paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

つれづれなるままに(ここらへんで前半の総括など)

梅雨が明けました。例年だと 6 月上旬から始まり 7 月の中旬過ぎまで続くのですが、今年はたったの 2 週間。つまり 1/3 くらいしかありませんでした。

 

その上、期間中はあまり雨御一行様もいらっしゃらず、カラ梅雨状態。これでは今年の水不足は待ったなしだなあと思っていたところ、どうも台風サマがいらっしゃるというではないですか! まるでコロナ禍が一段落して、今まで来なかった団体様のご予約が活気づいてきた旅館の主のような気分です。

 

そしてその備えを充分にしておかなければいけないというのも同じこと。ガラガラだったところに準備もなくいきなりたくさんの受け入れをしてしまうと処理できなくなります。一気に来られると脆いところから綻びが生まれ、大きな損害を出してしまうこともあり得ます。

 

望んでいたものが来るからといって喜ぶだけではなく、来るからこそ気を抜かず丁寧に対処するという姿勢が必要ですね。

 

 

 

さて 1 年も半分が終わり、ここらへんで今年前半の総括をしようと思います。

 

一番のトピックは職場の所属が変わったことです。同じ組織でありながら部署が変わるとここまで変わるのかというのは驚きでした。

 

3 月までの部署は、とにかく「動きにくい」の一言に尽きます。なにをやっても「物言い」が付くし、言いがかりとしか思えない文句まで言われました。最終的にはもう耳を貸さないようにしたので雰囲気は悪かったですね(詳しくは今までの拙ブログで)。

 

まあこれがその部署の特徴だと言われたので、上司に転属をお願いして受理されました。

 

今の職場は、先を見据えた上で今どうすればいいかを考え実践することを徹底し、細かいことにはとらわれず途中で修正しながら目的に向かって突き進むという姿勢があるので、ワタシ好み。3月までは水飴の中で動いている感じでしたが、4 月からはスポ-ツドリンクの中にいるみたいで超快適です。

 

と同時に、昨年度 1 年間でだいぶ自分が傷んだなぁとわかり、元の自分に戻るのに 1 か月くらいかかった気がします。

 

この仕事を辞するまでもう 10 年を切っているので、ここが最後の職場になるでしょう。ちょうど第 4 コ-ナ-を回って最後の直線に差し掛かったくらいの状態にあると思います。イイ感じで走り抜けたいですねぇ。

 

 

とまあ、仕事の話はここまでにして、お楽しみについてです。

 

コロナの野郎が健在だったこともあり、いろいろと制約が多い半年でした。それでも明かりが見えてきたことから、年明け早々よりお楽しみ企画のミッションがスタートしました。

 

1 月:東京詣で

連休の3日間、東京へ行ってきました。コロナの影響もあり人出はまだまだの様子でしたが、ワタシは充実した休日を過ごせました。

 

詳しくは拙ブログ「2022年最初の東京詣」をご覧ください。

 

 

2 月:札幌雪祭り(ボツ)

今年はやるって言ったのに・・・。直前までやるって言ってたのに・・・。

どうしてどうして・・・(リフレインが叫んでる by ユーミン

 

 

2 月:CP+(ボツ)

今年はやるって言ったのに・・・。直前までやるって言ってたのに・・・。

どうしてどうして・・・(リフレインが叫んでる by ユーミン

 

 

3 月:東京モータ-サイクルショ-&函館

異種格闘技のような組み合わせですが、函館行きはカン違いによるものでした。ライトアップしていると思って・・・。 MC ショ-では次期バイクを決めるはずがむしろ迷うことになってしまい、考え疲れて今ではもう Tiger Explorer を乗りつぶそうかとまで考えるようになりました。函館は1泊だけで物足りないかなと思ってたのですが、休業中のところも多くて結果オ-ライでした。 ラキピやハセガワストアにも行けたし満足です。 また、函館行きの前後には見事な桜を東京で満喫でき、辛かった1年を少しだけ忘れることができました。

 

詳しくは拙ブログ「年度末なのに、のんきに旅行」をご覧ください。

 

 

5 月:福島ツ-リング

久しぶりのお泊りツ-リングでした。一気走りをしましたがさほど疲れず、「まだまだ若いモンには負けん」という気持ちになれました。まあここで無理をすると年寄りの冷や水と言われるのでしょうね。

 

被災地が変わってきているのはもちろんのこと、被災に対する姿勢が変わってきていることが分かったのが今年の収穫でした。

 

詳しくは拙ブログ「祝!お泊りツーリング復活!!」をご覧ください。

 

 

5 月:東京詣で

珍しく土日での東京行きでした。日数が短かったのですが、超充実していたため満足度は高かったです。その分歩いた距離は長く、足が痛くなりました。

あ、これ、年寄りの冷や水

 

詳しくは拙ブログ「一泊二日で行く、ぶらり東京ひとり旅」をご覧ください。

 

 

6 月:東海行き

 

今までに何度か行ったところの再訪でした。一度行ったからと思ってずっと素通りしていたのですが、何となく気になったものですから。で、行ってみてあまり変わっていなかったことに、ほっとするのが半分、残念なのが半分といったところです。なので最大の思い出は「さわやか」でご飯を食べたことかもしれません。おいしかったし。

 

詳しくは拙ブログ「6月のお泊りお出かけ」をご覧ください。

 

 

 

半年間の総括はこんな感じです。仕事で辛かった時は遊びを楽しみにし、それを糧に仕事の辛さを乗り越えてきました。でもこの 4 月からはマイナスの要素が減ったので、それまで負圧でモコモコ言っていたターボのブ-ストが正圧になったように、いろいろなことが前に進んでいっているような気がします。 公私ともに笑うことも増えました。

