paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

クルマよ、クルマ(6月のお泊まりお出かけ 番外編)

先日の土日は家に引きこもっていました。というのも、月に1回は出かけずに家でだらだらする日にしようと決めているからです。

 

天気予報では 30度超えと言っていましたが、二日間ともそこそこ風もあり、思ったより過ごしやすかったです。夜は全開にしていた窓を数cm開けるに留めなければ寒いくらいでした。世間では「猛暑猛暑」と騒いでいますが、エアコンも使わず快適な土日でした。

 

なーんて油断していると、「ほーか、ほーか。んだら一発ごついのをおみまいすっかな」と神様が目にもの見せてくれやがるかもしれません。やぶ蛇つつかないように、ここは謙虚にしておきましょう。 「いやー、暑っいなぁ!」

 

暑さはともかく、梅雨が半月で終わってしまうほど雨が降っていません。もしこのままだと、数十年ぶりの大渇水になってしまいます。現在の早明浦ダム貯水率は 30%台半ば。再び湖底に沈んだ村が見えてしまうかも。

 

かといって一気に貯水率が上がるほどの降水は台風レベルでないとムリです。

 

渇水と災害、どちらにする?と神様に訊かれているようでコワイです。

 

 

 

さて、前回のおでかけ時、トヨタ博物館に行きましたが、

 

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そこで思ったことを少し書かせてもらいます。

 

時代やメーカーの枠を超えて、あれだけの実車を維持管理できるのは「さすがトヨタです。生産台数や技術の面で世界最高レベルにあるメーカーだけに、そのプライドにかけてクルマ文化やその変遷さえも加味した展示にしたのでしょう。

 

でも、だからこその物足りなさを感じました。

 

確かに「これまでの」クルマについてはよく分かりました。でも「今の」クルマはどうなっているのか、「これからの」クルマはどうなっていくのかという展示はありません。その 2 つの世代の車両や技術を見せてくれていたのは、かつてのアムラックスでありメガウェブでした。

 

それらがなくなった今、勢揃いするクルマの中に入って座ってみる、操作する、比較するといった、リアルな実感を体験することは、日本のすべてのメーカーではできなくなりました。そんなことは必要ではないのかもしれませんが、多くの人々がハンドルを握りながら「こんなクルマに乗っている自分はカッコいいだろうな」とか「こんなクルマで・・・・へ行きたいな」、「・・・・・をしたいな」といった夢や願望を持つきっかけにはなっていたはずです。そういう直接的な経験をする機会が激減した(減らされた?)というのも「クルマ離れ」を起こしている原因の一つ(それも大きな)だと確信しています。

 

夢も願望を抱かせてくれることなく、その代わりに価格と経済性を全面に押し出してアピールするクルマの多いこと! もはや白物家電となんの違いがあるでしょうか。

 

そんな停滞した状態をぶっ壊してくれる最右翼は、ほかならぬトヨタなのではないでしょうか。

 

そこで提案です。

 

「今の技術にはこんなものがあるのですよ」

「このデザイン、カッコいいでしょう?」

「こんな車を走らせたくないですか?」

と我々にダイレクトに訴えかける場を作ってくれないでしょうか。トヨタの全車種を揃えたショールームと今後の技術や方向性を見せてくれるパビリオン、つまりアムラックスとメガウェブを復活させて今のトヨタ博物館に併設し、総合的な車のテーマパークを作ってもらえないでしょうか。

 

社長があんなですから、大いに期待しています。

 

 

現在の車は電制化が進み、我々はドライバ-ではなくオペレ-タ-としての振る舞いが求められています。なので自分が車を運転しているという実感は希薄になる一方です。もっとプリミティヴなレベルで能動的に操作に関わっていきたい人は顕在、潜在を合わせるとかなりの割合になると思います。そういう人々が眼を輝かせ、いい年をしてクルマでワクワクしたいという気持ちを上手に導けば、いいマーケットを作ることができる可能性は充分あります。

 

さらにそのテーマパークとトヨタの工場見学ツアーを組み合わせることができれば、クルマ好きを喜ばせるだけでなく、将来のカスタマーを発掘することもできるでしょう。

 

 

「クルマって便利なんだ」というアピールが主流の今の状態に、「クルマって楽しいんだ」「クルマってすごいんだ」というプラスアルファの価値観が加わることで、ユーザーのクルマに対する見方や接し方が変わり、それを受けてメーカーの車づくりも変わり、結果としてもっと楽しいクルマが生まれてくることでしょう。

 

こんな妄想にも似た考えを現実化できるメーカーは、いまのところトヨタしかありません。すでに素晴らしい車を作っているのは皆が認めるところです。次は我々にいろんな方位でのクルマの楽しさをこれでもかと味わせて下さい。ぜひぜひよろしくお願いします。

 

 

とりとめのない意見になってしまいましたが、今の日本でのクルマを取り巻く状況は不満、もっとクルマを楽しみたいという強い願望から出たものということでお許しください。

 

カローラGRセダン(MT)が出たら買う気マンマンの、トヨタ車オーナー候補者より。

 

 

では。