今日は土曜日、アニメ鑑賞会の日です。この数か月は過去のアニメを見直しています。今回の作品は「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」です。もう少しで見終わりますので、感想はまたの機会に。
さあ、12日目です。
スマホと町内放送からのJアラ-トで起床。北の暴れん坊のご乱行だ。
まさか室蘭に撃ち込むムダ玉はないだろう(室蘭の皆様、失敬。)と思い、普通にホテルで朝食をとり、7:10出発。街中は通常営業で混乱した様子はなし。「オメ-なんて怖くね-よ!」とアピ-ルしてやりたい気分だ。
以前イギリス旅行をした時、第二次世界大戦の歴史展をやっていたので見に行った。その展示の中にロンドン市街地の写真があったのだが、その1枚に興味を惹かれるものがあった。爆撃されて壊れた店に張り紙が貼っており、そこには
「On Business as usual, Mr. Hitler 」
とでかでかと書かれてあったのだ。イギリス人のユ-モアのセンスと肝の据わり具合に感銘を受け、彼らには敵わないなあとさえ思った。皮肉なものだが、他国からこう思われることが一番の防衛手段なのではないだろうか。
今日の予報は雨。なのでカッパ装着。R37、R5で八雲。幹線道路だけに交通量は多い。R277に入り日本海側へ。この辺りから雨が激しくなってきた。路面が濡れるととたんに走りが怖くなる。いかにタイヤのグリップに頼った走りをしていたかを思い知らされ反省。
技術が向上すれば、長距離を走るときは余裕がでて、道中もっと楽しめる。コ-ナリングスピ-ドのアップではなく、全天候でのスム-ズさを身につけたいものだ。
R299に入り江差を越え、上ノ国からR228へ。昨日までなかった、暗く寒く寂しい景色を堪能。百名城のスタンプを頼まれていたので松前城へ。鎌倉時代から和人が来ていたとは知らなかった。ここでカッパご苦労様。
さらにR228を進み函館市内へ入り、五稜郭でスタンプ。ここもチャイニーズでいっぱい。ここが何か知っているのだろうか?
タワーの前のバイク駐輪場は無料なのはうれしい。
遅い昼食はラッキーピエロでオムライス。旨し。
石川啄木の墓、立待岬と見て、碧血碑へ。函館戦争での幕府軍の慰霊碑だが、ちょっと行きにくいところにある。石碑周辺も草がたくさんあり、賊軍の扱いはこんなものなのかと思う。五稜郭で金を吸い上げてるんだから、ここも少しは整備しろよ、同じ幕府軍関係の物なんだからとも思うが。
今日の宿の「ウイニングホテル」に早々とチェックイン。新幹線景気のおかげか、このホテルも料金がかなり上がってしまった。毎年この時期に行くのと珍しい名前なのとで憶えられている。「今年も従業員一同お待ちしておりました」なんて言われると、お世辞でもうれしい。来年も泊まるか。立地もいいし。いわゆる思うツボ状態。
夕方から赤レンガ倉庫で買い物。「いたがき」の財布¥18000也。ここの革製品はすばらしいのでついつい買ってしまう。家にいくつあるのやら・・・。
街を散策し写真を撮って、帰りにラッピでハンバーガーを買いホテルで食べるのが函館での定番だが、今年はあえてあまり写真を撮らず散策をメインにした。
明日は苫小牧から名古屋までフェリ-。ちょっとだけ奮発して1等個室を予約。旅を振り返りながら思い出を反芻し、ゆったりとデザ-トを楽しむがごとく40時間の船旅を楽しもう。深夜のニュ-スでは台風情報をやっていたが・・・。
走行距離349km。
~ひとりごと~
毎回最終宿泊地を函館にしています。街中散策を楽しむためなのですが、不思議なことにここでは傘をさしたことがありません。今年は雨が心配されましたが、なんとか持ちこたえて夕方から8時過ぎまで歩き回って町並みや路地裏を堪能することができました。
この町は灯の数の割に静かです。教会群から少し離れた山の手を歩いていると、観光客もおらず車もいない、明かりがともるだけの無音の不思議な雰囲気が漂う場所に出たりします。この街のそんな異世界感に取りつかれているのかもしれません。
続きは今度。
では。