 

でも「好事魔多し」。 とりあえずは後半戦、

「目立たぬように はしゃがぬように」(時代おくれ by 河島英五

生きていけたらいいなあ。

 

 

 

ではまた。

日本紀行 第14回 千葉

北海道行きのフェリーの乗船名簿を登録するためHPにアクセスした折、空室情報を見てちょっと意外な気がしました。

 

コロナ前の年だと瞬殺だったので、今年は予約開始の時間になると同時にアクセスして無事 S寝台の確保に成功。「いやー、なんとか取れてよかったよかった」と思っていたのですが、今年は予約開始から10日以上経っているのにまだ空室があるのです。

 

まだコロ助を警戒している、団体旅行がまだ復調していないなどの理由が考えられますが、出掛けないことに馴れてしまった人が増えたというのが大きいのではないかと思っています。 まあ長時間フェリーに揺られるよりもスパっと飛行機で行ったほうがいいので、単にフェリー客だけが減ったのかもしれませんが。

 

いずれにせよ、この夏の北海道ツーリングがめちゃめちゃ楽しみです。夏にバイクで行くのが久しぶりというのもありますが、観光県である北海道の観光事情の変化を体感できる(かもしれない)というのが大きいです。

 

宿と休暇の確保は問題なし。あとは持参物の準備とバイクの点検のみ。きちんと済ませて心置きなく夏ツーリングの楽しさを骨までしゃぶってやるつもりです。

 

 

 

さて、今回は千葉についての思い出です。

 

 

ここでの宿泊は3回しかありません。2回は仕事上でのイベント役員としてフツーに行きましたが、1回は仕事にかこつけてバイク ( FZS1000 FAZER )で行きました。

途中の「海ほたる」にて よくこんなものを作ったなぁと感心


 その1回はサプライズで行ったので、来ていた人には「どうして来たん?」「バイクで?なんで?」と半ば呆れた様子で尋ねられられる始末。金曜には普通に勤務していたのに土曜の朝の開会式にはしれっとして参加していたのだから、そりゃみんな驚くでしょうね。この驚きの表情が見られただけで、本来の目的はさておき、大満足できました。

 

実はその時の目的はもうひとつ。それは

聖地巡礼

です。

 

「俺妹」の聖地が千葉市。なので用務が始まる3時間前には千葉市に入り、会場入りする前に市内のポイントを回りました。劇中にも出ていたモノレ-ルを見た時は、テンションがあがりましたねぇ。

 

この時の宿泊地は「レッドバロン幕張店」にあった「バイクステーション幕張」(当時)。コンクリート打ちっぱなしのシンプルな部屋でしたが、泊まるだけなのでこれで充分。お値段も¥2000ぐらいだったかな? こんなリーズナブルなレッドバロンの宿泊施設が今では減ってきているのはとても残念です。バイクブームが再燃してユーザーが増えているのだから、サービスも充実させてくれないかなぁ。

 

 

宿泊が少なくても訪れた回数は多いです。学生時代はバイクサークルのツーリングでよく行ったものですから。印象に残っているのは以下の3つです。

 

・房総半島一周ツーリング(GSX400FW)

大学のバイクサ-クルの部長を拝命して初めての企画ツ-リングがこれでした。でも当日の集合場所にいたのはワタシだけ。たまたまその日はバイトやバイト、あるいはバイトという理由により、先輩・同輩・後輩が全員不参加となってしまったのです。まあ珍しいことではないので一人での出発になりました。

 

ふん、寂しくなんかないやい・・・

 

と思ってソロツ-リングを楽しんでいたところ、鴨川あたりで見たことのあるバイクが前から走ってきました。O先輩だ! ワタシがどっち廻りで走っているか知らなかったので、まあ適当に走って会えればラッキ-程度に思っていたとのこと。怖いぐらいの偶然でした。

 

そこからは二人で房総を楽しみました。昼飯で食べた魚料理が絶品だったのですが、走ることに一生懸命すぎて店の名前を憶えていなかったことを今でも後悔しています。

 

帰ってからは晩飯を食べながらワタシの乗り方の問題点をたくさん教えてくれました。普段は怖い先輩だったのですが実は優しい人だということがわかり、今でも交流は続いています。このブログにも何度か登場していますよ。

 

 

九十九里波乗り道路NS400R

NS400R のお披露目ツ-リングで行きました。この道まで集団で走ってきて、料金所を越えた所で一旦休憩。でもその後、だれも出発しません。はは-ん、そういうことかと思い、ワタシがまずダッシュ。そうすると後ろから同輩の FZ400R と後輩の GPz400F がついてきました。となるとやはり NS のポテンシャルを見せたくなるのが人情でしょう。

 

アクセルをワイドオ-プンすると速い速い。普段乗りではほとんど白煙を見せない NS もこの時ばかりは忍者ばりに煙幕を張っていました。

 

問題は入れていたオイルです。この日はたまたま RA125 に使っていた「キンモクセイオイル」を入れていました。想像してみて下さい。全速力で駆け抜けるロスマンズカラ-の NS400R 。ライダ-は全伏せの姿勢。それを追いかけるヤマハカワサキの 4st 勢。彼らが走り去った後にはほのかに香るキンモクセイのかほり・・・。

 

なんだかなぁ・・・。

 

勝負の結果?聞くまでもないでしょう。

 

その後の休憩時に、湯気を立てて海に流れ込む下水を「温泉だ!」と勘違いし、手にすくってはしゃいでしまったのは秘密です。

 

