新年度が始まりました。新しい布陣での仕事ですが、前年の続きという要素が大きいので、今のところは混乱なく過ごせています。ただ昨年度よりもレベルアップが見込まれているので、ちょっとアクセルを大きく踏み込んで取り組まなくてはならないでしょう。
そういうときは「ニンジンぶら下げ作戦」です。とりあえず GW を心の励みとして、馬車馬のように働きます。
と思っていたら、睡眠時無呼吸症候群のため昨日の朝は起きられず、無念のお休み。夏に向けて有給休暇は大事にしなければならないのにこの失態はいけませんね。体調管理はさらに入念にしておかねば。
では 3 日めのレポートです。
昨晩寝落ちしたせいか、4 時に目が覚めた。目覚めがスッキリし過ぎてもう眠くない。仕方なしに特に何をするでもなく時間を過ごす。贅沢なひとときをタバコやセイコマで買っておいた朝食とともに。
6 時くらいから、昨晩にするはずだった片付けや今日の準備、それに足腰のストレッチを混ぜながら約1時間過ごすと汗ばんできた。天気予報では午後から雨 or 雪で午前中も冷えると言っており、外はそれを予感させるような真っ白の曇天。準備してきた冬支度がようやく火を吹くことができる。でも、雪、ないなあ・・・。
JR で新札幌まで行き、
あとはバス。でも、雪、ないなあ・・・。
時間待ちでベンチに座っていると、次々に来るバスにどんどん高校生が乗っていく。部活かなあ。ご苦労さん。でも、雪、ないなあ・・・。
さて、お目当てのバスが来た。目的地は北海道開拓の村。この季節には来たことがないので、雪をかぶった古い建物の写真を撮るのが楽しみだ。バスの入りは 8 割くらい。思ったよりたくさん来るんだなあ。でも、雪、ないなあ・・・。
20分余りの乗車で到着。ロータリーに入ってビックリ。白くない!
数日前のライブカメラではほとんど雪に覆われていたはずだが・・・。直前に調べていなかったのはマズかったが、もしわかっていても来ただろう。他に行くアテはなかったし。仕方なく来るというネガティブな気持ちにならなくて済んだので、まあヨシとするか。
お目当てがなくなったので写真を撮る時間は少ないだろうから、しらみつぶしに見て回る。中の展示を見ていると、外に野ウサギがいると係員が教えてくれた。ここには 7 羽が住み着いているという。でも今後は増えてくるだろう。なんせ奴らには発情期がなく、人間と同様に年中サカっているからな。
あっちでパチリ、こっちに入ってパチリと写真を撮り続けていると退屈せず、思ったより充実した時間が過ごせた。でもやっぱり雪に映えるこの景色を写真に収めたかったなあ。
敷地の半分を超えるエリアを回ったところで 11 時。メシにすっか。歩きまわって腹が減ったことだし、混むの嫌だし。
前回と同じ開拓の村食堂へ行く。屯田兵定食といももちダブル。いももちがダブったと思ったが、定食のはいも団子焼きだった(知らなかった!)のでセーフ。
待っている間、他のテーブルのお子様が大絶叫。「だからイヤだって言ったのにぃー!、すぐ帰るって言ってたのにぃー!うわぁぁぁん!!!」
そりゃ小さい子には退屈で面白くないだろうなあ。散々歩かされて、見るものは古い建物ばかり。それじゃあ子供が可哀想だ。せめて興味が湧くような事前学習をさせとくべきでしたな、おとうさん。
いも団子焼きにはバターが乗っており、お好みでしょうゆをたらしても美味しいという店員のオススメを試してみたら、ウマイ!主食でもなくオカズでもなく、独立した一品料理として成り立っている。じゃがいもの味もしっかり出ており、10 個ぐらいはペロッといけそうだ。
ご飯には濃いめの味付けの鮭と佃煮が乗っていて、これがまたコメによく合う。このご飯を大盛りにできないかと訊ねたが、ダメだった。ううむ、残念。
おでんは、かかっている味噌の旨さで瞬食。豚汁は昔ながらの味付けで、具の滋味を引き出している。
