久しぶりに朝うどんを食べに行きました。入り口に貼り紙があり、値上げをするとのこと。今年に入って2回目の値上げです。今後景気が戻っても値下がりすることはないでしょう。現状を考えるとやむを得ないのでしょうが、500円玉ひとつでは足りなくなってしまったのがショックでした。これまでが安すぎ?
10日目です。今回は少し写真が多めです。
8/27
5時起床。今日の天気予報は雨。青空が見えるがそろそろ降るだろう。まずは朝食を食べて
カッパを着て6時過ぎにスタート。
今日は時間を持て余すスケジュール。ここでも迷いながら市街地を抜けると知らないうちに R12 に入っていた。これも何かの縁と思って西進する。
神居古潭に寄る。ダイナミックな光景だった。昔は通行が困難だっただろうなあと容易に想像できる。
そういえば前日に赤平へ行こうとしたことを思い出した。では行ってみよう。近道のため D4 に入ると、左右には水田が広がっているしビニールハウスは見かけるしで、北海道らしからぬ景色があった。素晴らしい田園風景を味わうため、後続車がいないことを確認し制限速度ピッタリでクルコンON。これも道の楽しみ方。
途中黄金水松でパワーをもらったり
カナディアンワールドの廃墟を見たりして
R38 に入り赤平へ。炭鉱のガイダンス施設がOPENするまであと1時間弱。水曜どうでしょうの「どうでしょうハウス」へ行ってみる。Google map に従って山道を行くと道はだんだん細くなり荒れた未舗装路になった。熊が出そうな雰囲気プンプン。破裂音(発砲音?)が聞こえた時点で転進を決意。でも転回できる道幅ではない。
1kmほど走ってギリギリ回れるスペースを見つける。ここで転倒すると間違いなく起こせない。cm 単位で動かしながらなんとか回れたが、その後重量級のタイガーでこの荒れた林道を下らなければならない。必死の思いでこの罰ゲームをクリアした。どうでしょうハウスに辿り着けなかったのは残念だが、無事下山できたのでヨシとしよう。
ズリ山を見物してから
ガイダンス施設へ。
ガイド付きで立坑施設に入れると言われ、即申し込む。内部を見られるとは珍しい。
立坑施設と機械倉庫を見せてもらったが、ガイドの説明も詳しくかなり興味深かった。参加料は ¥800 だったがお値段以上の価値がある。終わると12:00。まだ時間があるので、R38 と R275 で新十津川駅(だった所)へ行ってみる。ちょうど工事中。駅舎を残さなかったのか。ちょっと複雑。
そろそろ南下するか。でももう一ヶ所寄り道。R275 で月形樺戸博物館へ。一度来たことがあるがその時は駆け足で見たので、今回はじっくり見よう。国の大きな機関というだけではなく、それによりインフラ整備や商業を大きく発展させてくれた重要な施設だったというのがよくわかった。
見終わって外に出るとかなり強い雨。ましてやゆっくり見過ぎて、宿到着時間はかなり遅れそう。急ぐか。D6 で岩見沢へ抜けr234を南下。
一生懸命走って、勇払にある「旅の宿 佐竹旅館」に17時過ぎに到着。メシ良し風呂良し対応良しのいい宿。次にまた使いたい宿だ。
荷物整理したりテレビを見たりして、まったり過ごす。
本日の走行距離:243.5km
本日の振り返り
「水曜どうでしょう」のファンのワタシとしてはどうでしょうハウスは是非とも見たかった場所です。google mapを頼りにチャレンジしたのですが、山の中だったので誤差があったのかもしれません。どんなに進んでも近づくことができませんでした。どうやら道を間違えていたようです。
道はどんどん細くなり路面も荒れ、足をつくのも場所を探さなくてはならないくらいぐらいの状態でした。バイクの重量、己の体力と技量にここまで不安を感じたのは初めてです。
「ひょっとしてもうダメかも」と思った時に少しだけ路肩が広いところを見つけましたが、降りられるほどではなかったので、跨ったまま少しずつ動かすことしかできません。幸いにしてブーツの底はビブラムソ-ル。平底だったら砂利で滑って動かせなかったと思います。
足・背中・腹・腕の筋肉を総動員してどうにかターンして山道を下り舗装路に出た時は、ワタシの頭上を天使がラッパを鳴らしながら回ってくれていました。
途中であきらめるという判断が遅れ一時はどうなるかと思いましたが、無事にあの道をクリアできたのは運がよかったとしか思えません。自分史上最大のピンチを経験してしまいました。
赤平の立坑施設の内部を見られたのは思わぬ収穫でした。炭鉱のかつての繁栄をしのばせるのと同時に、一つの産業だけでその地方が成り立つという現在では考えられないほどの力強い単純さに「時代」を感じることができました。いいものを見せてもらいました。
続きは今度。
では。