paradoxriderの日記

バイクや車、カメラなどのことに触れていきたいと思います

お散歩ドライブ 1/23,24

我々日本人は「数字」に弱いと言われています。話し合いの中で数字を出されると、つい相手の言い分を信じてしまう傾向にあるようです。

 

数字そのものは客観性を持ちますが、その数字が導き出された方法や信頼性、数字提示者の意図が分かっていなければ安易に信じてはいけません。

 

ちょうど今日発表された、東京の感染者の数字のように。

 

 

 

さて、待ちに待った週末でした。先週は家で閉じこもっていて、心身ともにネバついた感覚になってしまい充分リフレッシュがでなかったので、今回はコロ助に用心しながら出かけてみました。

 

 

23日(土)

天気予報の降水確率は 80 % 。神はワタシがバイクで出かけるのをお望みではないようです。では、ということで車で朝 7 時に出発。うどん屋で朝食をとってからドライブ開始です。いつもより1時間早く出ましたが、それは路面凍結を避けて迂回するため。いつもの山間道路ではなく、谷沿いの道を通ってみます。もちろん国道や主要道はパス。

 

退屈しないためというのもありますが、厄介なドライバ-を避けたいからです。ワタシの県のドライバ-の特徴は、「道を譲らない」ことです。先行車が「軽、エコカ-、ミニバン、小型トラック」だったらほぼ 100 % 、普通車でも 9割方は譲ってくれません。ですから他県で運転する方がスム-ズに走れます。

 

念のために言いますが、「もっとスピ-ドを出せ」と言っているのではありません。怠らず後方確認をして、大名行列の先頭車になっているのなら道を譲ってくれてもいいのでは?と思うのです。ワタシはこんな車 (WRX STI) に乗っていますが、ゆっくり走ることも多いので後ろにつかれたら必ず道を譲ります。ワタシより急ぐ人がいるのは当然ですから。

 

今は「あおり運転」が問題視されています。そんな運転をしている輩を警察が検挙するのは当然だと思います。でもそれだったら、「通せんぼ運転」をしている輩を指導することもしてほしいと思います。

 

ワタシの県は毎年、人口10万人あたりの死亡事故ワ-ストには必ず名前が出ます。「事故を起こす」より「事故を起こさせる」運転が目立つので当然でしょう。

 

以前はこういうドライバ-に心底腹を立てていましたが、最近では

「この県のドライバ-の9割以上がバカ自己チュ-下手クソだから仕方ない」

と思うことで平常心を保つことができるようになりました。寂しいことですけどね。

 

 

今回はルート設定がうまくいきました。ほぼ車のいない道ばかりでノーストレス。開店5分前にお宝ショップに到着し、開店と同時に入店。

 

今回の収穫は

艦これフィギュア×3 リゼロちょこのっこ×2 転スラキーホルダ×4 

ガルパンキーホルダ×2 初音ミクキーホルダ×2

 

でした。転スラ以外はすでに持っていますが、お買い得価格に負けて・・・。

 

 

1時間弱の買い物を楽しんだ後、今日のメインイベント「王王軒」へ。10年以上最低でも月一回はラーメンを食べに行っていますが、コロナのため5月には行けませんでした。記録を作っているわけではありませんが、ちょっと残念です。

 

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肉(入り)玉(子入り)大 めし大  クセになる味です

 

おいしゅうございました。次は来月かな。

 

買い物もできたし、おいしいものも食べられたし、満足して帰途につきました。

 

 

 

24日(日)

母親に頼まれていたお菓子購入を失念していたので、お買い物へ。名の通ったお菓子ですが、それを作っているのは商店街の中の店。車を停めるのが面倒くさいところです。「もしかしたら駅の kiosk にあるんじゃね?」と思って行ってみると、ビンゴ!無事購入を済ませました。

 

気をよくしてお宝ショップに行くもボウズ。帰りがけにガチャガチャで勝負!

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禰豆子ぉ-!!

あと2種類あったのですが、引き際が肝心。一回でこれが出ただけで満足せねば。

 

 

ちょっと早いけれど昼食にしましょう。簡単に済ませられる所で、でもちょっと変わったものも食べたいし、、、。ということで一時期ネットで騒がれていた、松屋「シュクメルリ」にチャレンジです!