これのどこが「屯田兵」定食だ?という人もいるだろうが、それはあまりにも野暮な質問である。
いももちでもじゃがいもは味の自己主張を行っており、うまい! あっさり食ってしまったことを後悔したほどだ。これも 10 個なら楽勝で食える。
上品な料理ではないが、ストレートにおいしいと思えるものだった。これを食べることができただけで開拓の村への評価、爆上がりだ。
食事に満足した後、残りのエリアをまわる。それにしても、どの建物もしっかりした造りだなあ。厳しい気候に耐えるためにはこのくらいの頑丈さが必要なのだろう。現代にこのレベルの建造物をつくるとしたら費用はとんでもなく高くなるだろうし、そもそも宮大工レベルの人じゃないと建てられないんじゃないかな。
そんな気持ちをもったまま開拓小屋を見て驚いた。
え?こんなところに住んでたの?冬も?建物や中の造りが貧弱すぎる。考えてみれば、他の建物は移住してきた人たちの生活が安定し街になってからのもの。開拓小屋は最初期のものなのだ。北海道に上陸した開拓者たちはこんな原始的な家に住み、汗を流したり寒さに震えたりしながら、病気や獣、気候と戦って、土地を広げていった結果が今の北海道なのか。当時の人々の汗や声、息遣いが一番感じられる展示だった。
この建物は村の端っこに置かれている。いやもうこれ、中心に置こうよ、置くべきだよ。
今回は全ての展示をみるつもりだった。順調に回れていたが、最後の最後でつり橋が立ち入り禁止ということを知った orz 。残念無念。でもまた来りゃいいか、屯田兵定食も食べたいし。
外の空気が変わってきた。風が強く冷たくなったのだ。これは雨の予兆かな。13 時に退村し、新札幌へはバスで。駅ビルの中のホビーショップに寄るがボウズ。
ならばと JR で苗穂へ行きサッポロビール園近くのショップへ。
食指動くものがいくつかあったが、ちょっと高過ぎだ。後ろ髪が引っ張られ何本か抜けたが、なんとかその場をあとにした。
バスで札幌駅に向かい、札幌ら〜めん共和国へ行く。ここに来るのは 3 回目。初めて来たのは出張で同僚と、2 度目は友人と鉄道旅の途中で。で、今回来たのは、今年でここは終了と聞いて「ぢゃ、行ってみるか」ということで。
夕食時にはまだ早い時間にも関わらず、どの店にも行列が。表に出ているメニューを見ながら全店の前を通過。まあどこで食べてもハズレはなさそうだし、カップルならよく調べているだろうから彼らが多くいる店に入る。
果たして個性的な味噌味が美味しくて、すすーっと食べてしまった。もちろんスープも残さずに。
16 時を過ぎて雨も降ってきたので、セイコマで買い物をして宿に戻る。
あとは部屋で服を脱ぎ散らかしリラックスタイム。
本日の歩行距離:16.5 km
本日の振り返り
札幌ら〜めん共和国、無くなっちゃうんですね。駅の再開発のためらしいのですが、北海道新幹線を迎え入れるためでしょう。工事は来年からかな?駅周辺の景色もかわるのでしょうか。見てみたいものです。
しかし有名なラーメン屋がどこもかしこもトッピングを売りにしているのはどうも、ねぇ。もともと美味しいラーメンを出す店が集まったのでしょうが、特色を出すためにトッピングで差をつけようとしたら他も追随し、結局はどの店も肉をてんこ盛りをする同じようなラーメンになってしまった感があります。例えば、スッピンで可愛かった娘たちが皆メイクにこだわりはじめ、同じような顔になっちゃった、みたいな。
なので今回ワタシは素の味噌ラーメンを頂きました。これが原点でしょうから。十分以上に美味しかったです。これじゃ不足なんですかね?商業的にはトッピングで利益を上げるというのは正しいのでしょうが、客としては肉を食べに来るのではなく、美味しいラーメンを食べに来るのです。だからトッピングを前面に押し出すのはやっぱりなんか違う気がします。
ではまた。