paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

朋あり遠方より来たる また楽しからずや

実家の庭の沈丁花が香り立っています。

 

秋になる時の空気は、鼻から吸い込むと最後に奥のほうで「ひやっ」と感じます。今の時期の空気もまだ冷たいのですが、吸いきった空気の冷たさに身構えていると肩透かしを食らった気になります。

 

感じる温度と香りで季節の変わり目に気付く時期になりました。これからさらにずるずると春へ移っていくことでしょう。それを実感できることが楽しみです。

 

 

先週末、鉄ヲタの友人が来ました。目的は鉄道写真を撮ること。仕事が終わったあと夜行列車に乗り、岡山・香川で一日中撮影をしてから、ワタシの家に立ち寄ってくれました。仕事帰りに彼をピックアップして夕食を食べに行きましたが、彼の酒量の減少には驚きました。八代亜紀と同じ難病を患ったものの、奇跡の復活を遂げて以降自重したのと、体質が変わって「飲みたい」という気持ちも減ったそうです。健康のためにはいいことなのですが、「トシ、とったなあ」とも思います。まあワタシも喫煙本数が減ったので「トシ、とったなあ」と思いますが。

 

 

彼とは大学のバイクのツーリングクラブで一緒でした。当時の彼の愛車は GSX250L (ご存知?)で、後に CX CUSTOM (ご存知?x2)に変わりました。ちょっと切り口の違う人物で、ツーリングでも隊列から抜け出して行方不明になったかと思ったら、高速を走り先回りしてみんなを驚かせたり、借り切った筑波サーキットでみんなが目を三角にしてタイムを削っている中でひとりコースを使ってツーリングを楽しんだりするちょっとおかしい豪の者です。

 

卒業後は全く違う進路を進みましたが、ワタシが東京へ行く頻度が増えてからは連絡を取り合い、一緒に鉄道絡みのお出かけをするようになり現在に至っています。

 

 

夕食の場では昔話( 40 年前! )やお互いの近況、カメラの話などなどの話に花を咲かせ、その夜はワタシん家に泊。翌日は WRXSTI を使ってお出かけです。

 

 

3/2

 

8:00 出発なのにいつものように 5:00 起床。年寄りの朝は早い。パソコンで遊んで時間を過ごし 1 F へ降りてみると友人もスタンバイOK 状態。さらには使った布団をきっちり畳んでいたというおまけ付き。大胆な性格だが細かいことにも気を配れるという、理想の上司のような人間だ。病気さえしなければもっと上に進めたのにと思うが、本人は「鉄道を見に行く時間が減るから昇進にはあまり興味がない」とおっしゃる。さすが鉄分過多の人間、言うことが違う。

 

まずは香川の正しい朝食、うどんを食べに行ってから

ワタシは「かけ中+かきあげ」 彼はなぜか「冷やし」

 

では鉄分摂取の行程スタ-ト。本日の彼の主な目的は、取り損ねていだ駅のデジタルスタンプを集めること。おもしろそうなので私が運転手を買って出たというわけ。

 

最初の目的地は多度津駅。ここでは出発前の特別列車ロイヤルエクスプレスを拝謁。友人はもうさんざん見ているが、ついでなので。

わざわざ伊豆急から お疲れ様です

 

今日のうちに松山から飛行機で帰るというので、ちょくちょく駅に寄りながら西に向かって走る。まずは 1 年に 2 日のみ営業の津島ノ宮駅

津嶋神社を臨む

 

ちょっと寄り道して観音寺の銭形

お金が貯まりますように(祈)


川之江駅伊予三島駅伊予寒川駅 

ここでロイヤルエクスプレスに追いつかれる

 

新居浜に寄ってから、伊予西条へ。

ここでは国鉄道文化館に寄ってみた。新幹線の生みの親と言われる十河信二氏の故郷だけあって、地方の割には立派な施設である。

懐かしの列車 ザ・昭和

ん?絶滅危惧種の瓶飲料自販機だ! でもなぜここに?

ははーん、これ絡みか 昔の列車には付いてたなあ

 

ジオラマもある

悲運のフリーゲージトレイン

0系新幹線 やはりこれがなきゃあね

行き先のプレート マニアは欲しがるんだろうな

販売カート 冷凍みかんがザ・昭和

4 種類の絵葉書、集めたなあ

 

 

その後、車内でおしゃべりを続けながら壬生川駅松山駅伊予駅と回り、ミッションコンプリート。といってもデジタルスタンプは駅舎まで行く必要がないので楽勝だったのだが。

 

 

昼食をとっていなかったので、早めの夕食を松山分校でラーメン(写真撮り忘れ)。久しぶりに食べたが美味しかった。ここのは久留米とんこつラーメンなのだが臭みはなくするするいけるし、高菜を投入してスープにムチを入れながら食べると、美味しさにブーストがかかる。美味しゅうございました。

 

満足してから松山空港へ。めったに乗らない飛行機、LCC、深夜到着という三重苦のプレッシャーを感じて緊張しているようだったので、大丈夫、もし何かあっても日本語は通じる! と無責任なアドバイスを贈り、5 月に上京した時に会う約束をして別れた。

 

 

帰りにホビーオフに寄るがボウズ。この店に来るのは久しぶりなので期待していたのに手ぶらで帰ることになった上に、このあとの松山市内は大渋滞。下道で帰るつもりだったのだが、早々に心が折れ、19 時過ぎに川内 IC から高速に乗り、無事帰宅。

 

 

本日の走行距離: 401.6km

通常の松山行き+ 100km

 

では。

旅行に行って思うこと

2 月・・・、秒で終わった感じです。

「寒いなあ、早く暖かくならないかなあ」という現状否定

+特に何も忙しくないが年度末が近いので気ばかりが焦る

+実際、日数が短い

という相乗効果によるものなのでしょう。だからというわけではないのですが、結局先月は一度もバイクに乗らずじまいでした。もしかしたらチェーン、錆びてるかも。次の週末は動かしてやりましょう。お散歩ツーリングになるかな。

 

そんな短い月だったのですが、お出かけは派手でした。それもこれも 3 連休が 2 回もあったからです。そんなオイシイ時に家でじっとしていられるはずがありません。北海道へ行ってから 1 週空けて次は東京へ行くというフットワ-クの軽さは周囲から 「バカ?」「元気だねえ」「ヒマなの?」 賞賛を受けています。おかげで財布も軽くなりましたが、 2 回とも行ってよかったと思えるものでした。その時のレポートは過去ブログをご覧ください。

