でした。でもウイルスにとっても飛散しにくい状況だったはずなので、自然のマスクを全身に着けていたと考えれば、まあヨシ!ですかね。
東京の人出はかなり多かったです。行動制限解除と夏の三連休が重なれば、当然っちゃ当然ですね。東京の本来の姿を久しぶりに見られて安心したのと同時に、街が(やむを得ず、ですが)抑えた「はしゃぎ感」を内包したまま成熟した印象を受けました。この 2 年間が与えた影響は決して小さいものではなかったようです。こんなことを感じるのも旅の醍醐味ですね。
続きは今度。
では。