お散歩ツーリング　2021/8/31

月が変わってはや 3 日。北海道ツーリングはボツになりましたが、取得した休みはそのまま。当初は、長い休みになりそうだなぁと思っていましたが、終わってしまうとあっという間。でもしばらくは在宅勤務になるので、ぼつぼつと現実復帰していこうと思います。

その休暇最終日はバイクででかけました。

休日のワタシの食事は一日一食になります。さらに

・暑いので火を使いたくない

・すぐに食べられる

・洗い物が少ない

という理由で、ほとんど「丼メシに何かをのせたもの」を食べていました。

「納豆丼」、「キムチ丼」、「サンマ丼」、「鮭フレーク丼」、「なめこ丼」、「TKG」など。たまに麺類が割り込みますが、ほとんどは「〜オン・ザ・ライス」でした。

食事の用意や後片付けが楽。もっと言えば、食べるのも楽。

でも問題が。

飽きました。

のっけているのは１種類だけ。「納豆丼」なら「納豆」だけ。「イワシ丼」なら「イワシ」だけ。

たまには複合丼を食べたい！そう、卵とじカツ丼のような！

じゃあ行くか。今回は Tiger Explorer の出番です。

月末の平日なので混むだろうと思い、ちょっと早めの朝７時に出発です。案の定、主要道や駅の近くでは渋滞が宴たけなわ。 Tiger の水温計も目盛がひとつ増えています。

でもそこを抜けると快適な田園ツーリングの始まりです。今回はメッシュジャケットを着て走りましたが、文字通り「吹き抜ける風」が気持ちいい！少し前なら、熱い風がメッシュから入っても抜け切れずにまとわりつく、という感じでした。気温はあまり変わっていませんが、「夏の峠は越した」と感じた瞬間でした。

R32 を南下します。現在では長いトンネルができて峠越えをしなくて済みますが、せっかくなので旧道の K5 に入ってみます。距離も時間も短縮できるトンネルに客を奪われ、こちらの交通量はほぼゼロ。つまり貸し切り状態なので、景色の良い山間部のワインディングロードを独り占めできました。ただ、カーブの曲率や路面状態がチャレンジングな箇所も多いで、調子に乗って飛ばすと「アウト・イン・コースアウト」の憂き目を見ることになるのでご用心。

平地に下りたら吉野川沿いを南下します。このあたりの R32 も交通量は少なく快適に走れますが、追い越しできる箇所はそう多くはないので、先頭車によっては大名行列が発生してしまいます。高速道路ができてからはその行列も減りましたが、なくなったわけではありません。今回も中規模（14,5台）なものに巻き込まれました。

こんな時、以前ならヒステリックに追い越していました。最近ではあえて車間距離をあけて制動距離に余裕をもたせて追走し、周囲の景色を楽しんでいます。山間部の町の作りは面白いので見ていて飽きません。イライラせず、燃費もよく、前車のテールライト以外の思い出もできるという、いいことづくめの走り方です。

出発した時間が早すぎたのか、時間に余裕ができたのでちょっと寄り道。 R439 から早明浦ダムに行ってみました。ここは「四国の水瓶」」と言われており、四県の水利用のための巨大なタンクとなっています。

かつては水をめぐっての争いが頻発し、殺し合いさえあったほどの四国。早明浦ダムはその救世主なのです。「サメウラ、マイ・ヒーロー」ってとこですね。

このダムができてから水不足も「毎年数度」から「数十年に一度」となるぐらい減少しました。ゆえに四国の住人は早明浦ダムにはケツを向けて寝てはいけない、という条例が国土交通省の主導のもと、2022年から４県で施行される