 

・富津往復バトルロイヤルツーリング(GPz900R A2)

先輩の追い出しツ-リングの企画でした。大学を出発し、富津にあった巨大迷路をクリアして誰が一番早く帰って来るかというものです。

 

ル-トは最短・最速のものを自分で考え、集合地点からヨーイドンで一斉スタ-ト。参加人数 20 名強。200 から 900 までの排気量のバイクがいましたが、ハンデはナシです。

 

でも今と違ってナビなんかないので、使う道は似たり寄ったり。当然道中は大バトル大会に。開けた道ではオンロ-ド軍団、渋滞路ではオフロード軍団がその利を活かして我先にと進みます。

 

巨大迷路では四苦八苦しながらクリアし、行った証拠の入場券をにぎりしめ帰路につきます。時間をロスした分、往路よりもバトルは激化。途中数台の転倒車(自爆)を出しながら、結局全員が無事(?)戻ることができました。

 

成績上位者は上級生が独占。さすがです(アノヒトタチハチョットオカシイ)。その夜に行われた追い出しコンパが阿鼻叫喚を極めたものになったのはいうまでもありません。

 

 

バイク以外では、東京に遊びに行ったついでに千葉まで足を延ばすというパタ-ンで訪れました。よく行っているのが成田空港周辺です。

さすが成田、デカイのばっか

初めて A380 を見た時は感動でした。747 とかデカいのが多いけど空港屋上からちゃんと見つけられるかなあと思っていたのですが、全くの杞憂でした。

あきらかにデカい!!!

ので、 747 がウロウロしていても余裕で見つかります。

 

 

また、航空科学博物館

747 のキャプテンシートで悦に入るワタシ(下)

も大好物です。そろそろ再訪したいですね。

 

あとは鉄ちゃんの友人に連れられて鉄道写真を撮りに行ったり、

千葉の鉄道も絵になりますねぇ


周辺の景色を楽しんだり

犬吠埼灯台

屛風ヶ浦遠景 でも「東洋のドーバ-」は言い過ぎかな

銚子にて 地中海の街みたい

 

 

とまあ長々と書いてきましたが、千葉もよく行く県のひとつです。でも地元に帰って来てからはバイクで行くことは数えるほどしかありません。実は千葉の道は大好物なのです。海沿いも内陸部も、カーブの続き方や周囲の風景が自分が求めるツーリングでの走りに合っていると思うのです。友人の車で走るときはいつも「ああ、ここをバイクで走りたいなぁ」と、つい考えてしまいます。

 

遠いのでなかなか行けませんが、行く機会があれば、つまり GW の日程に余裕があれば組み込んでみるつもりです(一昨年は組み込んでいました)。

 

問題はその日程の余裕を岩手に向けるか千葉に向けるか・・・。悩ましいところです。

 

 

 

ではまた。

 

クルマよ、クルマ(6月のお泊まりお出かけ 番外編)

先日の土日は家に引きこもっていました。というのも、月に1回は出かけずに家でだらだらする日にしようと決めているからです。

 

天気予報では 30度超えと言っていましたが、二日間ともそこそこ風もあり、思ったより過ごしやすかったです。夜は全開にしていた窓を数cm開けるに留めなければ寒いくらいでした。世間では「猛暑猛暑」と騒いでいますが、エアコンも使わず快適な土日でした。

 

なーんて油断していると、「ほーか、ほーか。んだら一発ごついのをおみまいすっかな」と神様が目にもの見せてくれやがるかもしれません。やぶ蛇つつかないように、ここは謙虚にしておきましょう。 「いやー、暑っいなぁ!」

 

暑さはともかく、梅雨が半月で終わってしまうほど雨が降っていません。もしこのままだと、数十年ぶりの大渇水になってしまいます。現在の早明浦ダム貯水率は 30%台半ば。再び湖底に沈んだ村が見えてしまうかも。

 

かといって一気に貯水率が上がるほどの降水は台風レベルでないとムリです。

 

渇水と災害、どちらにする?と神様に訊かれているようでコワイです。

 

 

 

さて、前回のおでかけ時、トヨタ博物館に行きましたが、

 

paradoxrider.hatenablog.com

 

そこで思ったことを少し書かせてもらいます。

 

時代やメーカーの枠を超えて、あれだけの実車を維持管理できるのは「さすがトヨタです。生産台数や技術の面で世界最高レベルにあるメーカーだけに、そのプライドにかけてクルマ文化やその変遷さえも加味した展示にしたのでしょう。

 

でも、だからこその物足りなさを感じました。

 

確かに「これまでの」クルマについてはよく分かりました。でも「今の」クルマはどうなっているのか、「これからの」クルマはどうなっていくのかという展示はありません。その 2 つの世代の車両や技術を見せてくれていたのは、かつてのアムラックスでありメガウェブでした。

 

それらがなくなった今、勢揃いするクルマの中に入って座ってみる、操作する、比較するといった、リアルな実感を体験することは、日本のすべてのメーカーではできなくなりました。そんなことは必要ではないのかもしれませんが、多くの人々がハンドルを握りながら「こんなクルマに乗っている自分はカッコいいだろうな」とか「こんなクルマで・・・・へ行きたいな」、「・・・・・をしたいな」といった夢や願望を持つきっかけにはなっていたはずです。そういう直接的な経験をする機会が激減した(減らされた?)というのも「クルマ離れ」を起こしている原因の一つ(それも大きな)だと確信しています。

 