 

移動手段が異なると感じることも違います。なので、こうやって飛行機で行くと、バイクやクルマを使っての旅行とはまた一味違う物の見方をしているように思えるのです。なので今回は2回の遠出中に見たことや感じたこと、思いついたことについて、つらつらと述べてみます。どーでもいい個人的な見方や考え方になっていると思いますが、何卒ご容赦の程を。

 

 

・飛行機の客室持ち込み荷物について

以前よりキャリーケースを機内へ持ち込む人が増えたように思います。到着後、 回転寿司 ベルトコンベアでの荷物待ちが嫌だからでしょうか。でもそのおかげで他の客がヘッドビンを使おうとしてもスペースが足りないというシーンをよく見かけました。コロナの時なら搭乗客が少なかったので問題なかったのですが、現在のように旅行客が戻り満席近い状態だと荷物収納で困る人も増えています。CA さんは他の席の収容棚に入れるように案内してくれますが、それがイヤな人もいるでしょうね。なので今の状況が続くとキャリーケースの機内持ち込みは NG になるかもしれません。コワレモノや精密機械が入っている場合以外は、預け入れをしてほしいなあ。

 

 

・親子の態度

あくまでもワタシの経験ですが、欧米人の子供が騒いでいるのを見たことがありません。街や店の中、公共交通機関で大声を出しているのはアジア系(日本人を含む)がほとんどです。これは良し悪しの問題ではなく、しつけに対する考えの違いでしょう。例えば日英比較では

日本人:犬と子供はかわいいから可愛がる

英国人:犬と子供は何をしでかすかわからないのできっちり躾ける 

という違いがあると聞いたことがあります。

 

また、親の態度も違います。おとなしい子どもは常に親がかまっています。そうすることで親が行動のイニシアチブをとり、子どもの暴走を防ぐ効果があるのでしょう。ほとんどの欧米人家族はこのパターンですね。日本人を始めとする、親の意識が子供から離れスマホに向かっているところの子どもは、たいていうるさいです。そりゃかまってくれないんだから騒ぎますよね。

 

文化の違いによるものでしょうが、騒ぐ子供とほったらかしの親は、欧米人の目にはどう映っているんでしょうねえ・・・。馬鹿にされているような気がしないでもありません。

 

 

・気温の感じ方

今回の札幌の気温は高くても 4 ℃。ワタシの地元に比べると十分以上に寒いのですが、太陽が出ているとあまり寒さは感じませんでした。地下道は暖かいくらいだし、雪まつり中は歩き回っているので汗がにじむほど。天気が不安定だった開拓の村での撮影においてさえ手袋やマフラー要らずで済みました。おかしいですね、氷点下の時間がほとんどだったはずなのですが。いかにも「寒そう」な、「寒々とした」景色を見ることはなかったので、実際の気温より、目に見える景色の情報で温度を認識(誤解?)する方が優先されるのかも。

 

「重ね着」で細かい温度調整をする寒さ対策をしていたのですが、2 月であるにも関わらずいい汗をかきました。 8 月に続いて今回の北海道旅行でも気温にやられる結果となってしまったので、 8 月の北海道ツーリングの時にはいつもの北海道に戻っておいて欲しいと切に願います。



 

 

・他人との会話

旅先での会話が充実していたのは大満足です。ワタシの旅の一番の目的は、気づかないでいたことに気づくこと。美味しいものを食べる、綺麗な景色を見る、ただそれだけであればあまり価値を感じません。それで自分の心がどう動いたのかというのが大切なのです。心が動かされるのは人との会話がトリガーになることが多いので、言葉が通じない場所には、わざわざカネと時間を使っていこうとは思えません。世界を旅するのもいいとは思いますが、ワタシは国内の同じところでも何度も行って、人と話しいろいろ考える機会を得ることを重視します。スタンプラリーをしているわけではないので、1 回行ってはい終わりで済ませる気はありません。同じ場所でも行くたびにその土地の人と話し、何かを発見し、前回よりも深くその土地に思いを寄せる、それができた時の気分はまた格別なのです。

 

 

・体調

この数年、少し変化が出てきました。といっても良い方にではありませんが。飛行機が高度を下げた時の気圧変化で耳がおかしくなってもなかなか治らないし、酔うんじゃないかと不安になったりしす。なので最近では搭乗までの 5 時間以内の食事は控える、酔い止めや飴の準備しておく、ゆったりとした服を着るなどの対策をするようになりました。今はうまく対応できていますが、それが難しくなった時が旅行の控えどきだろうと思っています。制約や不安が多い旅行なんてストレスのもとですから。さて、あと何年空の旅が楽しめるかな。

 

 

・カメラ

以前のブログでカメラの買い替えを考えていることを書きましたが、どうもそれが D750 の耳に入ったらしく、今回の 2 回の旅行で使ったら、いい絵を吐き出すこと!まるで別れ話の気配に気付いて一生懸命尽くす恋人のよう。こういうのに弱いんですよ、ワタシは。ミラーレスなら必要のないレンズのピント調整にうんざりしかけていたのですが、性能やハンドリングには不満はないので、当分使うとしましようか。でもダメだと分かったらすぐに買い替えるからな! 聞こえてるか、 D750 !

 

DSC-RX100Ⅲ も長い間一眼レフのサブカメラ、お出かけやツーリング時のメインカメラとして酷使されてきたので傷が目立ってきました。ぼちぼち買い換えようかと価格を見るとワタシが買った時の倍近い価格に! どうして 5 年前の旧型カメラがこんなに値上がりするのでしょう???