 

昼前だったので客の数は一桁。でも入店するとチーズとガーリックのかほり・・・。

ほとんどの人がこれをオーダ-していました。ワタシも当然同じものを。

 

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シュクメルリライスセット ライス大盛

 ん-、食べ物を撮るときはオートモ-ドではダメですねぇ。いろいろ設定を変えておいしく見えるようにせねば。でも早く食べたいし・・・。

 

では、実食。ネットで言われているほどは、ガーリックは強調されていません。なので抵抗なく食べることができました。鍋の下で固形燃料が燃えているのでぐつぐつ状態が続き、アツアツのまま食べ終わることができました。

 

面白いと思ったのは、「サツマイモ」を入れているところ。これ、普通なら「ジャガイモ」を入れるのではないのでしょうか。でもサツマイモの甘みがいいアクセントになっています。もしジャガイモだったら「北海道の料理」と言われても信じていたところです。「松屋」さん、グッドチョイスです。満足できる一品でした。

 

 

 

満足して家に帰ってゲップ一発。

「うわ、ニンニクくせぇ・・・」

 

 

 

ではまた。

私的バイク遍歴 11.15/11 最終章③ タイガ-を称えよ その2

東京五輪、どうなっちゃうんでしょうねぇ。

 

推進派の言い分である「経済効果が期待できる」という意見は、予定されている出場選手の減少や無観客開催の見込みという話を聞くと、説得力はなくなります。「コロナに打ち勝った勝利の証として」という意見に至っては、ワクチンや治療薬の先行きの不透明さを考えると噴飯ものでしかありません。

 

今は国民の「気のゆるみ」で感染が拡大していると言われています。でも人が集まる、感染を拡大させかねない大行事を行うと言うほうがよほど「気のゆるみ」を感じさせます。7月から逆算して、現在のこの状態からどうやって問題のない状態に戻せるというのでしょう?

 

国家の経済的な問題、産業の低迷、病気に対する不安、受ける援助の違いによる国民間の不平等感などなどの問題が露呈し、多くの人が戸惑いや怒り、失望さえ感じているのです。そんな状況の中で、問題を払拭させるわけでもない、むしろ悪化させかねないスポ-ツの祭典をしたらどうなるか。もしかしたら出場したアスリ-トたちが非難の矢面に立たされることだってあり得るのです。

 

開催を強硬に主張する人たち、それはいったい誰のためにやっているのでしょう?「平和の祭典」であるはずのオリンピックを利用して、何をしようとしているのでしょう?おそらく名声や意地、金銭などが関係しているのでしょう。

 

でもその程度のもののために、多くの人や物事を犠牲にしてまでオリンピックをしたいんですよね。てことは、新型コロナウイルスやそれにまつわる問題というのはオリンピック開催よりも重要視されないということですね?じゃあ今のコロナ問題は実はそんなに大したことはないんですね?

 

そりゃ国民も危機感を持たんわ・・・。いい加減に、楽観的な「東京オリンピック開催論」が国民の「気のゆるみ」の原因になっていることに気づいてほしいです。

 

 

 

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JR只見線にて(不通中)

 

さて、Tiger 購入時のインプレの続きです。

 

幹線道路、市街地と走ってみて、車体ジオメトリ-や電子制御のマネ-ジメントの優秀さがよくわかりました。一部分の出来が良いというのではなく、全体を高レベルで上手にまとめ上げ、最終的に素晴らしいパッケ-ジングになったという印象でした。

 

「納車したての、初めてのジャンルのバイク。スイッチ類の操作もややこしそう。今日はこの辺で帰って説明書でも読むか」

 

と思いましたが、もうちょこっとペースを上げて走ったらどうなるかという好奇心には逆らえません。

 

「ちょっと、ホントちょっとだけ。先っぽだけでいいから」

 

Tiger と自分の心を口説き落とし、ワインディングへ。

 

 

 

この道は海沿いのワインディングロ-ド。ヘアピンから高速コ-ナ-まであり、激しくはありませんが起伏にも富む、走るにはもってこいの場所です。海を行く船を見ながらたら-っと流すもよし、目を血走らせて走るもよし、タンデムでロマンティックに走るもよしという、バイク乗りにとっては極上の道です。

