秋のお楽しみおでかけ、2日目です。当初は表題のように3日間とも紅葉を愛でに行くつもりでしたが、天気予報が言うには無情にも「雨」。濡れた紅葉も趣があってよいものなのですが、傘をさしたまま撮影するのはどうも気が進みません。なのでこの中日だけは天気に関係ないところを回ることにしました。
紅葉撮影用機材は NIKKON D750 + NIKKOR 24-120 F4 ですが、それ以外は SONY DSC-RX100Ⅲ です。この日はこちらが大活躍しました。荷物のほとんどをホテルに残したため、体が軽い!今日は楽できそうな予感。
では2日目、スタートです。
東京の多くの美術館や博物館は月曜が休館日。森美術館は前回行ったのでパス。ということで国立新美術館の庵野秀明展に行くことにする。ここは 10:00 開場なので、9時過ぎに出ればいいか。暦の上では今日は平日。ゆっくり見られそうだ。それでも習慣で早起きしてしまったため、6:30に朝食。コロナのせいで部屋に持って帰って食べるシステムになっているが、つい取り過ぎてしまうのは悪い癖。
出発までテレビを見て過ごす。NHKで学校の校則の特集をしていた。なかなか突っ込んだ内容だったので見応えがあった。
9:20に宿発。千代田線で乃木坂まで行くと国立新美術館
は、すぐのところ。
10時少し前に着いてビックリ。すでに長蛇の列。慌ててチケット売り場に行くと、そこにもたくさんの人が。今日は平日のはずだけど?そういえば数年前、上野の森美術館へ「怖い絵展」を観に行ったが、平日にも関わらず3時間待ちの行列ができていてあきらめたことがあった。学習効果が薄れてしまったようだ。東京、恐るべし。
幸い10:00の列に入ることができ、入場。
観るまでは国立新美術館で展示をするのはおおげさだなあと思っていた。NATIONAL MUSIUM だよ?ドメスティックなポップカルチャーは企画展で取り上げることか?クールジャパンを象徴しているものとはいえ、ちょっと持ち上げ過ぎではないのか?という疑問が頭にあったからだ。
入ってすぐの展示場は、影響を受けた作品の展示。模型や資料が並べてあった。ああ、こういうのがメインなのねと思って先へ進むと、学生時代に描いた絵があった。中高生時代のものとは思えない作品だ。その頃から画作りの才覚を見せていたようだ。
感心しつつ次のコーナー、大学生時代に創った特撮の自主制作映像作品を見てびっくり。人やメカの動きに無理や無駄、隙がなく、40年後の今でも通用するのではないかとさえ思えるほど。その技法をアニメに落とし込むことで、現在の JAPANIMATION のスタンダードを作った立役者となったのではないだろうか?
設定の緻密さ、過去に軸足をおいたようなどこかノスタルジーを感じさせる情景描写、さらには荒唐無稽な未来観をストーリーのバックグラウンドに練り込まないことが、生々しいリアリティを感じさせる結果を導かせている。ダメ押しとして、観る側に解釈の余地をのりしろのように与えている。そこまで計算しての作品づくりか。そうだとすれば、これらは立派な芸術作品だ。初めに持っていた自分の先入観が恥ずかしい。
そんな彼の特撮映画、「シン・ゴジラ」は非常に興味深い作品だった。今後「シン・仮面ライダー」、「シン・ウルトラマン」を制作することになっているらしい。あの絶対強者のヒーロー物をどう料理するのか楽しみだ。
結局 3 時間以上、夢中になって観た。興奮冷めやらぬまま鼻息荒くお買い物をしてから退場し、しばらく椅子に座って余韻に浸っていたら、目の前を修学旅行の団体さんが横切っていった。この展示をコースに入れるとは。先生、グッドチョイス!
六本木まで歩いて日比谷線で秋葉原へ。言うまでもなくお宝探し。
まずは昼ごはんを食べて
戦闘開始。
今回はデイバッグひとつで来たし、明日はちょっと遠出するので荷物は増やさないでおこう。そんな時に限ってイイものが・・・。結局予備で持ってきた袋を使う羽目になった。
荷物を持って歩くのはイヤなので、明日はコインロッカーのお世話になるか。
夕食は前日と同じみなとやで。しかし大雨が降ってきた上に、食事スペース(ビニールシートで囲まれた屋外)は満員御礼。やむなく持ち帰りにしてもらい、ホテルの部屋で食べた。注文した「特盛丼」はパックに入ったが、やはり丼メシをかき込むほうが気分が乗る。おいしかったけどね。
翌日の予定やコインロッカーの場所を確認して、あとはテレビタイム。
次回、「最終日!」
では。