夢も願望を抱かせてくれることなく、その代わりに価格と経済性を全面に押し出してアピールするクルマの多いこと! もはや白物家電となんの違いがあるでしょうか。

 

そんな停滞した状態をぶっ壊してくれる最右翼は、ほかならぬトヨタなのではないでしょうか。

 

そこで提案です。

 

「今の技術にはこんなものがあるのですよ」

「このデザイン、カッコいいでしょう?」

「こんな車を走らせたくないですか?」

と我々にダイレクトに訴えかける場を作ってくれないでしょうか。トヨタの全車種を揃えたショールームと今後の技術や方向性を見せてくれるパビリオン、つまりアムラックスとメガウェブを復活させて今のトヨタ博物館に併設し、総合的な車のテーマパークを作ってもらえないでしょうか。

 

社長があんなですから、大いに期待しています。

 

 

現在の車は電制化が進み、我々はドライバ-ではなくオペレ-タ-としての振る舞いが求められています。なので自分が車を運転しているという実感は希薄になる一方です。もっとプリミティヴなレベルで能動的に操作に関わっていきたい人は顕在、潜在を合わせるとかなりの割合になると思います。そういう人々が眼を輝かせ、いい年をしてクルマでワクワクしたいという気持ちを上手に導けば、いいマーケットを作ることができる可能性は充分あります。

 

さらにそのテーマパークとトヨタの工場見学ツアーを組み合わせることができれば、クルマ好きを喜ばせるだけでなく、将来のカスタマーを発掘することもできるでしょう。

 

 

「クルマって便利なんだ」というアピールが主流の今の状態に、「クルマって楽しいんだ」「クルマってすごいんだ」というプラスアルファの価値観が加わることで、ユーザーのクルマに対する見方や接し方が変わり、それを受けてメーカーの車づくりも変わり、結果としてもっと楽しいクルマが生まれてくることでしょう。

 

こんな妄想にも似た考えを現実化できるメーカーは、いまのところトヨタしかありません。すでに素晴らしい車を作っているのは皆が認めるところです。次は我々にいろんな方位でのクルマの楽しさをこれでもかと味わせて下さい。ぜひぜひよろしくお願いします。

 

 

とりとめのない意見になってしまいましたが、今の日本でのクルマを取り巻く状況は不満、もっとクルマを楽しみたいという強い願望から出たものということでお許しください。

 

カローラGRセダン(MT)が出たら買う気マンマンの、トヨタ車オーナー候補者より。

 

 

では。

 

6月のお泊まりお出かけ 第3回 2022.6.19

以前ブログに書きましたが、バイクの買い替えを考えています。今のバイクが気に入らないわけではないのですが、

 

・もう10年乗っている

・故障時のパーツの今後の供給が不安

・今のワタシには重い、重すぎる

 

という理由があり、それがかなり気になってきたので。

 

それでなくても加齢によりバイクの扱いに用心するあまり、出かけるのが徐々に億劫になってきていることに気づきました。 バイクで出かける、特に遠出するのにヨイショが必要というのはストレスの原因になりかねず、ツーリングに出かける目的としては本末転倒です。

 

 

そこで3車種まで絞りましたが、やはり第1候補のがほしい! ですがひとつ問題がありました。それは

トップケースをつけられない

ということでした。

 

ワタシはあまりサイドケースが好きではありません。 これをつけちゃうと車幅を気にする必要が出てくるし、実際問題としてトップケースのほうが使い勝手がいいからです。まあこれは慣れてしまえば問題はないのでしょうが、なにより

 

今あるケース(2個)が使えなくなるのはモッタイナイ!

 

ということで、買い替え案は凍結状態になっていました、数日前までは。

 

 

先日なにげなく用品メーカーのHPを見ていると、新製品として発売予定とあるではないですかぁ!

 

今までは、トップケースの件が新しいバイクを買えない(買わなくてよい?)という理由(言い訳?)になっていました。それが通用しなくなった今、本当に買い換えるのかどうかという現実的な選択をしなければなりません。もし買い換えるとなると「私的バイク遍歴」の続編が始まっちゃいますね。

 

トップケース用のキャリアが発売されるのは8月22日。北海道ツーリング中に決断しようと思います。

 

 

 

お出かけレポートのラストです。

 

 

朝起きると、なんか疲れが残っている感じ。前日はさほど遊んでいないのだが。やはり一泊二日という中途半端なスケジュールでは満足できない身体になっているのだろう。

 

ゆるゆると準備し、朝食を頂いて出発。

軽食でもうれしい そもそもこの値段で朝食付きとは驚きだ

 

ストレートに目的地へ行ってもいいのだが、時間に余裕があるので回り道をしてみる。

 

ここはトヨタの本拠地。なのでトヨタの工場だけではなく関連企業の工場やオフィスもたくさんある。まさに企業城下町だ。一企業がここまで大規模になり街を形成しているところは、国内では他に例がないのではないか。そこから生じる人的・経済的影響力を思うと凄みすら感じられる。

 

学部の友人が自動車会社のN自動車に就職した。はじめの任地が、ここ豊田市。完全アウェーの地だ。ワタシたちはみんな「かわいそうに」と思ったことを覚えている。実際、当時ツーリングでこの街を通った時、街行くクルマのほとんどがトヨタ車で、他社の車に乗っているのは天邪鬼にさえ見えたものだ。

 

ところが近年ではその割合が減ってきたように思う。トヨタと提携しているメーカーが増えたというのも原因の一つであろうが、個性的なクルマづくりを他社が推し進めてきた結果が出てきたことが大きいのではないか。

 

そう言うと聞こえがいいのだが、実際は他社がトヨタとのガチンコ対決を避けているとも言える。直接対決できるライバル車が激減しているのがその証拠だ。大トヨタとの競合をするほど他社には体力がないのだから仕方ないが、いち車好きとしては物足りなく感じる。競ってこそ生じる発展もある。それが先細りになるのは、自動車業界にとって、それを基幹産業とする日本にとって大きな損失になるのは間違いない。

 

そうならないように今後音頭を取っていけるのは、皮肉なことにトヨタしかないだろう。ということで、そのトヨタが心意気を見せる博物館に久しぶりに行ってみた。

駐車場にいたシャア専用オーリス 大佐も意外と堅実なようで

 

入口横のバス ゲートキーパーみたいなもの?

