paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

祝!お泊りツーリング復活!! 2022/5/7

最終日です。

 

 

5/7

 

いつものように5:00 起床。 外が暗い。カーテンを開けてみると、雨。 それもかなりの。

 

ワタシはレインマンなので、雨の呪縛からは逃れられない運命にある。 が、最近ではその呪いが解けかけているのか、以前ほど雨の攻撃を受けなくなってきた。 今回だって、1週間前の天気予報では雨だったのに、この日までの4日間はずっと快晴。 出来過ぎぐらいの好コンデションだったので、1日ぐらい雨にやられることでバランスが取れるのではないかと、自分を納得させる。

 

レインウエアを着る時にちょっと困ったことが起きた。サイズ的にキツイのだ。少し大きめのを買っていたのだが、肩・肘・背中にプロテクタが入っているので、ライディングウエア(Triumph)は一回り大きくなっている。 なのでレインウエアも1回り以上大きくなければいけないようだ。 でももう1着のライディングウエア(Rough&Road) はもう一回り大きい。 てことは 4L のものが必要となるわけか。

 

着てさえしまえば体も動くし問題はなかった。でも着脱がスムーズにいかないので、ひとつ買っとくか。 帰ったら行くかな、ワークマン。

降雨中

 

 

園都市をひと通りうろうろしてから西に向かい、群馬を経由して長野から高速というのが通常のパターンだが、この雨の中では楽しめないだろう。 また、GW の帰る人の流れによる渋滞も予想できる。 なので、撤収モードに入ることにする。

 

宿を出て給油を済ませ、圏央道に IN 。 数日前に通った道を逆に進む。 雨が激しくなってきたが交通量もそう多くはないので、のんびり left lane keeper として走る。

 

焦りや危険を感じず、ゆとりを持ってクルマの流れに乗り高速道路を走るというのは退屈なものだったのだが、TIGER 乗るようになってからはかなり変わった。

 

見晴らしがいいので景色を楽しむ余裕ができた。

なので、スピードを抑えて景色や状況を走りながら感じ取るようにした。

それに伴い、注意が逸れて先行車に追突しないよう、充分な車間距離を取るようになった。

 

といった具合に、 期せずして安全運転志向になったのだ。 警察庁が聞いたら涙を流して喜んでくれるかもしれない。

 

ただし、これは TIGER がパワフルだからできることだと思っている。 いつでも加速できるという絶対的な安心感があるがゆえに、無理に速度を出さなくても構わないという余裕から来ているのだろう。昔、日産のニューマン・スカイライン(6代目)のキャッチコピーが

「パワーがあるからクールに乗れる」

というものだったが、まさにそのとおりだと思う。

 

二輪でも四輪でも、ハイパワー車が無駄に飛ばしているのを見ると、偶然抜いちゃった聖剣エクスカリバーに振り回されている三流剣士のように見えてならない。 ワタシの知り合いが放った言葉をここに紹介しておく。

 

「パワーとアレは出す場所をわきまえろ」

 

・・・・・失敬・・・

 

 

で、圏央道を進み、南へ向かう。 さてここで問題。

中央道を使うか東名を使うか。

 

向かっている南の空には黒い雲。西の方角は明るい。

 

ということで、八王子から中央道に入ることにする。この時間なら河口湖方面ままだ混んでいないだろうし。

 

予想どおり、交通量はそこそこ多かったが渋滞には至らないため、いいペースで進めた。富士山を見られるかと思い、左前方ばかりを見ていたが発見できず。 そのかわりに前方には雪を頂いた南アルプスが見えてきた。ワタシの地元でこの時期にこんな景色を見ることはできないので、眺めを楽しみつつクルージング。

 

しばらくしてミラーで後ろを見ると、富士山が。おお、そこにいたのか。 前後の絶景を楽しみつつ山梨を通過する。

 

長野に入ると今度は北アルプスが見えてくる。南アルプスよりもデカく見えるのは気のせいか?

