paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

日本紀行 第14回 千葉

北海道行きのフェリーの乗船名簿を登録するためHPにアクセスした折、空室情報を見てちょっと意外な気がしました。

 

コロナ前の年だと瞬殺だったので、今年は予約開始の時間になると同時にアクセスして無事 S寝台の確保に成功。「いやー、なんとか取れてよかったよかった」と思っていたのですが、今年は予約開始から10日以上経っているのにまだ空室があるのです。

 

まだコロ助を警戒している、団体旅行がまだ復調していないなどの理由が考えられますが、出掛けないことに馴れてしまった人が増えたというのが大きいのではないかと思っています。 まあ長時間フェリーに揺られるよりもスパっと飛行機で行ったほうがいいので、単にフェリー客だけが減ったのかもしれませんが。

 

いずれにせよ、この夏の北海道ツーリングがめちゃめちゃ楽しみです。夏にバイクで行くのが久しぶりというのもありますが、観光県である北海道の観光事情の変化を体感できる(かもしれない)というのが大きいです。

 

宿と休暇の確保は問題なし。あとは持参物の準備とバイクの点検のみ。きちんと済ませて心置きなく夏ツーリングの楽しさを骨までしゃぶってやるつもりです。

 

 

 

さて、今回は千葉についての思い出です。

 

 

ここでの宿泊は3回しかありません。2回は仕事上でのイベント役員としてフツーに行きましたが、1回は仕事にかこつけてバイク ( FZS1000 FAZER )で行きました。

途中の「海ほたる」にて よくこんなものを作ったなぁと感心


 その1回はサプライズで行ったので、来ていた人には「どうして来たん?」「バイクで?なんで?」と半ば呆れた様子で尋ねられられる始末。金曜には普通に勤務していたのに土曜の朝の開会式にはしれっとして参加していたのだから、そりゃみんな驚くでしょうね。この驚きの表情が見られただけで、本来の目的はさておき、大満足できました。

 

実はその時の目的はもうひとつ。それは

聖地巡礼

です。

 

「俺妹」の聖地が千葉市。なので用務が始まる3時間前には千葉市に入り、会場入りする前に市内のポイントを回りました。劇中にも出ていたモノレ-ルを見た時は、テンションがあがりましたねぇ。

 

この時の宿泊地は「レッドバロン幕張店」にあった「バイクステーション幕張」(当時)。コンクリート打ちっぱなしのシンプルな部屋でしたが、泊まるだけなのでこれで充分。お値段も¥2000ぐらいだったかな? こんなリーズナブルなレッドバロンの宿泊施設が今では減ってきているのはとても残念です。バイクブームが再燃してユーザーが増えているのだから、サービスも充実させてくれないかなぁ。

 

 

宿泊が少なくても訪れた回数は多いです。学生時代はバイクサークルのツーリングでよく行ったものですから。印象に残っているのは以下の3つです。

 

・房総半島一周ツーリング(GSX400FW)

大学のバイクサ-クルの部長を拝命して初めての企画ツ-リングがこれでした。でも当日の集合場所にいたのはワタシだけ。たまたまその日はバイトやバイト、あるいはバイトという理由により、先輩・同輩・後輩が全員不参加となってしまったのです。まあ珍しいことではないので一人での出発になりました。

 

ふん、寂しくなんかないやい・・・

 

と思ってソロツ-リングを楽しんでいたところ、鴨川あたりで見たことのあるバイクが前から走ってきました。O先輩だ! ワタシがどっち廻りで走っているか知らなかったので、まあ適当に走って会えればラッキ-程度に思っていたとのこと。怖いぐらいの偶然でした。

 

そこからは二人で房総を楽しみました。昼飯で食べた魚料理が絶品だったのですが、走ることに一生懸命すぎて店の名前を憶えていなかったことを今でも後悔しています。

 

帰ってからは晩飯を食べながらワタシの乗り方の問題点をたくさん教えてくれました。普段は怖い先輩だったのですが実は優しい人だということがわかり、今でも交流は続いています。このブログにも何度か登場していますよ。

 