 

コロナ禍後、「機能や材料をレベルアップしたから価格を上げる」というより「高くしても売れるから価格を上げる」という、安易な方法で儲けを取り戻そうとするどこぞのインバウン丼のような売り方をしている商品が目立ちます。そんな方法だと、一般人にそっぽを向かれた結果先細りになった市場が価格競争で新興国に持っていかれるかもしれないのに。

 

日本の工業の先行きがかなり心配になりました。

 

 

・・・思いつくまま気の向くまま書いてみました。普段の生活では仕事や日々のことを考えることで頭がいっぱいになってしまうのですが、その必要が無い「旅行」というハレの場においては思考までが自由になるようで、ついついそれで遊んでしまいます。でもこんな風に頭を使うことで気が紛れてリラックスできたり、事象に対する視点の幅や深さが増すように感じています。ワタシが旅行に行く一番の理由は、この感覚を味わうためです。60 近いオッサンの考えとしては少々青臭いかもしれませんが、まあそれは「気が若い」ということで・・・。

 

 

今のところ 11 月までの予定はすべて組み終わりました。次の旅行は 3月下旬、例年通りの東京モータ-サイクルショ-観覧と桜撮影の豪華二本立て。今から楽しみでしょうがありません。

 

 

では。

春遠からじ 3/3

2/25

 

6:00 起床。さて、今日のルートは、っと・・・。まあそんなに急がないから出たとこ勝負かな。ゆるゆると準備をして、7:00 チェックアウト。ホテルを出てキョロキョロ。地下鉄乗り場が見えた。こっちに決まりだな。

 

都営浅草線羽田空港へ。今日使わない荷物を預けておくためだ。バッグの中は本と干し芋。割と重いんだ、コレが。ついでに D750 も入れておく。周囲を服で囲むと動かないようになるし、耐衝撃性も確保。これで大丈夫だろう。

 

車内はギリギリ座れる程度の人の入り。出発組かな。混雑の中、ベビーカーの子供が騒ぎ出した。若い両親はほぼ放置。泣くのは子どもの仕事だとは思うが、それをなだめる(なだめようとする)のが親の仕事ではないか、いろんな補助をもらっているんだからちょっとは仕事しろよと目を向けると、いかん、子どもと目があってしまった!反射的に手を振ったり変顔をしてあやそうとするワタシ・・・。

 

しばらくはおとなしくなった。ワタシの穏やかなお人柄に気付いたからだろう。怖かったから?いやいや、そんなことはないはずだ。ともかくワタシは勝ちをもぎ取った(何の?)。

 

 

8 時の羽田空港は大混雑。荷物に「取扱注意」の札をつけて欲しいのだが、係員が少なすぎてなかなかつかまらない。荷物の預け入れがほとんど自動化されているので、わざわざ係員に頼る客は時間や手間のかかる援助を必要としている人たちなのではないか?それらに対して柔軟に対応できるのは人間なのに、それがほとんどいないとは。新しいシステムを導入したからといってそれと同じ程度の人間を減らしたのでは前と同じではないか。これで「サービス向上」とはよく言えたものだ。単に「コスト削減」しただけだろう?

 

 

羽田空港から横浜までは京急で。雨の中、目的地を目指す。

寒かった

20 代の頃は日産の大ファンだった


アンパンマンミュージアム
の横を通過したのはまだ 9 時過ぎだったがかなりの数の親子連れが並んでいた。ワタシの横を歩いていたファミリーはそれを見て諦め、引き返していった。

雨なんぞモノともしない人出



少し歩いたその先にはバッグにアクスタをぶら下げた集団が。

なんでみんなこっちへ行くんだ?


アイドルマスターのミリオンライブがあるらしい。

フォトスポット


16:00 開場なのに、すでにそこそこの人出。ファン同士の交流をしているようだった。SNS という便利なツールを使うことで容易に知り合いになれるのは便利なんだろうな。でも野郎同士で「会いたかったー!」と言って駆け寄るのはやめろ。

 

 

雨の中ゆっくり歩き、パシフィコ横浜へ。cp+2024 を見るのが目的だ。近くには案内板がないのでわかりにくかった。それでも入場待ちには長い列。

開場、まだかな-


無料ということもあるだろうが、まだカメラは日本メーカーが先頭を切っているようで心強い。

最終日ということもあり、人多し

 

アジア系のアクセサリー用品メーカーの参加が増えていたのが印象的だ。日本もうかうかしてられないな。あちこちのブースで配布物を渡していたが、それをもらうためには  SNS の登録なのは相変わらず。メーカー自らによる情報発信力はそんなにも衰えたのか?それとも所詮素人のバズらせに踊るほど、我々がバカになったのか?

 

フォーラムは興味深かった。メーカーの提灯広報のようなものだが、それでも撮影技術に役立つ知識もいろいろ仕入れることができた。明日から使お。

勉強になった これは聞かなきゃソンだな

 

ママさんがらみのワークショップがあったが、参加者がどうも・・・。大声でお喋りをするわ、通路は塞ぐわ、子供はほったらかされて床をはいずりまわっているわで、女性の写真愛好家のイメージを悪くさせる言動が目についた。自分からアンチをつくることはやめたほうがいいと思うよ。それとも無意識なのかな?いずれにしても「お里が知れる」連中が目立っていた。

この時はよかったんだけどね・・・



製品を触ったり気になることはメーカーの担当者に聞いたりしながら何周か回り、予定終了。昨年は 1 時間くらいしか滞在していなかったが、今年は 4 時間半。カメラ本体より周辺機器を中心に見たり複数のフォーラムでじっくり腰を落ち着けて聞いていたからだろう。充実感のあるイベント参加だった。

写真展も良かった

 

外に出ると雨+風。その中を歩いて横浜駅まで戻る。

まだ降ってんのか・・・


アイマスライブの参加者が続々集まっている中、ライブの冊子を配っている若者が。近くのアンパンマンミュージアムや cp+2024 の客には目もくれず、同じ匂いのする者にのみ配っているようだ。驚くべき選別眼だな。彼らの横を通ると、

 

「これ、どうぞ!」

 

・・・なぜバレた? 観念して差し出されたパンフを躊躇なく受け取るワタシ。

いや、うん・・・、ありがたいんだけれども・・・

 

しばらく歩くと、前方から厳しい表情をした初老の紳士が早足でこちらに向かって来た。風体は、ドラマに出てくる細身長身の神経質そうな教頭先生。ヤバい、さっきもらったパンフは御禁制品だったのか?

 

ワタシのそばまで来ると彼はバリトンのいい声で一言。

「そのパンフ、どこで貰えますか?」

 

面食らったワタシは

「あ、ああ、あっちでたくさん配ってましたよ」

と言うのが精一杯。

「ありがとうございます」と足早に立ち去る彼は、めっちゃ笑顔

 

なんかすごいものを見た気がした。しばらく歩くとまた違うパンフをくれた。この時も何の迷いもなくワタシに渡してくれた。ありがたいのだが、なんか複雑な気分だ。

2冊になった・・・



後でパンフを見ると、両方ともファン(この場合はプロデューサーか?)が自費製作したものだった。どおりで渡す相手を選んでいたわけだ。カネがかかっているものだからな。どうやらワタシは彼らのお眼鏡にかなったらしい。

 

ラブライブは女子高生が「スクール」アイドルをするストーリーだが、アイマスはガチのアイドル、気合いが違う。てことは当然ヲタの本気度も違うのだろうか。それをもっと有意義なことに使えば・・・と言うのは野暮の極致。今後もヲタ道を歩んで欲しい、法マスの諸君!