 

トヨタ博物館 開館前のプチ行列

 

入場券を購入 JAF会員証で¥100 引き

 

館内展示の一部の写真を貼り付けてみる。

 

時代性を表すクルマやエポックメイキング的なクルマを展示している。生産国やメーカーを問わず、このように幅広くクルマを集めることができるのは、トヨタの体力の証であろう。ちなみに車の下には汚れ防止のための油受けトレイが置いてあった。てことは、これらの車は動態保存・・・。すげぇ・・・。

 

またクルマ本体だけではなく、ポスターやカタログなどの出版物、車関係の音楽や映画作品の紹介、ミニカーやノーズマスコット、ナンバープレートなどの小物の展示など、クルマの歴史や文化、社会の中での立ち位置がわかるような展示もあり、見応えがあった。

こういう展示は珍しい

 

ただ、惜しい点もある。

 

1、係員が少ない

 以前来た時よりも説明してくれる係員が少なかった。 フロアに2,3人いたと記憶しているが、今回は1人。聞きたいことがあったのだが、聞けなくて残念だった。「博物館」と銘打っているのであれば、そのフロアにあるクルマについての豊富な知識を持っている人を配置しておいてほしい。これでは見せっぱなしの単なる「名車ミュージアムだ。

 

2、トヨタの現行車も置いてほしい

 新しい建物を作らなければならないだろうから難しいかもしれないが、クルマの変遷を見せたあとで、「それを踏まえたうえで今ではこんなクルマを作っていますよ」というトヨタの姿勢を見せるためにも、現在販売しているフルラインナップが見られるスペースを作ってほしい。

 

というのが個人的な感想だ。

 

 

充分に見て回り、お土産を買って

ガチャ

カレ-

を買って昼過ぎに撤収。さあ、あとは帰るだけ。

 

名古屋 IC から高速に乗り、西へ西へ。この日は気温が高く、エアコンも常に稼働状態のため条件は厳しいが、帰りも燃費チャレンジをしてみる。エコランの呼吸で右足に全集中。渋滞もなくいい流れだったので止まりたくはなかったが、空腹には勝てずに遅い昼食を摂る。

 

ここにピットイン

 

ここはやっぱり味噌カツ定食かな。「ごはん大盛無料」はありがたい。食券を出して待っている間にこんなものを発見。

ペパロニの?

え?ここの名物なのか?

 

(以下ガルパンネタ)

アンツィオ高校ペパロニが作っていたから、てっきり栃木のものだと思っていた。が、学園艦の母校は清水港(静岡)。

ということは静岡や隣県の愛知の出身生徒も多いはず。

ということは愛知の生徒がアンツィオ高校に持ち込んだ可能性もある。

そこまで考えての設定なのか? ガルパン、おそるべし。

(以上ガルパンネタ)

 

とか考えているうちに番号が呼ばれてカウンタ-へ取りに行くと・・・

おお、うまそうだが・・・

 

確かに「大盛で」とは言ったけど・・・

店で「日本昔話盛り」を見られるとは思わなかった。これを見た隣席のご夫婦が大ウケしていた。

 

カツとみそ汁の濃い味にも助けられ、難なく完食。ごちそうさまでした。

 

 

再び走り始めたが、途中で睡魔に襲われて 1 時間 30 分の睡眠をとる。満腹のせいかもしれないな。

 

その後は問題もなく、渋滞もなく、違反もなく、無事に帰ってきた。

 

自宅近くの GS で給油したところ、驚きの燃費に!

今までで最高の記録 エコカ-ドライバ-が見たらあきれるかな

 

今回の全走行距離(これにフェリ-が加わる)



今回も楽しかったです。

 

 

では。

6月のお泊まりお出かけ 第2回 2022.6.18

最近蒸し暑いです。 気温はそんなに高くはないのですが、湿気が高くて不快指数は絶賛上昇中。 汗は流れず、ワックスをかけていないクルマのボディについた雨水のように「べたっ」と張り付いたまま。 なので、ぬるま湯の中を動いているような感じで気分がすっきりしません。気温はもっと上がっていいから、湿度は下がってほしいものです。 

 

でも昨日の午後は今年初めて「夏」を感じる天気でした。日差しが強く気温は高いものの、湿度は低く風も吹いていたため、水蒸気に邪魔されることなく混じり気のない太陽の光と熱を浴びることができました。

 

梅雨の合間に、「爽やかに暑い」という夏の理想像をチラ見せしてくれました。これは夏のサービスなのか、はたまた油断させるための陰謀なのか。どちらにせよこの季節を楽しんでやります。かかってこいヤー!

 

 

 

さて、前回の続きです。

 

 

じっとり蒸し暑い、雨の浜名湖 SA を出発し、浜松西 IC から out。 その後、約 10 分のドライブで目的地に到着。

JASDF 浜松広報館

 

前回は FZS1000 FAZER で来たので、10年以上前・・・。

え"ぇーっ、そんなに前ぇ?