 

ただしブラインドが多かったり、公務員が乗る2色塗りの車両がいたり、ちょっとイキがった4輪がいたりするので注意が必要です。まあ、ワタシにとってはいいリミッタ-ですが。

 

 

 

ワインディング

とにかく「走りやすい!」の一言に尽きます。まるでサスストロ-クを長くした、少し前のメガスポ-ツのようです。

 

直線でアクセルを開けると質量感を伴って力強く加速します。国産車のスム-ズに回るエンジンによる加速をジェット機に例えると、これはレシプロ機。エンジンが回っているという実感が湧きます。

 

コ-ナ-進入時は車体を直立させブレ-キング。一部のメディアではブレ-キが弱いとありましたが、ワタシには充分です。ノーズダイブはサスストロ-クが長いので当然大きめですが不安感はありません。Fサスが縮んだ状態のままバンクさせるととても自然に曲がります。

 

ただ意図的にF荷重を高めたり、Fブレ-キを弱めてからバンクを開始させると思ったように曲がらなくなります。このあたりは現在のスポ-ツバイクとは違った味付けですね。Fサスに余分な動きをさせると、車体は遠慮なく外へ向かいます。あくまでも基本に忠実に乗るべきバイクだなと痛感しました。

 

出口が見えたら、急な荷重変化を起こさせないように丁寧にアクセルを開けると、理想的な弧を描きながらコーナ-を脱出していきます。スピ-ドメ-タ-を見るとちょっとびっくり。今まで乗ったバイクの中で最高の数値でした。それほど扱いやすいってことですね。

 

 

 

これらの感触を楽しむために、この道を数往復してしまいました。休憩時に自販機前でバイクを止め、降りて押して動かした時に、改めてその重さにびっくり!ブレ-キを引きずっているんじゃないかと疑ったほどです。本当にクソ重い!

 

でも走り出すとその重さは感じられず、むしろひょいひょいとコーナ-をクリアしていける軽快感さえあります。まさにギャップ萌えで、この数時間で Tiger に惚れこんでしまいました。

 

これで長距離ツ-リングがもっと楽しめる!ワクワクしながら帰って、ツ-リングプランを複数立て、宿を予約してしまいました。

 

 

 

次回は Tiger Explorer のまとめをしようと思います。

では。

受験生の皆さん、とりあえずお疲れさまでした。

先週末に「共通テスト」が行われましたね。ワタシの世代だと「共通一次試験」と呼ばれていました。それが「センタ-試験」となり、今回このような名前に変わりました。

 

 

これらの統一試験に対してはいろいろな意見がありましたが、少なくとも大学で学ぶためのスタンダ-ドな能力を受験生に意識させたという効果はあると思います。

 

かつて国公立大学が各大学独自の入試だけで合格判定を行っていた頃は、入試問題にかなりクセがありました。なので受験生は希望大学のその出題傾向に合わせた入試対策しかしなくなり、「クセのある問題を解く能力」は高まっても「学力」の伸びは怪しいまま。そのため入学しても講義についていけなくなる学生が増えてくるようになりました。

 

また、大学で学ぶ専門知識は深いゆえに他の領域の知識が必要になることが多々あります。それなのに入試科目だけの学習、それもトリッキ-な問題に対する対策でしか頭を使うトレ-ニングをしていなければ、とうてい大学での専門教育にはついていけません。

 

そのようないびつな状態を生む入試制度を改革するため、「共通一次試験」が生まれたと記憶しています。

 

 

予備校等が「点数の合格ライン」というものを発表することで、「大学のランク付けだ」とか「輪切りだ」という批判もありますが、「この大学に行くにはこれだけの能力が必要だ」ということがわかるので、受験生も学力を伸ばすための目標が立てやすくなり、精神的な負担は減るのではないかと思います。

 

 

ただ、これらの統一試験が良問を出しているかどうかはまた別の話になります。ワタシは英語に関係している仕事についているので、これまでの英語の問題についていえば「んー?」というものもあったのは事実です。

 