 

さてここからは忍耐の時間だ。東名の静岡、中央道の長野は通過するのに時間がかかる。なにせ距離が長いので。景色と道に変化がある分、中央道の方がまだマシかな。

 

空腹を感じて諏訪 SA に入る。一般的な SA は進入路から退出路までは時計回りだが、ここはその逆。慣れないせいか走り辛かった。

 

諏訪湖の景色が爽快。何か食べるつもりだったが、あまりの人の多さに断念し、代わりに景色を満喫した。信州の春の新緑を楽しむ人たちなのだろうか、家族連れが多い。バイクが思ったより少なかったのは意外だった。

諏訪SA より諏訪湖を臨む

 

20 分ほどの休憩後、再び高速本線上に。信州のおいしい空気で肺は満足したが、胃は不平を訴える。伊那でローメンでもと思ったが、考え事をしているうちに痛恨のインター通過。しかたない、給油も兼ねて駒ヶ岳 SA で何か食べよう。

 

数年前、駒ヶ岳 SA のフードコートで「ソースかつ丼」を食べた。楽しみにしていたのだが、食べてビックリ!カツは表面だけしか温かくないし衣は脂っこいしで、散々な出来。 SA メシとはいえあまりにもひどすぎる一品だったことを覚えている。なので今回はソバぐらいにしとこうか。

 

駒ヶ岳 SA に入る。

駒ケ岳SA より駒ケ岳(?)を臨む

GS で給油(ここも ¥190/L 超)し、フードコートへ。券売機の前に立ち、

 

無意識に財布からお金を出し

無意識に「ソースかつ丼」のボタンを押し

無意識に「大盛」のボタンを押し

無意識にカウンターにチケットを出し

無意識に席に座り

 

水を一口飲んだところで我に返る。

ゔぉっ、やっちまった・・・

あーあ、買っちまった・・・

 

ソースかつ丼」というパワーワードに無意識に引きずられるなんて、やっぱり疲れていたんだなぁ。またあんなものを食わなきゃやらんのかぁ・・・。とはいえもうお金は払ってしまったので、口直しに後でソバでもたべるとしよう。

 

数分後、番号が呼ばれカウンターに取りに行くと、「あれ?記憶と違うぞ?」

 

見た目が美味しそうなのだ。全体から湯気が立ってるしカツも分厚く、かかっているソースも適量。まあ外見はどうにでもできるしな、と思いながらカツを一口ガブリ。

おまえ、うまそうだな

 

おお、美味いではないか!

 

期待値が低かったというギャップ萌えを差し引いても、これはウマイ!!

 

あとはドンブリをわしづかみし、ひたすらかきこみ、完食。大盛りにして正解だった。いやあ、満足満足。

 

 

人車共に腹を満たした後は、のんびりクルージングの続き。名神との合流地点や京都近辺という、渋滞お約束の地もスムーズに通過。やっぱり土曜に帰ることにしてよかった。日曜ならこうはいかなかっただろう。かといってクルーズコントロールを使えるほどではなかったが。

 

 

結局、尾張一宮 PA で休憩、宝塚北 SA で給油をして 16 時ごろ帰宅。

トイレ、タバコ、ストレッチ休憩

 

 

今回も旅を楽しめただけでなく、

「コケ、事故ら、捕まら

の「3 」を達成できた。花まる100点のツーリングだった。

 

 

本日の走行距離: 826.5km

行きに比べるとかわいいもの

 

総走行距離: 2495.1km

タイヤの真ん中が減った・・・

 

 

 

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振り返り

 

ワタシの体調、バイクの調子、天気の機嫌、すべて満足のいくものでした。

 

久しぶりのお泊まりツーリングということもあり、実はかなり緊張していました。いろいろ理由をつけて車で行くことも考えたのですが、理由のない怖れにビビってはいけない、恐怖突入だと思い、バイクツーリングを決行した次第です。結果として、用心しすぎ、配慮しすぎだったことがわかったので、今更ながら長距離走行の自信が増しました。

 

もし車で行っていたら、それはそれで楽しめたのでしょうが、8 月の北海道ツーリングは厳しいものになっていたでしょう。年齢を重ねることで用心深くなるのは当たり前ですが、チャレンジする所との線引きもきちんとできなければなりません。歳を取っても考えるべきことはさほど減らないんだなあということを実感できたのも、今回のツーリングの収穫になりました。こんな収穫を増やすためにも、まだまだ走り続けようと思います。

 

 

 

ではまた。