去年の夏に痛めた腰がまだ痛いです。しばらく椅子に座っていると、立ち上がってもすぐには腰はまがったまま。しばらく歩くと徐々に伸びてきます。
はっ!これは人類の進化の過程と同じなのでは?
そーか、ワタシも進化してるのか・・・。
5日目のレポートです。今回はワタシの写真で過ぎ去りし桜をたっぷりお楽しみ下さい。
難なく 5:30 起床。それもスッキリ。よく身体を動かしたので、眠りが深かったのかな?この旅行中はいつもの何倍も身体を動かしている。すると体重は減ったか?いやいや、いつもの何倍も食べてるから、それはないな。
さて、今日は花見の日。でも外は雨。天気予報では 9 時からは曇りと言っている。では勝負!いざ花見へ。
6:30 に出発。もたもたしてると通勤ラッシュの馬群に呑まれてしまう。
呑まれた・・・、いきなり最初の御徒町駅から・・・。いやー、さすが東京。みなさんこの時間にすでに戦場に向かっているのか。遊びのワタシは肩身が狭いが、嬉しかったりもするイイ性格。
山手線で目黒へ。そう、第一チェックポイントは目黒川。ここは都内有数の桜の名所だし、今が満開。今日行かないでいつ行く?前回来た時はその景色に圧倒されたが、人の数もすごかった。でも早朝ならそんなに混雑はしていないだろうと予想していたのだが、
ガラガラ
理由は、雨が降っていたから。
駅を出る時とすぐに傘をささなければいけないほど。目黒川沿いの遊歩道は広くないので歩きにくいだろうなと思っていたが、杞憂だった。
雨に加え風も出てきたので、写真を撮るのもひと苦労。でもゆっくり歩いても急かされることがないので、じっくり撮ることができた。空が白いので、花が埋没しないようカメラの設定を色々変える練習もでき、よかったよかった。夢中になって撮影したので、気がついたら 2 時間ほど経っていた。
では次。まだ雨は降っている。雨が上がるのはもう少し先か。
傘を差したまま写真が撮れる所はと考えて、井の頭公園に決定。山手線と中央線で吉祥寺へ。おお、ここも混んでるなぁ。今は春休みだからか、若い衆が多い。でも井の頭公園へ行くのは少数派。ラッキー、混んでないかも。
混んでいなかった。
理由は、花がだいぶ散っていたから。
見た感じ、残っているのは 3 割程度かな。まあせっかく来たことだし、池の周りを一周してみたらそれなりにそこそこ撮ることができたので、ヨシとしよう。
では次。まだ雨は降っている。雨が上がるのはもう少し先か。
千鳥ヶ淵へ行こうかと思っていたが、あそこは間違いなく混んでいる。そんな所で傘を差して一眼レフを構えることはまず無理だ。明日にしよう。
と決めたら突然
・・・腹が・・・減った・・・(井之頭だけに?)。
お昼時→吉祥寺は混んでいる→でも夕方までは何かしたい→なら中央線に乗る→その沿線?→中野!
という、量子コンピュータ並みの速さで目的地が決定した。
事故のため遅延が起こり、そのせいで満員電車となった中央線で中野へ。駅から足早に久しぶりのわしやへ。
今回はいつもと違うものを頂く。
ここまで来たら中野ブロードウェイに行かねば。フィギュアはボウズだったが、薄い本(全年齢対象)を手に入れることができた。となると、「もっともっと」となるのが人の性。総武線で秋葉原へ。
このころになると雨は上がり薄陽が差してきたが、お宝探しの欲望はやめられない止まらない。桜鑑賞のことは意識外に押し出された。
アキバはすっかり外国人の街になっていた。7 割ぐらい占めてたんじゃないかな。活気があっていいのだが、価格は活気がありすぎだ。地元での値段の倍以上なんてのもザラ。これでは買う気が失せる。なんとか艦これのグッズと薄い本(くどいようだが全年齢対象)を手に入れることができた。お宝探し、これにて終了。
でもまだ今日のミッションは残っている。腹に何か入れておきたい。ということでまんぷくに行く。昼に食べたひれかつと食べ比べができるしね。店に着くと、閉まってる・・・。くっそー、今日も休みか。やむを得ん、先日も行ったみなとやにするか。混む直前だったのですぐ入れた。ナントカの一つ覚え、特盛丼(大)を頂く。隣の女子も大盛りをペロリとたいらげていた。やるな。
さて、最終ステージに行くとするか。目的地は不忍池。夜桜鑑賞だ。日の入り前にはもうたくさんのヒトひと人。仕事帰りのサラリーマンや外国人、カップルに酔っ払いと、会場はカオス状態だが、それでも桜は知らん顔をして投光器の光に身を委ねている。
周りがどんなに騒ごうと、淡々と人の心から冬の意識を奪っているように見える。ちょっと怖いな。桜は好きだが少し身構えてしまうのは、美しさや儚さに隠された静かな圧を感じるからかもしれない。
2 時間ほど桜並木を往復して宿に戻り、荷物の整理をした。
本日の歩行距離:22.4 km
本日の振り返り
久しぶりのアキバ巡回でしたが、途中で突然シラケました。以前と違って目新しいものはなく、売っているモノは四国で売っているのと同じ。なのに値段は圧倒的に高いのです。これでは「お宝」とは言えません。一体何しに来たんだろうと思ってしまったのです。
あの価格設定は、あまり相場を知らない旅行者を相手にしたものだと思われます。でもあの人たちは商品を見たり写真を撮るばかりで、あまり買っていません。実際、客の数の割にレジには並んでいませんし。ちょっと危ないなあと感じます。
今は引っ越しのシーズンでお宝が放出されている時期で、それが安定して店頭に並ぶのは GW 前になるでしょう。その時に今のままの価格設定だと、商品の流通がダブつき、店にも損害が出る恐れがあります。
価格を上げて利益を得るというやり方が間違っているわけではありませんが、売れずに店頭にに並べられているだけでは 1 円にもなりません。商品の回転率を上げる方が店の利になるはずです(レンタルショーケースも)。
ヲタク文化がクールジャパンの一角を占めているのに、その総本山ともいえるアキバの今はお寒い状態に見えます。以前の活気ある売買をまた見たいのです。「売り手良し、買い手よし、世間よし」の商売方法を期待します。
次回、最終話です。