例えば発音やアクセント問題。そんなものを出す必要はないんじゃないかと思っていました。決して軽視するわけではないのですが、実際のところ英語を母国語としない外国人が英語を話すのを聞いていると、発音やアクセントは割といい加減です。それよりも文章としてきちんと伝える姿勢と能力を重視しています。

 

日本人はこの発音とアクセントを気にしすぎではないでしょうか。学校でちょっと発音がズレただけで「ダメだよ-」とか「それじゃ伝わらないよー」とすぐ言われます(私も言われてきました)。でも外国人が間違った発音やアクセントを使って日本語をしゃべっても、我々にはだいたい通じますよね。英語をコミュニケ-ションの道具と考えるのであれば、相手に伝わる・相手から伝わるというのが最優先事項です。細かいことを気にしすぎて伝えることに尻込みする方がよっぽど「ダメだよー」と思うのです。

 

もちろんできるのに越したことはありませんが。

 

 

なので、発音やアクセントの問題を出すぐらいなら、もっと文章題をガッツリ出すべきだと思っていました。

 

今年の共通テストがまさにそういう問題でした。「細かいことはさておき、とにかく伝えろ、伝われ」というアグレッシブな姿勢の出題だと思います。内容は決して難しいものではありませんでしたが、ちまちました勉強しかしていない受験生は難しく感じたことでしょう。厳しい言い方をすれば、このような問題が解けないのならコミュニケ-ションツ-ルとしての英語の語学力はかなり低いと覚悟しておいたほうがいいでしょう。

 

 

そういえば全国で55万人を超える人たちが真剣勝負をしている中、場違いな輩が何匹か混じっていたようですね。

 

カンニングや文房具の不正利用については自分が不利益を被るだけなので、他者に迷惑をかけず自己完結で済みます。ところがマスクの不適切着用、それに対する指導の不服従というのは言語同断です。緊張した雰囲気の中で周囲に与える影響や動揺を考えると、騒ぎを起こした張本人の弁解やソイツに対する配慮の余地は全くありません。なにか動機や言い分があるのかもしれませんが、「ダメなものはダメ」。以上です。

 

どこかのノ-カガクシャのセンセイが弁護とも思える発言をしていましたが、これは無視していいかと思います。「みんなと違う考えを持つオレ、イケてる」と思っているだけなのですから相手にしないのが一番です。生暖かい目で見てあげましょう。

 

 

それでは、また。

北の国から2019再訪 第7話

この土日は外出しない安息日です。月に1回はこのような日もあっていいんじゃないかと設定していますが、まあだるいことだるいこと!

 

特に何かしたいわけではないのですが、どこにも出かけない閉塞感や息詰まり感、休みなのに何もできなかった後悔などがあり、気分は下がり気味。お金を使わなくて済むので財布の負担はゼロですが、気晴らしができないという心の負担は大きいようです。

 

来週はどこかへ出かけよう・・・。

 

 

 

さて、北海道7日目です。

 

5 時半起床。予約通り 6 時半朝食。ここは 30 分刻みで朝食の時間が決められている。というのも食事スぺ-スが狭いから。この状況を「不便」ととるか「アットホ-ム」ととるかは自分次第。ワタシは後者。

 

今日の同席者はCB400氏と鹿の解体屋さん。ご主人も含め4人で雑談しながら美味しく頂く。今不漁のはずのサンマの塩焼きやいくらごはんなど、宿代を考えると超お値打ちの朝食である。

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朝食 なんと贅沢な・・・

バイク乗りには例年通りおにぎり(奥さん作)を持たせてくれる。これがまたうまいのなんの。「フツ-だよ。バイクで走る途中に食べるからおいしいんじゃないの?」とご主人は言うが、このおにぎりは掛け値なしの絶品である。コンビニのおにぎりは固く締めているが、アルミホイルでくるまれた手作りのおにぎりは、絶妙なコメの結合具合を誇る。それをご主人に説明すると「まあ、プロだから」と嬉しそう。奥さんが称賛されてのその態度がちょっとかわいい。

 

今年は車での来訪だったので当然もらえない。今回の車での北海道旅行で一番残念に感じるのがこれ。来年は必ずバイクで来ると伝えてから 7:15 に出発。

 


R38 , R237 で富良野のファーム冨田へ。狩勝峠で豪雨にあうが、越えたら晴天。今年は雨が多いな。まだ早かったのか、ファーム富田は珍しく客が少ない。

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ファ-ム冨田

 