 

 

駅からは京急で羽田まで。

横浜駅 でかいな


ホームでの待ち位置表示がわかりやすくて助かる。羽田に着いたのは飛行機の出発 2 時間前。今日は混むだろうからこれぐらいの余裕が欲しい。ラウンジでコーヒーを飲みながら今回の旅行を反芻する。

雨だねぃ・・・



あとは飛行機に乗り、

また来月!

また 737 !

こんなコ-ラ缶ってあるんだ


夕食を買って帰宅。

 

 

本日の歩行距離:12.7 km

 

今回の撮影機材

NIKON D750 + TAMRON 24-70

SONY DSC-RX100

 

 

次回は 2 月の旅行の総括を書こうと思います。

では。

春遠からじ 2/3

先日、10 年ほど前に同じ職場にいた人から電話がありました。退職して暇だったので連絡をくれたのですが、お互いの近況報告や他愛のない話で盛り上がりました。現在の仕事の指針となるアドバイスをくれた人なのですが本人は全く覚えておらず、昔と変わらず馬鹿話がよく似合う愛すべき人であるのはお変りなく安心しました。

 

たかだか 20 分程度の会話でしたが、その間は 10 年前に戻ったように感じました。これってタイムリープをしてお互いが当時の相手に話をしている、みたいなことではないでしょうか。そう考えると日常で無意識に時間を飛び越えていることって、割と身の回りにあるように思えます。たまには久しぶりに昔の記憶や写真を掘り起こして時間移動を楽しんでみましょうか。

 

 

2 日目の行程です。

 

2/24

 

4 時起床。今日はちょっと遠出をするので早起きは必須。三連休の中で唯一の晴れ日になりそうなので、もたもたしてると混雑の中に突っ込むことになる。急げや急げ。

まだ暗い中、ホテルを出発

この時間帯の夜景、好き



早めに出発したにも関わらず、休日の 5 時半なのに総武線では座れない。みんなどこへ行くのだろうと思っていたら、秋葉原でどっと降りた。ターミナル駅なのでここからみんな分散されていくのだろう。ワタシもその一人で、京浜東北線に乗り換え上野へ。到着のアナウンスは「上野〜、うえの〜、JK30」。 上野駅は「とう」がたってるんだなあ、やっぱり女子高生は川崎、蒲田、大森じゃないと、とアナウンスでニヤリとするオッサンは他にも車内にいたはずだ。

 

そこから常磐線に乗る。進行方向がわからなくて座席の確保をどこにするか悩んだが、1号車だからこちらだろう、10 両編成なので切り離しも無いはずだ、と友人の鉄ちゃんから得た情報はいろいろ使えてありがたい。

こういう標識は減ってきているように思うのだが?



6:04 発。終点まで乗るので眠ってしまっても大丈夫。発車の合図はベル(!)。いいなあ、昭和だなあ。2 時間の列車旅のスタートだ。8 時間(滝川ー釧路)、6 時間(旭川稚内)の乗車を経験したワタシには屁でもない。

ただし、長時間の乗車はボックス席に限る

 

車窓からの眺めを楽しみながら過ごす。5 分もすれば電車はビル街から住宅密集地に入り、散歩中の人がいるなどののどかな光景が目に入ってくる。でもこれはある意味では東京らしい光景かも。地方都市では早朝に市街地を散歩している人なんて見かけないからな。

筑波山方面は雪景色

水戸駅北口 ここからバスに乗る



バス+徒歩、合わせて 30 分ぐらいで偕楽園に到着。やはり梅といったらここだろう。

表門前

ここは紅梅

この時間はまだ人は少なかった


梅林に近づくとほのかに梅の香が感じられるようになる。

途中にある竹林 このあたりからもう梅の香が

 

梅の香りを楽しみながら梅園の中を歩き始める。花も当然見事。昨年の花の方が派手だったと思うが、品種によって見頃がちがうのでそのせいかもしれないな。

 

写真の撮り方も考えなくてはならない。桜よりも迫力の弱い梅は、全体像を撮るよりも一部分を切り取るほうが絵になるような気がする。なのでどの部分を選ぶかによって梅の良さの表現が左右されると思う。さらに明るさや枝ぶり、絞りの程度など考えることは無限大。それでも自分なりに工夫して撮った梅の姿をご覧頂きたい。

やっぱり梅撮るの、難しいな

 

同時にイベントも行っており、水戸黄門ご一行とのツー(?)ショット撮影会や、

水戸のご老公様ご一行と 「控えおろう!」

 

警察音楽隊の演奏、

ソロ演奏もあり、かっこいい

クリアファイルもらった

マスコットのロボットACT-Gも来場 
ロボットとは思えない滑らかな動き 中の人などいない、いいね?

 

ゆるキャラ登場など

見た目の情報量が多いみとちゃん

 

があり、天気が良かったこともあって思った以上に楽しめた。

 

3 時間以上滞在して「もう、梅、おなかいっぱい!」となったので昼前に退園したが、その時の入場待ちの列は優に 200m オーバー。朝早く来て正解だった。

なんだ?この人混み・・・

現代舞踊をやっていたので見物

 

 

バスで水戸駅に戻り、次の目的地、大洗へ。

鹿島臨海鉄道 残念、ガルパン列車じゃなかった

大洗駅でのお出迎えの面々

駅前にはラッピングバスが


今回の目的はガルパンTシャツを買うこと。駅からまっすぐ梅原屋へ。寒いだろうからと言って頂いたホットレモネードを飲みながら店の人と談笑。明るい人で、昔ながらの洋品店 おばちゃん おねえさん といった感じ。大洗でのイベントの時には Tシャツがごっそり売れるという。ワタシもこの日、4 枚購入(¥14500)。

サンダース大付属高、継続高、黒森峰女学園(独語ver)、大洗女子学園

 

買い物の後で街を歩いたが、だいぶガルパンパワーが抜けてきたようだ。今の方が街の規模と釣り合って健全なように思える。でも梅原屋さんにはこれからも頑張ってもらいたい(上から目線)。

とは言え、まだまだある

商店街で買った干し芋 甘すぎなくておいしい

 

水戸駅に戻る鹿島臨海鉄道は満員。この時期に?なんで?以前よりガルパン目当ての客は減っているはずだが?

5号車発見!



