今日、会議がありました。発表している人は重要なことだと思ってしゃべっているのでしょうが、聞く方としたら「時間の無駄」。理論ばかりを優先させ、現実の業務とは乖離したことばっかり。「仕事をしている」という自己満足やアピ-ルとしか思えない内容です。自分の頭の中のお花畑的な絵空事を一生懸命話す姿を見て、「この人たちはヒマなんだなぁ」と思いました。
でも会議があったことには腹が立ちません。パソコンを使っての会議だったので、こっそりと自分の仕事を進めることができたというのはここだけの話。
で、10台目の話の前フリです。
当時私はある運動競技に携わっていました。そこそこ成果を上げていたためか、競技連盟からは目を付けられ、いろいろと役割を押し付けられそうになることもしばしば。
その都度「新婚なので」とか「親が高齢なもので病院通いの付き添いが」、「○○さんの方が適任では?」、「持病の癪が」などなど、虹色の言い訳を駆使して逃げ回っていました。
その年、恒例にしていた3泊4日の九州ツ-リングから帰った翌日に試合があり、競技役員として会場へ行くと、私に手招きする紳士が一人。
ワタシ:「こんにちは。お久しぶりです。」
紳 士:「ワタシさん、頼んだよ。」
ワタシ:「何をです?」
紳 士:「国体の監督。まだ聞いてない?」
キ・イ・テ・マ・セ・ン!!!
私のチームの人間が選手の一人に選ばれていたので、
「アイツに監督をやらせようぜ。ちょうど九州に行ってるみたいだから、本人が言い訳できないうちに決めてしまおう。反対の人-?いませんね-?はい、決定。」
というノリで満場一致できまったそうです。
ワタシ:「『欠席裁判』って言葉知ってます?」
紳 士:「知っとるけど決まったことやから。」
ワタシ:「いや-、ちょっと難しいですねぇ・・・」
紳 士:「いや-、決まったことやから。」
ワタシ:「△△さんの方がよくないですか?」
紳 士:「決まったことやから。」
ワタシ:「・・・・・・」
紳 士:「決まッたこトヤかラ。」
だんだん紳士氏の額のシワと血管がその存在をアピ-ルし始めます。長引いて怒らせると面倒くさくなる人なので、
この戦いを終わらせる!使いたくはないが最終兵器よーい!
発射!
ワタシ:「地区予選(全国大会予選)は通らないかもしれませんよ?(弱気発言)」
迎撃!
紳 士:「あ-、いい、いい。今年のチームは弱いからどうせ勝てん。心配せんでも
8月の予選で終わるよ。」
ムカッッッッッッッッッッッッッッッッ!
ほお-、そうですか、そういうことですか。ほな、ナニかい?敗戦処理監督をやれということですかい?ようがす、やらしていただきまひょ。見返してやるさかい、覚えてけつかれ!
とは口には出さないのが大人の対応。
ワタシ:「わかりました。やってみます。」
紳 士:「大変やけど頼むで!」
とはいえ戦力不足は明らかでした。そこで自分のモチベ-ションをむりやり上げるために、前回書いたようなニンジン作戦、つまり、全国大会までコマを進められればバイクを買うというごほうびを設定したのです。
最初あきらめ気味だった選手たちも、私の 下心 気合のこもった熱意をカン違いして受け取り、やる気フル抽出で練習に打ち込んだ結果、トップ通過してしまいました。
本県の他のチームも当然のように通過。久しぶりの全チーム予選通過という結果にどんちゃん騒ぎしている帰りのバスの中で、黙々とバイクの新車特集に目を通していたワタシでした。
でもここで初めて気づきました。8月の予選で終わっていれば、お盆に東北ツ-リングに行ける。予選を通過すれば10月の国体本番までは一切休みなし。
じーざす・・・。
続きは今度。
では。