写真を撮っていると中韓の団体様がご到着。混んできたので隣のとみたメロンハウスへ移り、メロンの食べ比べやソフトクリームを楽しむ。メロンパンを買って出発。

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どちらかというと赤があっさり系(パンは宿でいただいた)




太平洋を目指して R237 を南下。この道はあまり通ったことがないが、アップダウンがきつい上にトラックが多い。あまりいい環境ではないな。

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どこかの交通公園 D51 はロマン

 

二風谷でアイヌのお勉強。アイヌの服が欲しかったが、お値段は10万から、ちょっといいのになると40万くらいは必要と聞き断念。あの手間を考えるとそのくらいはするかな。来年は白老に大きな博物館ができるので行ってみようと思う(2019当時)。

 

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アイヌの建物


R235 , R36 を走り、途中でお宝ショップに寄りながら今日のお宿「ホテル室蘭ヒルズ」に 19:00 到着。

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途中で見た店 讃岐か伊予か、どっちだ?!


夕食を食べに「蘭たん亭」へ。今年もカレーラーメン。美味し。

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やはりうまい!


本日の走行距離:355.2km

 


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今日の振り返り

 

昨日に続きアイヌの資料館を見ましたが、当然言葉はさっぱりわかりません。でも、歌を聴いていると妙に引き込まれます。単純なメロディーの繰り返しに、こちらの心の原始的な一点が連打されているような気がするのです。案外、現代音楽は余計なものを身にまといすぎているのかもしれません。

 

2020年に白老に「ウポポイ」ができました。アイヌの文化を紹介する施設ですが、これができることによって二風谷のアイヌ関連の施設群がどうなっていくのかが少し気になります。

 

味のある展示を持つ町立や私立のこれらの施設が、大規模な国立のウポポイとどう棲み分けをしていくのでしょうか。日高アイヌの資料を中心に揃えて差別化していくのでしょうか。それともどちらかが観光資源としては淘汰されるのでしょうか。双方の施設の工夫や生き残り策が楽しみです。

 

 

続きは今度。

では。

私的バイク遍歴 11.15/11 最終章③ タイガ-を称えよ その1

年始から入院していた兄が、ようやく快方に向かいました。エコノミ-症候群による発作のため、一時は心肺停止状態になったのですが、あと10日余りで退院できる見込みだそうです。

 

意識を回復した記念に撮った写真を奥さんが送ってくれたのですが、そこにはうつろな目をしてピ-スサインをする兄の姿が・・・。

 

こどもか!

 

 

 

さて、Tiger Explorer の話です。

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飛騨まんが王国にて

 

足が着くのに気をよくした私は、言われた通りクラッチレバ-を握り、大きく息を吸ってセルモ-タ-を回しま・・・

 

っとその前にチョ-ク引かなきゃ・・・・

 

あれ?チョ-クレバ-はいずこ???

 

 

ワタシ:「あの、、、チョ-クレバ-はどこです?」

店 員:「(化石を見る目で)燃料噴射なのでチョ-クレバ-はありません(半笑)

 

 

ずっとバイクはキャブ車ばかりだったので、チョ-クなしでエンジンがかかるなんて驚きでした。チョ-クの加減次第でエンジンがかかるかどうかが決まるのを経験した世代にとっては、そんなことを気にせずスイッチポンでエンジンをかけられるなんて夢のよう。まるで車みたい! 未来ずら~!(by花丸ちゃん)

 

ということを今の若いモンに言っても意味が分からないでしょうなぁ・・・

 

 

気を取り直して、スタ-タボタンを ON ! ちょっとカンに障る金属音のような音を立ててセルが回り、エンジンに火が入ります。

 

エンジン音は並列エンジンらしい腹に響く音ですが、国産エンジンのような収束した重低音というほどではありません。一応音にまとまりはあるけれど、ところどころ違う音が混じっています。こんな感じの音、どっかで聞いたことあるな-と思っていたら、GPz900R のエンジン音とイメ-ジがかぶっていることに気づきました。

 

昔の TRIDENT900 の血統がまだつながっているのでしょうか? あれも3発だったし。

(このバイクのエンジンはカワサキからの技術協力があったと言われています)