自分でも驚いた。

 

久しぶりに来たのだが、「久しぶり」感がない。展示物や展示方法があまり変わっていないからか?

F104

 

心神」 ネーミングが・・・ どうも漬物が思い浮かぶ
かっこいいけれど、デザインはコンサバ

館内には武装等についての説明や展示があるが、素人には難しいしマニアには物足りないという、どうにも中途半端さを感じてしまう。「自衛隊」という立場上難しい点もあるだろうが、広報館ならではの楽しめる展示も増やして欲しいと思う。 原子力発電所の PR 館のやり方は参考になると思うのだが。 同じ無料施設でも手の込みようは段違いだ。 広報の予算は少ないのかな?

F2

 

イタリアから飛んできた複葉機

 

対空機銃



政府専用機 乗ることはまずないだろうな

 

パイロットシート

 

格納庫展示

 

屋外展示

 

とりあえず一通り見た後、全天周シアターの整理券を手に入れ、開始まで売店で過ごす。

整理券争奪戦行列用のコーン こんな遊び心、大好き 空自はいい人材を持っているとみた

 

 

空自のイベントに長いこと行ってないので、見慣れないTシャツがたくさん。ファントム退役記念のはサイズが品切れで手に入らず残念だったが、それでも他の Tシャツ 2 枚(空自、飛行教導群)とポロシャツ 1 枚(ブルーインパルス)をお買い上げ。もっと欲しかったが倹約倹約。 どうせ北海道ツーリングではたくさん Tシャツを買うんだから。

 

 

さて、列に並んでまで入場整理券を手に入れて見た全天周シアター。

整理券


感想は「微妙」・・・。別に平面モニターで見てもよいのでは?と思わせる内容だった。これもタダだから文句は言えないのだが、もっとこのハードを活かした映像を希望する。

 

上映中、子どもがうるさかった。でも子どもに罪があるわけではない。騒ぐのは小さい子の仕事みたいなものだから。 非があるのはオトナ。 我が子を静かにさせるテクニックを身につけてから連れておいで。

 

あんたらにゃまだ早い。

 

 

12時過ぎに広報館を後にし、昼ごはん。静岡といえば、「さわやか」のハンバーグ!

 

と言ってもワタシは初体験だが。広報館から遠くないところに1軒あるのでいってみると・・・。

さわやか 浜松高丘店

 

大満員。土曜の昼とはいえ、超大繁盛だ。

 

ここのシステムは、店内で整理券を発券してもらい、QRコードで登録すると待ち時間と何番目かがわかり、自分の番が近くなるとメールがくるので店内で待つというシステム。それまでは駐車場の車内で待機する。ワタシは70分待ち。それでも短い方らしい。

整理券

 

届いた案内メール

この方式はなかなかいい。見通しが立つし、こんな雨の日でも外で立って待たなくていいというのはありがたいことだ。ただし買い物とかに出ちゃうと、戻ってきた時には駐車スペースがなくなっている可能性があるので、時間潰しで他所へ行くことはできない。なので常に駐車場は満車状態になっている。

 

外でずっと待つのが苦でなければバイクでもアリだが、ワタシはちょっと・・・。クルマでよかった。

 

案内メールが来て入店。15 分ほど待って、テーブルに案内された。注文したのは「げんこつハンバーグランチ」

やっとありつける・・・

 

ハンバーグの中は赤みがかっていて、ミディアムレア。肉の旨みと焼きの香ばしさがストレートに味わえ、オニオンソースがいいアシストをしている。客が多いのもうなずける。おいしゅうございました。

 

ここにはまた来てもいいな。時間に余裕があればの話だが。

 

 

この時点で 14:30。宿まで 100km 弱あるのでそろそろ向かおう。でもここまで来たんだから、せめて浜名湖畔を走りたい。そこで湖の北側を走るコースをチョイスする。しかし雨が強くなってきて、道から見る湖は薄ぼんやり。ううむ、残念。

 

R301 を使って豊田市に向かう。一部狭いところもあったが、山間を走る快走路だった。ここも雨だったが、晴れていればツーリングにはもってこいの道だ。雰囲気が福島ー茨城の R118 に似ている。秋にバイクで走りたいな。

 

 

豊田市に入り、宿に向かう。と、その前に恒例のお宝ショップ訪問。トヨタ本社工場の近くにあるこの店の実力やいかに。車で来ているので、いかなる掘り出し物でもどんと来い、だ。

トヨタ本社工場

 

ボウズだった・・・。

 

 

肩を落として今日の宿、豊田ビラージへ。

豊田ビラージ 昔ながらのビジネスホテル感 さりとて不満はなし

 

建物に入ると、ドアの内側にはトライアンフのロケット3 が鎮座している。 3 気筒 2300cc のバケモノだ。しかしなぜ屋内に?

このクソ重い車体がなぜここに?

 

フロントで聞くと、ここの社長の私物だという。板を渡して中に入れたそうだが、なんでわざわざそんなことを、と考えるのは無粋かな? こりゃ出す時の方が怖いぞ・・・。

ここを上げ下ろし? ワタシならご免こうむる

 

途中のコンビニで買っておいた弁当を食べながら、テレビを見て夜を過ごした。

 

 

ここまでの走行距離:453.2km+フェリー4時間分

昨日からの走行距離



 

 

続く。

6月のお泊まりお出かけ 第1回 2022.6.17-18

6月も後半になっていますが、今月はハードに感じませんか?

