paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

日本紀行 第2回 青森

前回書いたコロナ騒動の件ですが、陰性という結果でした。この病気に関しては他人事だと思っていたのに、自分も関係したとなると急に危機感が増しました。まるで至近弾がかすめたような気持ちです。

 

今回の件で不思議だったことが二つあります。一つは「濃厚接触者」という線引きが医療機関によって異なるということ、もう一つは発症者の周囲に誰も陽性者がいなかったということです。こういった「?」があるとそれが不安感を高めてしまう要因になってしまうのかもしれません。

 

それでもピークアウトの予兆も見えてきたようです。もう少し頑張りましょう。

 

と言ってるそばから「まん防」延長・・・。3月末までには落ち着いてほしいです。

 

 

 

さて、今回は青森についてです。

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この年で最後だった「急行はまなす」 当然乗りました

 

ここへ行くのはなかなかしんどいです。距離はワタシの県からは 1,000 km 以上あるので、ちょっとやそっとでは行けません。四国の民は、東北へ行くぐらいなら手前の信州までで止まるか、いっそ北海道まで行くかという選択をする人が多いですね。なので我々にとっては東北地方は「空白地帯」なのです。その中でも最北の青森となると、ほぼ異国扱いですね。

 

ワタシは学生の頃茨城に住んでいました。ここは地理的には「北関東」ですが、言語文化圏では「南東北」になります。なので東北地方というのを身近に感じ、宮城ぐらいまでならツーリングでちょくちょく行っていました。しかしさすがに青森までは足を伸ばせませんでしたねぇ。

 

ということで、実際に東北地方を巡ったのは社会人になってからです。

 

初めて行った時 (GPZ900R A8) は、そりゃあもう大変でした。現在ほど高速道路網が整備されていなかったので、かなりの距離を下道で走りました。何とか1日目で新潟、2日目で秋田まで行き、3日目にしてようやく青森行きが果たせました。

 

やっと着いたという達成感と、青森の中を走ってとても楽しかったという印象が強くて、それから夏はしばらく青森折り返しの東北周遊ツ-リングを続けることになり、年によって津軽三八上北下北とコースを分けて楽しみました。

 

 

津軽では竜泊ラインを北上し龍飛崎へ行くコ-スを堪能。この道がまた素晴らしい!前にも後ろにも横にも、他の車がいたためしがありませんでした。ワタシのバイクのエンジン音以外はほとんど何も聞こえず、ひたすらコーナ-に専念しているとトリップ状態に。竜飛崎に近づいて風力発電の風車の回る音(かなりうるさい)でようやく我に返っていました。まるで異次元を走っていたかのような錯覚を感じさせる道でした。青函トンネルがらみの施設階段国道を回ってから青森市へ行く場合が多かったです。

 

 

三八上北では六ケ所村によく行きました。重要な施設(核燃料、石油、自衛隊)が多いだけに、他の地域からこの村に入ると明らかに道路の質が変わります。また、「村」とは思えないほど体育館などの大きな公共施設がたくさん。わかりやすかったですねぇ。いや、補助金をもらうのが悪いというのではありませんよ。それで生活の質が上がるのだからよいことだと思うのですが、複雑な心境の方もいるでしょうね。

 

あとは三沢空港です。目的は戦闘機を見るため。F2 が配備されて間もない時にも見に行きましたが、その時見慣れない塗装の F15 が! 教導隊だ! F2 ばかりかアグレッサ-を自分の目で見るのは初めてだったので、ひとりで大興奮したのを覚えています。他に客は1人だけで、ほぼ貸し切り状態でした。今はたくさん来るのでしょうね。

 

 

下北では大間崎に至る海峡ラインを走るのが楽しかったです。ワタシの記憶では竜泊ラインをよりダイナミックにした感じの道だったような・・・。しばらく行っていないのであやふやですみません。でもとても充実した走りができる道だったことは確かです。

 

ある年、途中の仏ヶ浦に寄りました。崖の高いところを走っている道沿いの駐車場から、長----い階段を降りて砂浜へ。ここは砂浜で見るより海から見た方が価値があると先客から聞き、早々に戻りました。が、季節は夏。階段を降りるだけでもゼーゼ-言ったのに、それをまた上がらなければいけません。途中で同じ状態のバイク乗りと一緒になり、励ましあってなんとか駐車場に戻りましたが、熱い地面にもかかわらず二人とも大の字になってひっくり返りました。たしか 20 代の頃のことです。今やると間違いなく天に召されるでしょうね。

 

あとは恐山。初めて行った時はそこに至る県道がまだ舗装されておらず、路面状態がひどかったですが頑張って走りました。敷地内に入ると、怖さというより荘厳ささえ感じて背筋が伸びました。帰りには雨。その中でこんな道を走るのかと思うと、たっぷりと怖さを感じて背筋が曲がりました。

 

 

宿泊はだいたい青森市、それも駅の近くでした。以前このブログで書いたこともありますが、背伸びするわけでなく身の丈に合った(問題発言かな?)自然な街で、規模の割にはしゃいだ感のある他の多くの街には無い、穏やかな賑わいを感じます。国内でこのように感じることのできる街は少数ですが、ワタシは大好きです。

 

 

また、

・郊外(特に三八上北)には直線路も多く、北海道のよう。寂れ具合は北海道より上。

・高齢者と話をしても我々には「$’&’(’=)$=~~!”」としか聞こえない。

・白バイの取り締まりは容赦がなかった・・・

・「青森リンゴ」というものはない、正しくは「弘前リンゴ」である(怒られた)

ということも身をもって学びました。

 

それでも青森は行くべき場所だと思います。もしまだ行ったことのない方には、この夏に行くことを強くお勧めします。ワタシ?北海道ですよ?でも帰りのフェリ-の予約が取れなかったら寄ってみようかな・・・。

 

 

青森について書きたいことはまだまだたくさんありますが、今回はアウトラインのみです。ネタ話など掘り下げた話はまた別の機会で。

 

 

ではまた。