 

この音を聞いて、シュンシュン回るエンジンではないなと思いました。

 

 

さあ、それではいよいよ路上に出ます。ギアをロ-に入れるとショックはやや大きめ。「気をつけて~」という店員の声に見送られておっかなびっくりのスタ-トです。

 

ライド・バイ・ワイヤ-は未知の世界でしたが全く問題ナシ! むしろスロットルコントロ-ルは極めてスム-ズ。これは ZZR 1100 とよく似ていて、低速域でも微妙な加減速が可能です。世界初の導入とのことですが、よくここまで味付け出来たなあと感心しました。

 

この日は乗って帰るだけと思っていましたが、ガソリンも満タンなことだし(私的バイク遍歴 11.13/11  参照)ちょっと走ってみよう! あまりこのバイクのインプレッション情報がないので、自分で体験するのが一番です。

 

 

幹線道路

とにかく「走りやすい!」の一言に尽きます。先行車との車間距離調整や追い越しをするときになんのストレスも感じません。それほど右手のスロットルの動きとパワ-の出方の関係が自然なのです。出すぎず遅れずで見事な調律と言うしかありません。加減速がシビアな FZS から乗り換えた私からすれば、このパワ-デリバリ-はまさに愉悦でした。 

 

 

かと言って非力なわけではありません。アクセル開度を大きくすると、質量感を伴いながら豪快に加速していきます。エンジンのフィ-リングは初期の水冷エンジンのよう。ゴリゴリ感を感じさせながらもよどみなく回転計の針は上がっていきます。このあたり、先述した GPz900R と同系統の感覚です。さらに回し、5000rpm を超えるとゴリゴリ感が消え、さらにスム-ズに回ってアブナイ領域まで連れて行ってくれます。

 

走りやすいだけに、調子に乗らない自制心と冷静さはマストアイテムですね。

 

 

市街地

とにかく「走りやすい!」の一言に尽きます。乗車姿勢の関係もあって視界が広く、周囲に意識を向けやすいので的確な状況確認ができます。また、渋滞や信号待ちがあっても、滑らかな加減速が可能なためストレスは最小限で済みます。交差点で曲がったり路地に入る場合の低速でのバンキングも極めて素直。「虎」というよりも「穏やかな猫」と言いたいくらい、とっつきやすい一面を見せます。

 

やや腰高なため足つきに注意しなければなりませんが、車体を直立させて制動をかけ、完全停止してから足をつくという練習をしておけばいいだけのこと。ストップ&ゴ-が多い場合はどうしても停止動作が雑になります。そんなときに「おっとっと」状態になれば重心の高いこのバイクは転倒する可能性が高くなります。この日何度かそのような目にあい、丁寧な制動&停止をするよう心に誓いました。

 

 

 

続きは次回に。

では。

ちよっとおでかけ

3連休が終わりました。どうして休みの日はこうも時間が経つのが速いのでしょうか。

 

この3日間で成人式が行われたところもあり、いろいろと物議をかもしています。

ワタシの疑問は

 

なぜ行政が成人式を開催するのか?

 

ということです。税金を使ってまでやることなのでしょうか?そりゃあ着物屋さんとか美容師さんは儲かるでしょう。議員のセンセイ方も票が欲しいので名前を売るいい機会になるでしょう。

 

でも20歳前後の人たちの半数近くはまだ学生です。高校を卒業して就職した人はすでに社会人になっています。では20歳で成人式をする意義とは何でしょう?

 

単なる同窓会や、着物と車の見せびらかしあいっこになっていませんか?そんなもののために税金を使わないでほしいと思います。

 

「子どもに着物を着せてやりたい」?「久しぶりにみんなに会いたい」?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人なんでしょう?自分でやったら?