 

だって

 

祝日ナシ 

急に暑い 

雨多い

 

の三重苦の月ですもの。

 

 

いかん、このままでは心が疲れてしまう!そうならないために強制リフレッシュを敢行しましょう。ということで、土日(正確には金曜から)でドライブを楽しんできました。その模様をお伝えします。

 

 

 

勤務時間終了の鐘の音と共に、ワタシの休日スタートの号砲が頭の中に鳴り響く。「お先に失礼しまっす!」と元気よく退勤宣言をし、いそいそと駐車場から車を出す。週末の帰宅ラッシュの中、今から行くお出かけに胸をときめかせてハンドルを握るワタシ。

 

週末の渋滞をのろのろと通り抜け、フェリーターミナルに到着。

本州への入り口


数日前までの予定ではべったり高速を使うつもりだったが、ガソリン代高騰を考えるとフェリー利用の方が安くつく。倹約したぶんは、夏の北海道ツーリングで使うとしよう。

今はフェリ-で行く方が若干安い

 

しばらく待っているとフェリーが来た。

しずしずと入港

 

まずはコンテナトレーラーを積み込む。トラクターが、駐車場のトレーラーをどんどん積み込んでいく。その手際は「お見事!」の一言に尽きる。

今回は多いな

 

合体はロマン

 

走り回るトラクターはチョロQみたいでかわいい。でもそのうち、「千と千尋の神隠し」にでてきた「頭」に見えてくるのはワタシだけではないはずだ。

デカいツラ

 

出航 15 分前にようやく乗船。今回はやけに遅いな。車両甲板にはすでにコンテナトレーラーがたくさん鎮座している。物流が回復しているのがよくわかる。

 

その反面、一般客は少ない。平日の夜便とはいえ、コロナ前の 1 割程度。まだ遠出の観光は控え気味なのかも。

今回も自家用車は3台だけ

 

船内で仮眠をとるが、目が冴えてしまっていた。車での遠出は久しぶりなので、気持ちが昂っていたのかな。今回は十分すぎるほど時間に余裕があるので、途中の PA で寝りゃいいか。

カ-テン「を」? カーテン「に」?

 

「うどんの国の金色毛毬」とのコラボクリアフォルダー全3種
もっと地元で推すべきだと思うのだが

 

車両の積み込みに時間がかかったらしく、25 分の遅れで三宮フェリーターミナルに到着。先を急がないワタシにとってはどうってことはない。

神戸港に入港 本州だぁっ!


京橋IC から阪神高速に入り、名神、東名と乗り継ぎ東進する。

 

今回も燃費アタックをしてみよう。以前伊豆に行った時の燃費は 13km/L。それを上回らせるため、今回はエンジンの回転数の上限を 2500rpm にして走ってみた。よって、ずっと走行車線をキープ。

 

3 時に養老SAで喫煙休憩。

運転中は同じ姿勢なので、身体がバッキバキ

 

出発後すぐ眠気来襲のため、守山PAで1時間ほど仮眠をとり、

なぜここで?


さらに浜名湖SAでは更に時間調整。何のためか?

 

 

 

 

 

 

 

北海道へ行くフェリーの予約のため!

 

この日が発売日だったことに気付いたのは数日前のこと。あぶないあぶない、あやうく自走で青森まで行かなきゃいけなくなるところだった。

 

予約開始の 9 時まで、雨が降る中、SA 内をうろついたりお土産を買ったり、うつらうつらしたりして時間を過ごす。

ここまでの燃費 優秀優秀

 

雨が降り始めた

 

雨に煙る浜名湖

 

買いたかった・・・

 

なにこのトイレ?

 

インタ-ナショナルすぎる・・・

 


で、結果は?

 

作戦成功!!!

 

めでたく行きの便は確保できたが、帰りの便はもっと競争率が高いので不安。もし取れなければ自走もやむなしだ。早く帰れるからそれはそれでオッケーかも。

 

でも、がんばろ。

 

 

問題のミッションも終わったことだし、本日の目的地へ向かう。

 

 

 

続く。

日本紀行 第13回 栃木

梅雨に入ったというのにあまり雨が降りません。四国の水瓶早明浦ダムも水量が心もとなく、取水制限がかかったまま。このままでは干上がって、水底に沈んだはずの建物がまた姿を表すかも。以前渇水が起こった時このダムを見に行ったのですが、そこに来ているクルマのナンバーを見るとワタシの県のクルマばかり。やっぱり気になるんでしょうね。

 

数十年前に真夏に大渇水が起こった時は断水が続いて、風呂や食事の準備ができなくなることがしばしばあり、日常生活に支障が出ました。当然庭の散水や洗車もできず、荒れ放題。あげくのはてに給水車が出動したり大型の建物のエアコン(水冷式)が停止したりするなど、ほぼ災害のような状況になったことを覚えています。

 

ワタシの県の県民は、毎年このことで頭を悩ませています。コレさえなければ日本一平和な県なんですけどねえ。

 

 

 

さて、今回は栃木についてです。

 

 

栃木は茨城の隣県なので、身近な存在でした。「♫とちぎ!の旅を知ってるかい?」で始まるテレビCMに洗脳され、学生時代にも何度か行きました。ワタシにとっての初めての県外ツーリング( GPz400 )の場でもありましたねぇ。でも当時は寄り道なんて二の次で、走ることがメインテーマ。東照宮などの名所旧跡には学生時代には行ったことがありません。なので、当時のワタシとからすると「日光」といえばいろは坂「金精道路」(当時は有料)、「霧降高原道路」(当時は有料)、戦場ヶ原がある、走って楽しい場所だという認識しかありませんでした。

