paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

お散歩ツーリング 2021/6/5

最近、「永遠の0」というテレビドラマを見ました。原作は既読だし映画版も鑑賞済みだったので、テレビ版はどうなのかなと思ったので。

 

映画よりもTV版は倍以上の長さの長編になったので、こちらのほうが丁寧に話をつなげているなぁと感じました。

 

ただ私が一番イイと思ったのは原作の小説版です。スポンサ-によって成り立つ映像作品では、エッジの効いたアンタッチャブルな要素が薄まっているような気がするのです。「戦争」や「特攻」といったセンシティブな題材なのでなおさらです。

 

以前この作品は戦争賛美だと言われたこともありましたが、原作・映画版・TV版のどれをとってもそうは思えないんですけどねぇ。戦争のことをあまり勉強していない人が言っているのかな?

 

 

その作品の影響を受け、四国にも戦時中の航空隊に関する遺構みたいなものがないか探してみました。有名な所では愛媛に「三四三空」がありましたが、今では石碑を残すのみ。まあ、四国には有名な航空基地があったわけじゃないし、と思っていたら

 

高知に当時の掩体壕がある!

 

 

 

行くか。

 

ということで、土曜に早起きして 7.15 に出発。

 

というのも下道を走るからです。高速? モッタイナイ!

 

でも高知までは交通量も少なく走りごたえのある楽しめる道なので、退屈せず 3時間弱で現地に着きました。高知空港に近づくと、たんぼの中に不似合いな建造物が見えてきます。

 

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こんな感じで、もはや風景の一部

 

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整備されているのはこれだけ。

あとは

 

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小さいのもあれば

 

 

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大きいのもあります。

 

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バイクとの比較

 

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中の状態


日常の中に 80 年前の戦争が残っていました。今までいろいろな戦争の遺構を見てきましたが、どれも「人為的に残されたもの」ばかりでしたが、ここはちょっと違います。「放置され残っちゃった」感がびしびし伝わってきて、それだけにとても生々しかったです。のどかな風景の中に残る殺し合いの名残。自然の中に残る不自然さ。

 

シュ-ルです。

 

しばらく散策してから出発です。

 

 

このまま帰るのはもったいないので、回り道。高知市街から R33 に乗り愛媛に向かいますが、これではちょっと時間がかかりすぎることに気づき、途中から R439 にスイッチして東に向かいます。

 

この道は景色、走りやすさ共に高得点の道ですが、途中でところどころ旧道に入り、かつての「ヨサク国道」を堪能しました。すごい道です。20代の頃は NINJA でよく走りに来ていました。たぶん冒険気分を味わいたかったのでしょう。今はアドベンチャ-タイプのバイクに乗っていますが、それでもおっかなびっくりです。

 

お昼過ぎだったのでお腹がすいてきてピットイン。

 

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ふれあいの里 柳野

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駐車場 うしろにフクロウが

 

観光客を相手にしてなさそうな食事処。穴場です。

 

注文した品が来るまでの間、眼を楽しませます。

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しみじみする山村の風景

 

注文した品はこちら。

 

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柳野定食

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そばがき


どれも田舎のばーちゃんが作ったような味付け(実際ばーちゃんが作っていた)。普通のレストランや食堂では食べられない、素朴で飾り気のない、でもおいしい食事。これを食べるためだけにもう一度来てもいいくらいです。

 

実は「そばがき」の注文が通っておらず、ばーちゃんに聞くと一瞬怪訝な顔。そのあとすぐワタシの肩をバンバン叩きながら「がっはっはっ、ごめんねぇ、すぐ持ってくるから。」と言って厨房に引っ込み、本当にすぐに持ってきてくれました。小声で「普通よりたくさん入れてあるから。」と言いながら真っ白なそば粉にダシを入れてくれました。それをこねたのが上の写真です。

 

こんなやりとりもツーリングの醍醐味ですね。これがあったおかげでこのツ-リングの楽しさが 30% アップしました。

 

店を出た後はワインディングを楽しみながら帰路につきました。

 

 

見て満足、食べて満足の一日でした。

 

 

本日の走行距離:370.1 km

 

 

ではまた。