 

九十九里波乗り道路NS400R

NS400R のお披露目ツ-リングで行きました。この道まで集団で走ってきて、料金所を越えた所で一旦休憩。でもその後、だれも出発しません。はは-ん、そういうことかと思い、ワタシがまずダッシュ。そうすると後ろから同輩の FZ400R と後輩の GPz400F がついてきました。となるとやはり NS のポテンシャルを見せたくなるのが人情でしょう。

 

アクセルをワイドオ-プンすると速い速い。普段乗りではほとんど白煙を見せない NS もこの時ばかりは忍者ばりに煙幕を張っていました。

 

問題は入れていたオイルです。この日はたまたま RA125 に使っていた「キンモクセイオイル」を入れていました。想像してみて下さい。全速力で駆け抜けるロスマンズカラ-の NS400R 。ライダ-は全伏せの姿勢。それを追いかけるヤマハカワサキの 4st 勢。彼らが走り去った後にはほのかに香るキンモクセイのかほり・・・。

 

なんだかなぁ・・・。

 

勝負の結果?聞くまでもないでしょう。

 

その後の休憩時に、湯気を立てて海に流れ込む下水を「温泉だ!」と勘違いし、手にすくってはしゃいでしまったのは秘密です。

 

 

・富津往復バトルロイヤルツーリング(GPz900R A2)

先輩の追い出しツ-リングの企画でした。大学を出発し、富津にあった巨大迷路をクリアして誰が一番早く帰って来るかというものです。

 

ル-トは最短・最速のものを自分で考え、集合地点からヨーイドンで一斉スタ-ト。参加人数 20 名強。200 から 900 までの排気量のバイクがいましたが、ハンデはナシです。

 

でも今と違ってナビなんかないので、使う道は似たり寄ったり。当然道中は大バトル大会に。開けた道ではオンロ-ド軍団、渋滞路ではオフロード軍団がその利を活かして我先にと進みます。

 

巨大迷路では四苦八苦しながらクリアし、行った証拠の入場券をにぎりしめ帰路につきます。時間をロスした分、往路よりもバトルは激化。途中数台の転倒車(自爆)を出しながら、結局全員が無事(?)戻ることができました。

 

成績上位者は上級生が独占。さすがです(アノヒトタチハチョットオカシイ)。その夜に行われた追い出しコンパが阿鼻叫喚を極めたものになったのはいうまでもありません。

 

 

バイク以外では、東京に遊びに行ったついでに千葉まで足を延ばすというパタ-ンで訪れました。よく行っているのが成田空港周辺です。

さすが成田、デカイのばっか

初めて A380 を見た時は感動でした。747 とかデカいのが多いけど空港屋上からちゃんと見つけられるかなあと思っていたのですが、全くの杞憂でした。

あきらかにデカい!!!

ので、 747 がウロウロしていても余裕で見つかります。

 

 

また、航空科学博物館

747 のキャプテンシートで悦に入るワタシ(下)

も大好物です。そろそろ再訪したいですね。

 

あとは鉄ちゃんの友人に連れられて鉄道写真を撮りに行ったり、

千葉の鉄道も絵になりますねぇ


周辺の景色を楽しんだり

犬吠埼灯台

屛風ヶ浦遠景 でも「東洋のドーバ-」は言い過ぎかな

銚子にて 地中海の街みたい

 

 

とまあ長々と書いてきましたが、千葉もよく行く県のひとつです。でも地元に帰って来てからはバイクで行くことは数えるほどしかありません。実は千葉の道は大好物なのです。海沿いも内陸部も、カーブの続き方や周囲の風景が自分が求めるツーリングでの走りに合っていると思うのです。友人の車で走るときはいつも「ああ、ここをバイクで走りたいなぁ」と、つい考えてしまいます。

 

遠いのでなかなか行けませんが、行く機会があれば、つまり GW の日程に余裕があれば組み込んでみるつもりです(一昨年は組み込んでいました)。

 

問題はその日程の余裕を岩手に向けるか千葉に向けるか・・・。悩ましいところです。

 

 

 

ではまた。