水戸駅に着いたらダッシュで南口へ。帰りは高速バスを使うため。発車 1 分前に飛び乗りセーフ。乗車後すぐ眠ってしまったので、記憶は途切れ途切れ。都内に入って目が覚めた。首都高は大渋滞。連休中なのでやむを得まい。20 分遅れで東京駅に到着。

 

 

17 時前なので、駅ナカも大渋滞。スマホナビに頼っている人が多く、急に通路の真ん中で止まる姿をよく見かける。便利な道具を使うようになったが、そのぶん周囲を見る能力は下がってきているようだ。「何かを手軽に済ませると、何かが鈍る。便利と安易は違う。」(@ダンジョン飯 4 話)、まさに金言である。

 

人波をかき分け、山手線で御徒町。久しぶりにみなとやへ。大行列になっていたがすべてたこ焼きの客で、海鮮丼の席は空いていた。いつものを注文して美味しく頂いた。

特盛丼(大)+ ミニけんちんうどん ¥1,100
見てるか、豊洲の同業者!

 

たこ焼き客は座れないので、周囲はごったがえしている。そのうちテーブル席にたこ焼き客を収容して、海鮮丼客が座れなくなるんじゃないかと心配だ。以前はたこ焼き客のテーブル利用はダメだったが、いつからか OK になり、今は再び禁止となっている。でもスペースに対して客の数はキャパを超えているのでどう対応するんだろうか?

 

 

食後は湯島天神へ行って梅のライトアップを鑑賞。それ目当ての人がたくさん来ていて大賑わい。写真を撮ったが、やはり桜と違って撮りにくい。ライトに照らされた梅ってあまり映えないのだ。桜の花はごっそり咲くので光を十分に浴びて輝いて写るのだが、梅は隙間が多く、そこをどう写すのかで悩む。もっと練習せねば。

ここも梅で有名

夕方から夜にかけての梅の姿

がんばれよ、受験生



1 時間あまり過ごして御徒町駅に戻る。途中、とんかつ まんぷくの前を通ると、ライトが点いている!やったー!

奇跡か


店に入ると

「終わっちゃいました」

だって・・・。

がっかり。来月また来るので、その時のお楽しみにしておくとしよう。

 

 

浅草橋までの山手線、総武線は通勤ラッシュ並みの混雑。降りようとしても人が一杯なので、なかば無理矢理に降車した。ドア前の乗客が一度外に出てくれれば助かるのだが。スマホに夢中で動かない人が増えたな。

 

 

コンビニで明日の朝食を買ってホテルへ。あとはテレビタイム。

 

 

本日の歩行距離:16.7km

 

 

続く。

春遠からじ 1/3

今年の北海道ツーリングの泊地がだいたい決まってきました。例年と同じ回り方をするので宿も大体同じです。ただ残念だったのは、今年も船長の家が休業だったこと。これで 3 年連続です。あの超豪勢な夕食・朝食が今年も食べられないとは。もしかするとこのまま宿をやめてしまうのではないかと心配しつつ、仕方がないので他の宿を押さえました。来年こそはぜひ!

 

あとは稚内根室の宿の決定を残すだけです。昨年と同じ所がいいなあと思っていますが、教訓を活かして「エアコンのあるところ」を選ぶのも手です。なので今は情報を集めているところです。

 

ワタシの夏はもう始まっています。

 

 

と、その前に冬にオトシマエをつけなければなりません。そろそろ寒さが終わるという目印になるを見て、征く冬を惜しむとしましょう。

 

 

2/23

早朝に起きられるかという不安は前回と同じ。ましてや今回はいつもの東京お気楽旅なので、前回のような緊張感がない。それでも 4:30 起床。まずはひと安心。準備をしているうちにちょっと気分が悪くなる。飛行機酔いが怖いが、何も胃に入っていないので大丈夫だと自分に言い聞かせる。この不安は思い込みや自己暗示によるもののようなので。

 

 

空港に着くと大混雑。前の三連休よりも多い。この違いはなんだろう?寒さが緩む時期だからかな。カウンター業務は研修生が行なっていたためか、チェックインは大行列。新人の頃は丁寧すぎるくらいでちょうどいい。慣れる頃にはその笑顔から固さが取れることだろう。

 

手荷物検査の後、スリッパを履きっぱなしで外に出て怒られてしまった。X 線検査先のエリアで着替えをしなければならないらしい。3 人くらいで一杯になるあの狭い中で?次から次へと人が来るんだよ?無茶言うなよ。

 

 

搭乗口前も当然大混雑で、行きの機内は満席。個人客は少なく、家族連れが多い。テンション高めでウキウキムード。なるほど、夢の国行きの御一行様か。

雨の中、出発

空港上空

外の風景はずっとコレ

 

後ろの座席に 20 代らしき女性 3 人組。こりゃうるせーぞと思っていたのだが、穏やかで落ち着いた調子で話している。あの歳なら会話の内容は恋バナか愚痴なのだが、日常のことが話題。今どき珍しい、どうにも不思議なパーティーだった。いいトコのお嬢様方なのかな?彼女らの会話を子守唄にして夢の中へ。

 

着地 5 秒前に覚醒。羽田到着は 10 分遅れ。荷物の積み込みに時間がかかったという。家族連れが多いと荷物が多いのでそうなるだろうな。到着後、ターミナルへはバスで。館内を歩き回らなくていいので助かる。

バス車内より 今回も 737

 

 

モノレールは満席。ちょっと珍しいな。いつもなら空いているのだが。こんな中途半端な時期に、みんな何しにきてるんだ?まあ人のことは言えないが。

 

 

朝食はいつもの大江戸そば

どれにすっかなー

 

冷たいのを。

とろ玉たぬききつねそば(冷・大)


外気は低いが歩き回ると暑い。札幌でもそうだった。つまり一番寒いのは四国の地元。外気温と体感温度って違うんだなあと実感する。

 

 

山手線でまず恵比寿の東京都写真美術館へ。今日は 5 時間近くの尺がある映画を見る予定なので、そのチケットを買いに。当日現場でしか買えないなんて、写美も殺生だ・・・。売り切れるといけないので買いに行くとまだ 2 番。よく考えると、休日の 4 時前から 9 時近くまで映画を観る人ってなかなかいないよな。

チケット、ゲットだぜー! ¥2,200 なり

 

 

15 時過ぎまで時間があるのでアキバへ行くと、ものすごい人出。

アトレは今、ウマ娘推し

人、多っ!