 

 

 

という出来事はさておき、この休み中に岡山に行ってきました。目的は「ホキ美術館名品展@岡山シティミュ-ジアム」です。

 

ホキ美術館は千葉県にありますが、駅から離れたところにあるので東京からでもなかなか行けず、ずっと気になっていました。次のGWの福島ツ-リングの帰りに寄ろうと思っていたのですが、作品の一部が岡山に来ると聞き、見に行きました。

 

JR で瀬戸内海を渡るのは久しぶりです。土曜の9時過ぎという時間帯のため乗客も少なく、窓側の席のゲットに成功。かぶりつきで瀬戸大橋からの眺めを満喫しようとしましたが・・・

 

 

橋桁が多く、写真が撮れない・・・。

 

それまでは橋桁の存在が気にならなかったのに、いざカメラのファインダ-を覗くと橋桁の多さに驚きます。たぶん肉眼で見ている時は無意識に補正して、景色から橋桁を除いていたのでしょう。目で見る光景と、それを写真で写したものは違うものなのだなぁと改めて実感しました。この感覚があったので「ホキ美術館名品展」で作品を見た時、その凄味と意図が「すとん」と入ってきました。

 

岡山駅に着き、数分歩いて会場に行くとちょうど開場時間でした。

 

ほとんど誰もいない会場に入ると、写真かと見まがうほどの写実的な絵画がずらり。その緻密に描く画家のテクニックもさることながら、写真とはどこか違う雰囲気を感じます。

 

現在のカメラは高画素化しており、そのため毛穴や目の血管まで写ってしまい、修正が必要になるくらい完璧に対象のあるがままを描き切ります。

 

ですがこの作品群は違います。9割以上写真並みの精度で対象を描いているのですが、最後のところで「あそび」や「ゆらぎ」を感じさせてくれます。

 

つまり、眼で見た対象が写真眼を閉じてその対象の記憶に脳内補正を加えたものがこれらの作品なのではないでしょうか。

 

写真そっくりに描くだけなら、もう写真でいいわけです。ですがこの作品展の作品群は、見る者が補正を加えることで写真並みのリアルさに一皮イマジネ-ションが加わり、かえってよりリアリティ-が増す画になっている気がします。

イカに塩を加えると甘みが増す、みたいな。

 

それを意図して描く作家もすごいなあと思います。

 

陳腐な言葉ですが、とても心が揺さぶられました。

やはり5月には千葉の本館に行くことにします。

 

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唯一撮影が許された作品 写真並みの絵画を写真で撮るという不思議さ

 

 

残念なことがひとつ。それは客のマナ-です。大声でしゃべる人、騒ぐ子供をたしなめない親が少なからずいたことです。係員はといえば見て見ぬふり。日本の美術館・博物館にはこのような輩が必ずいます。文化の違いか、イギリスではどこの美術館・博物館に行っても大きな声を出す人は一人もいませんでした。

 

作品だけでなく、雰囲気も含めて美術展だと思います。その雰囲気を壊すのは作品を壊すのと同じなのではないでしょうか。もうすこし芸術を大切に扱ってほしいと思います。

 

今回はそれを想定しており、開館一番に入ったので被害は少なかったのでラッキ-でした。こんなことを想定しなければならないくらい、日本人の芸術に対する姿勢はお粗末なものなのかもしれません。

 

 

満足して会場を出て駅へ。時間があるので駅前をぶらぶらしていたら

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岡山駅

見つけちゃいました。

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「animate」「らしんばん」の看板が!

 

光に誘われる蛾のようにふらふらと入店。フィギュアと薄い本(全年齢対象)で、一葉さんとその一味が財布からさようなら。いい買い物だったので後悔はナシ!

 

非常に満足度の高い一日でした。

 

 

買ったもの

額絵×6 ポストカ-ド×1

フィギュア(小)×9 薄い本×6

 

 

ではまた。

北の国から2019再訪 第6話

とうとう緊急事態宣言が再び発令されましたね。とりあえず一都三県ですが今後増えて来るでしょう。年末年始で陽性者数が増えるのは予測していたとはいえ、現実にそうなると危機感を感じます。

 

本来であれば3連休で東京へ行く予定でしたが、さすがに行けませんね。昨日飛行機と宿をキャンセルしました。飛行機のキャンセルは電話で行いましたが、問い合わせが多いらしくてなかなかつながらず、30分ほど待たされました。

 

結局キャンセル料も手数料も無料でしたが、航空会社の負担を考えると手放しでは喜べません。コロナ騒動が一段落したらどんどん利用しようと思います。それまで持ちこたえてくれ、ANA

 

 

 

北海道紀行6日目です。

 

 

5時半に起きたが朝食は6時半から。テレビを見て時間を潰し、朝食会場へ。平日でも多数の宿泊客。前日、街ではほとんど人を見かけなかったのだけれど。炉端焼きを楽しんでいたのかな?