 

まあ、楽しいといっても初めの頃はコーナ-におびえて地蔵状態でしたけどね・・・。

 

 

観光目的で行き始めたのは 齢40 を超えてからです。季節は冬。東京へ行ったついでに日光まで足を延ばしてみたところその景色に魅了され、それ以来コロナ騒動の年を除いては毎年訪れています。

 

主に東武鉄道を使いますが、浅草から日光までの直通普通列車がなくなったのは残念です。夜明け前に出発する列車に数時間揺られるのが旅情を感じられて趣深かったのですが・・・。現在では南栗橋で乗り換える便を利用しています。ええ、もちろん普通列車ですとも。

 

駅に着いたら、雪の降り積もる中バスで中禅寺湖まで行き、湖面を渡る冷たい風と寒々とした景色を堪能した後、

風が寒いっす、いや、痛いっす

 

華厳の滝で写真撮影。

上の方で流水調整をしているのを知って驚きました


その後バスで東照宮へ行き、近辺の寺社を巡り、

雪景色が絵になります


駅まで徒歩で帰るというのがお決まりのコースです。

 

途中の土産物屋を覗いたり食事をしたりしつつ、ぶらぶら歩いて帰るのも楽しみの一つですが、雪が積もっている上にゆるい下り坂のため、道がすべるすべる。ペンギン歩きを余儀なくされます。

 

この歩き方は普段使っていない筋肉を使うので、帰ってからのケアを怠るとエライ目に遭うことを経験を持って知りました。行かれる方、ご用心ください。

 

 

地元に帰ってきてからのバイクツーリングでは、東北からの帰りに寄ることが何度かありました。大体は R121 を南下してゆるゆると続く山間の道を楽しんだり、鬼怒川温泉に寄って寂れて廃墟同然となったホテルを見て、「盛者必衰の理をあらわす」という言葉の意味を噛みしめたりしていました。

 

福島ツーリングから帰りの途中、霧降高原のどん突きに「大笹牧場」というのがあったことを思い出しました。バイクサ-クルの日光ツ-リングでは、よくここで休憩をしたものです。牧場の今の姿を見たくて、いつものルートから外れて行ってみました。

 

到着したそこは学生時代に行っていたものとは全く違っていて、おしゃれな観光牧場にアップデートされており、気後れするぐらいでした。 「昭和は遠くなりにけり」だなあと思いつつ駐車場にバイクを停めると、周囲のバイク乗りが、男も女も、若者もオッサンオバサンも、みんながみんなソフトクリームを舐めているではありませんか。

 

牧場でソフトクリームは定番中の定番ですが、それにしても異様な光景です。暑い(夏でした)ので、みんなが食べるのならオレは食べないぞと意地を張る気も起きず、まあお約束だからとひとつ買って食べました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超うまい!!!!!!!!!!!!!!

 

驚きでした。こんなうまいソフトクリ-ムは食べたことはありませんでしたし、現在まででもコレに匹敵するソフトクリームには未だ出会っていません。もちろん呼んだら出てくるシェフがいるような高級店でなら食べられるかもしれませんが、カウンターから手渡しで受け取るような店でこの味はチートです。これがなんと @¥350 (当時)! これは倍の ¥700 出しても惜しくないクオリティでした。

 

驚きながら食べた1個め

じっくり味わいながら食べた2個め

この味を記憶に残すための3個め

 

と、3ついただきました。売店のおばちゃんは半笑いでした。

 

 

他にバイクで行ったところとしては、写真はないのですが、足尾銅山跡やその近辺も見応えがありました。テーマパーク的な所も面白かったですが、ワタシはむしろ当時使っていた線路跡とか建物跡、現在も残っている(使っている)建造物に興味がわきました。徐々に草木に覆われていずれ忘れ去られるであろうこの景色の目撃者になった気分で、背筋が伸びる思いです。

銅山跡地近くにて ザ・夏の風景

 

廃墟といえば鬼怒川温泉にも寄ってみました。営業しているところもあるのですが、廃墟となった宿が数軒あります。観光地イメージとしては大きなマイナスでしょうが秘境感を高める要素にもなっており、個人的には好きな風景です。むしろ逆手に取ってこの情景を売りにしたらどうでしょうか?

 

 

 

こんな感じで、栃木にはツーリングや仕事で 10 日以上宿泊しています。 でも行った日数の割に印象に残る食べ物はソフトクリームだけ。

 

もちろん日光の湯葉とか宇都宮の餃子は食べましたよ。 でもワタシが食べたいものはそんな A 級の食べ物ではなく、C 級のものです。まあ美味しいんだけど、ローカルフードで、下手すりゃ地元の人でも知っているとは限らないものです。 たとえばちょっと立ち寄った蕎麦屋の天ぷらとか、国道沿いのドライブインのもつ煮とかでいいんです。 そんな何気ないものの味の印象の方が旅の思い出にダイレクトにリンクし、後々まで記憶に残っているのです。なので、栃木では舌で思い出す記憶が少ないのがとても残念です。

 

 

栃木へ行くとつい日光へ足を向けてしまい、いろいろな見どころをうろつくということが他県に比べて少ないです。大観光地があるために他所がくすんでしまっているのかもしれません。実際ワタシが泊まったのは日光近辺、宇都宮、鹿沼(仕事で)だけです。今度行く機会があれば、もっと「中途半端」(失礼!)な所をまわって、「へぇ〜」とか「オイオイ」と感じたいと思っています。

 

来年、福島からの帰りに寄るかな。GW がどうなるか次第ですが。

 

 

 

ではまた。