店が混むだろうから昼を待たずに昼食。行くならやっぱり萬里だな。行ってみると待たずに座れたが、その後は次々に客が来た。やっぱり早く来て正解だったな。美味しゅうございました。

そういや他に町中華はないな

B定、ご飯大盛りで!

では頂くかな

 

 

その後はお宝探し。フィギュアは「期待していない」と思った通り、ボウズ。ジャンルや種類が少ない上に価格が高い。コロナ前まではまだニッチ物が多く、「さすがアキバ(呆)」というものがあったが、今では利益が望めそうな定番商品を、先を争うように値上げして売っている。コロナでインバウンドが望めなくなったときのことを忘れたのだろうか?それともまた補助をもらえばいいと思っているのだろうか?

 

ということで、今回も薄い本集めが中心となった。「艦これ」の同人誌がターゲットなのだが、人気が一段落したようであまり種類が増えていない。18 禁はその数を伸ばしているが、全年齢対象のものは頭打ちだ。またアニメ化すれば増えてくるのかな。

こちらの収穫はまずまず

アニメ「ゆゆゆ」の Tシャツ

 

 

東京都写真美術館に戻る。

まだ雨が降っていた


時間があるので恵比寿映像祭のコミッションプロジェクトを観る。

時間があるので行ってみた

んー・・・


んー、いまいちよくわからない。「こんなことをやってみました」的な実験的な作品だったので、作成者の意図と作品が同一線上にないのでは?と思える部分が気になった。もちろんこれはワタシの観る目がないのが原因なのかもしれないが。

 

 

その後、5 時間近い長尺の映画「夢の涯までも ディレクターカット 4K レストア版」を観た。

さて、この長丁場、意識を切らさずにとどまれるか?


映像の撮り方やSF 要素をかませたストーリーの展開がとても興味深かったが、その長さのため情報量が多く、物語の進行に合わせての内容の理解が追いつかなくなってしまった。これは何度か見ないとその良さがわからないだろうなと思う。ただ、最後まで観たという充実感は味わえた。退館後は少しガーデンプレイスをうろついてから

恵比寿ってオシャレだよなあ

22 時過ぎに山手線と総武線に乗るが、人がいっぱい。地元のこの時間なら、列車はガラ空きだ。さすがは東京だな。

 

 

ホテルにチェックイン。御徒町で下りて買った、KITCHEN DIVE1kg 弁当を食べながら

楽に食える自分が怖い


テレビを見てから就寝。

 

 

本日の歩行距離:10.6 km

 

 

続く。

冬、北へ 3/3

こちらの最高気温は毎日2ケタ。桜の時期の暖かさで、北海道での気温がウソのようです。沖縄なんか最高気温が 20 度半ばですって。やっぱり日本は広いんですね。でもまた気温は下がる見込みです。このように三寒四温が繰り返されることで春になっていくんでしょう。暖かさが待ち遠しくもあり、寒さが名残惜しくもあり、です。なんともわがままな・・・。

 

 

さて、最終日です。

 

2/12

 

今日も元気に 5:00 起床。遊びの時は早く目が覚める。荷物の片付けと着替えを済ませ、6:30 に朝食。今日は昼食は摂らないので朝はガッツリめで。

朝から満腹コース 朝食がウマイのは元気な証拠!

 

食後は部屋に戻り荷物を持ってそのままチェックアウト。タッチアンドゴーみたいだな。朝食会場に荷物を持っていってもよかったのだが、混んでいるだろうからやめておいた。実際混んでいたので、この判断は正解だった。

 

 

7 時前に出発し、

昨日よりはマシかな


キャリーケースはコインロッカーに。駅から少し先に行った所の方が¥100 安かったのでトクした気分になったが、もっと先のコインロッカーはさらに¥100 安かったのでソンした気分になった。こうしたちょっとしたことで1日の運勢を予想しがちなのでモヤモヤした気持ちになるので、「¥100ぐらいくれてやる!」ぐらいの気持ちでいる方が健康的なのかもしれない。

駅や地下街は人がまばら 雪まつりが終わったからかな

 

大通まで地下道を歩いて体温を上げてから地上に出ると、冷やっこくて気持ちいい。サウナの後の冷水と同じかな。

 

 

さて、雪像の解体を見に行こう、と思ったらすでに始まっていた。小さいものは撤去済みだったが、大きいものは今が盛りとばかり重機がショベルを振るっている。一月近くかけて作ったものを本番終了翌日には取り壊す(すすきの会場の氷像は当日)のはもったいないと思うが、安全性や維持費のことを考えるとやむを得ないのだろう。

淡々と解体 その後は単なる雪の塊



撤去待ちの雪像を見ている間、隣の人と話す機会があった。 2 年前に亡くされた奥様が見たがっていた雪まつりを、大阪から見に来たという。雪像の制作中から、春になる節目としての雪像撤去(そういう考えがあったのか!)までの記録を取ることで、約束を果たしたことになるかな、と寂しそうに微笑んでいた。

 

・・・返す言葉もなく、「いい供養になりましたね」と言うのが精一杯。その後もぽつぽつと亡くなった経過や現状のことを話してくれた。半端な慰めや励ましの言葉をかけるのは失礼だと思ったので、聞くしかできなかった自分がもどかしく腹立たしかった。

 

起こってしまったことを飲み込み、あるいは飲み込もうとし、感情を乱さないようにして今自分ができることに注力する「まっすぐな強さ」を感じることができた。年齢は多分ワタシより少し上だろう。あの人のような強さを今の自分は持っているだろうか?今後持てるだろうか?指針となる人を旅先で見つけることができた。

 

でも、見ず知らずの人間にあれだけ話すなんて、溜まっていたものがあったのだろうな。あの場で少しでも吐き出すことができたのならうれしいのだが。

 

これからもお元気で。奥様によろしくお伝えください。

出来上がったものに容赦なく爪が立てられていく
我々の人生でも同じことが起こる

 

場所を変え次の雪像を見に行く。

自衛隊の「雪像解体ミッション」発動 
2枚目:お神酒をあげる
3枚目:敬礼!

