paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

北国の夏を満喫、北海道ツーリング 2022 thanks to TIGER EXPLORER 第10話

久しぶりに朝うどんを食べに行きました。入り口に貼り紙があり、値上げをするとのこと。今年に入って2回目の値上げです。今後景気が戻っても値下がりすることはないでしょう。現状を考えるとやむを得ないのでしょうが、500円玉ひとつでは足りなくなってしまったのがショックでした。これまでが安すぎ?

 

 

10日目です。今回は少し写真が多めです。

 

8/27

5時起床。今日の天気予報は雨。青空が見えるがそろそろ降るだろう。まずは朝食を食べて

朝からガッツリ目で


カッパを着て6時過ぎにスタート。

朝の駐輪場には大量の蛾の死骸が な、何があった?


今日は時間を持て余すスケジュール。ここでも迷いながら市街地を抜けると知らないうちに R12 に入っていた。これも何かの縁と思って西進する。

 

神居古潭に寄る。ダイナミックな光景だった。昔は通行が困難だっただろうなあと容易に想像できる。

景色がいい=自然が厳しい のよい例

 

そういえば前日に赤平へ行こうとしたことを思い出した。では行ってみよう。近道のため D4 に入ると、左右には水田が広がっているしビニールハウスは見かけるしで、北海道らしからぬ景色があった。素晴らしい田園風景を味わうため、後続車がいないことを確認し制限速度ピッタリでクルコンON。これも道の楽しみ方。

癒しの道 もっとスピ-ドを落としてもよかったな


途中黄金水でパワーをもらったり

見事な佇まい 木に触れなかったのが残念


カナディアンワールドの廃墟を見たりして

つはものどもが ゆめのあと

 

露天掘りの炭鉱入り口 ここはまだ現役かな 



R38 に入り赤平へ。炭鉱のガイダンス施設がOPENするまであと1時間弱。水曜どうでしょう「どうでしょうハウス」へ行ってみる。Google map に従って山道を行くと道はだんだん細くなり荒れた未舗装路になった。熊が出そうな雰囲気プンプン。破裂音(発砲音?)が聞こえた時点で転進を決意。でも転回できる道幅ではない。

この道が

 

こうなって、最後には道幅がこの半分になった
写真?そんなん撮る余裕なんかあるかい!!!


1kmほど走ってギリギリ回れるスペースを見つける。ここで転倒すると間違いなく起こせない。cm 単位で動かしながらなんとか回れたが、その後重量級のタイガーでこの荒れた林道を下らなければならない。必死の思いでこの罰ゲームをクリアした。どうでしょうハウスに辿り着けなかったのは残念だが、無事下山できたのでヨシとしよう。

 

 

ズリ山を見物してから

ズリ山 先程の走りのためヘロヘロで、階段を上がろうという気になれなかった


ガイダンス施設へ。

到着 わざわざサイドスタンドに敷く板を持って来てくれた


ガイド付きで立坑施設に入れると言われ、即申し込む。内部を見られるとは珍しい。

わくわく♬

 

廃工場・大型可動機械・制御盤 絵になるねぇ


立坑施設と機械倉庫を見せてもらったが、ガイドの説明も詳しくかなり興味深かった。参加料は ¥800 だったがお値段以上の価値がある。終わると12:00。まだ時間があるので、R38 と R275 で新十津川駅(だった所)へ行ってみる。ちょうど工事中。駅舎を残さなかったのか。ちょっと複雑。

しょうがないか・・・

 

駅前のお店も閉店



そろそろ南下するか。でももう一ヶ所寄り道。R275 で月形樺戸博物館へ。一度来たことがあるがその時は駆け足で見たので、今回はじっくり見よう。国の大きな機関というだけではなく、それによりインフラ整備や商業を大きく発展させてくれた重要な施設だったというのがよくわかった。

初代典獄 月形町の基盤を作った人でもある

 

石のへこみが時代を感じさせる

 

トッシ- 土方歳三

 

見終わって外に出るとかなり強い雨。ましてやゆっくり見過ぎて、宿到着時間はかなり遅れそう。急ぐか。D6 で岩見沢へ抜けr234を南下。

北海道にはウイットに富んだ農協の看板が多い


一生懸命走って、勇払にある「旅の宿 佐竹旅館」に17時過ぎに到着。メシ良し風呂良し対応良しのいい宿。次にまた使いたい宿だ。

今は建て替わっているが、20年以上前に泊まったことがある 

 

荷物整理したりテレビを見たりして、まったり過ごす。

 

 

 

本日の走行距離:243.5km

見学が多かったので走行距離は少なめ

 

 

本日の振り返り

 

水曜どうでしょうのファンのワタシとしてはどうでしょうハウスは是非とも見たかった場所です。google mapを頼りにチャレンジしたのですが、山の中だったので誤差があったのかもしれません。どんなに進んでも近づくことができませんでした。どうやら道を間違えていたようです。

 

道はどんどん細くなり路面も荒れ、足をつくのも場所を探さなくてはならないくらいぐらいの状態でした。バイクの重量、己の体力と技量にここまで不安を感じたのは初めてです。

 

「ひょっとしてもうダメかも」と思った時に少しだけ路肩が広いところを見つけましたが、降りられるほどではなかったので、跨ったまま少しずつ動かすことしかできません。幸いにしてブーツの底はビブラムソ-ル。平底だったら砂利で滑って動かせなかったと思います。

 

足・背中・腹・腕の筋肉を総動員してどうにかターンして山道を下り舗装路に出た時は、ワタシの頭上を天使がラッパを鳴らしながら回ってくれていました。

 

途中であきらめるという判断が遅れ一時はどうなるかと思いましたが、無事にあの道をクリアできたのは運がよかったとしか思えません。自分史上最大のピンチを経験してしまいました。

 

 

赤平の立坑施設の内部を見られたのは思わぬ収穫でした。炭鉱のかつての繁栄をしのばせるのと同時に、一つの産業だけでその地方が成り立つという現在では考えられないほどの力強い単純さに「時代」を感じることができました。いいものを見せてもらいました。

 

 

 

続きは今度。

では。