 

ル-トインでは朝食を腹一杯食べるのがワタシの仕様。満足してから 7 時半出発。

 


今回はレンタカ-なのでナビに頼れるが、それでもなぜか市内で迷う。やはりこの街との相性が悪いのか? なんとか市街地から脱出して D53 を北上するも雨と霧で湿原は見えず。昨日行っておいてよかった。

 


雨が止んだので900草原へ行ってみる。開陽台のような広々感はないが、山々の連なりが美しい。晴天ならこちらの景色の方が飽きないかも。

 

道の駅摩周温泉」で買い物(アイヌ文様のバンダナ)をして、R241 を西進。北海道らしからぬタイトな山岳道路を楽しむ。非力なAT車だが、失速しないように工夫して走るとそこそこ楽しい。

 

 

阿寒のアイヌコタンで古式舞踊を見る。今まで時間の都合上見られなかったが、今年は到着してすぐの時間で開演だったのでラッキー。沖縄と北海道の舞踊は、祈りや奉納の要素を強く残しており、その厳かさにしみじみ感動する。30分で終わるのが残念。

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単調なメロディだが、なぜか心に沁みる

 

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おや?アシリパと杉元が?




また降り出した雨の中オンネトーへ。晴れていたらもっと綺麗だったろうに。

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雨のオンネト- 晴れていてほしかった

 

そのままD664を西進。細くハードな未舗装路なので対向車がないのが助かる。鹿はたくさん見かけたが。考えてみれはここは彼らの領域。ゆっくり走る。

 

R241に再入し、足寄へ。例年だとここの道の駅にはバイクがたくさんいるのだが、今年はなんと0台。雨だしみんなルートを変えたのかも。



休憩の後西進して D88 , D468 , R273 を通りタウシュベツ展望台へ。望遠レンズを覗くと、橋梁の傷みが以前より酷くなっているのが見えた。

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タウシュベツ橋梁 ここで「どんぐり小隊」大活躍(劇場版ガルパン

 

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近くの線路跡

 

 

撮影をして駐車場へ戻る途中、狭い道で高齢者を含む家族連れ(8人)に道を譲ったが、誰も礼を言わない。やれやれ。無礼が当たり前にまかり通りつつある。年寄りが敬われなくやるのもやむを得ないな。

 


R273 , R241 , R236 で日が暮れた帯広へ。ここでいきなりの豪雨。いくら車でも視界が最悪で、運転が怖かった。なんとか「インデアン」にたどりつき、カツカレー(今回はインデアンルー)を楽しみ、

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いや-、やっぱうまいわ!


今日のお宿「ビジネスインこやど」へ。

 

ワタシ:「今年もお世話になります。」

ご主人:「あれ?今年はバイクじゃないの?」

ワタシ:「いやぁ、日程や諸々の事情で・・・」

ご主人:「根性無くなってきたんじゃないの?」

ワタシ:「来年はバイクで来ます、ゼッタイ!!」

ご主人:「いいねぇ。待ってるよ。」

 

出先でのこういう会話、大好物です。

 



本日の走行距離:334.6km

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今日の振り返り

 

見かけるバイクが少ないと感じたのですが、考えてみればバイク乗りの年齢層のボリュームゾーンにいる人達は今日は働いているんですね。社会人ライダーが多数を占めるようになったので、バイクも高価格化がもっと進んでいくでしょう。Tigerも 80諭吉以上値上がりしています。オプション付けて乗り出し300?ご冗談を、、、。


それと、相変わらずライダー同士で話す姿もあまり見ませんね。駐輪場では皆さんスマホやナビの操作に忙しく、知らない同士で話す暇も無いのでしょう。電子ガジェットのおかげで便利になり、他者と話す必要がなくなって自己完結できてしまうようになりました。たしかに効率的ではありますが、「無駄」や「余分」の要素があってもいいんじゃないかと思います。仕事じゃないんだから。

 


続きは今度。

では。