ミッション、スタート! さすが自衛隊、手際がいい

 

二本の通路の間には大人の方の高さぐらいの積雪があったので、ワタシは外側から見ていたのだが、そんな雪をものともせず前に出ていく猛者が。足元を踏み固めながらわっしわっしと進んでいき、後方のワタシたちのカメラの射線上に立って仁王立ち。いい歳をしたおっさんだったが、彼のバッグにはヘルプマークが。ああ、カメレオン弱者か。都合に合わせて弱者に早変わりする輩だ。あんな輩がいるからヘルプマークを持っていても大したことないと思われるんだろうな。

カバンに輝くヘルプマーク

この親子連れも割り込み組 周りが見えない(見ようとしない)人が増えたな

 

 

大きな雪像の撤去作業をひととおり見たが、時間はまだ 10 時前。そうだ、札幌市資料館へ行ってみよう。12 丁目の横に歴史を感じさせる立派な建物があったので気になっていたのだ。

重厚な建物


ここは元は控訴院だったので、再現された法廷がある。悪いことをしていなくても、警察と裁判所に行く時は腰が引けるのはなぜ?

裁判所みたいなところ?

楽しいところではないだろうな

 

他の部屋ではアートの展示などがあったが、

市民ギャラリー的なところ


一番興味が惹かれたのはコレ。

かなり興味深い展示 さすがは大学の研究

北海道大学の研究展示だったが、北海道に対して持っているイメージとは違う視点から再認識してみるというものだ。確かに「北海道の街」といえば「札幌」という人もいるが、ラブライバーなら「函館」を挙げるだろうし、ワタシなら「帯広」という。ステレオタイプな「北海道」像から離れるといろいろと発見があるのは間違いない。知っているようでその知識にはバイアスがかかっていることも多いのだから。実際、10 回以上バイクで回っているワタシも北海道の形を正しく描けなかった。まだまだ北海道愛は浅かったな。係の人(学生?)といろいろ話せたのも楽しく、いい時間を過ごした。今回は会話に恵まれているな。

 

カフェでうまいアイスコーヒーを飲んでひと休み。

濃いめだが後味すっきり ワタシ好み

コートを着て歩き回ったおかげでかいた汗も引っ込み、クールダウン終了。さあ、最後のミッションに出発だ。

いい天気で雪解け開始

中島みゆきの歌に「南3条」って歌があったな なーきながーらはーしった🎵



徒歩 20 分で到着、駿河屋(@ノルベサに。お宝がないか探したが、残念ながらボウズ。掘り出し物はなかった。続いてまんだらけ。ここでは薄い本を数冊ゲットできた。でもやっぱり充実度や価格では東京の圧勝だな。その後の BOOK OFF は店内散歩に終わった。

 

そろそろ札幌観光は終わりにするか。大通公園雪像の残骸を見て自分を納得させ、荷物をピックアップしてから駅に向かう。

気温、たっかいなあ

 

14 時過ぎだが大混雑。帰る人が多いのだろう、快速エアポートも人でいっぱい。でも半分くらいの人が南千歳で下車。釧路行きかな?

 

空港に着くと、当然人でいっぱい。新千歳空港にはオフシーズンってあるのだろうか?季節を問わず年中観光客が来ているイメージなのだが。お、いかんいかん、これもワタシの思い込みかも。

 

HTBショップ雪ミクスカイタウンに寄って自分土産を購入。よし、これで今回の札幌旅行はカンペキになった。

水曜どうでしょう」の丼とカレンダー

雪ミクスカイタウンではコインとメダル



少し早いが手荷物検査をクリアして、搭乗口前で読書して時間を過ごす。

北海道ともお別れか

 

飛行機に搭乗すると、今日は満席だという。機体は 737。とどうなるか。みなさんお土産が多いので荷物が入り切らないのだ。それを警戒して搭乗の早い窓際席にしたのだが正解だった。札幌便と沖縄便は早く機内に入った者勝ちだな。荷物の整理に手間取り、羽田への到着は 10 分遅れ。乗継に余裕を持たせておいてよかった。

次に飛行機で来るのは 11 月だな

また 737 だった

 

穏やかな飛行で羽田着、そのまま乗継だ。連続で飛べるなんて、なんかトクした気分。いや、金は払っているのでトクしたわけじゃないんだけどね。20 分ほど歩いて搭乗口へ。さすがに服が汗臭くなってきた。

え?また?

おお、4度のフライトがすべて 737。 さすがはボーイングカローラだな。でも羽田ー新千歳でこの機材を使ったのは初めてだ。いつもなら大型機を使っていたはずだが。連休中なのに珍しいな。

さらば、羽田 2週間後にまた来るけどね

 

フライトは順調で、無事帰宅。

 

 

本日の歩行距離:16.8km

 

 

次回のアップはまたお出かけのため、 2/27 を予定しています。

 

では。

冬、北へ 2/3

週末にまた腹の立つことがありました。相手側はこちらに十分な情報を提示せず、決定の報告のみ。そりゃあ決定権はそちらにあるので構わないのかもしれませんが、それだったらその後にこちらが行う運営や方針については口出すなよ、こちらの決定にも文句を言うなよと言いたくなります。

 

自分が早く手を引きたいもんだから、こちらが意見を言う間を与えず丸投げしようとする態度がミエミエです。相手さんは表向きでは立派なことを言っておきながら、実は論点をズラすことが巧みな無責任組織ということがよくわかりました。そりゃその手の問題が深刻化しているにもかかわらず解決の道筋が全く見えないはずですわ。まあいいや、おかげでヤツラのやり方はよくわかったので、こちらの被害を最小限にしながら一太刀浴びせてやる機会を窺っていこうと思います。久しぶりなので腕が鳴るなあ!

 

 

さて、2 日目ですが、ごめんなさい、今回も写真が多いです。雪景色が珍しくて、ついついたくさん撮ってしまいました。瀬戸内海気候の地域に住んでいると、こんな雪景色はめったに見られるものではないので。

 

10 年近く前の年末に北海道を電車で回ったことがあります。釧路や網走、旭川稚内に行ったのですが、その時は(ワタシから見れば)非常識な積雪であまりにも現実離れしていたので、むしろ今回のほうがリアルさを感じます。

 

なので大量の写真を撮ってしまい、その整理が大変でした。今回このブログに載せたものは 1/4 くらいかな。機会があれば他の写真もアップしようと思います。

 

ではレポートをどうぞ。

 

 

2/11

 

5:30 起床。今日はそんなに早く起きる必要はないのだが、目が覚めてしまった。足の疲れは残っていないのが助かる。簡単に荷物をまとめ、着替えて朝食を摂る。

 

朝食開始の 6:30 に会場に行くと、すでに行列ができていた。明日はもう少し早く来よう。ルートインなのでガッツリといきたかったが、昨晩のチャーシューおにぎり×2 がまだ胃に残っているようで、あまりはかどらなかった。まあそれでもコレだが。

おかずは少ないよね?ね?ね?



