paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

閑話休題 (ヨーロッパでの紛争とマスコミの伝え方)

ウクライナ VS ロシア、大変なことになっていますね。報道機関は張り切ってニュ-スを流しています。コロナが一段落しそうな今、新しいネタとしては十分すぎるほどなので、過熱気味になるのは予想されていましたが、気になることがちらほらと。

 

報道の内容を見聞きすると、ロシアが加害者でウクライナが被害者という位置づけになっていますね。確かに国家の知名度やパワ-を考えると、子供と大人のケンカみたいなものなのかもしれません。子供(ウクライナ)が大人(ロシア)の脚を蹴っ飛ばしたら棍棒で殴り掛かってこられた、みたいな。 だからどうしても「ロシアは大国なのにおとな気ないなぁ」という印象を受けがちになります。

 

でも、どうも引っかかるのです。

 

欧米諸国はこの戦争を終わらせるために団結力を強めています。それに対してロシアは政治的にも経済的にも孤立状態になりつつあり、国としての評価や国際的立場、戦時出費により国力も下がる一方。当然プーチン氏の立場も悪くなり、失脚の可能性大です。

 

そうなると、この争いが終わった後はロシアと欧米のパワ-バランスは完全に崩れ、下手すりゃ戦争で疲弊したロシアは弱小国、最貧国になる恐れさえあるのです。中国が支えてくれる可能性もありますが、それをロシア(人)のプライドが許すかどうかは甚だ疑問です。

 

こうしたシナリオは当然考えられていたはずです。子供のケンカみたいな、プッツン切れて殴りかかるというレベルの話じゃないんですから。国家の多くの頭脳が集められ、あらゆる可能性やメリットデメリットを考慮したはずです。で、結果がコレ。

 

なんでこんなことをやらかしたんでしょう?

 

たぶん報道しない(できない?)理由があるのでしょう。でもその理由はウクライナ側にある可能性だってあるのです。なのにマスコミは、一方的にロシアが悪いというばかり。そんな決めつけを今からしていて大丈夫か?と思ったりもします。

 

例えば、「一般市民が戦渦に巻き込まれ・・・」とか言われていますね。でもウクライナでは、一般市民が銃をとって戦っている所もあります。下手すりゃ今後は

「一人いちジャベリン」

「一人いちスティンガ-」

状態になるかもしれません。

こんな火器を持った/使おうとする人は、我々が想像する一般市民の範疇に入るのでしょうか?

民間人が武器を持ち、兵士と同様の行動をとっても、彼らを一般市民と呼べるのでしょうか。

 

武装した市民たちは、交戦状態になった場合には当然敵(ロシア兵)を殺します。戦争ですから当たり前なのかもしれません。

 

それにも関わらず、報道機関は「一般市民」という言葉を使うことにより、「非力で無抵抗な市民がロシア兵によって殺されている」という印象を我々に植え付けようとしているのではないのでしょうか。 どうもマスコミによって「ロシアは悪」という刷り込みが意図的になされているような気がしてなりません。

 

ウクライナプロパガンダが上手で、マスコミの「正義と悪を創り出し、自らは勧善懲悪の立場を取る」という態度を効率的に活用しているのに対し、ロシアはその扱いに慣れていないようで、言葉足らず感があります。もしかしたらプーチン氏は「なんでわかってくれないんだ!」と歯ぎしりしているかもしれません。これも現代戦の一種のやり方なのですが、逆にこのやり方が問題解決を困難にしているという理由でもあるので、ウクライナにとってもレートが高い、でも非常に危険な賭けなんですけどね。

 

ワタシはロシア支持ではありませんし、ウクライナ支持でもありません。腑に落ちない情報が多すぎてどちらかだけを支持することができないのです。「そんな悠長なことを言っている間にも戦火は広がっているんだ!」と非難を受けるかもしれませんね。でも中途半端な知識のまま、急いで一方の肩を持って大間違いをする恐れもあるのです。この国が80年前にやったように。

 

それなのにマスコミは、コロナ報道の時に猛威を振るった一面的な情報の垂れ流しを今回もやっているような気がします。片方(ウクライナ側)だけの言い分をクロ-ズアップして伝えるのは、危険だと思うのですが。まあ、テレビなどでコメントをする人のほとんどは単なるタレントだから、耳障りのいい話、判官びいきの話、それっぽい話をした方が人気や視聴率が上がっていいのでしょう。

 

でも事は戦争なのです。人の命の奪い合いをしているのです。中途半端なコメントを垂れ流している場合ではありません。我々が判断の根拠として欲しいのは、冷徹なものであっても現状とそこから生まれる未来予測であり、決して芸能人の素人考えではありません。いい加減に「〜すればいい」という直感的な意見だけをドヤ顔で言うタレント顔を電波で流すような構成はやめませんか? コロナ報道の反省はないのですか?

 

マスコミよ、少しは恥を知れ。

 

 

 

日本のすぐ近くの国が今回の戦争の当事者です。なのに「戦争」という状況をあまりにも軽く捉える風潮にハラが立っていたので、思いつくまま書きました。読みづらい点もあると思いますが、どうかご容赦を。

 

月末は楽しい楽しい楽しい楽しいお出かけをしますので、ブログ更新はしばらくお休みします。

帰ったら楽しい楽しい楽しい楽しいお出かけのレポートをアップします。

どうぞ羨ましがってください。

 

 

では。