食べ終わって外を見ると 鈴木その子 真っ白。あらら、どうしよう。

やっと雪国らしくなった


部屋に戻り情報を集めると、

・石狩には大雪警報

・現在の気温は ー 3 °C

・午前中は降雪が続く

ということらしい。

 

出発をギリギリまで遅らせて、お宝探しをしようかと思ったが、それをやっちゃうと明日の予定が狂う。よし、当初の予定通り再びの雪まつり参戦といこう。途中で休憩を入れながら 3 周くらいすればいいか。せっかく冬の札幌まで来たのだ。雪、上等!

 

気分はすっかりオフェンスモード。決心が揺るぐ前に出発だ。7 時過ぎに気合いを入れて外に出ると、立体感がわからなくなるくらいの積雪&降雪。昨日はアスファルトが見えていた所も全て白。昨晩から降っていたのだろう。ここまでやられると逆にチャレンジ精神がかき立てられる。行くぞ、ゴルァ!

ゆきーのしんぐん こーおりをふんで🎵

とか言っておきながら大通公園までは地下道を利用。駅から南の雪景色を見て心が折れかけたので。あんなとこ、歩けるかいっ!

 

地下道は暖かくて快適だ。さすがは北国、やはり雪や寒さに対する準備ができているな。冬対策に抜かりはない。逆に暑さに対してはほぼ無防備だ。なので昨夏のようなことが起きる。詳しくはその時の拙ブログをご覧あれ。

 

 

歩いて汗が出てくる頃、大通に到着。地上に出ると一瞬で汗が引き、ワークマンウェアがその真価を発揮し始める。さあ、4 丁目からスタートだ。

−3 でも寒くない



新雪が積もっており、むしろ歩きやすい。ざくざく足を踏み入れるが、GORO のブーツとイージスパンツが雪の侵入を防いでくれる。思ったよりたくさんの人が来ていたが、ほとんどが外国人。雪そのものがお目当てのようで、老いも若きも喜んで走り回っていた。元気だねぇ。

 

昨日見た雪像は雪をかぶって凹凸がなくなっているものも多かった。

小さいものは単なる雪だるまにしか見えないものも


いくつかの場所ではブロアで余分な雪を吹き飛ばしたり箒で払ったりする整備の真っ最中。今日が最終日なので人出が多いだろうから、早朝からやらないといけないんだろうな。ご苦労様。

ご苦労さまです



11 丁目まで行って戻ってきた時にはかなりの数の雪像が蘇っていた。

復活! でも明日の今頃にはもう無いんだよなあ



その頃になると雪雲も切れ、青空が見えるようになっていた。天気予報では晴れるのは午後からと言っていたが、前倒しになったのかな。積雪はあるが天気は回復傾向だ。

ツーショット

あの建物(北海道庁旧本庁舎)は「絵」


ということは、雪景色を思う存分楽しめる。でも雪まつりはもう充分に堪能した。時間は 9 時すぎ。これからどうする?

 

そうだ、雪景色を見たかった場所があるではないか!行こう、開拓の村へ!

 

 

10 時前に大通駅から地下鉄に乗る。これに乗るのは 20 年ぶり。初めて乗った時は乗り心地の良さに驚き、車輪がタイヤと知ってさらにビックリ。これを地下「鉄」と言っていいのかという疑問はまだ拭えていない。

 

終点の新さっぽろ駅で降りたら、腹具合がパラグアイに。トイレに駆け込み事なきを得たが、万一に備えタクシーで向かう。その運転手から雪道の怖さを聞いた。北海道では死亡事故が多いが、ほとんどは県外客によるものだそうだ。慣れない道と車(レンタカー)で無茶するからだろう。先行車がまさにそのレンタカーだったので、その動きの問題点をひとつひとつ説明してくれた。さすがプロ、勉強になるわ。その運転手はというと、雪道だというのに説明しながら結構いいスピードで走る。雪上走行未経験のワタシは緊張して、後席でずっと足を踏ん張っていたのはナイショ。

到着 これ、雪像にもあったな

 

今は雪まつりの開催時なので、開拓の村には観光客はいないだろうと思っていたが、結構沢山いた。ゴールデンカムイの影響だろう、聞こえてくるのはそのネタ話がほとんど。コスプレの人もいたので話しかけると、軍事面にも詳しく、いろいろな裏話を聞かせてくれた。30 分余りの時間だったが、明治時代の建物の中で当時の陸軍の格好をしている人と話していると、タイムスリップしたような不思議な気分になったのは面白かった。

 

雪景色の開拓の村は素敵だった。天気は晴雪曇風雪晴風雪曇雪とコロコロ変わり、その度に見える景色が変わる。雪のため立ち入り禁止の場所もいくつかあったがそれ以外をあちこち歩き回り、結局 3 周くらい回ったところで吹雪となったので、キリがいいところで撤収。

開拓の村の雪景色 レイヤーさんとはこのあと会話



残念ながら、今回は屯田兵定食はナシ。写真を撮るのに夢中になってしまって時間が過ぎてしまい、あわてて食堂へ行くとすでに長蛇の列。あの定食は作るのに 20 分くらいかかるので、今回は泣く泣くパス。11 月に再訪する予定なので、その時のお楽しみにしておこう。

嗚呼、我が愛しの屯田兵定食が・・・

 

 

バスで新札幌まで戻り、街の雪景色を見たかったのでバスを乗り換えて時計台へ。よくこんな雪の上を走れるなあ。それもそこそこいいスピードで。タクシーの運転手もそうだったが、北国のドライバーは我々とは違う世界線で運転しているに違いない。

「このっぴー」とは?



お約束で時計台の写真を撮ってから、

ド定番写真


雪まつりのライトアップを見に行こうかとも思ったが、昨日全部見たし、最終日だからかなり混んでるだろうし。てことでパスし、セイコーマートに行く。夕食はホットシェフと決めていたのだが、全て売り切れ。4 時は中途半端な時間だからかな。代わりにパンを買い込み、ぶらぶら歩いてホテルに帰る。

札幌駅

すすきの方面 朝より雪は少ない

ホテルに到着

 

大浴場でマッサージとストレッチ。今日は沢山歩いたからな。その後は部屋でセイコマパンを頂きながらテレビタイム。明日も早いので少し早めの就寝。

 

 

本日の歩行距離:16.1 km

あれ、思ったより歩いてなかったな?

 

 

続く